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「2012年卒マイコミ学生就職モニター調査 4月の活動状況」を発表




〜 震災後、学生は地元就職を意識。被災地域では4割以上に 〜


株式会社 毎日コミュニケーションズ <以下、マイコミ>(本社:東京都千代田区、社長:中川信行)は、2012年卒業予定の学生を対象とした「2012年卒マイコミ学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表しました。概要は以下の通りです。


【2012年卒 マイコミ学生就職モニター調査 概要】
※1989年からモニターアンケートを実施
○調査内容/就職活動状況の定点調査
○調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
○調査期間/2011年4月28日〜2011年5月5日まで
○調査対象/2012年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生 モニター3,921名 有効回答率23.7%
回答数929名(文系男子202名、理系男子283名、文系女子195名、理系女子249名)

※調査結果の詳細は採用サポネット(http://saponet.mynavi.jp)で公開しています


【TOPICS】
例年4月は選考活動がピークを迎え、内々定を得て活動を終了する学生が大幅に増加する時期である。しかし、今年は東日本大震災により、大手企業を中心に多くの企業が選考スケジュールの後ろ倒しを行い、学生の就職活動にも混乱が生じているようだ。学生からは選考の後ろ倒し通知の後で具体的な変更内容が届かなかったという声、選考の足並みが揃わず長期化を懸念する声、また内々定を獲得しつつ後ろ倒しになった他の企業の選考を待つ学生、学業との両立が出来ず後ろ倒しの企業を断念する学生など、震災の影響が散見された。また、内定承諾の返答期間が短いために、選考を後ろ倒しにするその他の企業を受験出来なかったり、貰った内々定を辞退せざるを得ない学生もおり、例年と異なる動きに翻弄されている学生の様子がうかがえる。

<調査結果の概要>
■ 内々定を受けた学生が前年同月比で大幅に減少
例年4月は面接などの選考活動がピークを迎え、内々定を獲得する学生が一気に増加する。しかし今年は震災の影響により企業の採用スケジュールの後ろ倒しが相次いだため、「内々定を受けた」と回答した割合は、前年同月比で前半11.1pt減の17.2%、後半2.5pt減の16.8%に留まった。また「内定先を決めて就職活動を終了した」割合も前年同月比で前半8.2pt減の9.6%、後半12.8pt減の15.0%と、11年卒学生に比べ大幅に遅れていることがわかる。

■ 就職活動を始めた時点より「思ったよりも厳しい」「思ったとおり厳しい」と回答する学生が6割以上
就職活動を始めた時点と現在での就職活動に対する感触について聞いたところ、「思ったよりも厳しい」+「思ったとおり厳しい」と回答した学生の割合は63.4%となった。選考が滞っている影響からか、前年比9.2pt減と大幅に減少したものの、6割を超える学生が厳しいと感じている。厳しいと思う理由については、「就職活動の長期化」と回答した割合が前年の37.5%から大幅に増加し、63.5%となった。また「学業との両立」も前年比7.1pt増の45.0%となり、選考の後ろ倒しに伴う影響がここでも見られた。


■ 企業選択で重視することは「社風」、働きやすい環境で長く続けられるかがポイントに。希望する初任給の金額は平均で18.5万円と大幅に減少
企業選択の際重視することについて聞いたところ、「社風が良い」が最も高く57.9%となった。次いで「将来性がある」が49.4%、「安定している」が42.1%、「福利厚生制度が充実している」が39.3%と続いた。それらを選択した理由として、学生からは「長く働きたい」「ずっと続けたい」という意見が多く見られた。学生はいかに働きやすい環境で長期にわたって働けるかを重視する傾向が強いようである。
待遇面では希望する初任給の金額(平均)は18.5万円となり、前年同月比でマイナス2.7万円と大幅に減少した。大学生と大学院生では希望する金額差が大きく開き、大学生の平均は17.9万円、大学院生の平均は19.6万円となった。


<特別調査:今回の震災を受けて>
※被災地域について…東北6県(青森県、秋田県、岩手県、福島県、宮城県、山形県)と茨城県在住学生の回答を「被災地域」として集計し、全体の集計との比較をおこなった。なお、今回該当地域の学生は68名であった。

■ 震災後、中堅・中小企業へ目を向ける傾向がますます高まる
震災の影響により、中堅・中小企業に目が向くようになったか聞いたところ、「もともと中堅・中小企業志向なので変わらない」の割合が最も高く全体で42.2%、「大手企業志向だったが、中堅・中小企業にも目が向くようになった」の23.1%と合わせると、65.3%が中堅・中小企業に目を向けているという結果となった。12年卒において、大手企業志向は減少傾向にあったが、震災の影響でその傾向にやや拍車がかかったものとみられる。特に文系学生では、大手企業志向だった学生の3割近くが中堅・中小企業を意識し始めている。また、女子学生はもともと中堅・中小企業志向である割合が文理ともに5割を超えている。

■ 震災の影響により地元就職を意識する学生は全体で27.9%、被災地域では41.8%
震災の影響により、地元就職(Uターン含む)を意識するようになったか聞いたところ、「強く意識するようになった」と回答した割合は全体で9.1%、被災地域で14.9%となった。「少し意識するようになった」と回答した割合と合わせると、被災地域では4割以上となり、全体よりも13.9ptも多いことから、被災地域の学生の地元就職への意識の高まりがわかる結果となった。

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本件に関するお問い合わせ先
株式会社 毎日コミュニケーションズ
社長室 広報部 
TEL.03-6267-4155  FAX.03-6267-4050
e-mail:koho@mycom.co.jp
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