[速報-2014年第3四半期] 世界の不動産投資額、前年同期比13%増の1,650億ドル
[14/10/20]
提供元:PRTIMES
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日本は7%減の81億ドル(円建てで2%減の8,400億円) 世界の1月‐9月累計は23%増
総合不動産サービス大手のJLLグループ(本社イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者コリン・ダイアー、NYSE JLL、以下:JLL)がまとめた投資分析レポートによると、2014年第3四半期の世界の商業用不動産投資額は、速報ベース※1で前年同期比13%増(前期比4%増)の1,650億ドル※2となり、2014年第1月-9月までの投資額は、前年同期比23%増の4,630億ドルとなりました。日本の2014年第3四半期の商業用不動産投資額は、前年同期比7%減(前期比4%減)の81億ドル(円建てでは2%減の8,400億円※3)となり、2014年1月-9月までの投資額は、前年同期比3%減の286億ドル(円建てでは4%増の2兆9,470億円)となりました。2014年通年の世界の商業用不動産投資額の見通しは、引き続き7,000億ドルと予測しています。
確報および全体の調査結果をまとめたレポートは、10月末に発行する予定です。ハイライトは以下のとおりです。
? 2014年第3四半期の世界の商業用不動産投資額は、前年同期比13%増の1,650億ドルとなり、10四半期連続で1,000億ドルを突破。(図表1)また、2014年1月-9月は、前年同期比23%増の4,630億ドルとなった。
? アメリカ大陸の第3四半期投資額は、前年同期比23%増(前期比16%増)の780億ドルとなった。特に、アメリカ、ブラジル、メキシコにおいて活発な投資活動がみられた。
? EMEAの第3四半期投資額は、前年同期比7%増(前期比5%減)の560億ドルとなった。フランス、ドイツ、イギリスのコア市場における好調な実績に加え、近隣諸国である中東欧(前年同期比35%増)、ベネルクス(同56%増)、北欧諸国(同20%増)、南欧(同72%増)においても投資活動が活発化した。
アジア太平洋地域の第3四半期投資額は、前年同期比3%増(前期比3%減)の310億ドルとなった。日本、オーストラリアにおける投資活動が活発だった。中国では前年同期比30%減となったが、引き続き中国市場に対する投資家の関心が強いことから、一時的な減少とみている。
? 日本の2014年第3四半期の投資額は、前年同期比7%減の81億ドル、円建てでは2%減の8,400億円となった。2014年1月-9月の日本の投資額は、前年同期比3%減の286億ドル(円建てでは4%増の2兆9,470億円)となった。(図表2)
?J-REIT市場においては、9月にGLP投資法人が9物件を約540億円で取得、同じく9月に日本プロロジスリート投資法人が5物件を約455億円で取得するなど、物流セクターの動きが活発であった。また、森トラスト株式会社がローンスターから目黒雅叙園を取得(取引価格は非開示)するなど話題性の高い大型取引も見られた。第3四半期の円建ての投資額は前期比、前年同期比ともにやや減少となったが、第3四半期までの9ヵ月間では前年比で増加を維持している。
? 2014年通年の世界の商業用不動産投資額の見通しは、引き続き7,000億ドルと予測している。
JLLリサーチ事業部長赤城威志は次のように述べています。
「昨年との比較では、REITによる取引額は減少しているにも関わらず1月からの9ヵ月間の取引額は増加となっており、投資家層の広がりが数字となって表れたと考えられます。2014年内にクロージングが予定される大型トランザクションもいくつか控え、2014年を通じては前年比で投資額の増加が予測されます」
【補足】
※1: 速報値であり、今後変更になる場合があります。
※2:通貨単位は、別途記載がない限りすべて米ドルとします。
※3:為替レート2014年7月1日〜2014年9月30日平均(1ドル104.17円)
この投資分析レポートは、世界における不動産投資マネーの動きを解説するレポートで、四半期ごとに刊行しています。その他世界の最新の不動産データと詳細は、当社ホームページをご覧ください。
www.joneslanglasalle.co.jp (レポートは英語のみ)
JLLグループについて
JLLグループ(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、包括的な不動産サービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。世界75ヵ国、1,000都市、200超拠点で展開し、売上高は約40億ドルに上ります。2013年度は、プロパティ・マネジメント及び企業向けファシリティ・マネジメントにおいて、約2億7,900万m2 (約8,370 万坪)の不動産ポートフォリオを管理し、990億ドルの取引を完了しました。JLLグループで不動産投資・運用を担当するラサール インベスト マネジメントは、総額480億ドルの資産を運用しています。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インクの企業呼称です。
JLLのアジア太平洋地域での活動は50年以上にわたり、現在15ヵ国、80事業所で27,500名超のスタッフを擁しています。2014年インターナショナル・プロパティ・アワード・アジア・パシフィックでは7ヵ国・地域で「最優秀不動産コンサルタント賞」を受賞、 また2013年ユーロマネー・リアルエステート・アワードにおいては9つの賞を受賞しました。詳細な情報はホームページをご覧下さい。www.joneslanglasalle.co.jp
