ジョンソンコントロールズ、マイクロソフトの機械学習を活用した不具合検知(FDD)システムを開発
[18/07/10]
提供元:PRTIMES
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〜先端技術の積極活用で、サービス品質や快適性を向上するとともに、業界の人手不足や技術継承の課題にアプローチ〜
ジョンソンコントロールズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉田 浩)は本日、VAV(可変風量:Variable Air Volume)空調システムの保守サービスにマイクロソフトのクラウドプラットフォーム Microsoft Azureの機械学習機能であるMicrosoft Azure Machine Learning(以下、Azure ML)を活用したFDD(不具合検知:Fault detection & diagnosis)システムを開発したことを発表しました。新しいFDDシステムは当社と保守サービスをご契約頂いているお客様向けに新たに導入され、保守サービスを利用する既存のお客様および、新たな契約に2018年9月より順次導入され提供を開始します。
VAV空調システムとは大規模なビルで広く採用されている空調システムで、故障や不具合が発生した場合、居住者の快適性や省エネルギー性能に大きく影響します。通常天井裏などに設置されているため、これまでは現地に技術者が赴いて稼働中のオフィスビルの天井裏に設置された膨大な数のVAVユニットを直に確認する方法がとられていました。そのため、多くの人手を必要とし、複数のユニットが連動して動作するために熟練技術が必要でした。
今回開発したFDDシステムでは、長期間にわたって収集・蓄積したVAV空調システムの稼働データを、Azure MLを活用して解析するソフトウェアを使用します。Azure MLを用いて連続的に解析、稼働状況を分析することで、それぞれの居室の特徴、不具合の発生傾向を学習し、故障による大きなダメージを受ける前に異常を検知したり、不具合の要因を迅速に特定したりできます。これにより、室内の快適環境を損なうような深刻な動作不良に陥る前に対策をとることが可能となり、居住者やテナントの満足度向上に貢献します。さらに、現場での大掛かりな保守点検作業を効率化することで、人手不足や技術継承の課題にアプローチしつつも、技術者の技量に依存しない高品質できめ細かい保守サービスが提供できるようになります。
ジョンソンコントロールズでは、2017年5月にデータソリューションビジネスチームを立ち上げ、現在ではグローバルで約470名のエンジニアが在籍、AIやIoTといった先端技術を活用したソリューションの開発に取り組んでいます。今後、VAV空調システム以外の設備にもAIを活用していくことで、サービス品質を向上しつつ国内で深刻な人手不足や技術継承者不在などの課題の解決に役立てていく方針です。
ジョンソンコントロールズは先日、ビル内のあらゆる情報を収集するデータプラットフォーム「ジョンソンコントロールズエンタープライズマネジメント(JEM)」をグローバルで発表しました。JEMは、Metasys(R)ビルオートメーションシステムをはじめとしたBACnet(R) IPで構築されたBAS(ビルオートメーションシステム)と連携して、クラウド上にデータを集積します。そして、これらのデータを解析、見える化、最適化することで建物のビッグデータをニーズに合わせて活用しています。今回のAzure MLを活用したFDDソフトウェアもメニューの1つとしてJEMプラットフォーム上に構築されています。ジョンソンコントロールズは、今後も市場のニーズに合わせてその他のメニューの国内展開を検討してまいります。
本システムの発表にあたりましては、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 クラウド&ソリューション事業本部長 手島 主税様より「日本マイクロソフト株式会社は、ジョンソンコントロールズ株式会社様による、Azure Machine Learningを活用した不具合検知(FDD)システムの開発を心より歓迎いたします。ジョンソンコントロールズ株式会社様とは長らく空調システムのリモート監視および故障予兆等に連携して取り組んでまいりました。このたびの不具合検知システムが、マイクロソフトのIoT、機械学習、AI等の技術をいち早く採用頂くことで、最適なビルの遠隔監視や故障予兆等の運用を具現化するソリューションになると期待しております。今後もよりよいスマートシティや先進的なビルマネージメントを実現するために、ジョンソンコントロールズ株式会社様とのコラボレーション、技術支援に注力してまいります」とのお言葉も頂戴しております。
