ゼロベース思考、現地が直面する課題を学生が現地で調査!タイ東北部への日本人観光客誘致策 商品化へ前進
[19/02/26]
提供元:PRTIMES
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1.背景
追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:川原俊明)は、グローバル化による世界のボーダレス化が進行するなか、自分達の価値観が異なる異文化の地でもゼロベース思考を駆使し、地域課題からビジネスに転換する発想力・バイタリティを持つ人材を育成しようと、タイ東北部にあるコンケーン大学やタイ国政府観光庁コンケーン事務所、コンケーン商工会議所と提携し、学生自らが現地体験・調査のうえ解決策を提案する全国でも珍しい海外との学官連携による国際協力ビジネス実践型プログラムを今年度(2018)からスタートしました。
2.なぜコンケーン?コンケーンとは
コンケーンはタイ東北部の主要都市の一つで、東北部最大規模を誇るコンケーン大学があります。国内最大のシルク産業地域で田園風景が広がり、近年は観光誘致促進に注力していますが、日本での知名度は高くありません。また日本国内の大学との連携も少ないことからコンケーンを選びました。
3.学生たちの挑戦
プログラムに参加したのは全学部から選抜された学生11名です。昨年6月から7月にかけて日本人から見たコンケーンの観光地としての魅力について、事前調査を行いました。8月には8日間の日程で現地を訪問し、シルク産業が盛んな地域や農家にホームステイをして、現地の生活や文化を体験しながら、コンケーン大学の学生の協力を得て観光プランをまとめました。
4.観光プランに注目!
帰国後、学生たちは3つの観光プランを提案しました。
このうち、「学びあふれるシルク旅」という観光プランは、服飾科の高校生を対象に、日本とは異なる視点で服飾関係の学びを得る修学旅行という案で、日本の大手旅行会社から商品化の打診を受けました。
もう一つの「Study Tour in Khon Kaen」という観光プランは、「絆」をテーマに、大学生が現地農家でのファームステイを通し、実践的な英語とタイ語を学ぶ短期海外研修案です。このプランは特に注目を集め、本年1月にタイ国政府観光庁大阪事務所において、所長らタイ政府関係者に英語でプレゼンテーションを行いました。タイ政府関係者からの評価は高く、今後本学との協力体制のもと、観光プラン作成を促進する予定です。
今回のプログラムは学生たちにとって一皮むける経験となった上に、参加した経営学部2年の藤村さんは「状況を多角的に捉えることができるようになった」と振り返っています。
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コンケーンでの体験・調査
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タイ政府関係者へのプレゼン(2019年1月)