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テクノスジャパンとChaintopeによる福岡県の名産品「博多あまおう」トレーサビリティ共同検証結果報告

DXでつながる社会の未来を切り拓く株式会社テクノスジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉岡隆、以下「テクノスジャパン」、証券コード3666)と、株式会社chaintope(読み:チェーントープ、本社:福岡県飯塚市、代表:正田英樹、以下「Chaintope」)による、テクノスジャパンが提供する企業間協調プラットフォーム「Connected Business Platform(略称:CBP)」と、Chaintopeが提供するパブリックブロックチェーンTapyrus(タピルス)を連携し、商流と物流を繋いだトレーサビリティの実現へ向けた検証の結果をご報告いたします。




■今回の共同検証の背景
DXによる企業内の業務効率化が進む一方で、企業間取引の領域ではまだまだ取引上における多くの課題が残されています。
現在テクノスジャパンでは、「個社のDX」の枠組みを超えた「業界バリューチェーンのDX」推進に取り組んでいます。テクノロジーによって商流・物流・金流を連携させて取引業務を効率化し、さらにその取引データを活用してバリューチェーンのムダを排除するというこの試みは、企業の生産性向上ひいては持続可能な経済活動の実現に寄与するものと認識しております。

この度のテクノスジャパンとChaintopeによる「博多あまおう」トレーサビリティ検証は、上記取り組みの一環としてグローバルサプライチェーンに注目し、テクノロジーを活用した商流-物流連携の範囲で検証を行うものです。

■今回の共同検証の取組みと検証結果
この度の取り組みは、テクノスジャパン独自の企業間協調プラットフォームCBPとChaintopeのTapyrusを連携し、福岡県の「博多あまおう」輸出トレーサビリティを実証するものです。福岡の生産者から台湾の小売店舗までの複数の取引業者を介したサプライチェーン間の一連の取引を記録し、取引業者間のトレーサビリティと取引業者視点での可視化の検証を行いました。

今回の検証において確認できた効果は主に以下の2点となります。
1. 取引起点での照会における改善効果
・進捗調査(出荷した商品がいま客先までのどこにあるか)の効率化
[従来]運送業者・中間商社・通関業者等に個別調査で時間を要していた
・統計調査(出荷した商品がどこの客先へ行っているか)の効率化
[従来]中間商社等の関係者が多い場合、調査が不可能か膨大な時間と労力が必要だった

2. 商品起点での照会における改善効果
・商品の物流クレーム調査における原因特定の迅速化
[従来]中間商社等の関係者が多い場合、個別に調査依頼を行い迅速な対応が出来なかった

今回の検証結果は、企業間取引の商流情報と物流情報に基づいた安心安全な水産物、農産品の輸出及び、ブロックチェーン技術を絡めた契約・取引を起点とする在庫トレースの実現性に向けて、一定の成果につながったと認識しております。

■今後の展開について
今回の検証結果を踏まえ、テクノスジャパンおよびChaintopeは、引き続き実用化に向けた深掘りを進めます。トレーサビリティ情報の自動取得や、各種IoTセンサーを活用したデータ補完など、グローバルサプライチェーンにおけるトレーサビリティの実現性の追求を目指し、サプライチェーン上の業務効率化と持続可能な開発目標の達成に寄与する新しい価値の提供を実現するため、今後も連携してバリューチェーン全体を見据えたサービス展開を進めて参ります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/11506/49/resize/d11506-49-0560b4a3116e5fb9cdbe-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/11506/49/resize/d11506-49-28ac2d298b645790c4fd-1.png ]



◆CBP(Connected Business Platform)について
「CBP」は、各企業が持つERPやCRM同士が連携し、企業間データを齟齬無く、柔軟かつリアルタイムに活用していくための協調プラットフォームです。データを溜める、活かす企業間取引基盤と、データをつなぐデータ連携基盤の2つのコア基盤で構成されており、データ活用によるコミュニケーションを図り、バリューチェーン全体での生産性向上を実現します。
https://www.tecnos.co.jp/solution/service/#cbp

◆Tapyrusについて
Chaintopeが開発するエンタープライズ向けのパブリックブロックチェーンです。
Tapyrusは、複数の法人で共同運営するコンソーシアムでルールを設計でき、かつオープンソースソフトウェアを利用して、誰でも自由に分散台帳を閲覧できる透明性をあわせ持ちます。開発者はTapyrusの各種サービス(特許技術を含む)をユースケースに特化したTapyrus APIを通じて利用でき、複雑な要素技術を意識する事なくアプリケーションを開発することができます。
なお、Tapyrusの機能は、Trusted Web推進協議会が検討を進めるTrusted Web ホワイトペーパーに準拠して開発していきます。
https://www.chaintope.com/chaintope-blockchain-protocol/


<参考資料>
■株式会社chaintopeについて
Web3時代の社会基盤となることを目指しブロックチェーンの社会実装を進めるリーディングカンパニー。エンタープライズ向けパブリックブロックチェーン「Tapyrus(タピルス)」を開発し、トレーサビリティやサステナビリティなどユースケースに応じた「TapyrusAPI」をサブスクリプション型サービスで提供しています。
https://www.chaintope.com/

■株式会社テクノスジャパン
1994年に創業し、ERPビジネスを中心に事業を拡大。2018年、20年のM&Aにより、もう一つの柱としてCRMビジネスを確立。取り扱いソリューションはERPのグローバルスタンダードであるSAP、CRMのグローバルスタンダードであるSalesforceが中心で、現在はこれらに加えてテクノスジャパン独自のDX協調プラットフォーム「CBP」上にクラウドサービスを展開。「企業・人・データをつなぎ社会の発展に貢献する」をグループミッションに掲げ、企業向けの経営・業務領域のデジタルトランスフォーメーションを推進するサービスを提供しています。

所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー14階
代表取締役:吉岡 隆
設立:1994年4月27日
資本金:5億6,252万円
https://www.tecnos.co.jp
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