2013卒就活生モニター調査:10月1日現在のモニター内定率は前年から微増し、81.0%に 〜『日経就職ナビ2013 就職活動モニター調査』(2012年10月)結果より〜
[12/10/22]
提供元:PRTIMES
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就職情報会社・株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2013年3月卒業予定の大学生の就職活動モニター(現大学4年生、理系は修士2年生を含む)2,000人を対象にインターネットで、就職活動に関する調査を行いました。
(調査期間:10月1日〜9日、回答数1,122人)
1.10/1現在の学生モニター内定状況は81.0%
10月1日現在の学生モニター全体の内定率は81.0%で、前年に比べ、0.9ポイント上昇しました。また前回調査(7月1日時点)の70.8%から3ヵ月で10ポイント上昇したことになります。昨年は、東日本大震災の影響で7月から10月の伸びが約15ポイントと目立ちましたが、今年は早い時期から高い内定率を維持しており、夏場で大幅に伸びることはなかったようです。(図表1-2)
2.未内定者の今後の予定、「就活を継続」が半数を超える
内定を得ていない学生(モニター全体の19.0%)に、今後の予定を聞いたところ、「就職先が決まるまで就職活動を続ける」が前年同様に半数を超えました。一方で「留年して来年もう一度就職活動をする」という人は7.5%と、増加傾向にあると指摘される就職留年を考えている学生は今回の調査では微減。「卒業して来年もう一度就職活動をする」という就職浪人組も4.2%にとどまりました。
また文理別で見ると、文系はあくまで就活継続者が多く(文系男子56.0%、文系女子73.7%)、一方、理系は「大学院に進学する」(理系男子54.7%、理系女子35.3%)が最も多いという結果になりました。(図表3-4)
3.中小企業への応募は増え、62.1%が応募経験あり。一方、「情報不足」という意見も
従業員300人未満の中小企業への応募経験を聞いたところ、「受けたことがある」は62.1%と、前年より11.7ポイント伸びました。今年3月調査で「中堅中小企業を中心に活動する」という回答は14.0%にとどまっていたが、就活を進める中で実際に中小の門を叩いた学生は少なくなかったといえます。一方、中小企業を受けていない層に理由を聞くと、安定性や待遇に不安を感じるとの意見が多い中、「情報が少なく企業研究が十分にできない」という回答が21.4%あり、企業研究の材料となる情報提供が不足している様子がうかがえます。(図表5-7)
4.就活費用、平均15万4千円。昨年の16万3千円を下回る
就職活動にかかった費用について、「リクルートスーツ代」「交通費」「宿泊費」「資料費」「備品代」「有料講座受講費」「その他諸経費」の7つの項目ごとに金額を聞きました。各項目の平均を算出し足しあげると154,311円となり、前年調査の163,229円を8,900円余り下回りました。
減少額が一番大きいのは「交通費」で、前年の74,846円から71,362円へと約3,400円減。
この要因としては、期間短縮でセミナーや面接の日程が重複し、一日に集中して回ることが多かったほか、WEB上でセミナーを視聴する機会が増えたことも、交通費減少に貢献したと考えられます。(図表8-10)
《調査概要》
調査対象: 2013年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答数 : 1,122人(文系男子388人、文系女子297人、理系男子327人、理系女子110人)
調査方法: インターネット調査法
調査期間: 2012年10月1日〜9日
サンプリング: 日経就職ナビ2013 就職活動モニター
※「日経就職ナビ 就職活動モニター調査」は、株式会社日経HRと株式会社ディスコが大学生の就職活動状況を調査することを目的として実施しています。
※日経就職ナビは日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理を担当し、株式会社ディスコが運営事務局を務めています。
*調査詳細は同調査結果のレポートをご覧ください。
http://www.disc.co.jp/uploads/2012/10/13monitor_2012oct1.pdf
【内容】
1.10月1日現在の内定状況
2.未内定者の今後の予定
3.就職決定企業から内定を得た時期
4.内定式について
5.入社までの半年間の過ごし方
6.内定承諾後の辞退
7.中小企業への選考応募状況
8.就職活動で大変だったこと
9.就職活動の費用