街中で起こる水害「内水氾濫」を、SNSデータから解析して防災につなげる東北大学×JX通信社の産学連携プロジェクト開始
[20/11/10]
提供元:PRTIMES
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AIでSNS上の災害情報をリアルタイムに検知する「FASTALERT」から水害関連データを提供
報道ベンチャーの株式会社JX通信社(本社:東京都千代田区、代表取締役 米重 克洋 以下 「当社」)は、東北大学災害科学国際研究所(佐藤翔輔准教授、マス・エリック准教授)の水害に関する研究をサポートするため、AIでSNS上の災害などの緊急情報をリアルタイムに検知するサービス「FASTALERT」を通じた水害関連データの提供を行いました。水害関連のデータ蓄積を通じて、主に「内水氾濫」に関わる防災対策がとれるよう、研究を開始します。
[画像: https://prtimes.jp/i/5993/56/resize/d5993-56-886054-0.png ]
※内水氾濫の様子。黒澤健一氏撮影(宮城県石巻市)/東北大学提供
◎水害の中でも対策が難しい「内水氾濫」のデータを解析・蓄積し、防災につなげる
水害には、河川から水が溢れる「外水氾濫」と、雨量が多く排水でき排水溝やマンホールから水が溢れる「内水氾濫」の2種類があります。
台風や大雨の影響により居住地などで水が溢れる「内水氾濫」は、大規模な浸水として証拠が残る「外水氾濫」と異なり浸水しても跡が残らないことが多いためデータが取りにくく、記録・対策がしにくい災害です。
そこで今回、内水氾濫について研究を行なっている東北大学災害科学国際研究所をサポートするため、
AIでSNS上から災害・事故・事件などのリスク情報をリアルタイムに収集・配信している「FASTALERT」を通じて水害に関するデータ提供を行いました。
◎水害被害の正確な場所を参加型で見つけ出す「みんなでSNSマッピングプロジェクト」開始
水害被害は広域にわたるため、ピンポイントな位置情報を取得できないことがあります。東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授とマス・エリック准教授は、水害被害のピンポイントな場所を参加型で見つけ出す「みんなでSNSマッピングプロジェクト」を開始しました。
詳細:https://social-mapping-project-irides.hub.arcgis.com/
【東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔 准教授コメント】
SNS上にある被害の状況を撮影した写真や映像は,リアルタイムで現場の状況を知ることができる情報であると同時に、しばらく経った後に「過去にこんなことが起きた」ことを知ることができる貴重な記録でもあります。
お住まいの地域などにマッピングされている写真・映像をご覧になっていただき、それが撮影された「正確な場所」をぜひ教えてください。貴重な記録・経験を後世に残すために、ぜひご協力いただければ幸いです。多くの皆様のご支援・ご協力よろしくお願いします。
本プロジェクト概要(佐藤准教授による詳細説明):https://jxpress.net/flood-from-inland-waters/
今後も当社は、幅広い分野の研究機関に対して協力を行い、独自に収集した災害データを防災・減災活動に応用していただくことで防災に貢献してまいります。
【東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔 准教授プロフィール】
専門は災害情報、災害伝承。2011年京都大学情報学研究科博士後期課程修了,博士(情報学),日本学術振興会特別研究員(DC2),東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター・助教,東北大学災害科学国際研究所・助教を経て,2017年11月から現職。2015年科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(振興部門),2014年・2019年地域安全学会年間優秀論文賞,2019年度同学会技術賞など多数受賞。
【東北大学災害科学国際研究所 マス・エリック 准教授プロフィール】
専門は災害に関する広域的な被害把握・予測。主な研究アプローチは津波数値計算,避難行動シミュレーション,マルチエージェントシミュレーション,リモートセンシング,地理空間情報処理,UAVなど多様。2005年からペルー・カヤオの公職。2009年に来日。 2012年東北大学大学院工学研究科土木工学専攻修了,博士(工学)。同年・東北大学災害科学国際研究所助教,2016年6月より現職 。
■JX通信社について
JX通信社は、報道分野に特化したテックベンチャーです。
国内の大半の報道機関のほか官公庁、インフラ企業等にSNS発の緊急情報を配信する「FASTALERT」、一般消費者向けの無料速報ニュースアプリ「NewsDigest」、自動電話情勢調査などのサービスを提供しています。自然言語処理や機械学習といったテクノロジーでリアルタイムにニュースを届ける、新しいかたちの報道機関を目指しています。
当社Webサイト: https://jxpress.net/
■FASTALERT(ファストアラート)について
「FASTALERT」は、AI(人工知能)がSNSから災害、事故、事件などのリスク情報を収集し配信するWebサービスです。2018年の日本新聞協会 技術開発奨励賞を受賞。
