【江戸東京博物館】企画展「発掘された日本列島2019」 開催のお知らせ
[19/05/22]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
全国で毎年約9000件の発掘調査が実施されておりますが、その成果に実際に触れる機会は、極めて限られています。そこで、より多くの方が埋蔵文化財に親しみ、その保護の重要性に関する理解を深められるよう、本展では、近年発掘された遺跡のなかで注目の12遺跡473点について速報展示を行います。
また今年度は、特集とし被災地の埋蔵文化財と発掘調査の紹介、さらに史跡名勝天然記念物保護の展示を行います。
1 会期
令和元年6月1日(土)〜7月21日(日)
開館時間:9時30分〜17時30分(土曜日は19時30分まで、7月19日(金)は21時まで開館)
※入館は閉館の30分前まで
企画展開催中の休館日:7月15日(月)を除く毎週月曜日、7月16日(火)は休館日
2 会場
常設展示室 5F企画展示室
(地域展:5F企画展示室前)
3 観覧料 企画展は常設展観覧料でご覧になれます
一般 600円(480円)/大学・専門学校生 480円(380円)/中高生・65歳以上 300円(240円)
*( )内は20人以上の団体料金。消費税込。
ただし、7月19日(金) 17時からは学生・中高生は無料/一般・65歳以上は団体料金 ※要証明
4 主催等
【主催】文化庁、東京都、東京都江戸東京博物館、東京新聞、全国新聞社事業協議会
【協力】全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会、全国埋蔵文化財法人連絡協議会、
公益財団法人元興寺文化財研究所、共同通信社
【後援】全国史跡整備市町村協議会
地域展
【主催】東京都、東京都江戸東京博物館
5 展示構成および主な資料
発掘された日本列島2019
■新発見考古速報
近年発掘された遺跡や、成果がまとまった旧石器時代から近代までの12遺跡473点を速報展示します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-521504-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-220702-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-252260-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-713847-3.jpg ]
■特集1 福島の復旧・復興と埋蔵文化財
東日本大震災の発生から8年の月日が流れました。東北沿岸のあちこちで、かつての賑わいを取り戻しつつある町の姿を見ることができます。その一方で、福島第一原子力発電所事故の影響により避難を余儀なくされた福島県沿岸部の浜通り地域や内陸の一部地域では、復旧・復興はまだ道半ばです。浜通り地域は、海の道と陸の道によって各地と結ばれ、極めて個性的な文化を育んできた魅力ある地域です。浜通り地域の遺跡・遺物の展示を通じて、この地に根付いた豊かな歴史文化に親しんでいただければ幸いです。(展示遺跡数:7遺跡)
■特集2 記念物100年
記念物は、わが国にとって歴史上・学術上価値の高い遺跡、観賞上価値の高い名勝地、学術上価値の高い動物・植物・地質鉱物の総称で、その中で重要なものは文化財保護法により「史跡」「名勝」「天然記念物」に指定されます。2019年は文化財保護法の前進で、記念物を指定し、保護する制度である「史蹟名勝天然記念物保存法」ができて100年目の節目の年にあたります。そこで、後の時代に残したい大事なものである「記念物」100年の歩みを紹介し、記念物を守り、未来へと伝える大切さを皆様と共有したいと思います。
発掘された日本列島2019 地域展
「道灌がみた南武蔵」
2020年に向けて、都内の随所であらたな開発事業が進められています。足下の遺跡は、江戸の町場が広がっていた時代から今に至るまで、地中に眠っていました。そして開発にともなう発掘調査により、思いもよらない所から蘇りました。
調査により、太田道灌が活躍した時代すなわち戦国時代前半(15世紀後半から16世紀前半頃)の遺跡も発見されています。戦乱に関わる城館や人々のさまざまな営みを考えさせる遺構が、突如としてその姿を垣間見せたのです。
道灌が江戸城を築いた時期、東京周辺の南武蔵はどのような様相だったでしょうか。道灌は主家である扇谷上杉家を支え、関東平野での享徳の乱、長尾景春の乱などの合戦で活躍しました。江戸城を築いたのはこの戦乱の時代のはじめ、1457年(長禄元)とされています。築城により江戸は南武蔵の重要拠点となり、後に都市が発展する基点になりました。
