【速報】LGBTQユースへの緊急調査、回答者の4割弱は、コロナ禍で安心できる人や場所との「つながり」が脆弱に。無理解な家族とのステイホームの辛さ、新生活や進路・就活への不安、仕事を失い支援を求める声も
[20/06/22]
提供元:PRTIMES
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「プライドハウス東京」の緊急調査に、LGBTQユース(12歳〜34歳)の1654名が回答。平常時でも、家族等と暮らす7割強が同居者との生活に困難を抱え、4割弱が安心し相談できる人・場所がない状況。
任意団体「プライドハウス東京」コンソーシアムは、2020年5月11日(月)から6月14日(日)まで、新型コロナウイルス感染拡大やその防止政策のなかで、若い世代のLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティ(以下、LGBTQ)が抱える不安や困難についての声を集める緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』を実施しました。速報として、緊急性の高い主要なデータと、具体性のある自由回答に寄せられたLGBTQユースの声を発表します。
新型コロナウイルスの感染拡大は、様々な分野において中長期的な影響が予想されますが、LGBTQ当事者が直面する不安や困難についての声は、社会における差別や偏見が根強く残り表面化しにくく、特にLGBTQユースは、更に孤独感を抱えたり、居場所を見つけにくくなっており、適切な支援が届きにくい状況です。調査から見えてきた現状を、現在実施中のLGBTQのユース層を応援するオンライン企画『RAINBOW YOUTH COMMUNITY』のコンテンツの改善に活かすとともに、国や自治体、各種団体、メディア等に対して、積極的に情報提供を行う予定です。
<緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』:速報>
2020年5月11日(月)〜6月14日(日)にて、インターネットで実施した緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』の回答者について、その年代、就学・就業状況、セクシュアリティの分布は、下記となります。なお、本調査の企画および設計は、「プライドハウス東京」コンソーシアムに参画する認定NPO法人ReBitが担当し、集計および分析は、アクセンチュア株式会社LGBTQ Allyコミッティにご協力いただきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-711295-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-370523-1.jpg ]
緊急アンケート調査より見えてきた、LGBTQユースがコロナ禍で抱える不安や困難を、以下、5つのポイントにてまとめました。
1)セクシュアリティについて話せる人・場所とつながれなくなることによる困難
LGBTQユースの約37%は、普段から自身のセクシュアリティについて安心して話ができる人・場所がなく、更にコロナ禍で「つながりがなくなった」「つながりづらくなった」という割合は、36.4%にのぼりました。コロナ禍の暮らしの困りごとや不安についての自由回答では、当事者の友人やパートナーと会えない心理的負荷を抱える様子が窺えます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-645015-2.jpg ]
<自由回答>
・一人暮らしをしていたが実家に戻ったため、カミングアウトしていない家族と同居しており、パートナーや友人と電話もできず居場所がない。(20代前半・バイセクシュアル女性)
・LGBTフレンドリーなバーやオフ会などのイベントが自粛されて、同じ境遇の人に出会うのが難しく、孤独を感じる。(20代後半・Xジェンダー(FtX))
・LGBTQの若い世代が参加できるイベントがオンライン/オフラインで増えて欲しい。(10代後半・ゲイ)
2)無理解な家族・同居者とステイホームすることによる困難
LGBTQユースの73.1%が、家族などの同居者との生活において困難を抱えていると回答しました。その具体的な困難状況は、「同居者からLGBTQでないことを前提とした言動がある」(41.6%)、「同居者にLGBTQであることを隠さないといけない」(36.3%)、「同居者がLGBTQに否定的な言動をする」(27.9%)という結果で、同居者のLGBTQへの無理解が困難の背景にあることがわかります。また、自由回答には、家族と衝突している、家族から暴力を受けているという喫緊な状況や、緊急時に安心して暮らせるハウジングを求める声などが寄せられました。一方、同居者との生活に困難を感じていないと回答したLGBTQユースの7割弱が、本人のセクシュアリティを肯定的に捉えている同居者が少なくとも一人はいると答えていることから、LGBTQユースが家で安心して過ごすためには、家族等の同居者からの理解が非常に重要であると言えます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-624762-3.jpg ]
