ザイリンクスとエコシステムがAll Programmable Abstractionsを拡張、より多くのデザイン手法を提供し、生産性を最高 15 倍まで加速
[13/09/12]
提供元:PRTIMES
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ソフトウェア、モデル、プラットフォームおよび IPベースデザイン環境を総合しシステムやソフトウェア、ハードウェア開発者に提供
ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDQ : XLNX) は9 月 10 日 (米国時間)、All Programmable Abstractions のイニシアティブを発表した。これはハードウェア 設計者の生産性を高めるとともに、システムやソフトウェア開発者を支援して All Programmable FPGA、SoC、3D IC を直接活用できるようにするものである。ザイリンクスと、MathWorks(R) 社やナショナルインスツルメンツを含むザイリンクス エコシステム アライアンス メンバー企業は、ソフトウェア、モデル、プラットフォーム、および IPベースのデザイン環境を今後総合的にサポートする。これらの環境は、C や C++、SystemCといった高位グラフィカル または テキスト ベースのプログラム言語を利用でき、OpenCL(TM) (Open Computing Language)にも間もなく対応する予定である。また、こうした言語から最適化されたインプリメンテーションを自動的に実現する先進的オートメーション テクノロジを備えている。こうしたソフトウェアレベル/システム レベルのアブストラクションは、ハードウェア中心の IPインテグレーションおよび Cベースのデザイン アブストラクションを補完するものである。Cベースのデザイン アブストラクションではすでに、複雑な FPGAや SoC の開発を従来の RTL フローと比べて最高で 15 倍まで高速化できることが実証されている。
ザイリンクスのデザイン メソドロジ マーケティング担当シニア ディレクターであるトム フェイスト (Tom Feist) は、「デザイナが選択できるアブストラクションの数と種類を増やすことによって、既存のハードウェア顧客企業の生産性を向上できるだけでなく、多数のシステム/ソフトウェア エンジニアの方々が All Programmable FPGA、SoC、3D IC を直接活用できるようになります」と述べている。
■ハードウェアデザインを加速
All Programmable デバイスによる高度に統合された複雑なデザインの開発を加速するため、ザイリンクスは Vivado(R) IP Integrator (IPI) を提供してきた。Vivado IPI は、顧客の IP はもちろん、ザイリンクスの LogiCORE(TM)/SmartCORE(TM) IP、サードパーティの IP、ザイリンクスの System Generatorを用いて構築した MathWorks Simulink(R) デザイン、Vivado 高位合成 (HLS)によって C/C++ と System C から合成された IP のインテグレーションを加速する。
Gainspeed 社のソフトウェアおよび FPGA 担当ディレクターであるティーズ ボス(Ties Bos)氏は、「わが社の次世代ケーブル インフラストラクチャ製品は、ソフトウェアベースのオールIP アーキテクチャを通じて新しいサービスを迅速に実現するもので、これらの製品の開発では Vivado IPI と HLS の組み合わせを活用することが極めて有効でした。これらのアブストラクションを組み合わせることによってC++ でアルゴリズムを開発できたうえ、そこから生成されたIP コアを迅速に統合できたので、RTL アプローチとくらべて開発費を 15 分の 1 以下に抑えることができました」と述べている。
Vivado IPI は ARM(R) AXI インターコネクトや IP パッケージング用 IP-XACTメタデータといった業界標準に基づいており、ザイリンクスの All Programmableソリューションに最適化されたデザインを検証しつつインテリジェントに組み合わせることが可能である。エンベデッド デザインでは、Zynq(TM)-7000All Programmable SoC をターゲットとすることによって、デュアルコアARM プロセッシング システムとハイ パフォーマンス FPGA ファブリックをターゲットとするソフトウェアとハードウェア IP それぞれの識別、再利用、統合がより迅速に行えるようになる。
■システム レベル デザインを加速
システム エンジニアは今日の「よりスマートな」システム向けにハードウェアやソフトウェアの動作をモデリングする際、C/C++ や SystemC、OpenCL、MathWorks 社の MATLAB(R) / Simulink、ナショナルインスツルメンツの システム
