チューリング、完全自動運転開発のための専用計算基盤「Gaggle Cluster」を公開、NTTPCをはじめとしたNTTドコモのグループ企業が構築を支援
[24/10/30]
提供元:PRTIMES
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〜同計算基盤により自動運転モデル「TD-1」を開発、走行試験を開始〜
Turing株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:山本 一成、以下:チューリング)は、完全自動運転を実現するための専用計算基盤「Gaggle Cluster」(ガグルクラスター)の構築を完了し、運用を開始したことをお知らせします。
同計算基盤の構築に当たっては、株式会社NTTPCコミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:工藤 潤一、以下:NTTPC)による技術的な支援と、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:安元 淳、以下:NDV)による出資など、NTTドコモのグループ企業による支援によりこれを実現しました。
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=f9Y1T5MPA0c ]
1.「Gaggle Cluster」の特長
「Gaggle Cluster」は、96基のNVIDIA H100 GPUを搭載したチューリングの専用計算基盤です。NVIDIA InfiniBand/NDR400を用いたネットワークにより、大規模AI学習で複数のGPUを同時に使用する際にボトルネックとなっていたサーバー間の通信速度の制約を最小化しているほか、All-Flash分散ストレージを採用することで分散学習における性能を最大限に引き出しており、クラスタ全体を「単一の計算機」として大規模な深層学習タスクに最適化されています。
2.独自の自動運転AI「TD-1」を開発
このたび、Gaggle Clusterの活用により独自の自動運転AI「TD-1」を開発し、走行試験を開始しました。TD-1はチューリングが取り組む「Tokyo30」プロジェクト※1のための自動運転AIで、カメラ映像のみを入力とし、周辺地図・車両/歩行者の認識・自身の運転操作までを単一のモデルで出力するTransformerモデルです。
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=wvZlbAX3Y-Y ]
なお、本計算基盤は上記のような自動運転AI開発のほか、生成AI開発にも活用しています。今年8月には、自動運転向け生成世界モデル「Terra」を、9月には自動運転向けVLAモデルデータセット「CoVLA Dataset」を、それぞれ国内初として発表しました。これらにより、現実世界の物理法則や物体間の相互作用など、複雑な状況を理解した上で高度な判断が可能な自動運転システムの開発を進めています。
今後も、Gaggle Clusterの稼働により上記を含む複数のモデルの開発をより強力に推し進め、完全自動運転の実現に向けた取り組みを加速していきます。
※1 「Tokyo30」: 2025年12月に人間の介入なしで都内を30分間走行できる自動運転システムを開発するプロジェクト
3. 各社の連携内容
1)完全自動運転AI開発のための「Gaggle Cluster」の構築
チューリングは完全自動運転AIの実現に向け、2023年11月よりGaggle Clusterの構築を進めてきました。分散学習における性能を最大化できる大規模モデル学習用に設計されています。
2)「Gaggle Cluster」構築のためのプラットフォームの提供
今回、NTTPCでは、数多くの案件で培ったGPU計算基盤におけるGPUノード間を高速通信するためのインターコネクト技術や、ストレージ設計等におけるノウハウ、創業以来のネットワーク、データセンターや機器に関する監視・運用におけるクラウド事業者としてのノウハウをフル活用した「GPUプライベートクラウドTM」(https://www.nttpc.co.jp/lp/gpu_private/)でGPU計算基盤を提供することにより、「Gaggle Cluster」の構築を支援してきました。
3)NDVによる出資
NTTグループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるNDVは、同社が運用するファンドを通じて、チューリングへの出資を行ったことを2024年4月に発表しました。チューリングがめざす完全自動運転は、カーシェアやライドシェアなどのモビリティビジネスにおける、非連続なイノベーションとなる可能性を秘めていることから、短期的なドコモグループとの協業に留まらず、長期的にも両社で新たな価値を創造することをめざし、出資を行いました。
4. 各社について
チューリング株式会社について
チューリングは、完全自動運転技術の開発に取り組むスタートアップです。カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E(End-to-End)の自動運転システムを開発しています。
株式会社NTTPCコミュニケーションズについて
NTTPCはNTTドコモグループにおける国内中堅・中小企業向けICTサービスのエキスパートとして、シンプルで導入しやすい価格の各種サービスを提供しています。
GPU基盤構築をはじめとするAI関連事業、ネットワーク事業・クラウド/データセンター事業に積極的に取り組んでいます。
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズについて
NTTグループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)として、国内外のスタートアップとNTTグループの懸け橋となり、スタートアップ投資や共創の支援をしています。
スタートアップの持つ可能性と、NTTグループの持つ力を掛け合わせ、さらにその想いを束ねることで、共創を創り出し、世の中を変えるようなイノベーションを生み出すことをめざしています。
5.採用情報