<自由回答>
・家にいるのがしんどい。自傷行為が止められない。(10代後半・Xジェンダー(MtX))
・単身赴任をしていた父が家に戻ってきたが、私がトランスジェンダーであることに否定的であるため、娘として扱われ、娘らしい振る舞いを求められるようになって辛い。(10代後半・トランスジェンダー男性(FtM))
・一人暮らしをしていたが実家に戻った。カミングアウトしていないので、親に服装について口を出されたり、将来像についてあれこれ言われる。(20代前半・Xジェンダー(FtX))
・自分のセクシュアリティや精神疾患に理解のない兄弟が在宅勤務となり、療養中の僕に対して、顔を合わせるたびに怒鳴ったり心無いことを言うので、家にいるのが苦しい。逃げたくても、図書館やカフェなど長時間居られる場所が開いていないため、逃げ場がなく、家の物置で過ごし、そのまま寝る日も多い。(20代前半・Xジェンダー(FtX))
3)休校やオンライン学習で見えない新学生生活、今後の進路・将来への不安
LGBTQの学生の約35%が、普段から学校が安心できる場所ではないと回答しています。コロナ禍において休校やオンライン学習に切り替わり、LGBTQの学生の約55%が進学・受験・就職等の進路についての不安を抱えていると答える一方で、約17%は「これからも学校に行きたくない」と回答しています。自由回答では、キャンパスでの受講がないことから、学校にLGBTQ関連の相談をしづらい等の新生活への不安の声があがりました。また、就職を控えるLGBTQの学生からは、景気の悪化から企業におけるLGBTQへの取り組みが減少する、就職難の加速によりマイノリティであるLGBTQの就活が更に困難になる等を、懸念する回答がありました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-635163-4.jpg ]
<自由回答>
・学校にセクシュアル・マイノリティに対する配慮についての相談をしたいが、コロナ禍で相談できず、不安だらけ。(10代後半・Xジェンダー(FtX))
・就職活動中だが、景気が悪くなると、トランスジェンダーであるということで、不利益をより一層受けそうなので不安。(20代前半・トランスジェンダー男性(FtM))
・このまま、学校に行きたくないので、オンラインが続いて欲しい。しかし無理そうなので、精神的な面で心配。死にたいとも思う。(20代前半・アセクシュアル女性)
4)収入減少や失業・休業による経済的な不安・困難
LGBTQユースの24.9%が、新型コロナウイルス感染拡大前後で失業・休職/休業などを経験していることがわかりました。また、LGBTQユースの38.5%が、今後収入が減少する見込みだと答えています。LGBTQユースの世帯全体においても、収入が減少(36.5%)、経済的に困窮している(14.6%)、今後が経済的に心配(38.6%)、と経済的影響が見られます。自由回答でも、アルバイトや就業における収入減少への不安のコメントが多く、収入減により学校へ通えなくなる不安や、実家に戻ったことで高まる同居による困難など、複合的な不安や困難も挙げられました。中長期化する経済状況の悪化のなかで、LGBTQの存在に配慮した就業支援を望む声なども寄せられています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-436726-5.jpg ]
[画像7: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-606135-6.jpg ]
<自由回答>
・バイト解雇により無収入になった。学費も家賃も保障はない。(20代前半・トランスジェンダー女性(MtF))
・仕事がなくなり、職場の寮を退寮させられて住む場所がなく、ネットカフェで生活している。(30代前半・Xジェンダー(MtX))
・コロナで解雇等による失業率が増えている中、営業再開したとしても、LGBTQの自分がアルバイトで雇ってもらえる確率が以前と比べ低くなるのではと心配です。(10代後半・Xジェンダー(FtX))
・トランスジェンダーと精神障害のダブルマイノリティ。コロナの問題で、マイノリティ支援が後回し(マジョリティ最優先)になってしまわないか不安。また、就労移行・就労継続支援の補償について議論がされていないことに、不安と孤独感を感じます。(20代後半・トランスジェンダー女性(MtF))
・コロナ禍に限らないが、LGBTQも安心して相談できる職業相談所があればなと思う。(20代前半・バイセクシュアル男性)
5)感染時の対応や、医療アクセスに関する不安
他団体が実施した調査結果同様に、新型コロナウイルスに感染した際に医療現場で同性パートナーが家族として扱われるか、入院時に自認する性で扱われるか、望まない形でセクシュアリティが知られてしまわないか等、感染時の医療などの対応について、セクシュアリティに由来する不安の声が寄せられました。また、性ホルモン投与や性別違和に関する理由で定期的に通院しているトランスジェンダーのユースの約72%が、コロナ禍での通院に不安を抱えていることがわかりました。主な不安の理由は、本人と周囲の新型コロナウイルス感染リスクに対する懸念となっています。自由回答には、通院がしづらくなり、心身の健康状況が悪化している声も挙がっています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-364023-7.jpg ]
