構想10年!東野圭吾最新作『夢幻花』は“黄色いアサガオ”をめぐる長編ミステリ
[13/04/08]
提供元:PRTIMES
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「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と著者自らが語る会心作。特設サイトも公開!
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は2013年4月18日、『夢幻花』(東野圭吾・著)を刊行します。福山雅治主演の月9ドラマ『ガリレオ』の原作でもある『探偵ガリレオ』シリーズ、『秘密』『白夜行』『新参者』など、ヒット作を連発している超人気作家・東野圭吾の最新ミステリが遂に発売。この作品は、「最新作」でありながら、ファンにとっては「10年来の待望の一作」でもあります。
『夢幻花』はもともと月刊誌『歴史街道』に2002年から2004年にかけて連載された作品。連載終了から1年たち、2年たち……本は発刊されません。編集部には、「あの作品はどうして発刊されないんですか?」「東野さんの連載がお蔵入りなんて、ありえないですよ」とか、「出版しないのは、どこか闇の組織の圧力ではないか?」なんて意見まで、ファンからの問い合わせが絶えませんでした。
実は、連載終了後「全面的に手を入れたい」という著者自らの意向により、改稿が行われていたのです。そして10年の時を経て、遂に発刊となりました。(改稿作業の紆余曲折は、下記の著者コメントをご参照ください)
本書は、江戸時代には存在したという“黄色いアサガオ”がキーポイントとなる、長編ミステリ。「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と著者自らが語る、渾身の一作です。
また、発売に先立ち、特設サイト( http://www.php.co.jp/mugenbana/ )を開設しました。作品紹介や著者からのメッセージのほか、物語の舞台となる入谷散歩など、コンテンツ満載です。
【著者コメント】
『歴史街道』から小説連載の依頼がきた時、「私に歴史ものは無理です」と断りました。すると編集者は、歴史ものでなくても、何かちょっとでも歴史に関係する部分があればいいといいます。そこで思いついたのが黄色いアサガオでした。御存じの方も多いと思いますが、アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。ではなぜ今は存在しないのか。人工的に蘇らせることは不可能なのか。そのように考えていくと、徐々にミステリの香りが立ち上ってきました。面白い素材かもしれないと思えてきました。
ところが素材は良くても料理人の腕が悪ければ話になりません。何とか連載は終えましたが、あまりにも難点が多すぎて、とても単行本にできる代物ではありませんでした。おまけに、ずるずると出版を引き延ばしているうちに小説中の科学情報が古くなってしまい、ストーリー自体が成立しなくなるという有様です。しかし担当編集者には、「何年かかってでも必ず仕上げます」と約束しました。「お蔵入り」だけは絶対に避けたかったのです。
結局、「黄色いアサガオ」というキーワードだけを残し、全面的に書き直すことになりました。もし連載中に読んでいた方がいれば、本書を読んでびっくりされることでしょう。
しかし書き直したことで、十年前ではなく、今の時代に出す意味が生じたのではないかと考えています。その理由は、本書を読んでいただければわかると思います。
【あらすじ】
独り暮らしをしていた老人・秋山周治が何者かに殺された。遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。梨乃は祖父の死後、庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、ブログにアップする。ブログを見て近づいてきたのが、警察庁に勤務する蒲生要介。その弟・蒼太と知り合った梨乃は、蒼太とともに、事件の真相と黄色い花の謎解明に向けて動き出す。西荻窪署の刑事・早瀬らも、事件を追うが、そこには別の思いもあった。
「黄色いアサガオだけは追いかけるな――」。禁断の花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。
【人物紹介】
蒲生蒼太(がもう・そうた)
家族と離れ、大阪で原子力工学を学ぶ大学院生。原発が社会問題となって以来、自分の進むべき道について迷っているが、家のなかでも疎外感を味わっている。
秋山梨乃(あきやま・りの)
東京の高円寺で独り暮らしをする大学生。水泳でオリンピックに出ることを目標に頑張ってきたが、心の病にかかり、泳げなくなる。
秋山周治(あきやま・しゅうじ)
梨乃の祖父。退職後、西荻窪の自宅で植物を育てながら悠々自適の生活を送っていたが、何者かに殺される。在職中は、この世には存在しない青いバラを作り出す仕事に携わっていた。
【著者プロフィール】
東野圭吾[ひがしの・けいご]
1958年(昭和33年)、大阪府生まれ。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で直木賞、12年、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で中央公論文芸賞を受賞。『宿命』『白夜行』『流星の絆』『マスカレード・ホテル』、ガリレオ・シリーズ、加賀恭一郎シリーズなど、著書多数。
【商品情報】
■発売日:2013年4月18日
■判型:四六判並製
■定価:1,600円(税別)
■ISBN:978-4-569-81154-3
【ご参考】
東野圭吾『夢幻花(むげんばな)』特設Webページ http://www.php.co.jp/mugenbana/
【本件に関するお問合せ】
本件に関するお問合せ】
株式会社 PHP研究所 事業企画部