ジョンソンコントロールズは安全で快適、そして持続可能な世界の実現を目指し、130年以上にわたりイノベーションを続け業界をリードしています。当社のフラッグシップ製品であるMetasys(R)ビルオートメーションシステムは全世界で10万件以上の導入実績を誇り、世界の高層ビルやオフィスビル、空港、商業施設、学校などあらゆるところで快適な環境を提供しています。AI、IoTなどの先端技術を世界に先駆けて取り込み、ビル内のあらゆるシステムをシームレスにつなぐことでお客様の課題解決をサポートし世界中でスマートシティやスマートコミュニティを実現しています。
商標などについて
Metasys(R)は、米国ジョンソンコントロールズ社の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。BACnet(R)は米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)の登録商標です。
ジョンソンコントロールズ インターナショナルについて
ジョンソンコントロールズは、世界150ヵ国以上のお客様に多様なテクノロジーを提供する業界トップクラスのグローバル多角産業企業です。約12万人の従業員がシームレスに連携し、スマートシティやスマートコミュニティを実現するインテリジェントビル、エネルギー効率化ソリューション、統合インフラ、次世代輸送システムの開発に取り組んでいます。ジョンソンコントロールズのサスティナビリティへの取り組みは、創業のきっかけとなった世界初の電気式室内サーモスタットが発明された1885年にまで遡ります。詳細は、http://www.johnsoncontrols.comをご覧いただくか、またはTwitterで@johnsoncontrolsをフォローしてください。
ジョンソンコントロールズ日本法人について
ジョンソンコントロールズ株式会社は、ジョンソンコントロールズ インターナショナル(Johnson Controls International, Plc.)の日本法人(本社: 東京都渋谷区、 代表取締役社長:吉田 浩)です。建物のライフサイクルを通じた効率化を促進する中央監視、自動制御機器、空調冷熱機器、冷凍機、セキュリティシステムの製造、施工、保守、ならびに運用コンサルティングを提供しています。国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細はwww.johnsoncontrols.co.jp をご覧ください。
ジョンソンコントロールズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉田 浩)は本日、VAV(可変風量:Variable Air Volume)空調システムの保守サービスにマイクロソフトのクラウドプラットフォーム Microsoft Azureの機械学習機能であるMicrosoft Azure Machine Learning(以下、Azure ML)を活用したFDD(不具合検知:Fault detection & diagnosis)システムを開発したことを発表しました。新しいFDDシステムは当社と保守サービスをご契約頂いているお客様向けに新たに導入され、保守サービスを利用する既存のお客様および、新たな契約に2018年9月より順次導入され提供を開始します。
VAV空調システムとは大規模なビルで広く採用されている空調システムで、故障や不具合が発生した場合、居住者の快適性や省エネルギー性能に大きく影響します。通常天井裏などに設置されているため、これまでは現地に技術者が赴いて稼働中のオフィスビルの天井裏に設置された膨大な数のVAVユニットを直に確認する方法がとられていました。そのため、多くの人手を必要とし、複数のユニットが連動して動作するために熟練技術が必要でした。
今回開発したFDDシステムでは、長期間にわたって収集・蓄積したVAV空調システムの稼働データを、Azure MLを活用して解析するソフトウェアを使用します。Azure MLを用いて連続的に解析、稼働状況を分析することで、それぞれの居室の特徴、不具合の発生傾向を学習し、故障による大きなダメージを受ける前に異常を検知したり、不具合の要因を迅速に特定したりできます。これにより、室内の快適環境を損なうような深刻な動作不良に陥る前に対策をとることが可能となり、居住者やテナントの満足度向上に貢献します。さらに、現場での大掛かりな保守点検作業を効率化することで、人手不足や技術継承の課題にアプローチしつつも、技術者の技量に依存しない高品質できめ細かい保守サービスが提供できるようになります。