<自由回答>
・私がコロナに感染した場合、濃厚接触者としてパートナーも感染する可能性が高いですが、入院する際に、日本の法律では「ふうふ」になれないため、家族として認められない不安が強いです。(20代後半・レズビアン)
・感染者が出て、濃厚接触者等感染経路を調べる際に、ある程度のプライバシーは護られるようにしてほしい。セクシュアル・マイノリティ等のアウティングにつながることが不安。(30代前半・ゲイ)
・コロナ等で入院する場合、自認する性別ではない病棟に入らねばならない不安がある。(20代後半・Xジェンダー(FtX))
・職場では、戸籍上の性別を公開せずに(一部の人しか知らない状態で)働いているため、自分が感染してしまった場合に、ニュース等で性別が公表される可能性を考えると不安。(20代後半・トランスジェンダー男性(FtM))
・ホルモン投与を受けている病院が、県をまたぐため、コロナ禍に通院を躊躇し、体調を崩してしまった。近場で治療を受けられる体制がほしい。(30代前半・トランスジェンダー男性(FtM))
<緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』:全体考察 〜中長期化するコロナ禍における課題と今後に向けて〜>
1.LGBTQユースは、普段から家族など同居者との生活において困難や孤独感を抱えている割合が高く、その背景には同居者の無理解が挙げられます。特にコロナ禍は在宅時間が長期化することから、心理的負荷がより高まることが想定されます。また、同居者との衝突により、暴力やDVなどが増加することも想定され、各種専門家との連携やLGBTQも安心して入居できるシェルターの拡大等、セーフティネットを広げていく必要があります。
2.日本社会のあらゆる層と同様に、LGBTQユース本人やその世帯は、コロナ禍において収入減・失業・休業などの経済的困難に直面しています。コロナ禍の貧困対策・経済対策においてLGBTQユースを置き去りにすることなく、支援の対象として想定する必要があります。また、LGBTQユースは普段から非正規雇用率が高く、就職・転職活動時にハラスメント等から困難を抱えやすいため、中長期化するコロナ禍では特に、当事者も安心して利用できる就労支援が求められています。また、日本の現行制度では同性パートナーが世帯として把握されず、世帯での収入減が可視化されないことから、社会保障が届かない可能性があります。
3.新型コロナウイルスに感染した際に、医療現場で同性パートナーが家族として扱われるか、入院時に自認する性で扱われるのか、自身のセクシュアリティが望まない形で周囲に知られてしまわないか等、感染時の医療などの対応について、LGBTQユースも他世代同様に、セクシュアリティに由来した不安を抱えています。また、性別違和に関し定期通院をするトランスジェンダーが、コロナ禍は通院しづらく健康状況が悪化している例も挙げられています。これまでも震災時等に同様の事例が起きており、医療現場での同性パートナーに対する平等な扱い、性別違和を持つ当事者への対応や医療アクセスの確保、公表や報道におけるアウティングへの配慮など、平時から体制構築を行うことが求められています。
4.上記のように、コロナ禍はLGBTQユースの困難が高まっているにも関わらず、セクシュアリティについて安心して話せる人・場との「つながり」が絶たれ、さらに不安が高まっています。オフライン・オンラインを問わず、LGBTQユースの居場所づくり、相談窓口へのアクセス確保は喫緊の課題です。また、自由回答では、障がい等複合的マイノリティ性を持つと、更に困難が増している状況も寄せられました。危機的な社会状況においては、多層的な視点を持ち包括的支援を行うことの重要性が調査結果からもわかりました。
<緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』:概要>
◎概要:
新型コロナウイルス感染拡大により、LGBTQなどのセクシュアル・マイノリティの若者(12歳〜34歳)に、どのような困難が起こっているのかを把握し、国や各種団体、メディア等に届けることで、状況の改善に繋げていくことを目的としています。回答結果を個人が特定できない方法で統計・ケースとして取りまとめ、状況の改善に役立つよう、ホームページで公開をするほか、マスメディアや関係省庁等の関係機関にも提供する予定です。
◎期間:
2020年5月11日(月)〜6月14日(日)
◎URL:
https://jp.surveymonkey.com/r/lgbtqyouthtoday_01
◎回答者数:
1681名(うち、LGBTQユースに該当する有効回答数:1654名)
<『RAINBOW YOUTH COMMUNITY 〜未来は、きっと、カラフルだ。〜』とは>
●YouTube Live トークライブ配信『おうちでカラフルトーク!』
◎概要:
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、現在住んでいる場所に「ステイホーム」する時間が長く、居心地の悪さや孤独感などを抱えている可能性が高いLGBTQのユース層に向けて、セクシュアリティに関係する様々なテーマのもと、YouTube Live トークライブを配信します。隔週で開催し、いろいろな分野で活躍する身近なゲストとMCが語りあう企画となっています。
