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8回全国学生英語プレゼンテーションコンテストで外国語学部3年生が“優秀賞 (個人の部)”

3年連続入賞、外国語学部の学生3名もトップ50賞に入賞

第8回全国学生英語プレゼンテーションコンテストで
外国語学部3年生が“優秀賞(個人の部)”

〜3年連続入賞、外国語学部の学生3名もトップ50賞に入賞〜





 文京学院大学(学長:櫻井隆)は、11月30日に開催された「第8回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」(主催:神田外語グループ・読売新聞社)にて、外国語学部3年生が、本学初となる“優秀賞(個人の部)”と公益財団法人イオン環境財団からの副賞を受賞し、W受賞したことをお知らせします。
本学はこれまで3年連続で同コンテストに入賞しており、本年度は優秀賞受賞に加えて、外国語学部の学生3名が“トップ50賞”に入賞しています。


全国学生英語プレゼンテーションコンテストについて
 本コンテストは、大学・大学院・短期大学・専門学校および4年次以上の高等専門学校に学籍を有するフルタイム学生を対象とした、英語によるプレゼンテーションコンテストです。英語プレゼンテーションを通じて、語学力と表現力を高め、論理的な思考力や独創性を追求する、またグローバル社会での活躍を期待される学生たちのスキルアップの場を提供することを目的に、2012年から開催されています。
 個人の部で優秀賞を受賞した外国語学部3年笹原響心さんは、3つのテーマの中から「世界を救え!食品ロスの削減を提案」を選択し、オンライン決済をすることで購入した食品を管理できるアプリ「Food Reminder」を提案しました。なお、食品ロスをテーマにプレゼンテーションした出場者のうち、最も優れた者に贈られるる(公財)イオン環境財団からの副賞も受賞し、優秀賞とのW受賞を果たしました。また、トップ50賞にも、外国語学部生3名が入賞しています。
 本コンテストは、2020年11月28日(土)に第9回の開催が予定されています。
公式HP https://www.kandagaigo.ac.jp/contest/

[画像: https://prtimes.jp/i/35644/49/resize/d35644-49-363854-0.jpg ]


優秀賞を受賞した学生について
 現在も栃木県の実家から本郷キャンパス(東京都文京区)に通う外国語学部3年の笹原響心さんは、入学後、1時限目が始まる前や放課後の時間を本学の語学システムを活用した学習時間に充て、英語力を向上させてきました。1年終了時には、本学独自留学特待生プログラム※の選考基準であるTOEFL-ITP(PBT)500点以上を取得。晴れて留学特待生となり、2年次の夏より約9か月間アメリカに留学。留学中にパブリック・スピーキングスキルやコミュニケーションスキルを習得し、苦手としていた人前で話すことを克服。帰国後は、本コンテストへの参加が必須の、棚橋サンドラ教授のゼミナール「Business and Culture」に入室。棚橋教授からは、一方通行にならずに「いかに話すか、いかに伝えるか」を意識することの重要性を学び、本コンテストにおいて、イントロダクションでいかに聴衆の心をつかめるかに焦点をあて、練習を積んできました。
 笹原さんは3年間の学びを振り返り、「すべてが『挑戦』だった」と言います。入学後、ネイティブ・スピーカー教員の講義についていけず何度も心が折れ、また、留学生との会話にもついていけずに劣等感を抱きながら過ごし、それでも学習することに対しては迷うことなく大学の語学学習環境をフル活用して、英語力を伸ばしてきました。今後は、英語スキルだけではなく、将来に向けて、自分の可能性をひろげるため幅広く学び続けていきたいと話しています。


※“留学特待生プログラム”について
 留学特待生プログラム(Bunkyo Global Ambassador Scholarship Program)とは、英語と日本語の運用能力が高く、留学に強い意欲と明確な目的意識を持ち、適性がある学生を対象にするプログラムです。プログラムに選抜された学生は2年次より特別カリキュラムに変更、アメリカや中国へ留学し、語学力の更なる向上を目指します。また、3年間の授業料半額減免や留学期間中の奨学金サポート(渡航費全額、留学先の授業料全額、滞在費給付)を受けることができます。