近年に確認された太田道灌が活躍した戦国時代前半の遺跡を紹介し、東京の原風景を考えてみたいと思います。
[画像5: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-294049-4.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-870250-5.jpg ]
[画像7: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-481698-6.jpg ]
6 関連イベント・その他
■「記念物100年事業」キックオフイベント
列島展開催初日にあたる本年6月1日は、史跡名勝天然記念物保存法施行からちょうど100年目にあたります。これを記念して以下のキックオフイベントを開催します。
また、文化庁では、このキックオフイベントを皮切りに2021年度までの3年間、「記念物100年」事業を展開し、「記念物」とその保護の重要性について広く知っていただけるような展示・イベント等を実施します。
【日時】令和元年6月1日(土)10:30〜11:30
【場所】東京都江戸東京博物館5階常設展示室 中村座前
【出演者】宮田亮平(文化庁長官・金工作家)
佐藤 信(東京大学名誉教授・人間文化研究機構理事・博士(文学))
葦木ヒロカ(シンガー・アーティスト;長和町黒曜石のふるさと親善大使;茅野市縄文ふるさと大使)
※3名による対談が中心。対談の前後に,史跡などをフィールドとして活動を続ける葦木ヒロカさんが歌を披露します。
【参加方法】申込不要
【参加料】無料(常設展示観覧料は別途必要)
■「発掘された日本列島2019」新発見考古速報」展示解説
「発掘された日本列島2019」の見どころを紹介します。
(1)展示解説員(全国埋蔵文化財法人連絡協議会 関東ブロック協議会)による解説
会期中の毎週火曜日・木曜日 10時30分〜 14時30分〜(各回40分程度)
【集合場所】常設展示室 5F企画展示室入口 【参加料】無料(常設展示観覧料は別途必要)
(2)文化庁文化財調査官による解説
会期中の毎週土曜日・日曜日、祝日 10時30分〜 14時30分〜(各回40分程度)
【集合場所】常設展示室 5F企画展示室入口 【参加料】無料(常設展示観覧料は別途必要)
※6月1日(土)は関連イベントのため14時30分の回のみとなります。
地域展 「道灌がみた南武蔵」
(1)ミュージアム・トーク(展覧会見どころ解説)
【日時】6月7日・21日(各金曜日) 16時〜(30分程度)
【集合場所】常設展示室5階 日本橋下
【参加料】無料(常設展観覧料は別途必要)
また今年度は、特集とし被災地の埋蔵文化財と発掘調査の紹介、さらに史跡名勝天然記念物保護の展示を行います。
1 会期
令和元年6月1日(土)〜7月21日(日)
開館時間:9時30分〜17時30分(土曜日は19時30分まで、7月19日(金)は21時まで開館)
※入館は閉館の30分前まで
企画展開催中の休館日:7月15日(月)を除く毎週月曜日、7月16日(火)は休館日
2 会場
常設展示室 5F企画展示室
(地域展:5F企画展示室前)
3 観覧料 企画展は常設展観覧料でご覧になれます
一般 600円(480円)/大学・専門学校生 480円(380円)/中高生・65歳以上 300円(240円)
*( )内は20人以上の団体料金。消費税込。
ただし、7月19日(金) 17時からは学生・中高生は無料/一般・65歳以上は団体料金 ※要証明
4 主催等
【主催】文化庁、東京都、東京都江戸東京博物館、東京新聞、全国新聞社事業協議会
【協力】全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会、全国埋蔵文化財法人連絡協議会、
公益財団法人元興寺文化財研究所、共同通信社
【後援】全国史跡整備市町村協議会
地域展
【主催】東京都、東京都江戸東京博物館
5 展示構成および主な資料
発掘された日本列島2019
■新発見考古速報
近年発掘された遺跡や、成果がまとまった旧石器時代から近代までの12遺跡473点を速報展示します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-521504-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-220702-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-252260-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-713847-3.jpg ]
■特集1 福島の復旧・復興と埋蔵文化財