ジョンソンコントロールズでは、2017年5月にデータソリューションビジネスチームを立ち上げ、現在ではグローバルで約470名のエンジニアが在籍、AIやIoTといった先端技術を活用したソリューションの開発に取り組んでいます。今後、VAV空調システム以外の設備にもAIを活用していくことで、サービス品質を向上しつつ国内で深刻な人手不足や技術継承者不在などの課題の解決に役立てていく方針です。
ジョンソンコントロールズは先日、ビル内のあらゆる情報を収集するデータプラットフォーム「ジョンソンコントロールズエンタープライズマネジメント(JEM)」をグローバルで発表しました。JEMは、Metasys(R)ビルオートメーションシステムをはじめとしたBACnet(R) IPで構築されたBAS(ビルオートメーションシステム)と連携して、クラウド上にデータを集積します。そして、これらのデータを解析、見える化、最適化することで建物のビッグデータをニーズに合わせて活用しています。今回のAzure MLを活用したFDDソフトウェアもメニューの1つとしてJEMプラットフォーム上に構築されています。ジョンソンコントロールズは、今後も市場のニーズに合わせてその他のメニューの国内展開を検討してまいります。
本システムの発表にあたりましては、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 クラウド&ソリューション事業本部長 手島 主税様より「日本マイクロソフト株式会社は、ジョンソンコントロールズ株式会社様による、Azure Machine Learningを活用した不具合検知(FDD)システムの開発を心より歓迎いたします。ジョンソンコントロールズ株式会社様とは長らく空調システムのリモート監視および故障予兆等に連携して取り組んでまいりました。このたびの不具合検知システムが、マイクロソフトのIoT、機械学習、AI等の技術をいち早く採用頂くことで、最適なビルの遠隔監視や故障予兆等の運用を具現化するソリューションになると期待しております。今後もよりよいスマートシティや先進的なビルマネージメントを実現するために、ジョンソンコントロールズ株式会社様とのコラボレーション、技術支援に注力してまいります」とのお言葉も頂戴しております。
ジョンソンコントロールズは安全で快適、そして持続可能な世界の実現を目指し、130年以上にわたりイノベーションを続け業界をリードしています。当社のフラッグシップ製品であるMetasys(R)ビルオートメーションシステムは全世界で10万件以上の導入実績を誇り、世界の高層ビルやオフィスビル、空港、商業施設、学校などあらゆるところで快適な環境を提供しています。AI、IoTなどの先端技術を世界に先駆けて取り込み、ビル内のあらゆるシステムをシームレスにつなぐことでお客様の課題解決をサポートし世界中でスマートシティやスマートコミュニティを実現しています。
商標などについて
Metasys(R)は、米国ジョンソンコントロールズ社の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。BACnet(R)は米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)の登録商標です。
ジョンソンコントロールズ インターナショナルについて
ジョンソンコントロールズは、世界150ヵ国以上のお客様に多様なテクノロジーを提供する業界トップクラスのグローバル多角産業企業です。約12万人の従業員がシームレスに連携し、スマートシティやスマートコミュニティを実現するインテリジェントビル、エネルギー効率化ソリューション、統合インフラ、次世代輸送システムの開発に取り組んでいます。ジョンソンコントロールズのサスティナビリティへの取り組みは、創業のきっかけとなった世界初の電気式室内サーモスタットが発明された1885年にまで遡ります。詳細は、http://www.johnsoncontrols.comをご覧いただくか、またはTwitterで@johnsoncontrolsをフォローしてください。
ジョンソンコントロールズ日本法人について
ジョンソンコントロールズ株式会社は、ジョンソンコントロールズ インターナショナル(Johnson Controls International, Plc.)の日本法人(本社: 東京都渋谷区、 代表取締役社長:吉田 浩)です。建物のライフサイクルを通じた効率化を促進する中央監視、自動制御機器、空調冷熱機器、冷凍機、セキュリティシステムの製造、施工、保守、ならびに運用コンサルティングを提供しています。国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細はwww.johnsoncontrols.co.jp をご覧ください。