◎日程:
2020年6月28日(日)、7月12日(日)、7月26日(日)、8月2日(日)、8月16日(日)、8月30日(日)
◎時間:
19:30〜20:30
◎URL:
https://www.youtube.com/c/PridehouseTokyo
※配信時間になりましたら、「プライドハウス東京 公式YouTubeチャンネル」にお越しください。
●おしゃべりイベント『おうちでカラフルパーク!』
◎概要:
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、現在住んでいる場所に「ステイホーム」する時間が長く、居心地の悪さや孤独感などを感じている可能性が高いLGBTQのユース層が、気軽に参加して集うことができ、気軽に退室もできる、ゆるやかな居場所を提供します。
◎日時:
2020年7月5日(日)、7月19日(日)、8月2日(日)、8月16日(日)、8月30日(日)
◎時間:
16:30〜18:00
◎URL:
http://pridehouse.jp
※今後、「プライドハウス東京」のWEBサイトの「ニュース/レポート」にて詳細をご案内いたします。
<「プライドハウス東京」とは>
◆「プライドハウス東京」コンソーシアム
「プライドハウス東京」には、現在、10の企業が協賛・参画、19の駐日各国大使館が後援。LGBTQやソーシャル関連の活動を行う29のNPOや個人とともに、「教育・多様性発信」「文化・歴史・アーカイブ」「セクシュアルヘルス・救済窓口」「アスリート発信」「祝祭・スポーツイベント・ボランティア」「居場所づくり」「仕組みづくり」という個別テーマを掲げた7つのチームにわかれ、協働プログラムを企画・実施しています。
■NPO・個人(計:NPO24/個人5)※五十音順
◎NPO法人 akta(代表:岩橋恒太)
◎一般社団法人 S.C.P. Japan(共同代表:野口亜弥)
◎NPO法人 エティック(代表:宮城治男)
◎NPO法人 カラフルチェンジラボ(代表:三浦暢久)
◎NPO法人 グッド・エイジング・エールズ(代表:松中権)
◎NPO法人 グリーンバード(代表:福田圭祐)
◎サウザンブックスPRIDE叢書(代表:古賀一孝)
◎NPO法人 GEWEL(ジュエル)(代表理事:小嶋美代子)
◎一般財団法人スポーツ&ライフ振興財団(代表:武田利也)
◎NPO法人 東京レインボープライド(共同代表:杉山文野、山田なつみ)
◎任意団体 読書サロン(代表:安田葵)
◎任意団体 にじいろかぞく(代表:小野春)
◎認定NPO法人 虹色ダイバーシティ(代表:村木真紀)
◎NPO法人 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス(JaNP+)(代表:高久陽介)
◎NPO法人 ハートをつなごう学校(代表:杉山文野)
◎任意団体 フルーツ・イン・スーツ東京(FinS Tokyo)(代表:Loren Fykes)
◎認定NPO法人 ぷれいす東京(代表:生島嗣)
◎任意団体 Broken Rainbow - Japan(代表:宇佐美翔子)
◎任意団体 虫めがねの会(代表:鈴木茂義)
◎任意団体 University Diversity Alliance (代表:五十嵐 浩也)
◎認定NPO法人 ReBit(リビット)(代表:藥師実芳)
◎NPO法人Rainbow Soup(代表:五十嵐ゆり)
◎NPO法人 レインボー・リール東京(代表:宮沢英樹)
◎NPO法人 レインボーコミュニティcoLLabo(代表:鳩貝啓美)
◎浅沼智也(トランスジェンダー活動家)
◎野老朝雄(アーティスト)
◎長谷川博史(雑誌編集者)
◎三橋順子(性社会文化史研究者/明治大学非常勤講師)
◎山縣真矢(編集者/ライター)
■企業(計:10)
<レインボー>
◎EY Japan株式会社
◎シスコシステムズ合同会社
◎大日本印刷株式会社
◎野村ホールディンングス株式会社
◎パナソニック株式会社
<ダイヤモンド>
◎日本生命保険相互会社
◎プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
<ゴールド>
◎アサヒビール株式会社
◎大和ハウス工業株式会社
◎株式会社みずほフィナンシャルグループ
■大使館(計:19)
<特別後援>駐日オランダ王国大使館
<後援>駐日アイスランド大使館/駐日アイルランド大使館/在日アメリカ大使館/駐日イスラエル大使館/駐日英国大使館/在日オーストラリア大使館/駐日欧州連合代表部/在日カナダ大使館/在日スイス大使館/駐日スウェーデン大使館/駐日スペイン大使館/駐日デンマーク大使館/駐日ドイツ連邦共和国大使館/駐日ニュージーランド大使館/駐日ノルウェー大使館/駐日フィンランド大使館/在日フランス大使館/在日メキシコ大使館
◆「プライドハウス」とは
オリンピック・パラリンピックなどの国際スポーツ大会の開催にあわせて、セクシュアリティを問わず、あらゆる人が安心して過ごせる場所を提供することを中心に、LGBTQに関する地域情報や文化情報の提供、LGBTQとスポーツという視点での課題やその解決方法や学びの提供、地域の住民や来訪者問わず参加できるスポーツイベントなどの実施といった機能を提供することを目指しています。過去のプライドハウス主催団体、今後プライドハウスを主催する予定の団体が、プライドハウス・インターナショナル(http://www.pridehouseinternational.org)というネットワークを形成し、情報共有などを行っています。