開発ソフトウェア NI LabVIEW(TM) のようなアブストラクションを好んで用いる。ザイリンクスと同社のアライアンス メンバー のエコシステムはデザイン チームを支援し、インプリメンテーションの詳細に煩わされることなく これらのアルゴリズムから直接実装することを可能とする。
MathWorks 社は R2013b のリリースにより、Zynq-7000 All Programmable SoCデバイス用の新たなガイド付きワークフローの提供を開始した。ソフトウェア開発者やハードウェア デザイン エンジニアがこのガイド付きワークフローを
利用すれば、MATLAB や Simulink によるアルゴリズムの開発とモデリングが可能になるほか、ソフトウェアとハードウェアの間でデザインを分割したり、ザイリンクスのターゲット デザイン プラットフォーム上でそうしたモデルのターゲッティング、インテグレーション、デバッグ、テストを自動的に行うことも可能となる。この新機能は、MathWorks 社の各種アプリケーション向けツールボックス ライブラリーの広範なポートフォリオに加え、堅牢なエンベデッド ソフトウェア/ハードウェア コード生成テクノロジに基づいており、システム パフォーマンスの検証と最適化が可能なだけでなく、業界初のAll Programmable SoC をより多くの開発者が活用できるようになる。
エンベデッド システムのデザイナは、NI LabVIEW と NI の再構成可能なI/O (RIO) ハードウェアを用いて従来型の RTL デザインの複雑性を抽出することによって、オペレーティングシステムやドライバ、ミドルウェアを構築する時間を節約している。ナショナルインスツルメンツはプラットフォームをベースとしてエンベデッド デザインにアプローチする手法を開発し、開封してすぐに使える再構成可能なハードウェアと、直感的なグラフィカル プログラミング手法を提供している。NI LabVIEW 2013 開発環境では、NIのターゲット上のプロセッサやプログラマブル ロジック向けに書かれたアプリケーションのコンパイル、デバッグ、実装を 1 回のクリックだけで行うことができる。この開発環境は現在複数のザイリンクス All Programmable デバイスをサポートしている。NIは、60 を超える実装可能なターゲットを有するプラットフォームである同社の RIO コンピューティング コアにザイリンクスのAll Programmable SoC と FPGA を採用している。
ザイリンクスはアーリーアクセスに参加しているいくつかの顧客と協力し、新たなシステムレベル ヘテロジニアス パラレル プログラミング環境も開発している。この環境はソフトウェア ベース プログラミングやシステム検証、デバッグに加え、C/C++ および OpenCLによる自動インプリメンテーションもサポートする。Eclipse(TM)ベースの新しい総合的環境は、各マーケットに特化したライブラリーの提供し、デザインの生産性を大幅に向上させる。この新しいフローは、システム アーキテクトや SW アプリケーション デベロッパ、エンベデッド デザイナにも自分自身で直接作業しやすく、ASSP/DSP/GPU と変わらない使いやすさと開発期間を実現しながら、パラレル アーキテクチャ開発や、システム パフォーマンスの向上、システム BOM コストの削減、合計消費電力の低減を達成できるように構築されている。
■ソフトウェア デザインを加速
ザイリンクスの All Programmable アブストラクションは、Zynq-7000 AllProgrammable SoC と MicroBlaze(TM) プロセッサのソフトウェア開発も加速する。ザイリンクスはシステム ハードウェア/ソフトウェア インターフェイスをエミュレートする Quick Emulator (QEMU) オープンソース バーチャルマシンを開発した。早期のソフトウェア開発は、生産性の向上に加え、継続的なハードウェア/ソフトウェア インテグレーション検証を可能にする。
さらに、ザイリンクスは Cadence(R) Design Systems 社と提携し、特にザイリンクスZynq-7000 All Programmable SoC をターゲットとするVirtual System Platformを提供することにより、ハードウェアとソフトウェアの同時並行開発を可能にするとともに、開発コストと市場投入までの期間を大幅に縮減した。これらの仮想化環境をザイリンクスのソフトウェア開発キット (SDK) とともに用いれば、デザインチームのシステム開発スケジュールを数カ月も短縮することが可能となる。
ザイリンクスが All Programmable Abstractions によってどのように一世代先行を維持しているかに関して詳しくは、japan.xilinx.com/apa を参照されたい。
■ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境およびIP とともに提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システムインテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。
