【医師アンケート調査】「サプリメント」について、医師は自身で摂取しているか?患者には勧めるか?
[15/10/23]
提供元:PRTIMES
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約65%の医師が「自身は摂取していない」と回答し、 約86%の医師が「患者さんに勧めることはない」と回答
医師の3人に1人が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp)を運営するメドピア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:石見 陽)は、会員医師(10万人以上)を対象に「サプリメントの摂取」についてのアンケートを実施したところ、4,000件の回答が寄せられました。以下、結果をご報告します。
[画像1: http://prtimes.jp/i/10134/49/resize/d10134-49-827387-2.jpg ]
「医師自身がサプリメントを日常的に摂取しているか」について、「摂取していない」という回答が64.9%(2,595名)で過半数を占めた。「効果に疑問がある」「サプリメント摂取より食事のバランスが大事」というコメントが多くみられた。一方、「定期的に摂取している」は18.5%(740名)、「たまに摂取している」は16.6%(665名)だった。摂取しているものは、マルチビタミン・ミネラル、ブルーベリー、DHA、EPAなどのサプリメントが目立つ。
「患者さんにサプリメントを勧めることはあるか」については、「勧めることはない」が86.2%(3,447名)で圧倒的に多く、「きちんと食事がとれている人なら必要ない」「とりすぎると有害になる場合がある」といった意見がみられた。「相談を受ければ、否定はしないが積極的には勧めない」という声も多い。「患者さんに勧めることがある」は11.9%(477名)、「積極的に勧めている」は1.9%(76名)と少数派であった。勧めるサプリには、「妊娠中の女性に葉酸」のほか、鉄剤、亜鉛、ルテインなどが挙げられた。
[画像2: http://prtimes.jp/i/10134/49/resize/d10134-49-465866-1.jpg ]
■回答コメント(一部を抜粋)
サプリメントを自身で摂取しない、または患者に勧めない理由
・普通に食事が摂取できており、必要性を感じない。患者から相談をうけることはあるが、積極的に勧めることはなく、自己責任での摂取にまかせている。(50代、循環器内科)
・バランスのとれた食事と運動が一番です。(30代、一般内科)
・食事で必要な栄養素を摂取するのがベストですし、患者にそのように指導しています。(40代、血液内科)
・害になることのほうが多く、間違った生活指導と考える。(60代、一般内科)
・化学的根拠の乏しいものを患者さんに勧めることはありません。(40代、老年内科)
・よほど特殊な人(たとえばプロのスポーツ選手や極端な偏食家)でない限り不要です。医薬品のような、ブラインドコントロールが行われていませんし、発売後の調査もされていない物を医療者が勧めるのは、良心がとがめるところです。時に健康被害も起こしています。(60代、一般内科)
・副作用もあり、患者さんに勧めることはない。(40代、一般内科)
・効果が不明確なうえ、他の薬剤と相互作用が懸念されます。(30代、総合診療)
・薬として認可されないものは医師の業務の範囲外と思います。ただし摂取している患者にやめるように言うこともありません。(50代、泌尿器科)
・サプリメントの成分は全て食物に入っている。何でも好き嫌いなく食べるように指導している。(50代、脳神経外科)
サプリメントを摂取している、または患者に勧める理由
・ルテインなどのデータが出ているので 黄斑変性の方には勧めています。(50代、眼科)
・妊娠中の葉酸のみ、勧めています。(30代、一般内科)
・鉄剤のサプリだけは、貧血の方に勧めています。(40代、一般外科)
・亜鉛だけは、保険薬に適用がありませんので。(50代、一般内科)
・筋トレした後にプロテイン内服しています。患者さんに勧めることはありません。(30代、整形外科・スポーツ医学)
・ビタミンB群を摂取すると筋肉痛・肩こりが治るような印象があり、よく錠剤を服用しています。ただ、患者には勧めたことはないです。(40代、泌尿器科)
・ビタミン剤を摂取しています。以前より口内炎の発生頻度が減少したと実感しているので継続しています。(50代、消化器外科)
・慢性胃炎でのピロリ菌除菌の際の味覚障害を予防するため、亜鉛のサプリを勧めています。胃・十二指腸潰瘍の除菌の時はプロマックが処方できましたが、慢性胃炎では削られる恐れがあるので。(50代、消化器外科)
・総合ビタミン剤や抗酸化製品を定期的に摂取しています。相談を受けた時には、患者さんに勧めることもあります。(70代、一般内科)
■調査概要
調査期間:2015年7月29日(水) 〜 2015年8月4日(火)
有効回答:4,000人(回答者はすべて、MedPeerに会員登録をする医師)
設問:医師専用コミュニティサイト MedPeer内の「ポスティング調査」コーナーにおいて、MedPeer事務局(運営:メドピア株式会社)より、以下の質問を投げかけました。
<調査フォーム(設問文 抜粋)>
===================================================