【受賞した笹原響心からのコメント】
 I feel extremely honored to receive this award for such an important contest. I am grateful for those who supported me along the way.
 I want to share this award especially with Prof. Sandra Tanahashi and my peers in her seminar. We all applied to the contest, but most of us couldn’t pass the first round. It disheartened us and it seemed like we had lost our way. However, by winning this award, I feel like I proved that what we did was right and the award helped us all get our confidence back. Also, I can’t thank them enough for their support. They gave me great advice and many opportunities to practice my presentation. I got so lucky to have these great people around me.
 It was such an unforgettable moment to speak on stage in front of hundreds of cheerful people in the audience. Behind the stage, I was so nervous that my legs were shaking. But, surprisingly, they stopped and I felt comfortable once I got on stage. There was nothing but excitement. I really enjoyed sharing my ideas, seeing their reactions, and interacting with them.
 Through this experience, I have found a passion for giving presentations and learned the importance of message delivery. I hope to keep improving myself while I am a student here at Bunkyo Gakuin University.

<日本語訳>
 このような大きなコンテストで、優秀賞を受賞できたことを非常に光栄に思います。これまで私を支えてくれた人たちに感謝の言葉を伝えたいと思います。食品ロス問題の解決を目指す「Food Reminder」について
 受賞の喜びを特に伝えたいのは、棚橋サンドラ教授とそのゼミ仲間たちです。私たちのゼミからは全員がコンテストに参加しましたが、そのほとんどが第一次選考を通過することができませんでした。当時私たちはかなり落胆し、目の前が真っ暗になったようにも思えました。しかし、この賞を受賞したことで、私たちが取り組んできたことは間違っていなかったと証明することができ、皆自信を取り戻すことができたと感じています。また、ゼミ仲間からのサポートには、感謝してもしきれません。皆、私にたくさんのアドバイスとプレゼンテーションを練習する機会を与えてくれました。このような素晴らしい人々が周りにいてくれ、私はとても恵まれていると思います。
 活気のある数百人の観客を前にステージ上でスピーチをしたことは、忘れられない時間です。実は舞台裏での私は、脚が震えるほど緊張していました。しかし驚いたことに、いざステージに登壇すると脚の震えは止まり、心地よささえ感じました。そこにはワクワクした気持ちしかありませんでした。自分のアイデアを観客と共有し、反応を見ながらコミュニケーションをとる時間は、本当に楽しいものでした。
 この経験を通して私は、自分の中にあるプレゼンテーションに対する情熱と、メッセージの伝え方の重要性を理解することができました。文京学院大学での残りの学生生活でも、自分自身を向上させ続けていきたいと思います。

食品ロス問題の解決を目指す「Food Reminder」について
 現代日本において、食品ロス量は年間643万トンといわれており、この数値は毎日10tトラック1,760台分の食糧を廃棄していることになります※1。また、日本の食品ロスの半分は家庭から出ているというデータもあり※1、家庭での食品ロスを減らすためのアプリケーションとして「Food Reminder」を提案しました。
 このアプリは、個人がオンライン決済をしたり、レシートをアプリで読み込んだりすることで食材の情報管理を行います。具体的には、食材の消費期限が近づくとアプリ上に消費期限が表示される、残っている食品を使ったレシピが出てくる、スーパーマーケットなどの店舗に入ると冷蔵庫に残っている食品名がリマインドされるなど、家庭での食品ロス問題を解消するアイデアが詰まっています。
 加えて、環境問題の解決に積極的に取り組む企業というイメージを獲得できる、顧客の決済情報から消費動向などのデータが収集できるといった、オンライン決済システム企業のメリットも挙げられています。

※1 出展:消費者庁消費者教育推進課「食品ロス削減関係参考資料」(2019年7月11日版)
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