全国の大半のテレビ局や新聞社に採用されているほか、警察、消防、自治体などの公的機関に加えて一般企業でも災害対策や危機管理対策のために幅広く活用されています。
FASTALERT詳細: https://fa.xwire.jp/
報道ベンチャーの株式会社JX通信社(本社:東京都千代田区、代表取締役 米重 克洋 以下 「当社」)は、東北大学災害科学国際研究所(佐藤翔輔准教授、マス・エリック准教授)の水害に関する研究をサポートするため、AIでSNS上の災害などの緊急情報をリアルタイムに検知するサービス「FASTALERT」を通じた水害関連データの提供を行いました。水害関連のデータ蓄積を通じて、主に「内水氾濫」に関わる防災対策がとれるよう、研究を開始します。
[画像: https://prtimes.jp/i/5993/56/resize/d5993-56-886054-0.png ]
※内水氾濫の様子。黒澤健一氏撮影(宮城県石巻市)/東北大学提供
◎水害の中でも対策が難しい「内水氾濫」のデータを解析・蓄積し、防災につなげる
水害には、河川から水が溢れる「外水氾濫」と、雨量が多く排水でき排水溝やマンホールから水が溢れる「内水氾濫」の2種類があります。
台風や大雨の影響により居住地などで水が溢れる「内水氾濫」は、大規模な浸水として証拠が残る「外水氾濫」と異なり浸水しても跡が残らないことが多いためデータが取りにくく、記録・対策がしにくい災害です。
そこで今回、内水氾濫について研究を行なっている東北大学災害科学国際研究所をサポートするため、
AIでSNS上から災害・事故・事件などのリスク情報をリアルタイムに収集・配信している「FASTALERT」を通じて水害に関するデータ提供を行いました。
◎水害被害の正確な場所を参加型で見つけ出す「みんなでSNSマッピングプロジェクト」開始
水害被害は広域にわたるため、ピンポイントな位置情報を取得できないことがあります。東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授とマス・エリック准教授は、水害被害のピンポイントな場所を参加型で見つけ出す「みんなでSNSマッピングプロジェクト」を開始しました。
詳細:https://social-mapping-project-irides.hub.arcgis.com/
【東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔 准教授コメント】
SNS上にある被害の状況を撮影した写真や映像は,リアルタイムで現場の状況を知ることができる情報であると同時に、しばらく経った後に「過去にこんなことが起きた」ことを知ることができる貴重な記録でもあります。
お住まいの地域などにマッピングされている写真・映像をご覧になっていただき、それが撮影された「正確な場所」をぜひ教えてください。貴重な記録・経験を後世に残すために、ぜひご協力いただければ幸いです。多くの皆様のご支援・ご協力よろしくお願いします。
本プロジェクト概要(佐藤准教授による詳細説明):https://jxpress.net/flood-from-inland-waters/
今後も当社は、幅広い分野の研究機関に対して協力を行い、独自に収集した災害データを防災・減災活動に応用していただくことで防災に貢献してまいります。
【東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔 准教授プロフィール】
専門は災害情報、災害伝承。2011年京都大学情報学研究科博士後期課程修了,博士(情報学),日本学術振興会特別研究員(DC2),東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター・助教,東北大学災害科学国際研究所・助教を経て,2017年11月から現職。2015年科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(振興部門),2014年・2019年地域安全学会年間優秀論文賞,2019年度同学会技術賞など多数受賞。
【東北大学災害科学国際研究所 マス・エリック 准教授プロフィール】
専門は災害に関する広域的な被害把握・予測。主な研究アプローチは津波数値計算,避難行動シミュレーション,マルチエージェントシミュレーション,リモートセンシング,地理空間情報処理,UAVなど多様。2005年からペルー・カヤオの公職。2009年に来日。 2012年東北大学大学院工学研究科土木工学専攻修了,博士(工学)。同年・東北大学災害科学国際研究所助教,2016年6月より現職 。
■JX通信社について
JX通信社は、報道分野に特化したテックベンチャーです。
国内の大半の報道機関のほか官公庁、インフラ企業等にSNS発の緊急情報を配信する「FASTALERT」、一般消費者向けの無料速報ニュースアプリ「NewsDigest」、自動電話情勢調査などのサービスを提供しています。自然言語処理や機械学習といったテクノロジーでリアルタイムにニュースを届ける、新しいかたちの報道機関を目指しています。
当社Webサイト: https://jxpress.net/
■FASTALERT(ファストアラート)について
「FASTALERT」は、AI(人工知能)がSNSから災害、事故、事件などのリスク情報を収集し配信するWebサービスです。2018年の日本新聞協会 技術開発奨励賞を受賞。
全国の大半のテレビ局や新聞社に採用されているほか、警察、消防、自治体などの公的機関に加えて一般企業でも災害対策や危機管理対策のために幅広く活用されています。
FASTALERT詳細: https://fa.xwire.jp/