総合不動産サービス大手のJLLグループ(本社イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者コリン・ダイアー、NYSE JLL、以下:JLL)がまとめた投資分析レポートによると、2014年第3四半期の世界の商業用不動産投資額は、速報ベース※1で前年同期比13%増(前期比4%増)の1,650億ドル※2となり、2014年第1月-9月までの投資額は、前年同期比23%増の4,630億ドルとなりました。日本の2014年第3四半期の商業用不動産投資額は、前年同期比7%減(前期比4%減)の81億ドル(円建てでは2%減の8,400億円※3)となり、2014年1月-9月までの投資額は、前年同期比3%減の286億ドル(円建てでは4%増の2兆9,470億円)となりました。2014年通年の世界の商業用不動産投資額の見通しは、引き続き7,000億ドルと予測しています。
確報および全体の調査結果をまとめたレポートは、10月末に発行する予定です。ハイライトは以下のとおりです。
? 2014年第3四半期の世界の商業用不動産投資額は、前年同期比13%増の1,650億ドルとなり、10四半期連続で1,000億ドルを突破。(図表1)また、2014年1月-9月は、前年同期比23%増の4,630億ドルとなった。
? アメリカ大陸の第3四半期投資額は、前年同期比23%増(前期比16%増)の780億ドルとなった。特に、アメリカ、ブラジル、メキシコにおいて活発な投資活動がみられた。
? EMEAの第3四半期投資額は、前年同期比7%増(前期比5%減)の560億ドルとなった。フランス、ドイツ、イギリスのコア市場における好調な実績に加え、近隣諸国である中東欧(前年同期比35%増)、ベネルクス(同56%増)、北欧諸国(同20%増)、南欧(同72%増)においても投資活動が活発化した。
アジア太平洋地域の第3四半期投資額は、前年同期比3%増(前期比3%減)の310億ドルとなった。日本、オーストラリアにおける投資活動が活発だった。中国では前年同期比30%減となったが、引き続き中国市場に対する投資家の関心が強いことから、一時的な減少とみている。
? 日本の2014年第3四半期の投資額は、前年同期比7%減の81億ドル、円建てでは2%減の8,400億円となった。2014年1月-9月の日本の投資額は、前年同期比3%減の286億ドル(円建てでは4%増の2兆9,470億円)となった。(図表2)
?J-REIT市場においては、9月にGLP投資法人が9物件を約540億円で取得、同じく9月に日本プロロジスリート投資法人が5物件を約455億円で取得するなど、物流セクターの動きが活発であった。また、森トラスト株式会社がローンスターから目黒雅叙園を取得(取引価格は非開示)するなど話題性の高い大型取引も見られた。第3四半期の円建ての投資額は前期比、前年同期比ともにやや減少となったが、第3四半期までの9ヵ月間では前年比で増加を維持している。
? 2014年通年の世界の商業用不動産投資額の見通しは、引き続き7,000億ドルと予測している。
JLLリサーチ事業部長赤城威志は次のように述べています。
「昨年との比較では、REITによる取引額は減少しているにも関わらず1月からの9ヵ月間の取引額は増加となっており、投資家層の広がりが数字となって表れたと考えられます。2014年内にクロージングが予定される大型トランザクションもいくつか控え、2014年を通じては前年比で投資額の増加が予測されます」
【補足】
※1: 速報値であり、今後変更になる場合があります。
※2:通貨単位は、別途記載がない限りすべて米ドルとします。
※3:為替レート2014年7月1日〜2014年9月30日平均(1ドル104.17円)
この投資分析レポートは、世界における不動産投資マネーの動きを解説するレポートで、四半期ごとに刊行しています。その他世界の最新の不動産データと詳細は、当社ホームページをご覧ください。
www.joneslanglasalle.co.jp (レポートは英語のみ)
JLLグループについて
JLLグループ(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、包括的な不動産サービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。世界75ヵ国、1,000都市、200超拠点で展開し、売上高は約40億ドルに上ります。2013年度は、プロパティ・マネジメント及び企業向けファシリティ・マネジメントにおいて、約2億7,900万m2 (約8,370 万坪)の不動産ポートフォリオを管理し、990億ドルの取引を完了しました。JLLグループで不動産投資・運用を担当するラサール インベスト マネジメントは、総額480億ドルの資産を運用しています。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インクの企業呼称です。
JLLのアジア太平洋地域での活動は50年以上にわたり、現在15ヵ国、80事業所で27,500名超のスタッフを擁しています。2014年インターナショナル・プロパティ・アワード・アジア・パシフィックでは7ヵ国・地域で「最優秀不動産コンサルタント賞」を受賞、 また2013年ユーロマネー・リアルエステート・アワードにおいては9つの賞を受賞しました。詳細な情報はホームページをご覧下さい。www.joneslanglasalle.co.jp