若い女性のファッション意識にボーダーレス化の兆し
[19/03/28]
提供元:PRTIMES
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- 20代後半女性のおしゃれ意識「大人っぽく」が20年で16ポイント増 -
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区、代表取締役:松田 武久)は、首都圏在住の18〜79歳女性を対象に実施した生活者調査の中から、「おしゃれ意識」に着目して分析を行いました。
1986年の男女雇用均等法施行以降、女性の社会進出は増え続けています。女性の社会進出とともに「おしゃれ意識」にも変化が見られます。今回は25〜29歳の女性にフォーカスをあて、20年前のデータと比較しました。
■調査結果
身だしなみで心がけていること、「大人っぽく見せる」が20年間で16ポイント増加。(図1)
身だしなみで心がけていることは、「清潔感」がこの20年間どの年代でも不動のトップでした。それ以外の項目を見てみると、25〜29歳で「大人っぽく見せる」が増加傾向にあり、20年間で16ポイント増えています。
20年前より「若々しさ」は減少傾向。「大人っぽく見せる」が逆転。(図1)
20年前のデータでは、「年齢にふさわしいこと」と「若々しさ」は、ほぼ同レベルでしたが、最新のデータでは両者の開きは40ポイント近くにまで広がっています。一方、「大人っぽく見せる」が増加して、2016年に「若々しさ」を上回りました。
「親子で洋服の貸し借りをする」が16ポイント増加。(図2)
おしゃれ意識を聞いた質問でも、25〜29歳女性の「できるだけ若々しく見える装いをしたい」意識は10年前に比べ13ポイント低下。「親子で洋服の貸し借りをする」が増加しており、ファッションのボーダーレス化の兆しが見えます。
■R&D's View
◇20年で変化した「年齢にふさわしい」ファッションの感覚
未婚率の上昇や女性の社会進出など、この20年で女性を取り巻く環境は大きく変化しました。ファッショントレンドが目まぐるしく変わっていることは言うまでもありませんが「おしゃれ意識」にも、社会環境の変化が影響を与えているのではないでしょうか。
25〜29歳という、社会人であれば「社会人になりたてでもなく、まだベテランでもない」微妙なお年頃の「おしゃれ意識」を見ると、「TPOに合わせる」など一般常識は担保しながらも自分の好きなファッションを楽しんでいる様子が窺えます。清潔感があり、自分らしく、且つシンプルが主流ですが、近年「若々しさ」より「大人っぽく見せる」という要素が増加してきています。
今の20代後半女性は、男性と同等に社会で働くことが当たり前であり、戦闘服を身につけることも、若さをアピールすることにも価値を感じておらず、むしろ自分の年齢にふさわしい大人のファッションを身に着けることが自然なのだと思います。
この年代はファストファッションが流行り始めた頃に幼少期を過ごしており、ユニセックスやシンプルといったテイストにも馴染んでいます。平成の初めの頃は、50代は50代の、20代は20代なりのファッションでしたが、最近は年齢による差はなくなっていると感じます。母娘で服の貸し借りができるのも、デザインやサイズで年齢を縛らない傾向が影響しているのではないでしょうか。
■調査結果 グラフ
[画像1: https://prtimes.jp/i/11405/59/resize/d11405-59-107100-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/11405/59/resize/d11405-59-317204-1.png ]
その他の調査データとして、無料ダウンロードデータ集『20代後半女性のおしゃれ意識』には、
以下の内容を掲載しています。(全5ページ)
(弊社ホームページ https://www.rad.co.jp/report_list/20190328/ よりダウンロードいただけます)
身だしなみで心がけていること *女性年齢別
25〜29歳女性の未婚率・就業率
今回、分析で使用した「R&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)」の詳細は、弊社ホームページ https://www.rad.co.jp/service/core/ をご覧ください。
■調査概要■
調査名: CORE2000(1999.10)〜CORE2019(2018.10) マスター調査
調査地域: 首都圏40km圏(調査地点 200地点)
調査対象: '02年まで18〜69歳、'03〜'12年18〜74歳、'13年以降18〜79歳男女個人
サンプル数: 有効回収 3000サンプル (人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
サンプリング手法: 住宅地図を用いたエリアサンプリングで抽出
調査手法: 訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査実施時期: 毎年1回 10月実施
※『CORE』は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。
※1982年から約 30年、生活者理解のために毎年実施している自主調査です。
■会社概要■
会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 松田 武久
資本金: 30,000千円
設立 : 1968年1月17日
URL : https://www.rad.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション、経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション
≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
●本分析担当:
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
マーケティング部(羽鳥)
●本資料に関するお問い合わせ:
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
