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報告書WEB公開:東日本大震災の知られざる被害 〜災害・復興時、女性と子どもへの暴力〜

オックスファム・ジャパンの支援で、2013年12月に東日本大震災女性支援ネットワークが発表した「東日本大震災 災害・復興時における女性と子どもへの暴力」を2015年1月に改訂し、この度オックスファム・ジャパンのWEBサイトで公開されました(http://oxfam.jp/gbvreport.pdf)。

NHK Eテレで1月15日に「明らかになったDV被害 ─東日本大震災後の女性たち─」(1/15 20:00〜)が放映される折、ぜひ本報告書をご覧ください。
*番組紹介ページ http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2015-01/15.html

本調査は「東日本大震災に関連して発生したと思われる女性と子どもへの暴力」に関するものです。女性に対する暴力問題に取り組んできた国内外の研究者が手がけたものです。調査は2011年10月から2012年12月までの間に行われ、有効回答82を得ました。被害と加害が報告されたのは岩手県、宮城県、福島県に加えて、被災した女性が避難した先も含まれました。女性や女児だけでなく男児からも被害が報告されました。DV(夫・交際相手による暴力)の場合、加害者のほとんどは夫や元夫ですが、DV以外の性暴力は、加害者が避難所住人やリーダー、ボランティアということも。暴力がふるわれた場所は、自宅や避難所という回答が多く、避難所で起きた強姦未遂の事例も報告されています。

1995年の阪神・淡路大震災直後にも、避難所や仮設住宅で女性や子どもへの性暴力がありました。震災から1年経った頃、被害体験を語ったある女性に、別の女性が「警察に訴えたの?」と尋ねたると被害者は「そこでしか生きていけない時に、誰にそれを語れと言うのですか?」と答えたそうです。20年前と何が変わって何が変わっていないのか。被害を少しでも減らすため、まずは実態を知るため、本報告書をお読みください。



1. 報告書名:「東日本大震災 災害・復興時における女性と子どもへの暴力」(2013年12月発行、2015年1月改訂)
2. 執筆:東日本大震災女性支援ネットワーク 調査チーム
3. 協力:特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン
4. ダウンロードURL
http://oxfam.jp/gbvreport.pdf
5. オックスファムの東日本大震災の取り組み及び各種報告書の紹介
http://oxfam.jp/whatwedo/area/Japan/
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