※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。ARM は EU およびその他の国での ARM の登録商標および商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDQ : XLNX) は9 月 10 日 (米国時間)、All Programmable Abstractions のイニシアティブを発表した。これはハードウェア 設計者の生産性を高めるとともに、システムやソフトウェア開発者を支援して All Programmable FPGA、SoC、3D IC を直接活用できるようにするものである。ザイリンクスと、MathWorks(R) 社やナショナルインスツルメンツを含むザイリンクス エコシステム アライアンス メンバー企業は、ソフトウェア、モデル、プラットフォーム、および IPベースのデザイン環境を今後総合的にサポートする。これらの環境は、C や C++、SystemCといった高位グラフィカル または テキスト ベースのプログラム言語を利用でき、OpenCL(TM) (Open Computing Language)にも間もなく対応する予定である。また、こうした言語から最適化されたインプリメンテーションを自動的に実現する先進的オートメーション テクノロジを備えている。こうしたソフトウェアレベル/システム レベルのアブストラクションは、ハードウェア中心の IPインテグレーションおよび Cベースのデザイン アブストラクションを補完するものである。Cベースのデザイン アブストラクションではすでに、複雑な FPGAや SoC の開発を従来の RTL フローと比べて最高で 15 倍まで高速化できることが実証されている。
ザイリンクスのデザイン メソドロジ マーケティング担当シニア ディレクターであるトム フェイスト (Tom Feist) は、「デザイナが選択できるアブストラクションの数と種類を増やすことによって、既存のハードウェア顧客企業の生産性を向上できるだけでなく、多数のシステム/ソフトウェア エンジニアの方々が All Programmable FPGA、SoC、3D IC を直接活用できるようになります」と述べている。
■ハードウェアデザインを加速
All Programmable デバイスによる高度に統合された複雑なデザインの開発を加速するため、ザイリンクスは Vivado(R) IP Integrator (IPI) を提供してきた。Vivado IPI は、顧客の IP はもちろん、ザイリンクスの LogiCORE(TM)/SmartCORE(TM) IP、サードパーティの IP、ザイリンクスの System Generatorを用いて構築した MathWorks Simulink(R) デザイン、Vivado 高位合成 (HLS)によって C/C++ と System C から合成された IP のインテグレーションを加速する。
Gainspeed 社のソフトウェアおよび FPGA 担当ディレクターであるティーズ ボス(Ties Bos)氏は、「わが社の次世代ケーブル インフラストラクチャ製品は、ソフトウェアベースのオールIP アーキテクチャを通じて新しいサービスを迅速に実現するもので、これらの製品の開発では Vivado IPI と HLS の組み合わせを活用することが極めて有効でした。これらのアブストラクションを組み合わせることによってC++ でアルゴリズムを開発できたうえ、そこから生成されたIP コアを迅速に統合できたので、RTL アプローチとくらべて開発費を 15 分の 1 以下に抑えることができました」と述べている。
Vivado IPI は ARM(R) AXI インターコネクトや IP パッケージング用 IP-XACTメタデータといった業界標準に基づいており、ザイリンクスの All Programmableソリューションに最適化されたデザインを検証しつつインテリジェントに組み合わせることが可能である。エンベデッド デザインでは、Zynq(TM)-7000All Programmable SoC をターゲットとすることによって、デュアルコアARM プロセッシング システムとハイ パフォーマンス FPGA ファブリックをターゲットとするソフトウェアとハードウェア IP それぞれの識別、再利用、統合がより迅速に行えるようになる。
■システム レベル デザインを加速
システム エンジニアは今日の「よりスマートな」システム向けにハードウェアやソフトウェアの動作をモデリングする際、C/C++ や SystemC、OpenCL、MathWorks 社の MATLAB(R) / Simulink、ナショナルインスツルメンツの システム
開発ソフトウェア NI LabVIEW(TM) のようなアブストラクションを好んで用いる。ザイリンクスと同社のアライアンス メンバー のエコシステムはデザイン チームを支援し、インプリメンテーションの詳細に煩わされることなく これらのアルゴリズムから直接実装することを可能とする。
