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FromプラネットVol.112<キッチンスポンジに関する意識調査>

〜除菌効果のある台所用洗剤を使っていても、正しく除菌できている人は少ない〜




[画像1: https://prtimes.jp/i/30978/49/resize/d30978-49-416091-pixta_43475287-7.jpg ]

 国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第112号として、キッチンスポンジに関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。


主流はウレタン・ナイロンスポンジ、たわしも根強い人気

 梅雨は水回りにカビが生えたり、雑菌が繁殖しやすい季節。中でもキッチンスポンジは菌の温床と言われます。そこで今回は、「キッチンスポンジ」についてアンケートを実施。スポンジの交換頻度や、衛生的に使うためにどんなお手入れをしているか、スポンジへのこだわりなどをまとめました。
 はじめに、ふだん何を使って食器や鍋などを洗っているか、洗い物別に答えてもらいました。すると、ほぼすべての洗い物について、1位「ウレタンやナイロン不織布素材のスポンジ」(一般的なスポンジ)、2位「ネットスポンジ」、3位「メラミンスポンジ」という結果でした。【陶磁器】【プラスチック製の食器・キッチン用品など】【ガラス器】については「ウレタンやナイロン不織布素材のスポンジ」が7割、「ネットスポンジ」が3割程度。これに続く「メラミンスポンジ」は1割に届かないので、ほとんどの食器類にウレタン・ナイロンスポンジかネットスポンジが使われています。
 これが【鍋・やかんなど】【シンク(流し)】【グリル鉄板・網・ガスレンジなど】の金属製品になると、「メラミンスポンジ」と「金属たわし・スチールウール」の使用率が上がります。「金属たわし・スチールウール」は、【鍋・やかんなど】で「メラミンスポンジ」を抑えて2位、【グリル鉄板・網・ガスレンジなど】では「ネットスポンジ」と同率2位でした。金属製品については昔懐かしい「たわし」も1割程度の人が使い、根強い愛用者がいるようです。今回の調査結果からはわかりませんが、最近はエコ意識の高まりから、アクリル毛糸で編んだ「アクリルたわし」も注目されています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30978/49/resize/d30978-49-321265-6.gif ]




衛生重視かコスト優先か…スポンジの“替え時”は悩ましい

 次に、どのくらいの頻度でスポンジを交換するかを聞きました(表2)。すると、いずれの性年代でも「1か月に1回程度」が最も高くなりました。全体平均で6割の人が“月に1回以上”の頻度で交換しています。
 性年代別に見ると、中高齢層ほど交換頻度が高く、30代〜50代では低くなっています。さらに男女別では、“月1回以上”計は女性のほうが高いのに、“週1回以上”計は男性のほうが高くなっています。一般的に女性のほうが清潔へのこだわりがあると思われるので、意外な気もします。スポンジは消耗品なので、衛生上は頻繁に交換したいけれど、コストを考えるとなるべく長く使いたいもの。「週に1回以上ではコストが高い。でも、月に1回は交換したい」という女性の心理がありそうです。30代〜50代で交換頻度が下がるのも、コスト意識が関係あるかもしれません。
 若年層については、男女ともに“週1回以上”計が高いことが特徴的。若い世代にはより清潔志向があるとも考えられ、スポンジは“使い捨て”感覚なのかもしれません。
 何を目安にキッチンスポンジを交換するかを聞いた結果(表3)、最も多かったのは「へたってきたら」。特に女性では7割を超えました。男女差が目立ったのは「へたってきたら」「汚れが目立ってきたら」「泡立ちが悪くなってきたら」で、いずれも女性が男性を大きく上回りました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/30978/49/resize/d30978-49-595471-5.gif ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/30978/49/resize/d30978-49-468050-1.gif ]