任意団体「プライドハウス東京」コンソーシアムは、2020年5月11日(月)から6月14日(日)まで、新型コロナウイルス感染拡大やその防止政策のなかで、若い世代のLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティ(以下、LGBTQ)が抱える不安や困難についての声を集める緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』を実施しました。速報として、緊急性の高い主要なデータと、具体性のある自由回答に寄せられたLGBTQユースの声を発表します。
新型コロナウイルスの感染拡大は、様々な分野において中長期的な影響が予想されますが、LGBTQ当事者が直面する不安や困難についての声は、社会における差別や偏見が根強く残り表面化しにくく、特にLGBTQユースは、更に孤独感を抱えたり、居場所を見つけにくくなっており、適切な支援が届きにくい状況です。調査から見えてきた現状を、現在実施中のLGBTQのユース層を応援するオンライン企画『RAINBOW YOUTH COMMUNITY』のコンテンツの改善に活かすとともに、国や自治体、各種団体、メディア等に対して、積極的に情報提供を行う予定です。
<緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』:速報>
2020年5月11日(月)〜6月14日(日)にて、インターネットで実施した緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』の回答者について、その年代、就学・就業状況、セクシュアリティの分布は、下記となります。なお、本調査の企画および設計は、「プライドハウス東京」コンソーシアムに参画する認定NPO法人ReBitが担当し、集計および分析は、アクセンチュア株式会社LGBTQ Allyコミッティにご協力いただきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-711295-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-370523-1.jpg ]
緊急アンケート調査より見えてきた、LGBTQユースがコロナ禍で抱える不安や困難を、以下、5つのポイントにてまとめました。
1)セクシュアリティについて話せる人・場所とつながれなくなることによる困難
LGBTQユースの約37%は、普段から自身のセクシュアリティについて安心して話ができる人・場所がなく、更にコロナ禍で「つながりがなくなった」「つながりづらくなった」という割合は、36.4%にのぼりました。コロナ禍の暮らしの困りごとや不安についての自由回答では、当事者の友人やパートナーと会えない心理的負荷を抱える様子が窺えます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-645015-2.jpg ]
<自由回答>
・一人暮らしをしていたが実家に戻ったため、カミングアウトしていない家族と同居しており、パートナーや友人と電話もできず居場所がない。(20代前半・バイセクシュアル女性)
・LGBTフレンドリーなバーやオフ会などのイベントが自粛されて、同じ境遇の人に出会うのが難しく、孤独を感じる。(20代後半・Xジェンダー(FtX))
・LGBTQの若い世代が参加できるイベントがオンライン/オフラインで増えて欲しい。(10代後半・ゲイ)
2)無理解な家族・同居者とステイホームすることによる困難
LGBTQユースの73.1%が、家族などの同居者との生活において困難を抱えていると回答しました。その具体的な困難状況は、「同居者からLGBTQでないことを前提とした言動がある」(41.6%)、「同居者にLGBTQであることを隠さないといけない」(36.3%)、「同居者がLGBTQに否定的な言動をする」(27.9%)という結果で、同居者のLGBTQへの無理解が困難の背景にあることがわかります。また、自由回答には、家族と衝突している、家族から暴力を受けているという喫緊な状況や、緊急時に安心して暮らせるハウジングを求める声などが寄せられました。一方、同居者との生活に困難を感じていないと回答したLGBTQユースの7割弱が、本人のセクシュアリティを肯定的に捉えている同居者が少なくとも一人はいると答えていることから、LGBTQユースが家で安心して過ごすためには、家族等の同居者からの理解が非常に重要であると言えます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-624762-3.jpg ]
<自由回答>
・家にいるのがしんどい。自傷行為が止められない。(10代後半・Xジェンダー(MtX))
・単身赴任をしていた父が家に戻ってきたが、私がトランスジェンダーであることに否定的であるため、娘として扱われ、娘らしい振る舞いを求められるようになって辛い。(10代後半・トランスジェンダー男性(FtM))
