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希少疾患早期発見のための専門医相談プログラム、国立がん研究センター医師監修でスタート

4月から皮膚がんを対象に千葉周辺で先行開始、今後は全国・他疾患に展開へ




[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15530/50/15530-50-d04f491a423886908fb035d415d20ffb-3900x1025.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

医師専用の臨床相談コミュニティであるオンライン医局(R)『ヒポクラ』を運営する株式会社エクスメディオ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:澤田敬嗣)は、希少疾患をはじめ専門性の高い疾患の早期発見・早期治療・疾患啓発に貢献するプログラムを新たに開始します。

オンライン医局(R)『ヒポクラ』は、2015年の「コンサルト」機能リリース以来、医師のための専門医相談サービスのパイオニアとして、皮膚疾患、眼疾患、心不全心電図、呼吸器疾患などに領域拡大。2021年からは「遺伝性血管性浮腫(HAE)」を皮切りに、希少疾患の早期発見に着手してきました。

医師会員約70,000人、これまで50,000症例以上を解決してきたオンライン医局(R)『ヒポクラ』のノウハウを活用し、2024年4月から、希少がんメラノーマをはじめ皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)を対象とする「皮膚がんエキスパートライン」プログラムを、国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科監修のもとスタートします。

本プログラムは医師のみならず、皮膚がんの治療薬を提供する製薬企業、診療機器を提供する医療機器企業などからも賛同・協力を得ることで、取り組みを拡大していきます。
■プログラム第一弾は、希少がんのメラノーマ……根本的な課題を解決したい
日本製薬工業協会(製薬協)が公表している「希少疾患患者さんの困りごとに関する調査」(※1)によると、全世界では6,000を超える希少疾患が特定され、患者数は3億人に上ると推定されています。
(※1 出典:日本製薬工業協会, 希少疾患患者さんの困りごとに関する調査, https://www.jpma.or.jp/information/industrial_policy/rare_diseases/report.html

338の希少疾患が指定難病(2024年3月時点)になっている日本では、体調の異変を感じてから確定診断に至るまで、患者さんが「症状がどんどん悪化して辛かった(60.4%)」と苦労する中で、課題感の強い困りごととして「自身の疾患を診断可能な専門医が近隣にいなかった」など、専門病院や専門医へのアクセスが挙げられています。

希少疾患をはじめ専門性の高い疾患においてはエキスパートである専門医が限られており、これらの根本的な課題を解決するために、オンライン医局(R)『ヒポクラ』だからこそできるプログラムを立ち上げました。

2024年4月から国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科監修のもとスタートする「皮膚がんエキスパートライン」では、希少がんメラノーマをはじめ皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)の早期発見・早期治療・疾患啓発に貢献します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15530/50/15530-50-3e2b12d57b670129b5df40adfebe7436-2894x1334.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲皮膚がんの一種、ほくろのがんと呼ばれるメラノーマ(悪性黒色腫)
日本におけるメラノーマの初回受診までの期間は、中央値で24か月(約2年)、平均値で65.1か月(約5.4年)かかっているという報告(※2)があります。これは欧米と比較すると、中央値で約2〜10倍の時間がかかっています。

つまり、日本のメラノーマ診断・治療においては「患者さんが早期に受診できておらず、欧米と比べてがんが進行した状態で診断・治療を開始する割合が高い」という課題があります。

メラノーマの病期別3年生存率は、比較的早期のステージ0-I期なら96〜100%ですが、ステージIIIになると32〜100%、ステージIVに至っては25%と極端に予後が悪くなります(※2)。
(※2 出典:日本皮膚悪性腫瘍学会, Japanese Melanoma Study: Annual Report 2022 - 背景情報:AJCC第8版(2018-2022年の症例), http://www.skincancer.jp/report-skincancer_melanoma_2022.pdf

「早期」に「適切」な治療を受けることで、死亡や生活の質の低下をできるだけ少なくすることができます。早期であれば完治も期待できます。

また、メラノーマをはじめ皮膚がんは希少がん(比較的稀な悪性腫瘍)の一つです。全国に皮膚科専門医は7,000名超いるものの、専門的な知識や技術を持った皮膚がんの専門医である皮膚悪性腫瘍指導専門医は93名(2024年3月時点)しかいません。

診断・治療の根本的な課題を解決するためには、クリニックや中核病院の医師と皮膚悪性腫瘍指導専門医の連携強化が重要なポイントになります。
■「エキスパートライン」が実現するのは、横の連携と縦の連携
「皮膚がんエキスパートライン」では、希少がんメラノーマをはじめ皮膚がんの診療課題を解決するために、後述する横の連携と縦の連携、ならびに疾患啓発を進めていきます。
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▲本プログラムで実現を目指す横の連携と縦の連携(イメージ)
- 【横の連携】全国どこからでも、クリニックや中核病院の医師が皮膚がんのエキスパート専門医に、診断・治療の相談を無料で気軽にできるオンラインコンサルト(医師のための専門医相談サービス)

- 【縦の連携】各地域のクリニックや中核病院から専門医(専門施設)へのオンラインコンサルト活用、適切な紹介を促進するサポート施策

- 【疾患啓発】皮膚がんエデュケーションルームによる疾患啓発&学びの機会創出

弊社による事前のニーズ調査では、皮膚科勤務医の73.7%がオンラインコンサルトを使いたいという意向を示しています。

2024年4月のスタート時は、国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科の医師がコンサルト対応。さらに今後、賛同・協力いただける皮膚悪性腫瘍指導専門医の先生方を増やしていけるよう検討しており、全国規模で皮膚がんの早期発見、適切な治療に貢献していきたいと考えています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15530/50/15530-50-9ada6f35a0659228c52ad1b2700159ba-1360x2060.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
?オンラインコンサルト入力フォーム

