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分散型IDの発行サービス「SMS-OTP for DID」提供開始に関するお知らせ

ワンタイムパスワード認証により分散型IDの利用がさらに身近に




 株式会社アクリート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中優成、以下「当社」)と、Digital Platformer株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:松田一敬、以下「Digital Platformer」)は、このたび、Digital Platformerが提供する分散型ID(DID)基盤(サービス名「SHIKI」)と当社の「SMSコネクト」をAPI連携させ、SMS-OTP(ワンタイムパスワード)による携帯電話番号の所有物認証の結果をデジタル証明書とする「SMS-OTP for DID」を共同で開発いたします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19716/54/19716-54-9e6a4684eb8e8cd1bcbc674ef3e2594c-1382x401.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【「SMS-OTP for DID」について】
 当社とDigital Platformerが協業にて提供する「SMS-OTP for DID」は、個人の属性情報である携帯電話番号の所有物認証(SMS認証)結果をデジタル証明書(Verified Credential (以下、VC))として取り込んだ分散型ID(以下、DID)発行・管理プラットフォームサービスです。
 今回のこのサービスでは、Digital Platformerが提供するDID発行・管理プラットフォームサービスに当社が提供するSMS送信サービス「SMSコネクト」のワンタイムパスワードサービス「SMS-OTP認証」を連携させて提供させていただきます。
 DIDとは、GoogleやFacebookなどのように、個々のサービスがそれぞれIDを発行し、その管理権限はユーザーではなく発行主であるサービス側にある従来の中央集権型IDとは異なり、世界中のコンピューター、サーバーにデータを分散させて管理するブロックチェーンなどの技術を用いて、個人が管理・所有できるIDです。今回提供させていただくDigital PlatformerのDID
基盤では、世界標準のDIDにデジタル上で検証可能な証明書として、すでに提供中のマイナンバーカードでの本人確認した結果をデジタル証明書とすることに加え、SMS配信とワンタイムパスワードの組合せ認証による携帯電話番号の所有物認証という認証結果をデジタル証明書化する本人確認済VCを発行しDIDに組み込むことで一意な本人確認済IDを作り、ユーザーに関連するすべてのコンテンツをスマートフォン内に格納し、管理できることが特徴になります。

【第一弾として「TicketMe」への採用】
 今回は第一弾として、非代替性トークン(NFT)を用いて演劇などのチケットの売買ができるプラットフォームを手掛ける株式会社チケミーが提供するNFTチケット発行プラットフォーム「TicketMe」に、当社とDigital Platformerが提供する「SMS-OTP for DID」を簡易的に実装したものが採用されております。
 「TicketMe」は、音楽ライブ・演劇・スポーツ観戦などのチケットを自由に売買することができる、日本初のNFTチケット発行プラットフォームです。
 サービス開始の23年6月以降、900以上のイベントで導入されており、主催者が許可し、2次販売額の上限を設定すれば、チケットの購入者による2次販売も可能となっており、ユーザー間で売買されたチケットの売り上げの一部は一次販売者に還元されます。人気の公演などはSNS上で高額転売される事例もありますが、チケミーではDigital Platformerのブロックチェーン(分散型台帳)を活用して販売の履歴を管理するなど、悪質な転売を防止することが可能です。「TicketMe」上で売買を行う利用者の本人確認手段は、マイナンバーカードを本人確認済デジタル証明書VCとして連携しているDigital PlatformerのDID基盤「SHIKI」が、既に「TicketMe」に採用されておりますが、今回、本人確認の手段の多様化と利便性を図るため、携帯電話番号の本人確認手段として普及が進んでいるアクリートのSMS認証を用いつつ、これをDigital PlatformerのVerifiable Credential技術によりデジタル証明書として発行することで、チケット販売において、マイナンバーカードよりも持ち歩く頻度が高く、暗証番号の記憶が不要なスマートフォンに紐づく携帯電話番号の所有物認証(SMS認証)が行えるようになる為、より利便性の高い個人認証が可能になります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/19716/54/19716-54-959d33bbb4cba5147ab86f6e22cf833f-924x474.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【「SMS-OTP for DID」提供の背景と目的】
 当社が展開する事業の幅を拡げていくことを目的に2021年8月に出資したDigital Platformerは、国際標準の分散型IDを日本中に広めるべく2020年に設立され、ブロックチェーン技術でサービス提供を実装している、日本では数少ない企業であります。
 Digital Platformerが開発・提供する分散型ID(DID)の発行/管理プラットフォームサービス「SHIKI」と連携が実現しているデジタル証明書は、従来はマイナンバーカードのみで、マイナンバーカードをデジタル証明書として取り扱うには、 マイナンバーカードの携行率や暗証番号を覚えていないこと、一回当たりの認証コストが高いなどの課題に直面していました。そこで、当社が提供する携帯電話番号認証であるSMS-OTP認証を本人確認プロセスとすることで、より安価かつシンプルな本人確認プロセスで携帯電話番号の所有物認証という認証結果をデジタル証明書とすることが可能になります。
 一方で当社は、自らがミッションとする「セキュアで最適なプラットフォームを提供する」という方針に基づき、SMSサービスにおいて認証や連絡通知用途で「SMSコネクト」の提供を展開しています。認証用途の利用では、システムの安定性と即時性が求められるため、システム品質の高さが求められますが、当社のSMS送信サービスは、5000社を超える利用企業により10億通近くのSMS配信利用があり、そのうち認証用途の利用割合は39%と市場全体と比較しても高く、認証に強みを持っています。さらに近年では、成長戦略のテーマの一つとして、「認証領域の拡大」を掲げており、2021年のDigital Platformerへの出資以降、携帯電話番号のモバイルID化に向けて、共同で模索・協議・研究を行ってきました。
 そうした中で、認証領域に強く、携帯通信キャリア4社共通で送信ができる当社の「SMSコネクト」と「DID基盤」を連携させ、個人の属性情報である携帯電話番号の所有者認証結果をデジタル証明書として取り込んだ分散型IDの発行サービス「SMS-OTP for DID」を共同で提供する判断に至り、この度のお知らせとなりました。
 将来的には、顔情報など生体情報をデジタル証明書とする、「生体認証 for DID」の取り組み展開も視野に入れております。当社においては、Digital Platformerが展開するブロックチェーンを活用した共通IDの管理に基づく地域通貨やステーブルコイン(法定通貨などに連動する暗号通貨)の発行の際の本人確認情報の手段への活用を共同で推進してまいります。

