次世代の俊敏なデータインフラストラクチャー向けの基盤となるNVMe(TM) SSDとNVMe-oF(TM)の新製品を発表
[20/06/25]
提供元:PRTIMES
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■新しいデュアルポートUltrastar(R) DC SN840 NVMe SSD、OpenFlex™ Data24 NVMe-oF プラットフォーム、RapidFlex™コントローラーにより、データセンターポートフォリオを強化
ハイライト:
・ クラウドコンピューティング、ミッションクリティカルなワークロードで稼働するサーバーおよび高可用ストレージソリューション向けに、3世代目となる新しいデュアルポートUltrastar DC SN840 NVMe SSDを提供
・ 新しいOpenFlex Data24 NVMe-oFストレージプラットフォームは、低遅延イーサネットデータファブリック全体にUltrastar DC SN840 NVMe SSDの性能を拡張し、ハイパースケール、OEM、エンタープライズIT顧客が、より効果的に容量をスケールアップし、分散型フラッシュストレージのリソースを共有できるような柔軟性を提供
・ OpenFlex Data24に組み込まれるRapidFlexコントローラーは、新たに取得したKazan Networksのブランド技術を搭載したウエスタンデジタル初のソリューションであり、高い性能と電力効率とともにNVMe/NVMe-oFのシームレスな接続を実現
・ NVMe SSDとストレージエンクロージャーの垂直統合により、データインフラストラクチャーをSASやSATAからNVMeへの移行を進め、効率的でスケーラブルな低遅延インフラによる優れた読み書き性能や可用性の求められるアプリケーションやワークロードに対応
ウエスタンデジタルコーポレーション(NASDAQ:WDC)は、Ultrastar NVMe™ SSD向けに開発し、NVMe-oF™により強化された、次世代データインフラストラクチャーの基盤となる新たなソリューションを発表しました。NANDフラッシュからストレージプラットフォームまでカバーする当社の革新的な開発力と統合力をベースとした新しいデュアルポートUltrastar DC SN840 NVMe SSD( https://www.westerndigital.com/ja-jp/products/data-center-drives/ultrastar-nvme-series-ssd )と、当社独自のRapidFlex NVMe-oFコントローラー( https://www.westerndigital.com/products/storage-platforms/rapidflex?utm_medium=pr2&utm_source=prrl&utm_campaign=June-24-DC-Announce&utm_content=pdp-rpdflx&utm_term=06-24-2020 )はスタンドアローンのソリューションであり、両製品を組み合わせることによって、低遅延イーサネットファブリックネットワークを介してNVMeの価値を複数のホストに拡張した共有ストレージJBOF(Just a Bunch of Flash)エンクロージャーである、OpenFlex Data24 NVMe-oFストレージプラットフォーム( https://www.westerndigital.com/products/storage-platforms/data24-nvme-of-storage-platform?utm_medium=pr2&utm_source=prrl&utm_campaign=June-24-DC-Announce&utm_content=pdp-nvm-pltfrm&utm_term=06-24-2020 )を構成します。この新たなソリューションはウエスタンデジタルのデータセンターポートフォリオを拡張するもので、より効率の高いNVMe SSDや、より先進的な共有ストレージアーキテクチャーへの移行を支援し、パフォーマンス重視のアプリケーションやワークロードの高まる需要に対応します。
今日の世界のデジタルエコノミーはマイクロ秒単位で動いています。ハイパースケールクラウドやエンタープライズデータセンターが重要なアプリケーションの性能と可用性を妥協なく確実にするためボトルネックの解消に常に取り組みつつ、これまでにないデータの拡大に歩調を合わせようとする中、NVMeやNVMe-oFソリューションの採用が加速しています。IT調査会社IDCではハイパースケーラーや、OEM、エンドユーザーのIT組織がレガシーSATAやSASインターフェースから離れつつあり、NVMeは2020年のエンタープライズSSDの総出荷台数の55パーセントに達し、2018年から2023年のCAGRは38パーセントになると予測しています注1。