・一人暮らしをしていたが実家に戻った。カミングアウトしていないので、親に服装について口を出されたり、将来像についてあれこれ言われる。(20代前半・Xジェンダー(FtX))
・自分のセクシュアリティや精神疾患に理解のない兄弟が在宅勤務となり、療養中の僕に対して、顔を合わせるたびに怒鳴ったり心無いことを言うので、家にいるのが苦しい。逃げたくても、図書館やカフェなど長時間居られる場所が開いていないため、逃げ場がなく、家の物置で過ごし、そのまま寝る日も多い。(20代前半・Xジェンダー(FtX))
3)休校やオンライン学習で見えない新学生生活、今後の進路・将来への不安
LGBTQの学生の約35%が、普段から学校が安心できる場所ではないと回答しています。コロナ禍において休校やオンライン学習に切り替わり、LGBTQの学生の約55%が進学・受験・就職等の進路についての不安を抱えていると答える一方で、約17%は「これからも学校に行きたくない」と回答しています。自由回答では、キャンパスでの受講がないことから、学校にLGBTQ関連の相談をしづらい等の新生活への不安の声があがりました。また、就職を控えるLGBTQの学生からは、景気の悪化から企業におけるLGBTQへの取り組みが減少する、就職難の加速によりマイノリティであるLGBTQの就活が更に困難になる等を、懸念する回答がありました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-635163-4.jpg ]
<自由回答>
・学校にセクシュアル・マイノリティに対する配慮についての相談をしたいが、コロナ禍で相談できず、不安だらけ。(10代後半・Xジェンダー(FtX))
・就職活動中だが、景気が悪くなると、トランスジェンダーであるということで、不利益をより一層受けそうなので不安。(20代前半・トランスジェンダー男性(FtM))
・このまま、学校に行きたくないので、オンラインが続いて欲しい。しかし無理そうなので、精神的な面で心配。死にたいとも思う。(20代前半・アセクシュアル女性)
4)収入減少や失業・休業による経済的な不安・困難
LGBTQユースの24.9%が、新型コロナウイルス感染拡大前後で失業・休職/休業などを経験していることがわかりました。また、LGBTQユースの38.5%が、今後収入が減少する見込みだと答えています。LGBTQユースの世帯全体においても、収入が減少(36.5%)、経済的に困窮している(14.6%)、今後が経済的に心配(38.6%)、と経済的影響が見られます。自由回答でも、アルバイトや就業における収入減少への不安のコメントが多く、収入減により学校へ通えなくなる不安や、実家に戻ったことで高まる同居による困難など、複合的な不安や困難も挙げられました。中長期化する経済状況の悪化のなかで、LGBTQの存在に配慮した就業支援を望む声なども寄せられています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-436726-5.jpg ]
[画像7: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-606135-6.jpg ]
<自由回答>
・バイト解雇により無収入になった。学費も家賃も保障はない。(20代前半・トランスジェンダー女性(MtF))
・仕事がなくなり、職場の寮を退寮させられて住む場所がなく、ネットカフェで生活している。(30代前半・Xジェンダー(MtX))
・コロナで解雇等による失業率が増えている中、営業再開したとしても、LGBTQの自分がアルバイトで雇ってもらえる確率が以前と比べ低くなるのではと心配です。(10代後半・Xジェンダー(FtX))
・トランスジェンダーと精神障害のダブルマイノリティ。コロナの問題で、マイノリティ支援が後回し(マジョリティ最優先)になってしまわないか不安。また、就労移行・就労継続支援の補償について議論がされていないことに、不安と孤独感を感じます。(20代後半・トランスジェンダー女性(MtF))
・コロナ禍に限らないが、LGBTQも安心して相談できる職業相談所があればなと思う。(20代前半・バイセクシュアル男性)
5)感染時の対応や、医療アクセスに関する不安
他団体が実施した調査結果同様に、新型コロナウイルスに感染した際に医療現場で同性パートナーが家族として扱われるか、入院時に自認する性で扱われるか、望まない形でセクシュアリティが知られてしまわないか等、感染時の医療などの対応について、セクシュアリティに由来する不安の声が寄せられました。また、性ホルモン投与や性別違和に関する理由で定期的に通院しているトランスジェンダーのユースの約72%が、コロナ禍での通院に不安を抱えていることがわかりました。主な不安の理由は、本人と周囲の新型コロナウイルス感染リスクに対する懸念となっています。自由回答には、通院がしづらくなり、心身の健康状況が悪化している声も挙がっています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/19571/51/resize/d19571-51-364023-7.jpg ]
<自由回答>
・私がコロナに感染した場合、濃厚接触者としてパートナーも感染する可能性が高いですが、入院する際に、日本の法律では「ふうふ」になれないため、家族として認められない不安が強いです。(20代後半・レズビアン)