チューリングは、日本発の完全自動運転実現により世界を変える仲間を積極的に募集しています。会社紹介イベントや自動運転体験会も頻繁に実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
採用ページ:https://tur.ing/jobs
Turing株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:山本 一成、以下:チューリング)は、完全自動運転を実現するための専用計算基盤「Gaggle Cluster」(ガグルクラスター)の構築を完了し、運用を開始したことをお知らせします。
同計算基盤の構築に当たっては、株式会社NTTPCコミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:工藤 潤一、以下:NTTPC)による技術的な支援と、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:安元 淳、以下:NDV)による出資など、NTTドコモのグループ企業による支援によりこれを実現しました。
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=f9Y1T5MPA0c ]
1.「Gaggle Cluster」の特長
「Gaggle Cluster」は、96基のNVIDIA H100 GPUを搭載したチューリングの専用計算基盤です。NVIDIA InfiniBand/NDR400を用いたネットワークにより、大規模AI学習で複数のGPUを同時に使用する際にボトルネックとなっていたサーバー間の通信速度の制約を最小化しているほか、All-Flash分散ストレージを採用することで分散学習における性能を最大限に引き出しており、クラスタ全体を「単一の計算機」として大規模な深層学習タスクに最適化されています。
2.独自の自動運転AI「TD-1」を開発
このたび、Gaggle Clusterの活用により独自の自動運転AI「TD-1」を開発し、走行試験を開始しました。TD-1はチューリングが取り組む「Tokyo30」プロジェクト※1のための自動運転AIで、カメラ映像のみを入力とし、周辺地図・車両/歩行者の認識・自身の運転操作までを単一のモデルで出力するTransformerモデルです。
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=wvZlbAX3Y-Y ]
なお、本計算基盤は上記のような自動運転AI開発のほか、生成AI開発にも活用しています。今年8月には、自動運転向け生成世界モデル「Terra」を、9月には自動運転向けVLAモデルデータセット「CoVLA Dataset」を、それぞれ国内初として発表しました。これらにより、現実世界の物理法則や物体間の相互作用など、複雑な状況を理解した上で高度な判断が可能な自動運転システムの開発を進めています。
今後も、Gaggle Clusterの稼働により上記を含む複数のモデルの開発をより強力に推し進め、完全自動運転の実現に向けた取り組みを加速していきます。
※1 「Tokyo30」: 2025年12月に人間の介入なしで都内を30分間走行できる自動運転システムを開発するプロジェクト
3. 各社の連携内容
1)完全自動運転AI開発のための「Gaggle Cluster」の構築
チューリングは完全自動運転AIの実現に向け、2023年11月よりGaggle Clusterの構築を進めてきました。分散学習における性能を最大化できる大規模モデル学習用に設計されています。
2)「Gaggle Cluster」構築のためのプラットフォームの提供
今回、NTTPCでは、数多くの案件で培ったGPU計算基盤におけるGPUノード間を高速通信するためのインターコネクト技術や、ストレージ設計等におけるノウハウ、創業以来のネットワーク、データセンターや機器に関する監視・運用におけるクラウド事業者としてのノウハウをフル活用した「GPUプライベートクラウドTM」(https://www.nttpc.co.jp/lp/gpu_private/)でGPU計算基盤を提供することにより、「Gaggle Cluster」の構築を支援してきました。
3)NDVによる出資
NTTグループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるNDVは、同社が運用するファンドを通じて、チューリングへの出資を行ったことを2024年4月に発表しました。チューリングがめざす完全自動運転は、カーシェアやライドシェアなどのモビリティビジネスにおける、非連続なイノベーションとなる可能性を秘めていることから、短期的なドコモグループとの協業に留まらず、長期的にも両社で新たな価値を創造することをめざし、出資を行いました。
4. 各社について
チューリング株式会社について
チューリングは、完全自動運転技術の開発に取り組むスタートアップです。カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E(End-to-End)の自動運転システムを開発しています。
株式会社NTTPCコミュニケーションズについて
NTTPCはNTTドコモグループにおける国内中堅・中小企業向けICTサービスのエキスパートとして、シンプルで導入しやすい価格の各種サービスを提供しています。
GPU基盤構築をはじめとするAI関連事業、ネットワーク事業・クラウド/データセンター事業に積極的に取り組んでいます。
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズについて
NTTグループのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)として、国内外のスタートアップとNTTグループの懸け橋となり、スタートアップ投資や共創の支援をしています。
スタートアップの持つ可能性と、NTTグループの持つ力を掛け合わせ、さらにその想いを束ねることで、共創を創り出し、世の中を変えるようなイノベーションを生み出すことをめざしています。
5.採用情報
チューリングは、日本発の完全自動運転実現により世界を変える仲間を積極的に募集しています。会社紹介イベントや自動運転体験会も頻繁に実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
採用ページ:https://tur.ing/jobs