IDCのリサーチバイスプレジデント、Jeff Janukowicz氏は次のように述べています。「スピード、効率、容量、コスト効率の高い拡張性を実現できるNVMeがフラッシュの未来であることは疑いがありません。そしてNVMe-oFによってこれが次の段階に引き上げられます。多くの高性能アプリケーションがまたたく間に主な事業部門を支える中核となり、これにより世界中の企業のデータセンターでNVMeがさらに拡大すると考えられます。ウエスタンデジタルはNANDフラッシュ革新の長年の歴史、そしてNVMe SSDと新たなデータファブリックソリューションの統合ポートフォリオにより、顧客のNVMe採用やストレージ資産の最大限活用について支援できるようになります。」
Ultrastar DC SN840 Data Center NVMe SSD
ウエスタンデジタルのデュアルポートアーキテクチャーの主導的地位をさらに高める新しいUltrastar DC SN840 Gen3.1 NVMe SSDは、垂直統合した内製NVMeコントローラー、ファームウェア、96層3D TLC NAND技術を搭載する当社の第3世代ソリューションです。新型Ultrastar NVMe SSDにより、エンタープライズ顧客はSATAやSASから、最大780K/250Kのランダム読み込み/書き込みIOPS、最大15.36TBの容量など、競争力の高い性能をドロップイン交換対応のU.2 15mmのフォームファクターで提供するNVMeにシームレスに移行することが可能です。1または3 DW/Dの耐久性、完全なパワーロス保護、TCG暗号化など、包括的な一連のエンタープライズクラスの機能が提供されます。ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、クラウドコンピューティング、SQL/NoSQLデータベース、仮想化(VM、コンテナ)、AI/ML、データアナリティクスなど、より優れた読み込み・書き込み性能や混合ワークロード性能、低遅延、デュアルポートの高可用性が求められるミッションクリティカルなアプリケーションの増大に対応する、未来に向けた理想的なソリューションです。
DDNの共同創立者でプレジデントのPaul Bloch氏は、次のように述べています。「AIやビッグデータ向けの高性能ストレージの有力プロバイダーであるDDNでは、最先端のストレージ技術を必要としています。ウエスタンデジタルのような革新的なパートナーと協業することで、デバイス性能を最大化するNVMeに基づくオールフラッシュのソリューションを提供し、顧客のアプリケーション加速化を支援します。当社のソリューションへUltrastar DC SN840 NVMe SSDの実装を期待しています。」
OpenFlex Data24 NVMe-oFストレージプラットフォーム
NVMeのフラッシュベースのストレージはDAS、SAN、NASの性能を大幅に強化することができますが、従来のデータセンターインフラストラクチャーはNVMe SSDの可能性を最大限に引き出すことができず、結果として価値あるストレージリソースの不十分な活用、非効率的なデータサイロや高額の運用コストの発生を招いてしまいます。OpenFlex Data24は、x86サーバー内のPCIeバスにローカルで取り付けられているかのように、Ultrastar NVMe SSDの帯域全体で低遅延イーサネットファブリックを介して複数のホストを共有できるようにして、このような課題に対応します。これによりデータセンター管理者はより柔軟に容量をスケールアップし、より効率的に分散型フラッシュストレージを活用し、性能を強化して、要件のさらに厳しいワークロードに対応することが可能となります。
最大24台のホットスワップ対応Ultrastar DC SN840 NVMe SSDに対応するOpenFlex Data24は、最大368TBの共有ストレージ容量をコンパクトな2Uフォームファクターで提供し、サーバーストレージの拡張やスケールアウト型ソフトウェアデファインドストレージ(SDS)環境に理想的なソリューションです。新ブランドRapidFlex RDMAに対応するNVMe-oFコントローラーを搭載する包括的な設計で、比類ないネットワーク接続性と非常に低い電力消費を実現し、最大6台のホストを外部スイッチなしで100Gbイーサネットに直接接続することができます。RapidFlexコントローラーは500ナノ秒以下の低遅延性能により、OpenFlex Data24に6台までのネットワークアダプターを追加した場合のプラットフォーム性能の予測値は13M IOPS/70GB/秒を上回ります。
