iPhoneロイヤルユーザーの特徴浮き彫りに
[20/06/01]
提供元:PRTIMES
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〜日経リサーチ、「定量・定性のクロス集計」で分析〜
株式会社日経リサーチは日本でも大手携帯キャリアから5月11日に新製品が発売されたiPhoneの日本における強さの理由を探るため、ユーザーの属性や継続理由をオンラインで調査しました。調査は日経リサーチに登録している調査モニター(アクセスパネル)の中から、全国の一般個人のスマートフォンユーザーを対象に実施し、1,623人の回答が得られました。
株式会社日経リサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福本敏彦)は日本でも大手携帯キャリアから5月11日に新製品が発売されたiPhoneの日本における強さの理由を探るため、ユーザーの属性や継続理由をオンラインで調査しました。調査は日経リサーチに登録している調査モニター(アクセスパネル)の中から、全国の一般個人のスマートフォンユーザーを対象に実施し、1,623人の回答が得られました。
■ユーザーに際立つ継続意向者の多さ
iPhoneが日本のスマートフォン市場に占めるシェアは半分近くにのぼり、極めて高い状態にある。さらに、調査回答者でユーザーの多かったiPhone、Xperia、AQUOSの3機種で継続意向を比較すると、iPhoneは「絶対に同じ端末(機種)を選ぶ」が27%と他機種と比べて多く、固定ファンを多く抱えている(図1)
図1.利用機種別の継続意向の違い
[画像1: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-399254-0.png ]
iPhoneが、これほど支持される理由はどこにあるのだろうか? iPhoneユーザーに聞いたアンケート結果を自由回答も含めて分析することで、その理由を探った。
今回は、日経リサーチ独自の手法「CrossRanking」※を用いて分析した。
iPhoneユーザーを継続意向の強さで3つのグループに分けると、それぞれの違いが浮かび上がってきた。
[画像2: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-792682-1.png ]
個別の分析結果を詳しくご紹介しよう。
■ロイヤルユーザーはAppleのエコシステムを評価
iPhoneユーザーのうち、次も「絶対にiPhoneを選ぶ」人をロイヤルユーザーとすると、「データ」の「移行」が「楽」であることを多くの人があげている。また、「故障」しない信頼性、所有するiPadやMacBookと「同期」できる点も評価されている。このことから、ロイヤルユーザーはApple社製品全般のファンであり、同社のエコシステムをフルに活用している人が多いと考えられる。
一方で不満点としては、自分の「手」の大きさに合わないという回答があがっており、iPhoneの大型化を歓迎していない様子がみてとれる。
表1.iPhoneロイヤルユーザーの自由回答の特徴単語ランキング
[画像3: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-414902-2.png ]
次に、継続意向で「おそらくiPhoneを選ぶ」と回答した「一般ユーザー」は、「使い慣れた」iPhoneから別の機種に乗り換えると、「操作」を覚えるのが「面倒」という声が多かった。学習コストを払いたくない人が浮かび上がってくる。
なお、悪い点としては「充電」が持たないことや、「頻繁」にOSのアップデートがあることなどへの不満があげられた。
表2.iPhone一般ユーザーの自由回答の特徴単語ランキング
[画像4: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-526957-3.png ]
最後にこれら以外の「どちらともいえない」や「選ばない」という選択肢を選んだユーザーの回答を分析した。多くあげられた特徴的な単語から推察すると、「高い」「価格」を払うだけの価値があるのか、次に「買い替える」時には「検討」したい、というコストパフォーマンスをきちんと見極めようとする姿勢がうかがえる。
表3.iPhone離反予備ユーザーの自由回答の特徴単語ランキング
[画像5: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-856993-4.png ]
■現行ユーザーの不満を解消しそうなiPhone SE
各携帯キャリアは5月11日、iPhone SEを一斉に発売した。iPhone SEは価格の安さと、最近のiPhoneシリーズの中では比較的小さなサイズが特徴であり、サイズはロイヤル層の不満を、価格の安さはロイヤル層と離反予備層の不満点をそれぞれ改善する可能性がある。「新しい生活様式」が推奨される中、スマートフォンの購買行動に変化はあるのか、消費者の反応が注目される。
※CrossRankingとは、大量の自由回答データを集計し、特徴があるものだけを抽出、ランキングで並べる分析手法
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査時期:2019年12月12日〜12月17日