MathWorks 社は R2013b のリリースにより、Zynq-7000 All Programmable SoCデバイス用の新たなガイド付きワークフローの提供を開始した。ソフトウェア開発者やハードウェア デザイン エンジニアがこのガイド付きワークフローを
利用すれば、MATLAB や Simulink によるアルゴリズムの開発とモデリングが可能になるほか、ソフトウェアとハードウェアの間でデザインを分割したり、ザイリンクスのターゲット デザイン プラットフォーム上でそうしたモデルのターゲッティング、インテグレーション、デバッグ、テストを自動的に行うことも可能となる。この新機能は、MathWorks 社の各種アプリケーション向けツールボックス ライブラリーの広範なポートフォリオに加え、堅牢なエンベデッド ソフトウェア/ハードウェア コード生成テクノロジに基づいており、システム パフォーマンスの検証と最適化が可能なだけでなく、業界初のAll Programmable SoC をより多くの開発者が活用できるようになる。
エンベデッド システムのデザイナは、NI LabVIEW と NI の再構成可能なI/O (RIO) ハードウェアを用いて従来型の RTL デザインの複雑性を抽出することによって、オペレーティングシステムやドライバ、ミドルウェアを構築する時間を節約している。ナショナルインスツルメンツはプラットフォームをベースとしてエンベデッド デザインにアプローチする手法を開発し、開封してすぐに使える再構成可能なハードウェアと、直感的なグラフィカル プログラミング手法を提供している。NI LabVIEW 2013 開発環境では、NIのターゲット上のプロセッサやプログラマブル ロジック向けに書かれたアプリケーションのコンパイル、デバッグ、実装を 1 回のクリックだけで行うことができる。この開発環境は現在複数のザイリンクス All Programmable デバイスをサポートしている。NIは、60 を超える実装可能なターゲットを有するプラットフォームである同社の RIO コンピューティング コアにザイリンクスのAll Programmable SoC と FPGA を採用している。
ザイリンクスはアーリーアクセスに参加しているいくつかの顧客と協力し、新たなシステムレベル ヘテロジニアス パラレル プログラミング環境も開発している。この環境はソフトウェア ベース プログラミングやシステム検証、デバッグに加え、C/C++ および OpenCLによる自動インプリメンテーションもサポートする。Eclipse(TM)ベースの新しい総合的環境は、各マーケットに特化したライブラリーの提供し、デザインの生産性を大幅に向上させる。この新しいフローは、システム アーキテクトや SW アプリケーション デベロッパ、エンベデッド デザイナにも自分自身で直接作業しやすく、ASSP/DSP/GPU と変わらない使いやすさと開発期間を実現しながら、パラレル アーキテクチャ開発や、システム パフォーマンスの向上、システム BOM コストの削減、合計消費電力の低減を達成できるように構築されている。
■ソフトウェア デザインを加速
ザイリンクスの All Programmable アブストラクションは、Zynq-7000 AllProgrammable SoC と MicroBlaze(TM) プロセッサのソフトウェア開発も加速する。ザイリンクスはシステム ハードウェア/ソフトウェア インターフェイスをエミュレートする Quick Emulator (QEMU) オープンソース バーチャルマシンを開発した。早期のソフトウェア開発は、生産性の向上に加え、継続的なハードウェア/ソフトウェア インテグレーション検証を可能にする。
さらに、ザイリンクスは Cadence(R) Design Systems 社と提携し、特にザイリンクスZynq-7000 All Programmable SoC をターゲットとするVirtual System Platformを提供することにより、ハードウェアとソフトウェアの同時並行開発を可能にするとともに、開発コストと市場投入までの期間を大幅に縮減した。これらの仮想化環境をザイリンクスのソフトウェア開発キット (SDK) とともに用いれば、デザインチームのシステム開発スケジュールを数カ月も短縮することが可能となる。
ザイリンクスが All Programmable Abstractions によってどのように一世代先行を維持しているかに関して詳しくは、japan.xilinx.com/apa を参照されたい。
■ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境およびIP とともに提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システムインテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。
※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。ARM は EU およびその他の国での ARM の登録商標および商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。