20代女性のスポンジは使い捨て? 30代・40代女性は“安く長く”使いたい

 キッチンスポンジ選びで重視することを聞くと、特に女性では年代による違いが目立ちました。20代女性では、上の年代に比べ、「価格(コスト)」を重視しています。また、30代・40代の女性は「泡立ち、泡もちのよさ」や「長持ちするかどうか(丈夫さ)」が他の年代に比べて高く、「価格(コスト)」もそれなりに高いので、“安いものを長く使いたい”気持ちがありそうです。
 一方、年代が上がるほど「サイズ、大きさ」「かたさ、弾力性」「持ちやすく握りやすい形状」が上昇していました。コストよりも、品質や機能性を重視しているようです。高齢層には“簡単に捨てるのはもったいない”精神があるとも考えられます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/30978/49/resize/d30978-49-807422-0.gif ]




スポンジ選びへのこだわりが強い職業は、やはり…

 表4の結果を職業別に見ると、表5のとおりです。「専業主婦(主夫)」は他の職業に比べ、数値の大きい項目が目立ちました。食器洗いにかける時間や頻度が多いだけに、その相棒であるスポンジへのこだわりも強いのでしょう。中でも数値が突出していたのが「持ちやすく握りやすい形状」。そのほか「サイズ、大きさ」「泡立ち、泡もちのよさ」なども他の職業に比べて高く、使い勝手のよさを重視しているようです。

[画像6: https://prtimes.jp/i/30978/49/resize/d30978-49-379317-3.gif ]




キッチンスポンジの衛生対策…あなたは正しく除菌できていますか?

 今度は、梅雨の時季に気になるスポンジのお手入れについて。キッチンスポンジを衛生的に使うため、気をつけていることは何かを聞きました。
 1位は「使用後、よくしぼって水気を切っておく」で、半数近くが回答。女性では半数を超えました。スポンジの衛生対策には、使用後、汚れや洗剤などを洗い落とし、水気を切って乾燥させることが大切。「よくしぼって水気を切っておく」だけでは十分とは言えません。しかし、「使用後、水洗いして汚れや洗剤を落とす」や「使わないときは乾きやすいところに置いておく」になると3割強に下がります。
 近年は除菌効果をうたった台所用洗剤も増えました。2位は「洗いものの際、除菌効果のある洗剤を使う」で、女性ではほぼ半数に達しています。が、除菌効果のある洗剤で除菌するには、洗いものの後、よくしぼったスポンジにその洗剤を浸透させておく必要があります。「使用後、除菌効果のある洗剤を使って除菌する」ところまで実践している人は15%にとどまりました。
 男女差に注目すると、ほとんどの項目で女性が男性を上回りました。中でも「洗うものや場所によってスポンジを替える」は男性との差が最大でした。
 女性の性年代別では、「使用後、よくしぼって水気を切っておく」「使わないときは乾きやすいところに置いておく」などの基本的な対策をよく実践しているのは高齢層。一方「除菌効果のある洗剤」を活用した対策は、より若い年代に浸透しているようです。[画像7: https://prtimes.jp/i/30978/49/resize/d30978-49-866161-2.gif ]


[画像8: https://prtimes.jp/i/30978/49/resize/d30978-49-807422-0.gif ]



気になるみんなの使い方…キッチンスポンジへのこだわりや工夫あれこれ


最後に、キッチンスポンジの使い方やこだわりを自由回答で教えてもらいました。安価なものを使い捨てる人と、多少高価でも長持ちするものを好む人と、両極に分かれるようです。衛生面へのこだわりでは、複数個を使い分けたり、食器用からシンク用へなどと順次格下げしたりする、という回答も目立ちました。「ほぼ毎日」替えているという潔癖な人がいる一方で、「交換のタイミングがわからない」と迷う声も。自分のやり方でいいのか、ほかの人がどうしているのか気になるようです。あなたはキッチンスポンジにどんなこだわりがありますか?


[表: https://prtimes.jp/data/corp/30978/table/49_1.jpg ]


調査機関:インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチ『DIMSDRIVE』実施のアンケート「キッチンスポンジ」。
期間:2019年5月10日〜5月24日、DIMSDRIVEモニター3,877人から回答を得ています。

株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html (バックナンバーもご覧になれます)
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株式会社プラネット 広報部(河合、角田)
Tel : 03-6432-0482 / E-mail : koho-pr@planet-van.co.jp
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