・感染者が出て、濃厚接触者等感染経路を調べる際に、ある程度のプライバシーは護られるようにしてほしい。セクシュアル・マイノリティ等のアウティングにつながることが不安。(30代前半・ゲイ)
・コロナ等で入院する場合、自認する性別ではない病棟に入らねばならない不安がある。(20代後半・Xジェンダー(FtX))
・職場では、戸籍上の性別を公開せずに(一部の人しか知らない状態で)働いているため、自分が感染してしまった場合に、ニュース等で性別が公表される可能性を考えると不安。(20代後半・トランスジェンダー男性(FtM))
・ホルモン投与を受けている病院が、県をまたぐため、コロナ禍に通院を躊躇し、体調を崩してしまった。近場で治療を受けられる体制がほしい。(30代前半・トランスジェンダー男性(FtM))
<緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』:全体考察 〜中長期化するコロナ禍における課題と今後に向けて〜>
1.LGBTQユースは、普段から家族など同居者との生活において困難や孤独感を抱えている割合が高く、その背景には同居者の無理解が挙げられます。特にコロナ禍は在宅時間が長期化することから、心理的負荷がより高まることが想定されます。また、同居者との衝突により、暴力やDVなどが増加することも想定され、各種専門家との連携やLGBTQも安心して入居できるシェルターの拡大等、セーフティネットを広げていく必要があります。
2.日本社会のあらゆる層と同様に、LGBTQユース本人やその世帯は、コロナ禍において収入減・失業・休業などの経済的困難に直面しています。コロナ禍の貧困対策・経済対策においてLGBTQユースを置き去りにすることなく、支援の対象として想定する必要があります。また、LGBTQユースは普段から非正規雇用率が高く、就職・転職活動時にハラスメント等から困難を抱えやすいため、中長期化するコロナ禍では特に、当事者も安心して利用できる就労支援が求められています。また、日本の現行制度では同性パートナーが世帯として把握されず、世帯での収入減が可視化されないことから、社会保障が届かない可能性があります。
3.新型コロナウイルスに感染した際に、医療現場で同性パートナーが家族として扱われるか、入院時に自認する性で扱われるのか、自身のセクシュアリティが望まない形で周囲に知られてしまわないか等、感染時の医療などの対応について、LGBTQユースも他世代同様に、セクシュアリティに由来した不安を抱えています。また、性別違和に関し定期通院をするトランスジェンダーが、コロナ禍は通院しづらく健康状況が悪化している例も挙げられています。これまでも震災時等に同様の事例が起きており、医療現場での同性パートナーに対する平等な扱い、性別違和を持つ当事者への対応や医療アクセスの確保、公表や報道におけるアウティングへの配慮など、平時から体制構築を行うことが求められています。
4.上記のように、コロナ禍はLGBTQユースの困難が高まっているにも関わらず、セクシュアリティについて安心して話せる人・場との「つながり」が絶たれ、さらに不安が高まっています。オフライン・オンラインを問わず、LGBTQユースの居場所づくり、相談窓口へのアクセス確保は喫緊の課題です。また、自由回答では、障がい等複合的マイノリティ性を持つと、更に困難が増している状況も寄せられました。危機的な社会状況においては、多層的な視点を持ち包括的支援を行うことの重要性が調査結果からもわかりました。
<緊急アンケート調査『LGBTQ Youth TODAY』:概要>
◎概要:
新型コロナウイルス感染拡大により、LGBTQなどのセクシュアル・マイノリティの若者(12歳〜34歳)に、どのような困難が起こっているのかを把握し、国や各種団体、メディア等に届けることで、状況の改善に繋げていくことを目的としています。回答結果を個人が特定できない方法で統計・ケースとして取りまとめ、状況の改善に役立つよう、ホームページで公開をするほか、マスメディアや関係省庁等の関係機関にも提供する予定です。
◎期間:
2020年5月11日(月)〜6月14日(日)
◎URL:
https://jp.surveymonkey.com/r/lgbtqyouthtoday_01
◎回答者数:
1681名(うち、LGBTQユースに該当する有効回答数:1654名)
<『RAINBOW YOUTH COMMUNITY 〜未来は、きっと、カラフルだ。〜』とは>
●YouTube Live トークライブ配信『おうちでカラフルトーク!』
◎概要:
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、現在住んでいる場所に「ステイホーム」する時間が長く、居心地の悪さや孤独感などを抱えている可能性が高いLGBTQのユース層に向けて、セクシュアリティに関係する様々なテーマのもと、YouTube Live トークライブを配信します。隔週で開催し、いろいろな分野で活躍する身近なゲストとMCが語りあう企画となっています。
◎日程:
2020年6月28日(日)、7月12日(日)、7月26日(日)、8月2日(日)、8月16日(日)、8月30日(日)
◎時間:
19:30〜20:30