TEL:03-3239-6250 FAX:03-3239-7497
E-mail:senryaku@php.co.jp
URL: http://www.php.co.jp/
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は2013年4月18日、『夢幻花』(東野圭吾・著)を刊行します。福山雅治主演の月9ドラマ『ガリレオ』の原作でもある『探偵ガリレオ』シリーズ、『秘密』『白夜行』『新参者』など、ヒット作を連発している超人気作家・東野圭吾の最新ミステリが遂に発売。この作品は、「最新作」でありながら、ファンにとっては「10年来の待望の一作」でもあります。
『夢幻花』はもともと月刊誌『歴史街道』に2002年から2004年にかけて連載された作品。連載終了から1年たち、2年たち……本は発刊されません。編集部には、「あの作品はどうして発刊されないんですか?」「東野さんの連載がお蔵入りなんて、ありえないですよ」とか、「出版しないのは、どこか闇の組織の圧力ではないか?」なんて意見まで、ファンからの問い合わせが絶えませんでした。
実は、連載終了後「全面的に手を入れたい」という著者自らの意向により、改稿が行われていたのです。そして10年の時を経て、遂に発刊となりました。(改稿作業の紆余曲折は、下記の著者コメントをご参照ください)
本書は、江戸時代には存在したという“黄色いアサガオ”がキーポイントとなる、長編ミステリ。「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と著者自らが語る、渾身の一作です。
また、発売に先立ち、特設サイト( http://www.php.co.jp/mugenbana/ )を開設しました。作品紹介や著者からのメッセージのほか、物語の舞台となる入谷散歩など、コンテンツ満載です。
【著者コメント】
『歴史街道』から小説連載の依頼がきた時、「私に歴史ものは無理です」と断りました。すると編集者は、歴史ものでなくても、何かちょっとでも歴史に関係する部分があればいいといいます。そこで思いついたのが黄色いアサガオでした。御存じの方も多いと思いますが、アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。ではなぜ今は存在しないのか。人工的に蘇らせることは不可能なのか。そのように考えていくと、徐々にミステリの香りが立ち上ってきました。面白い素材かもしれないと思えてきました。
ところが素材は良くても料理人の腕が悪ければ話になりません。何とか連載は終えましたが、あまりにも難点が多すぎて、とても単行本にできる代物ではありませんでした。おまけに、ずるずると出版を引き延ばしているうちに小説中の科学情報が古くなってしまい、ストーリー自体が成立しなくなるという有様です。しかし担当編集者には、「何年かかってでも必ず仕上げます」と約束しました。「お蔵入り」だけは絶対に避けたかったのです。
結局、「黄色いアサガオ」というキーワードだけを残し、全面的に書き直すことになりました。もし連載中に読んでいた方がいれば、本書を読んでびっくりされることでしょう。
しかし書き直したことで、十年前ではなく、今の時代に出す意味が生じたのではないかと考えています。その理由は、本書を読んでいただければわかると思います。
【あらすじ】
独り暮らしをしていた老人・秋山周治が何者かに殺された。遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。梨乃は祖父の死後、庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、ブログにアップする。ブログを見て近づいてきたのが、警察庁に勤務する蒲生要介。その弟・蒼太と知り合った梨乃は、蒼太とともに、事件の真相と黄色い花の謎解明に向けて動き出す。西荻窪署の刑事・早瀬らも、事件を追うが、そこには別の思いもあった。
「黄色いアサガオだけは追いかけるな――」。禁断の花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。
【人物紹介】
蒲生蒼太(がもう・そうた)
家族と離れ、大阪で原子力工学を学ぶ大学院生。原発が社会問題となって以来、自分の進むべき道について迷っているが、家のなかでも疎外感を味わっている。
秋山梨乃(あきやま・りの)
東京の高円寺で独り暮らしをする大学生。水泳でオリンピックに出ることを目標に頑張ってきたが、心の病にかかり、泳げなくなる。
秋山周治(あきやま・しゅうじ)
梨乃の祖父。退職後、西荻窪の自宅で植物を育てながら悠々自適の生活を送っていたが、何者かに殺される。在職中は、この世には存在しない青いバラを作り出す仕事に携わっていた。
【著者プロフィール】
東野圭吾[ひがしの・けいご]
1958年(昭和33年)、大阪府生まれ。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で直木賞、12年、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で中央公論文芸賞を受賞。『宿命』『白夜行』『流星の絆』『マスカレード・ホテル』、ガリレオ・シリーズ、加賀恭一郎シリーズなど、著書多数。
【商品情報】
■発売日:2013年4月18日
■判型:四六判並製
■定価:1,600円(税別)
■ISBN:978-4-569-81154-3
【ご参考】
東野圭吾『夢幻花(むげんばな)』特設Webページ http://www.php.co.jp/mugenbana/
【本件に関するお問合せ】
本件に関するお問合せ】
株式会社 PHP研究所 事業企画部
TEL:03-3239-6250 FAX:03-3239-7497
E-mail:senryaku@php.co.jp
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