高可用性とエンタープライズクラスの信頼性を提供するOpenFlex Data24は共有ストレージとして高性能インフラストラクチャー展開に組み込んだり、仮想ストレージシステムを構成する分散型リソースとして活用することが可能です。このプラットフォームは世界唯一のオープンコンポーザブル分散型インフラストラクチャー(CDI)ソリューションである、高い評価のOpenFlex F-series( https://www.westerndigital.com/ja-jp/products/storage-platforms/openflex-composable-infrastructure )と完全互換性があります。
ウエスタンデジタルのデバイス&プラットフォーム事業担当シニアバイスプレジデントのYusuf Jamal(ユスフ・ジャマル)は、次のように述べています。「現在、世界経済にとってデータインフラストラクチャーはこれまでになく重要となっています。当社は基幹データインフラストラクチャーの有力プロバイダーとして事業に欠かせないアプリケーションや、帯域幅を多く必要とする大規模なワークロードに対応する次世代データセンターの設計を支援することをミッションとしています。ウエスタンデジタルのNANDフラッシュ、大容量エンタープライズHDD、周辺技術におけるリーダーシップにこれまで以上に期待が寄せられています。企業がNVMeに切り替え、新たなコンポーザブルアーキテクチャーに移行し、データストレージリソースの価値を最大化できるよう支援します。」
Ultrastar DC SN840 NVMe SSDの出荷は来月から開始し、OpenFlex Data24 NVMe-oFストレージプラットフォームは今秋出荷開始予定です。5年間限定保証が付属します。RapidFlex NVMe-oFコントローラーは提供を開始しています。
Western Digital Blog: 5 Reasons it's Time to Consider NVMe-oF Today (英語)
https://blog.westerndigital.com/5-reasons-consider-nvme-of?utm_medium=pr2&utm_source=prrl&utm_campaign=June-24-DC-Announce&utm_content=wdccm-nvm-blog&utm_term=06-24-2020
Webinar: OpenFlex Data24 NVMe-oF Storage Platform Announcement (英語)
http://pages.westerndigital.com/webinar_listings.html?commid=420360&utm_medium=pr2&utm_source=prrl&utm_campaign=June-24-DC-Announce&utm_content=wdccm-opnflxwbnr&utm_term=06-24-2020
ウエスタンデジタルは常に革新し、サイエンスとテクノロジーの限界を押し広げ、より効率的で生産性の高いデータインフラストラクチャーをクラス最高のTCOで実現する製品を提供しています。広範なデータセンターポートフォリオには、Ultrastar HDDおよびSSDファミリー、オープンコンポーザブルインフラストラクチャーのOpenFlex NVMe-oF、Ultrastarストレージプラットフォーム、RapidFlex NVMe-oFコントローラー、Ultrastarメモリー拡張ドライブなどが含まれます。またウエスタンデジタルは、SMR HDDとZNS SSDの相乗効果によりデータセンターの効率的な拡張を可能にするオープンソースの標準に基づく取り組みZoned Storageも展開しています。
■ウエスタンデジタルについて
ウエスタンデジタルは、データ社会が発展する環境を創造します。データインフラストラクチャーのリーダーとして、かつてなく多様化するデータの保存、保護、アクセス、変換に必要なイノベーションを推進していきます。先進的なデータセンターからモバイルセンサー、パーソナルデバイスまで、データが存在するあらゆる場所において、業界をリードするウエスタンデジタルのソリューションはデータの可能性を広げます。ウエスタンデジタルは、Western Digital(R)、G-Technology™、SanDisk(R)、およびWD(R)のブランドでデータ・セントリック・ソリューションを展開しています。
注1 IDC Worldwide Solid State Drive Forecast, 2020–2024, May 2020, Doc # US45172620
ストレージ密度において、1TBは1兆バイトを指します。使用できる全体容量は動作環境によって異なります。
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Forward-Looking Statements
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