調査対象:日経リサーチインターネットモニター
回答者数 :1623人
株式会社日経リサーチは日本でも大手携帯キャリアから5月11日に新製品が発売されたiPhoneの日本における強さの理由を探るため、ユーザーの属性や継続理由をオンラインで調査しました。調査は日経リサーチに登録している調査モニター(アクセスパネル)の中から、全国の一般個人のスマートフォンユーザーを対象に実施し、1,623人の回答が得られました。
株式会社日経リサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福本敏彦)は日本でも大手携帯キャリアから5月11日に新製品が発売されたiPhoneの日本における強さの理由を探るため、ユーザーの属性や継続理由をオンラインで調査しました。調査は日経リサーチに登録している調査モニター(アクセスパネル)の中から、全国の一般個人のスマートフォンユーザーを対象に実施し、1,623人の回答が得られました。
■ユーザーに際立つ継続意向者の多さ
iPhoneが日本のスマートフォン市場に占めるシェアは半分近くにのぼり、極めて高い状態にある。さらに、調査回答者でユーザーの多かったiPhone、Xperia、AQUOSの3機種で継続意向を比較すると、iPhoneは「絶対に同じ端末(機種)を選ぶ」が27%と他機種と比べて多く、固定ファンを多く抱えている(図1)
図1.利用機種別の継続意向の違い
[画像1: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-399254-0.png ]
iPhoneが、これほど支持される理由はどこにあるのだろうか? iPhoneユーザーに聞いたアンケート結果を自由回答も含めて分析することで、その理由を探った。
今回は、日経リサーチ独自の手法「CrossRanking」※を用いて分析した。
iPhoneユーザーを継続意向の強さで3つのグループに分けると、それぞれの違いが浮かび上がってきた。
[画像2: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-792682-1.png ]
個別の分析結果を詳しくご紹介しよう。
■ロイヤルユーザーはAppleのエコシステムを評価
iPhoneユーザーのうち、次も「絶対にiPhoneを選ぶ」人をロイヤルユーザーとすると、「データ」の「移行」が「楽」であることを多くの人があげている。また、「故障」しない信頼性、所有するiPadやMacBookと「同期」できる点も評価されている。このことから、ロイヤルユーザーはApple社製品全般のファンであり、同社のエコシステムをフルに活用している人が多いと考えられる。
一方で不満点としては、自分の「手」の大きさに合わないという回答があがっており、iPhoneの大型化を歓迎していない様子がみてとれる。
表1.iPhoneロイヤルユーザーの自由回答の特徴単語ランキング
[画像3: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-414902-2.png ]
次に、継続意向で「おそらくiPhoneを選ぶ」と回答した「一般ユーザー」は、「使い慣れた」iPhoneから別の機種に乗り換えると、「操作」を覚えるのが「面倒」という声が多かった。学習コストを払いたくない人が浮かび上がってくる。
なお、悪い点としては「充電」が持たないことや、「頻繁」にOSのアップデートがあることなどへの不満があげられた。
表2.iPhone一般ユーザーの自由回答の特徴単語ランキング
[画像4: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-526957-3.png ]
最後にこれら以外の「どちらともいえない」や「選ばない」という選択肢を選んだユーザーの回答を分析した。多くあげられた特徴的な単語から推察すると、「高い」「価格」を払うだけの価値があるのか、次に「買い替える」時には「検討」したい、というコストパフォーマンスをきちんと見極めようとする姿勢がうかがえる。
表3.iPhone離反予備ユーザーの自由回答の特徴単語ランキング
[画像5: https://prtimes.jp/i/3053/58/resize/d3053-58-856993-4.png ]
■現行ユーザーの不満を解消しそうなiPhone SE
各携帯キャリアは5月11日、iPhone SEを一斉に発売した。iPhone SEは価格の安さと、最近のiPhoneシリーズの中では比較的小さなサイズが特徴であり、サイズはロイヤル層の不満を、価格の安さはロイヤル層と離反予備層の不満点をそれぞれ改善する可能性がある。「新しい生活様式」が推奨される中、スマートフォンの購買行動に変化はあるのか、消費者の反応が注目される。
※CrossRankingとは、大量の自由回答データを集計し、特徴があるものだけを抽出、ランキングで並べる分析手法
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査時期:2019年12月12日〜12月17日
調査対象:日経リサーチインターネットモニター
回答者数 :1623人