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家族で行ってもお財布にやさしい手頃な価格帯と、子供に配慮したサービスで、熾烈な競争を繰り広げる「ファミリーレストラン＝ファミレス」だが、その利用実態はどのようになっているのだろうか。トレンダーズ株式会社（東京都渋谷区）は、小学生（6〜12歳）の子供を持つ既婚女性486名に対し、「ファミリーレストランの利用実態」に関する調査を行なった。ファミレスの利用頻度、平均滞在時間や、最も利用しているファミレスなど、その利用実態が分かる結果となった。

◆調査対象：小学生（6〜12歳）の子供を持つ既婚女性486名
（ベネッセコーポレーション運営サイト「ウィメンズパーク」会員）
◆調査期間：2010年11月5日〜11月9日
◆調査方法：インターネット調査

■ 「夫、子供と一緒」の滞在時間は平均「61分」！　「ママ友」とは平均「120分」に！

まず、「ファミレスの利用頻度」を聞いたところ、最も多かったのが、「1ヶ月に1回」で32％。続いて、「2〜3ヶ月に1回」（31％）、「2週間に1回」（16％）、「半年に1回」（10％）となった。次に、「ファミレス」に一緒に行く頻度が最も多い人」を聞くと、「夫、子供と一緒」と答えた人が54％と半数以上となり、その名の通り“ファミリー”で利用し、コミュニケーションの場としている人が多い結果となった。以下、「子供」（29％）、「ママ友達」（12％）という結果に。
ちなみに、「1回のファミレス滞在時間」は、平均で「71分」と1時間以上。滞在時間には、“誰と一緒にいくか”が深く関係しているようで、一緒に行く頻度が最も多い人として、「夫、子供」と回答した人の平均滞在時間は「61分」。「子供」と良く行く人は「65分」と回答した。そして、「ママ友達」と回答した人の平均滞在時間は「120分」となり、「夫、子供と行く人」の約2倍となった。中には「200分（44歳・東京都）」など、3時間以上も滞在すると答えたツワモノもいたが、この回答者達も「ママ友」と一緒にファミレスに行く頻度が高い人であり、「ママ友」とはついついトークが弾んで長居をしてしまう人が多いようだ。
また、「ファミレスで1回で使う全員分の総額」は平均で「3,375円」という結果となった。

■　ママ友達との“トークテーマ”　「子供の将来」49％！対して「夫の将来」なんと0％！

平均2時間の滞在時間でゆっくりおしゃべりを楽しむ「ママ友達」とのファミレス利用事情が浮かび上がったが、実際にはどのようなことを話しているのだろうか。
まず、「ママ友達とファミレスに行ったことがありますか？」と聞いたところ、81％と8割以上のママが「行ったことがある」と回答している。
「ファミレスでのママ友達との話題」として、最も多かったのが「子供の将来」。49％と2人に1人のママが「子供の将来」と回答した。具体的には、「子供のしつけや子育ての悩み。（33歳・青森県）」、「幼稚園や学校での出来事、友達関係。（40歳・東京都）」、「子供の進学やその先の就職、結婚など。（40歳・茨城県）」などがあがった。一方で、「夫の将来」は0％と全く会話に上がっていない実情が明らかに。“夫”よりも、“子供”の将来に注力する人が多いという結果は、その期待値からなのかもしれない。次に、「夫の愚痴」が11％となり、「子育てをあまり手伝ってくれない。（37歳・青森県）」などの子供関連の愚痴が多くあがる一方で、「夫の浮気疑惑。（35歳・岐阜県）」など、ドキッとするトークも繰り広げられているようだ。その他、「仕事」（5％）、「美容」（3％）、「ゴシップ」（3％）があがった。

■　最もよく行くファミレスは「ガスト」！ 支持される理由は「低価格」＆「駐車場」！

家族やママ友達と楽しんでいる「ファミレス」。それでは、最もよく行くファミレスとはどこなのだろうか。
「最もよく行くファミレスはどこですか？」と聞いたところ、トップは「ガスト」で32％。続いて、「サイゼリヤ」（18％）、「びっくりドンキー」（10％）、「ジョイフル」（9％）の順となった。また、「子供と一緒に行くことが多いママ」に「最も好きなファミレス」を聞いたところ、ここでも、「ガスト」と「サイゼリヤ」が同率で1位となった。「びっくりドンキー」も3位につけ、「よく行くファミレス」＝「好きなファミレス」といえそうだ。
よく行くファミレスTOP3「ガスト」、「サイゼリヤ」、「びっくりドンキー」の好きな理由は以下の通り。

＜ガスト＞
「子供がアレルギーで、アレルギー対応のメニューが2つあるので。（35歳・徳島県）」、「ゆっくりできる。家の近所にあるので行きやすい。（35歳・香川県）」、「低価格なのに美味しいから。（37歳・東京都）」、「子供が喜ぶから。（48歳・山口県）」

ちなみに、「ガストの良さ」を聞いたところ、トップだったのは「低価格」（77％）。但し、単に金額が安いだけではなく、「味やサービス」と比較した際に、「安く感じる」というコストパフォーマンスの高さが評価されているようだ。続いて意外な答えとして、「駐車場がある」（39％）。「家の近くに店がある」も30％を獲得しており、業界NO.1の店舗数もその人気に一役かっているようだ。その他、「メニューの豊富さ」（36％）、「長居が出来る」（28％）、「味が美味しい」（15％）、「知名度がある」（11％）、「待ち時間が短い」（11％）などがあがった。

＜サイゼリヤ＞
「ランチがお値打ちだから。（41歳・愛知県）」、「メニューが豊富で安い。子供連れが多いので、行きやすい。（36歳・東京都）」、「イタリアンが好きなので。（37歳・神奈川県）」

＜びっくりドンキー＞
「味にハズレがないから。（34歳・北海道）」、「店内の雰囲気や、食事のメニュー・デザートメニューが好みなので。（35歳・北海道）」、「ハンバーグがおいしくてお手ごろ価格だから。（36歳・愛知県）」

また、今ではファミレスの定番となった「呼び出しボタン」や「ドリンクバー」をファミレスで初めて導入したのも「ガスト」なのをご存知だろうか。今回の調査で、「ガストのトリビアで最も驚いたもの」を聞いたところ、最も多かったのは「ドリンクバーを初めて導入した」と「年間利用客数が、日本の総人口より多い2億人」で51％。続いて、「呼び出しボタンを初めて導入した」（48％）、「全47都道府県に唯一展開しているファミレス」（42％）という結果となった。

「家族の絆」を深めるためにも大切な場所となる「ファミリーレストラン」。ママにとっては無くてはならない場所とも言えるだけに、安定したパフォーマンスを提供し続けるファミリーレストランに、ママ達からの期待は高まるばかりだ。

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トレンダーズ 株式会社　http://www.trenders.co.jp
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