「皮膚がんエキスパートライン」の目的に賛同する医師であれば、誰でも無料で、皮膚がんのエキスパート専門医によるオンラインコンサルトを介して、早期診断・適切な治療のアドバイスを受けられます。



併せて、オンラインコンサルトを利用する心理的ハードルの緩和、適宜適切な患者紹介を促進するためのサポート施策を行っていきたいと考えています。

まずは4月18日に、千葉周辺の皮膚科を標榜されているクリニックを対象に「皮膚がんエキスパートライン」のオンラインイベントを開催し、取り組みの輪を広げていきます。
■監修医(国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科)からのコメント
皮膚がん診療に携わる中で、患者さんからの「もっと早く専門病院に受診しておけばよかった」というお声、皮膚悪性腫瘍を専門にされていない先生方からの「診断や治療法がわからないときはどうすればよいか」「近くに専門病院がなく、初期対応がわからない」「皮膚悪性腫瘍指導専門医に尋ねにくい」などのお声を聞くことがあり、今回、エクスメディオ社と共に検討を重ね、システムの社会実装まで至りました。今回のプロジェクトを通して、皮膚がん患者さんにより良い医療を提供できればと考えています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15530/50/15530-50-d891fdd789df411e78257a6ee4794d7e-1020x1020.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【監修・窓口担当】
国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科
陣内 駿一 先生
日本皮膚科学会 認定専門医
日本皮膚科学会 認定皮膚悪性腫瘍指導専門医



多くの皮膚がんは早期発見、早期治療により根治させることが可能です。そのためには初診の段階での診断とその後の速やかな専門医への受診が重要となります。患者さんにいち早く、適切な治療を受けていただくために、このオンラインコンサルトをご活用いただければと思います。
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【監修】
国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科 科長
高橋 聡 先生
日本皮膚科学会 認定専門医
日本皮膚科学会 認定皮膚悪性腫瘍指導専門医



■エクスメディオ代表取締役社長 澤田敬嗣のコメント
弊社には「自分や家族が病気になったとき、ヒポクラ会員医師にかかれば安心な未来をつくる」というビジョンがあります。

その裏側には、私たちエクスメディオは医師専用の臨床相談コミュニティであるオンライン医局(R)『ヒポクラ』を提供・改善する上で、医師の先にいる患者さんを意識しながら、医師の役に立つことで、患者さんの役に立つサービスにしたいという思いがあります。

奇しくも、今回の新たな取り組み「皮膚がんエキスパートライン」について国立がん研究センターの先生方とお話ししているときに、「患者さんを、患者さんと思わず、家族と思って診療しています。そうすると自ずと行動が変わるのです」という考えを聞きました。

「大切な人を救うために何ができるか?」という、シンプルで普遍的な思いが「皮膚がんエキスパートライン」の始まりです。

2014年の創業以来、医師同士(Doctor to Doctor)の知見共有・コミュニケーションにこだわり、現実世界の医局や学会とも違う、診療科や所属組織の垣根を越えたオンライン医局(R)『ヒポクラ』を提供してきたエクスメディオだからこそできるプログラムが「皮膚がんエキスパートライン」です。

今後、さまざまな疾患の早期発見・早期治療・疾患啓発に寄与する「エキスパートライン」を実現できればと思います。ぜひ多くの先生方、多くの企業様にご賛同・ご協力いただけますとありがたいです。よろしくお願いいたします。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15530/50/15530-50-6684df30937c305cd4cbc0f99705f097-835x835.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社エクスメディオ
代表取締役社長
澤田 敬嗣



■運営会社 エクスメディオについて
株式会社エクスメディオは、ユニークな企画力とAIをはじめとする技術力を掛け合わせ、医師の臨床をエンパワーメントするITサービスを提供することで「医療リソース偏在の解消」「診療治療精度の向上」「専門的診療支援」に寄与することを目指し、2014年12月に創業しました。

全ての企業活動が、患者さんの重症化防止の一助となり、健康寿命の延伸を実現していくこと。それが社会における当社の存在意義と考えています。

最大の特長は、医師のための専門医相談サービスのパイオニアとして、創業から10年、医師同士(DtoD)のコミュニケーションが根幹にあるサービスを展開している点です。

医師専用の臨床相談コミュニティであるオンライン医局(R)『ヒポクラ』は、医師同士が時間や場所を問わず診断・治療方針の疑問をDtoDで相談できる場所、一つの大きなオンライン医局(R)として、患者さんに最適な治療を提供したい医師会員約70,000人に利用されています。

今後は、早期発見・早期治療に社会的課題のある「希少疾患」、治療の進歩が目覚ましい「がん(オンコロジー)」の領域を中心に、オンライン医局(R)『ヒポクラ』の特長・機能・ノウハウなどを活用した企画・サービスを展開強化していきます。

【株式会社エクスメディオ 沿革】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/15530/table/50_1_3a3ebc5029a8f43a2e7684e4ff9b5008.jpg ]
■本件のお問い合わせ先
株式会社エクスメディオ ビジネスユニット(担当:福田・松浦)
Contact:https://exmed.io/contact
Email:cs@exmed.io
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