現在、多種多様な健康食品、サプリメントが市場に出回っています。2015年4月には特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品に加えて「機能性表示食品」制度がスタートし、事前に安全性と機能性に関する科学的根拠等を消費者庁へ届け出ることにより、食品でも「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」など、健康の維持・増進に役立つ機能を表示できるようになりました。今後こうした機能性を表示したサプリメントが増えてくると予想されます。
そこで先生方にお聞きします。皆さまはサプリメントを日常的に摂取されていますでしょうか、また患者さんへお勧めすることはありますでしょうか? 以下の選択肢であてはまるものをお選び下さい。また、コメント覧にはその理由をお書きください。
※「機能性表示食品」制度については消費者庁ウェブサイトへ(http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin1442.pdf)
1. 定期的に摂取しており、患者さんにも積極的に勧めている
2. 定期的に摂取しており、患者さんに勧めることもある
3. 定期的に摂取しているが、患者さんに勧めることはない
4. たまに摂取しており、患者さんにも積極的に勧めている
5. たまに摂取しており、患者さんに勧めることもある
6. たまに摂取しているが、患者さんに勧めることはない
7. 摂取していないが、患者さんには積極的に勧めている
8. 摂取していないが、患者さんに勧めることはある
9. 摂取しておらず、患者さんに勧めることもない
===================================================
■記事引用時のお願い
・医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ、と明記ください。
・WEB上での引用に際しましては、https://medpeer.jpへのリンクをお願い致します。
↓↓過去のMedPeer医師アンケート調査結果はこちらから
https://medpeer.co.jp/press/?cat=2
【メドピア株式会社について】
・社名:メドピア株式会社(https://medpeer.co.jp)
・代表者:代表取締役社長 石見 陽 (医師・医学博士)
・設立:2004年12月
・運営サービス:医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp)
メドピア株式会社は、「Supporting Doctors, Helping Patients.」を理念として、現在10万人以上の医師(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用サイト「MedPeer」を運営しています。医師同士が臨床現場で得た知見を「集合知」として共有する場を提供することで、医師の診療を支援するとともに、MedPeerの医師会員および集合知を源泉として、製薬企業をはじめとした企業に対して医師向けのマーケティング支援サービスを提供しています。
【お問い合わせ先】
メドピア株式会社 広報担当 藤野
電話:03-6447-7961 | メール:pr@medpeer.co.jp
医師の3人に1人が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp)を運営するメドピア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:石見 陽)は、会員医師(10万人以上)を対象に「サプリメントの摂取」についてのアンケートを実施したところ、4,000件の回答が寄せられました。以下、結果をご報告します。
[画像1: http://prtimes.jp/i/10134/49/resize/d10134-49-827387-2.jpg ]
「医師自身がサプリメントを日常的に摂取しているか」について、「摂取していない」という回答が64.9%(2,595名)で過半数を占めた。「効果に疑問がある」「サプリメント摂取より食事のバランスが大事」というコメントが多くみられた。一方、「定期的に摂取している」は18.5%(740名)、「たまに摂取している」は16.6%(665名)だった。摂取しているものは、マルチビタミン・ミネラル、ブルーベリー、DHA、EPAなどのサプリメントが目立つ。
「患者さんにサプリメントを勧めることはあるか」については、「勧めることはない」が86.2%(3,447名)で圧倒的に多く、「きちんと食事がとれている人なら必要ない」「とりすぎると有害になる場合がある」といった意見がみられた。「相談を受ければ、否定はしないが積極的には勧めない」という声も多い。「患者さんに勧めることがある」は11.9%(477名)、「積極的に勧めている」は1.9%(76名)と少数派であった。勧めるサプリには、「妊娠中の女性に葉酸」のほか、鉄剤、亜鉛、ルテインなどが挙げられた。
[画像2: http://prtimes.jp/i/10134/49/resize/d10134-49-465866-1.jpg ]
■回答コメント(一部を抜粋)
サプリメントを自身で摂取しない、または患者に勧めない理由
・普通に食事が摂取できており、必要性を感じない。患者から相談をうけることはあるが、積極的に勧めることはなく、自己責任での摂取にまかせている。(50代、循環器内科)
・バランスのとれた食事と運動が一番です。(30代、一般内科)
・食事で必要な栄養素を摂取するのがベストですし、患者にそのように指導しています。(40代、血液内科)
・害になることのほうが多く、間違った生活指導と考える。(60代、一般内科)
・化学的根拠の乏しいものを患者さんに勧めることはありません。(40代、老年内科)
