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ArmとChina Unicom、中国におけるIoTの普及拡大に向けてパートナーシップ契約を締結

「Arm Pelion Device Management」、「Arm Mbed OS」、「China Unicom IoT Platform」を連携




2019年2月26日、英国ケンブリッジ発 – 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)と中国聯通(以下China Unicom)は本日、中国におけるプレゼンス確立を目指す中国企業とグローバル企業を対象に、IoTの拡張性、セキュリティ、シンプルな運用を実現するための長期的なパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。今回のコラボレーションでは、Armが提供する「Arm(R) Pelion™ Device Management」(*1)および「Arm(R) Mbed™ OS」(*2)、China Unicomの新たなIoTプラットフォームと、デバイスとアプリケーションの充実したエコシステムを活用することで、柔軟性、パフォーマンス、セキュリティに優れたソリューションを提供していきます。
*1) https://www.arm.com/products/iot/pelion-iot-platform
*2) https://www.mbed.com/en/platform/mbed-os/

[画像: https://prtimes.jp/i/22759/53/resize/d22759-53-778047-1.jpg ]


China Unicom IoT LimitedのジェネラルマネージャーであるChen Xiaotian氏は、次のように述べています。「Armとのパートナーシップ締結により、急速に拡大する市場に対し、より優秀で安全なIoTソリューションをともに提供できることは、私たちにとって大きな喜びです。China Unicom IoTは、IoT時代の牽引役となるべく努力を重ねてきました。デバイスの数が拡大を続ける中、Armとのコラボレーションによって、今後はビジネスの効率な成長、より優れたサービス体験の提供、より高い投資リターンにより顧客企業を支援できると考えています。さらに、両社が力を合わせてIoTのエコシステム全体を構築することで、IoTの進化とサービスの変革を推し進めていきます」

China Unicom IoT Platformは、「エッジ・クラウド間」の強力なエコシステムを実現し、中国全土の1億台のデバイスをセキュアに接続します。このソリューションは、ArmのPelion Device Managementサービスをベースに開発されるもので、あらゆる種類のデバイスの管理に対応しつつ、Mbed OSとの緊密な連携により、デバイス・データ間のデータセキュリティとデバイス管理を実現します。ArmとChina Unicomのパートナーシップを通じて、中国企業および中国で事業を展開する海外企業は、スマートユーティリティ、スマートシティ、スマート物流などのさまざまな分野で、大規模なIoTアプリケーションを容易に導入・管理できます。

ArmのIoTサービス・グループのプレジデントであるDipesh Patelは、次のように述べています。「IoTは企業に極めて大きな機会をもたらしますが、その一方で、導入が簡単でセキュリティに優れ、ライフサイクル全体でデバイスを管理可能なソリューションが必要になります。China UnicomがPelion Device Managementのライセンスを取得し、Mbed OSを活用することで、IoTデバイスのセキュアな開発・管理に関して、両社は圧倒的な規模とシンプルな運用を実現していきます。これにより企業は、自社の導入環境から価値を導き出すことが可能です」

企業はPelion Device Managementを使用することで、デバイスのライフサイクル全体を通じて、制約が非常に厳しいものから大規模ゲートウェイまで、さまざまな種類のIoTデバイスの設置、管理、更新をセキュアかつ効率的に行えます。このほか、Pelion Device Managementによって、パブリックまたはプライベートのクラウド、オンプレミスまたはハイブリッドの環境で、柔軟な導入が可能となります。

Mbed OSは、IoT環境に必要なすべての主要コンポーネントとメインストリーム規格を実装しており、豊富なコネクティビティ機能を実現します。Mbed OSの次期リリース(2019年3月版)では、IoT OSとしていち早く「PSA Certified™」(*3)レベル1および「PSA Functional API Certification」に完全準拠し、Cypress、NXP、ST、Nuvotonなど複数の半導体ベンダーのハードウェアをサポートします。Mbed OSは、エッジからプロトコル、そしてライフサイクル全体を対象にセキュリティを実現します。これにより開発者は、開発効率を高め、開発期間を短縮しつつ、IoT製品のイノベーションと差別化に専念できます。
*3) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000022759.html

IHS Markit社のIoT担当上級主席アナリストであるSam Lucero氏は、次のように述べています。「中国のIoT市場は急ピッチで成長を続けており、セルラーIoTの接続数は、2018年の5億6,000万回線から、2022年には15億回線まで増加する見込みです。ArmとChina Unicomは、最新ソリューションの市場投入を通じて、IoTデバイスのシンプル・セキュアな導入・管理という企業のニーズに応えようとしています。今回のようなパートナーシップにとって、中国IoT市場の成長は、絶好の機会となります」

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,300億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。

China Unicomについて
China United Network Communications Group Co. Ltd.(China Unicom)は、旧China Netcomと旧China Unicomの合併に伴い、2009年1月に設立されました。China Unicomは、「フォーチュン・グローバル500」にもランクインしており、中国の通信事業者として唯一、ニューヨーク、香港、上海の証券取引所に上場しています。(HKSE:0762、NYSE:CHU、SHA:600050)
China Unicomは、中国全体のカバレッジと大規模なグローバル展開を特徴とする、最新の通信ネットワークを誇り、固定・モバイルの通信サービス(WCDMA、LTE、FDD、TD-LTE)、国内外の通信施設、衛星サービス、ネットワーク・アクセス・サービス、付加価値サービスとシステム統合サービスを展開しています。
China Unicomは、中国31省に子会社を有し、約15の国・地域で海外事業を展開しています。

China Unicom IoTについて
China Unicom IoT Co., Ltd.(CUIOT)は、China Unicom(CU)の完全子会社です。コネクティビティ以外の事業(アプリケーション、モジュール、デバイス等)の主要業務部門であり、China UnicomのIoT関連の外部企業やベンチャーの企業との協力に関する統合プラットフォームと位置づけられています。
CUIOTは主に、製品開発、サポート、オペレーション、販売などを専門としており、市場への迅速な対応能力を獲得するため、専門的・統合的なビジネス開発を目指しています。
CUIOTは、IoTプラットフォームの統合的な計画、構築、保守管理も担当しています。「IoTプラットフォーム+」のエコロジカル戦略を実行することで、CUIOTは、世界をリードするIoTサービス・プロバイダーとなることを目指しています。

全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。(C) 1995-2019 Arm Group.
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