◎URL:
https://www.youtube.com/c/PridehouseTokyo
※配信時間になりましたら、「プライドハウス東京 公式YouTubeチャンネル」にお越しください。
●おしゃべりイベント『おうちでカラフルパーク!』
◎概要:
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、現在住んでいる場所に「ステイホーム」する時間が長く、居心地の悪さや孤独感などを感じている可能性が高いLGBTQのユース層が、気軽に参加して集うことができ、気軽に退室もできる、ゆるやかな居場所を提供します。
◎日時:
2020年7月5日(日)、7月19日(日)、8月2日(日)、8月16日(日)、8月30日(日)
◎時間:
16:30〜18:00
◎URL:
http://pridehouse.jp
※今後、「プライドハウス東京」のWEBサイトの「ニュース/レポート」にて詳細をご案内いたします。
<「プライドハウス東京」とは>
◆「プライドハウス東京」コンソーシアム
「プライドハウス東京」には、現在、10の企業が協賛・参画、19の駐日各国大使館が後援。LGBTQやソーシャル関連の活動を行う29のNPOや個人とともに、「教育・多様性発信」「文化・歴史・アーカイブ」「セクシュアルヘルス・救済窓口」「アスリート発信」「祝祭・スポーツイベント・ボランティア」「居場所づくり」「仕組みづくり」という個別テーマを掲げた7つのチームにわかれ、協働プログラムを企画・実施しています。
■NPO・個人(計:NPO24/個人5)※五十音順
◎NPO法人 akta(代表:岩橋恒太)
◎一般社団法人 S.C.P. Japan(共同代表:野口亜弥)
◎NPO法人 エティック(代表:宮城治男)
◎NPO法人 カラフルチェンジラボ(代表:三浦暢久)
◎NPO法人 グッド・エイジング・エールズ(代表:松中権)
◎NPO法人 グリーンバード(代表:福田圭祐)
◎サウザンブックスPRIDE叢書(代表:古賀一孝)
◎NPO法人 GEWEL(ジュエル)(代表理事:小嶋美代子)
◎一般財団法人スポーツ&ライフ振興財団(代表:武田利也)
◎NPO法人 東京レインボープライド(共同代表:杉山文野、山田なつみ)
◎任意団体 読書サロン(代表:安田葵)
◎任意団体 にじいろかぞく(代表:小野春)
◎認定NPO法人 虹色ダイバーシティ(代表:村木真紀)
◎NPO法人 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス(JaNP+)(代表:高久陽介)
◎NPO法人 ハートをつなごう学校(代表:杉山文野)
◎任意団体 フルーツ・イン・スーツ東京(FinS Tokyo)(代表:Loren Fykes)
◎認定NPO法人 ぷれいす東京(代表:生島嗣)
◎任意団体 Broken Rainbow - Japan(代表:宇佐美翔子)
◎任意団体 虫めがねの会(代表:鈴木茂義)
◎任意団体 University Diversity Alliance (代表:五十嵐 浩也)
◎認定NPO法人 ReBit(リビット)(代表:藥師実芳)
◎NPO法人Rainbow Soup(代表:五十嵐ゆり)
◎NPO法人 レインボー・リール東京(代表:宮沢英樹)
◎NPO法人 レインボーコミュニティcoLLabo(代表:鳩貝啓美)
◎浅沼智也(トランスジェンダー活動家)
◎野老朝雄(アーティスト)
◎長谷川博史(雑誌編集者)
◎三橋順子(性社会文化史研究者/明治大学非常勤講師)
◎山縣真矢(編集者/ライター)
■企業(計:10)
<レインボー>
◎EY Japan株式会社
◎シスコシステムズ合同会社
◎大日本印刷株式会社
◎野村ホールディンングス株式会社
◎パナソニック株式会社
<ダイヤモンド>
◎日本生命保険相互会社
◎プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
<ゴールド>
◎アサヒビール株式会社
◎大和ハウス工業株式会社
◎株式会社みずほフィナンシャルグループ
■大使館(計:19)
<特別後援>駐日オランダ王国大使館
<後援>駐日アイスランド大使館/駐日アイルランド大使館/在日アメリカ大使館/駐日イスラエル大使館/駐日英国大使館/在日オーストラリア大使館/駐日欧州連合代表部/在日カナダ大使館/在日スイス大使館/駐日スウェーデン大使館/駐日スペイン大使館/駐日デンマーク大使館/駐日ドイツ連邦共和国大使館/駐日ニュージーランド大使館/駐日ノルウェー大使館/駐日フィンランド大使館/在日フランス大使館/在日メキシコ大使館
◆「プライドハウス」とは
オリンピック・パラリンピックなどの国際スポーツ大会の開催にあわせて、セクシュアリティを問わず、あらゆる人が安心して過ごせる場所を提供することを中心に、LGBTQに関する地域情報や文化情報の提供、LGBTQとスポーツという視点での課題やその解決方法や学びの提供、地域の住民や来訪者問わず参加できるスポーツイベントなどの実施といった機能を提供することを目指しています。過去のプライドハウス主催団体、今後プライドハウスを主催する予定の団体が、プライドハウス・インターナショナル(http://www.pridehouseinternational.org)というネットワークを形成し、情報共有などを行っています。