【Digital Platformerについて】
会社名   :Digital Platformer株式会社
代表者   :代表取締役CEO  松田 一敬
所在地   :東京都千代田区麹町5丁目3-23 日テレ四谷ビル5F
設立    :2020年4月
資本金   :100,000千円 
事業概要  : デジタル地域通貨、分散型ID発行SaaSの開発、提供、導入支援 ブロックチェーンを活用した金融・文書管理プラットフォームのシステム開発 ブロックチェーンを活用したデジタル化推進のコンサルティング 等
URL    : https://digitalplatformer.co.jp/

【チケミーについて】
会社名   :株式会社チケミー
代表者   :代表取締役CEO  宮下大佑
所在地   :東京都渋谷区神南1-23-10 3階
設立    :2022年6月
資本金   :140,000千円 
事業概要  : NFTチケット販売プラットフォーム
URL    : https://ticketme.co.jp/

【アクリートについて】
 2003年よりSMS(ショートメッセージサービス)配信サービスを提供し、2010年より法人向けSMS配信事業を先駆けて開始した日本におけるSMS配信事業のパイオニア企業です。法人向けSMS配信市場のパイオニアとして、2010年より、企業のユーザー認証問題の相談を受け、LINE社を皮切りに、DeNA社、グリー社、ミクシィ社、食べログ(カカクコム社)などから寄せられた課題解決に取り組んでまいりました。その結果、長年のSMS配信に関する知見と技術力に基づき、自社で開発した、大量かつ安定したSMS配信を行うことができる信頼性の高い大規模配信プラットフォームでサービスを提供しています。高品質・高安定性・高セキュリティを求める利用用途、大量のSMSを配信する大規模サービスを中心に、グローバルIT企業、国内大手企業様をはじめ多数の企業様で幅広くご利用いただいております。

会社名   :株式会社アクリート(グロース:4395)
代表者   :代表取締役会長 株本 幸二、代表取締役社長 田中 優成
所在地   :東京都千代田区神田小川町3丁目28-5 axle御茶ノ水3F
設立    :2014年5月
資本金   :372,454千円 ※2024年3月現在
事業概要  :メッセージングサービス事業
URL    :https://www.accrete-inc.com/

※アクリートは、株式会社アクリートの日本における登録商標または商標です。
※本内容に記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社アクリート 広報担当
E-mail: pr@accrete-inc.com
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