・よほど特殊な人(たとえばプロのスポーツ選手や極端な偏食家)でない限り不要です。医薬品のような、ブラインドコントロールが行われていませんし、発売後の調査もされていない物を医療者が勧めるのは、良心がとがめるところです。時に健康被害も起こしています。(60代、一般内科)
・副作用もあり、患者さんに勧めることはない。(40代、一般内科)
・効果が不明確なうえ、他の薬剤と相互作用が懸念されます。(30代、総合診療)
・薬として認可されないものは医師の業務の範囲外と思います。ただし摂取している患者にやめるように言うこともありません。(50代、泌尿器科)
・サプリメントの成分は全て食物に入っている。何でも好き嫌いなく食べるように指導している。(50代、脳神経外科)
サプリメントを摂取している、または患者に勧める理由
・ルテインなどのデータが出ているので 黄斑変性の方には勧めています。(50代、眼科)
・妊娠中の葉酸のみ、勧めています。(30代、一般内科)
・鉄剤のサプリだけは、貧血の方に勧めています。(40代、一般外科)
・亜鉛だけは、保険薬に適用がありませんので。(50代、一般内科)
・筋トレした後にプロテイン内服しています。患者さんに勧めることはありません。(30代、整形外科・スポーツ医学)
・ビタミンB群を摂取すると筋肉痛・肩こりが治るような印象があり、よく錠剤を服用しています。ただ、患者には勧めたことはないです。(40代、泌尿器科)
・ビタミン剤を摂取しています。以前より口内炎の発生頻度が減少したと実感しているので継続しています。(50代、消化器外科)
・慢性胃炎でのピロリ菌除菌の際の味覚障害を予防するため、亜鉛のサプリを勧めています。胃・十二指腸潰瘍の除菌の時はプロマックが処方できましたが、慢性胃炎では削られる恐れがあるので。(50代、消化器外科)
・総合ビタミン剤や抗酸化製品を定期的に摂取しています。相談を受けた時には、患者さんに勧めることもあります。(70代、一般内科)
■調査概要
調査期間:2015年7月29日(水) 〜 2015年8月4日(火)
有効回答:4,000人(回答者はすべて、MedPeerに会員登録をする医師)
設問:医師専用コミュニティサイト MedPeer内の「ポスティング調査」コーナーにおいて、MedPeer事務局(運営:メドピア株式会社)より、以下の質問を投げかけました。
<調査フォーム(設問文 抜粋)>
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現在、多種多様な健康食品、サプリメントが市場に出回っています。2015年4月には特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品に加えて「機能性表示食品」制度がスタートし、事前に安全性と機能性に関する科学的根拠等を消費者庁へ届け出ることにより、食品でも「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」など、健康の維持・増進に役立つ機能を表示できるようになりました。今後こうした機能性を表示したサプリメントが増えてくると予想されます。
そこで先生方にお聞きします。皆さまはサプリメントを日常的に摂取されていますでしょうか、また患者さんへお勧めすることはありますでしょうか? 以下の選択肢であてはまるものをお選び下さい。また、コメント覧にはその理由をお書きください。
※「機能性表示食品」制度については消費者庁ウェブサイトへ(http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin1442.pdf)
1. 定期的に摂取しており、患者さんにも積極的に勧めている
2. 定期的に摂取しており、患者さんに勧めることもある
3. 定期的に摂取しているが、患者さんに勧めることはない
4. たまに摂取しており、患者さんにも積極的に勧めている
5. たまに摂取しており、患者さんに勧めることもある
6. たまに摂取しているが、患者さんに勧めることはない
7. 摂取していないが、患者さんには積極的に勧めている
8. 摂取していないが、患者さんに勧めることはある
9. 摂取しておらず、患者さんに勧めることもない
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■記事引用時のお願い
・医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ、と明記ください。
・WEB上での引用に際しましては、https://medpeer.jpへのリンクをお願い致します。
↓↓過去のMedPeer医師アンケート調査結果はこちらから
https://medpeer.co.jp/press/?cat=2
【メドピア株式会社について】
・社名:メドピア株式会社(https://medpeer.co.jp)
・代表者:代表取締役社長 石見 陽 (医師・医学博士)
・設立:2004年12月
・運営サービス:医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp)
メドピア株式会社は、「Supporting Doctors, Helping Patients.」を理念として、現在10万人以上の医師(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用サイト「MedPeer」を運営しています。医師同士が臨床現場で得た知見を「集合知」として共有する場を提供することで、医師の診療を支援するとともに、MedPeerの医師会員および集合知を源泉として、製薬企業をはじめとした企業に対して医師向けのマーケティング支援サービスを提供しています。
【お問い合わせ先】
メドピア株式会社 広報担当 藤野
電話:03-6447-7961 | メール:pr@medpeer.co.jp