マーケティング部(小林)
TEL:03-6859-2281 e-mail:radnews@rad.co.jp
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区、代表取締役:松田 武久)は、首都圏在住の18〜79歳女性を対象に実施した生活者調査の中から、「おしゃれ意識」に着目して分析を行いました。
1986年の男女雇用均等法施行以降、女性の社会進出は増え続けています。女性の社会進出とともに「おしゃれ意識」にも変化が見られます。今回は25〜29歳の女性にフォーカスをあて、20年前のデータと比較しました。
■調査結果
身だしなみで心がけていること、「大人っぽく見せる」が20年間で16ポイント増加。(図1)
身だしなみで心がけていることは、「清潔感」がこの20年間どの年代でも不動のトップでした。それ以外の項目を見てみると、25〜29歳で「大人っぽく見せる」が増加傾向にあり、20年間で16ポイント増えています。
20年前より「若々しさ」は減少傾向。「大人っぽく見せる」が逆転。(図1)
20年前のデータでは、「年齢にふさわしいこと」と「若々しさ」は、ほぼ同レベルでしたが、最新のデータでは両者の開きは40ポイント近くにまで広がっています。一方、「大人っぽく見せる」が増加して、2016年に「若々しさ」を上回りました。
「親子で洋服の貸し借りをする」が16ポイント増加。(図2)
おしゃれ意識を聞いた質問でも、25〜29歳女性の「できるだけ若々しく見える装いをしたい」意識は10年前に比べ13ポイント低下。「親子で洋服の貸し借りをする」が増加しており、ファッションのボーダーレス化の兆しが見えます。
■R&D's View
◇20年で変化した「年齢にふさわしい」ファッションの感覚
未婚率の上昇や女性の社会進出など、この20年で女性を取り巻く環境は大きく変化しました。ファッショントレンドが目まぐるしく変わっていることは言うまでもありませんが「おしゃれ意識」にも、社会環境の変化が影響を与えているのではないでしょうか。
25〜29歳という、社会人であれば「社会人になりたてでもなく、まだベテランでもない」微妙なお年頃の「おしゃれ意識」を見ると、「TPOに合わせる」など一般常識は担保しながらも自分の好きなファッションを楽しんでいる様子が窺えます。清潔感があり、自分らしく、且つシンプルが主流ですが、近年「若々しさ」より「大人っぽく見せる」という要素が増加してきています。
今の20代後半女性は、男性と同等に社会で働くことが当たり前であり、戦闘服を身につけることも、若さをアピールすることにも価値を感じておらず、むしろ自分の年齢にふさわしい大人のファッションを身に着けることが自然なのだと思います。
この年代はファストファッションが流行り始めた頃に幼少期を過ごしており、ユニセックスやシンプルといったテイストにも馴染んでいます。平成の初めの頃は、50代は50代の、20代は20代なりのファッションでしたが、最近は年齢による差はなくなっていると感じます。母娘で服の貸し借りができるのも、デザインやサイズで年齢を縛らない傾向が影響しているのではないでしょうか。
■調査結果 グラフ
[画像1: https://prtimes.jp/i/11405/59/resize/d11405-59-107100-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/11405/59/resize/d11405-59-317204-1.png ]
その他の調査データとして、無料ダウンロードデータ集『20代後半女性のおしゃれ意識』には、
以下の内容を掲載しています。(全5ページ)
(弊社ホームページ https://www.rad.co.jp/report_list/20190328/ よりダウンロードいただけます)
身だしなみで心がけていること *女性年齢別
25〜29歳女性の未婚率・就業率
今回、分析で使用した「R&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)」の詳細は、弊社ホームページ https://www.rad.co.jp/service/core/ をご覧ください。
■調査概要■
調査名: CORE2000(1999.10)〜CORE2019(2018.10) マスター調査
調査地域: 首都圏40km圏(調査地点 200地点)
調査対象: '02年まで18〜69歳、'03〜'12年18〜74歳、'13年以降18〜79歳男女個人
サンプル数: 有効回収 3000サンプル (人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
サンプリング手法: 住宅地図を用いたエリアサンプリングで抽出
調査手法: 訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査実施時期: 毎年1回 10月実施
※『CORE』は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。
※1982年から約 30年、生活者理解のために毎年実施している自主調査です。
■会社概要■
会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 松田 武久
資本金: 30,000千円
設立 : 1968年1月17日
URL : https://www.rad.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション、経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション
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●本分析担当:
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
マーケティング部(羽鳥)
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マーケティング部(小林)
TEL:03-6859-2281 e-mail:radnews@rad.co.jp