東日本大震災の発生から8年の月日が流れました。東北沿岸のあちこちで、かつての賑わいを取り戻しつつある町の姿を見ることができます。その一方で、福島第一原子力発電所事故の影響により避難を余儀なくされた福島県沿岸部の浜通り地域や内陸の一部地域では、復旧・復興はまだ道半ばです。浜通り地域は、海の道と陸の道によって各地と結ばれ、極めて個性的な文化を育んできた魅力ある地域です。浜通り地域の遺跡・遺物の展示を通じて、この地に根付いた豊かな歴史文化に親しんでいただければ幸いです。(展示遺跡数:7遺跡)
■特集2 記念物100年
記念物は、わが国にとって歴史上・学術上価値の高い遺跡、観賞上価値の高い名勝地、学術上価値の高い動物・植物・地質鉱物の総称で、その中で重要なものは文化財保護法により「史跡」「名勝」「天然記念物」に指定されます。2019年は文化財保護法の前進で、記念物を指定し、保護する制度である「史蹟名勝天然記念物保存法」ができて100年目の節目の年にあたります。そこで、後の時代に残したい大事なものである「記念物」100年の歩みを紹介し、記念物を守り、未来へと伝える大切さを皆様と共有したいと思います。
発掘された日本列島2019 地域展
「道灌がみた南武蔵」
2020年に向けて、都内の随所であらたな開発事業が進められています。足下の遺跡は、江戸の町場が広がっていた時代から今に至るまで、地中に眠っていました。そして開発にともなう発掘調査により、思いもよらない所から蘇りました。
調査により、太田道灌が活躍した時代すなわち戦国時代前半(15世紀後半から16世紀前半頃)の遺跡も発見されています。戦乱に関わる城館や人々のさまざまな営みを考えさせる遺構が、突如としてその姿を垣間見せたのです。
道灌が江戸城を築いた時期、東京周辺の南武蔵はどのような様相だったでしょうか。道灌は主家である扇谷上杉家を支え、関東平野での享徳の乱、長尾景春の乱などの合戦で活躍しました。江戸城を築いたのはこの戦乱の時代のはじめ、1457年(長禄元)とされています。築城により江戸は南武蔵の重要拠点となり、後に都市が発展する基点になりました。
近年に確認された太田道灌が活躍した戦国時代前半の遺跡を紹介し、東京の原風景を考えてみたいと思います。
[画像5: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-294049-4.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-870250-5.jpg ]
[画像7: https://prtimes.jp/i/38211/59/resize/d38211-59-481698-6.jpg ]
6 関連イベント・その他
■「記念物100年事業」キックオフイベント
列島展開催初日にあたる本年6月1日は、史跡名勝天然記念物保存法施行からちょうど100年目にあたります。これを記念して以下のキックオフイベントを開催します。
また、文化庁では、このキックオフイベントを皮切りに2021年度までの3年間、「記念物100年」事業を展開し、「記念物」とその保護の重要性について広く知っていただけるような展示・イベント等を実施します。
【日時】令和元年6月1日(土)10:30〜11:30
【場所】東京都江戸東京博物館5階常設展示室 中村座前
【出演者】宮田亮平(文化庁長官・金工作家)
佐藤 信(東京大学名誉教授・人間文化研究機構理事・博士(文学))
葦木ヒロカ(シンガー・アーティスト;長和町黒曜石のふるさと親善大使;茅野市縄文ふるさと大使)
※3名による対談が中心。対談の前後に,史跡などをフィールドとして活動を続ける葦木ヒロカさんが歌を披露します。
【参加方法】申込不要
【参加料】無料(常設展示観覧料は別途必要)
■「発掘された日本列島2019」新発見考古速報」展示解説
「発掘された日本列島2019」の見どころを紹介します。
(1)展示解説員(全国埋蔵文化財法人連絡協議会 関東ブロック協議会)による解説
会期中の毎週火曜日・木曜日 10時30分〜 14時30分〜(各回40分程度)
【集合場所】常設展示室 5F企画展示室入口 【参加料】無料(常設展示観覧料は別途必要)
(2)文化庁文化財調査官による解説
会期中の毎週土曜日・日曜日、祝日 10時30分〜 14時30分〜(各回40分程度)
【集合場所】常設展示室 5F企画展示室入口 【参加料】無料(常設展示観覧料は別途必要)
※6月1日(土)は関連イベントのため14時30分の回のみとなります。
地域展 「道灌がみた南武蔵」
(1)ミュージアム・トーク(展覧会見どころ解説)
【日時】6月7日・21日(各金曜日) 16時〜(30分程度)
【集合場所】常設展示室5階 日本橋下
【参加料】無料(常設展観覧料は別途必要)