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リアルテックファンド、データを活用したサステナブルなエビ養殖産業の実現を目指すインドネシア発ベンチャー、JALA Techに投資

 リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田暁彦、以下:「当社」)が運営するリアルテックグローバルファンド※1は、JALA Tech Pte. Ltd.(本社:シンガポール、事業国:インドネシア、以下:「JALA」)への出資を実施したことをお知らせします。JALAは、独自のハードウェアデバイス・ソフトウェアアルゴリズムを活用し、非衛生・非効率的なエビ養殖現場をサステナブルな産業へと変革することを目指すインドネシア発ベンチャーです。当社は、日本の事業会社や研究機関との連携を促進し、「サステナブルなエビの生産・販売ができる世界」の実現を支援して参ります。




[画像1: https://prtimes.jp/i/36405/61/resize/d36405-61-e91bb529ce282794012f-0.jpg ]

↑JALAの経営メンバー


ディープイシューが山積するインドネシアのエビ養殖産業
 世界の養殖市場は2026年に29兆円に達し、そのうち3兆円をエビ養殖が占めるとされています。中でもインドネシアは年間50万トンのエビを生産し、世界シェアの12%を占める世界第3位の巨大市場を有しています。しかし、エビ養殖現場では杜撰な管理・運営による水質悪化・病気蔓延等によるエビの死亡、中抜き業者の多発による養殖業者の貧困問題など課題が山積しています。汚水の河川投与や養殖場への投薬による二次被害など産業課題も以前として未解決であり、品質や生産環境が保証された製品はわずか14%※2とされています。


独自のデータプラットフォームにより、養殖現場とサプライチェーンを効率化/最適化
 JALAは、養殖池の水質を的確に検知するデバイスと取得データを可視化するプラットフォームを開発・提供しています。さらに、独自のデータベース・AIアルゴリズムを活用したエビの成長・収穫予測、養殖場の異常検知・レコメンド機能を備えており、インドネシア全域の養殖池運営の最適化を支援しています。2021年現在、同システムを6,700を超える養殖現場に導入しており、生産量増加・給餌効率の改善を実現しております。また、上記データを活用し、養殖業者と加工業者を直接繋げるマーケットプレースも運営しており、養殖業者の業務負担や仲買人による不当なマージン搾取等の課題を解決しています。
 今後は、水質データの可視化・活用にとどまらず、自動給餌機や酸素供給機、環境負荷を排した循環式養殖システムの提供を計画しており、これにより、インドネシアのエビ養殖産業の課題を解決し、効率的で環境負荷の少ない養殖池の数を増加して参ります。また、保有するプラットフォーム上のデータを応用しエビの生産環境や品質の可視化、各認証の管理など、エビ養殖産業全体の透明性と安全性を実現するソリューションの展開を目指します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36405/61/resize/d36405-61-3aa9dffa4a4e265089c7-5.jpg ]

↑JALAの提供ソリューション


大手インパクト投資家との共同出資により、同社の成長を加速
 JALAは、リバネスが開催しているTech Planter Indonesiaの第1回大会でLeave-a-Nest賞を受賞しており、かねてから日本の事業会社や研究機関との連携に対する強い期待をもっていました。今回の調達ラウンドは、フランス最大手のインパクトファンドMirova、アメリカの環境保護団体Rare社が運営するMeloy Fund、当社の3社による共同出資であり、各社とのシナジーを活かした事業・組織運営を展開していきます。
 当社はJALAのハードウェア開発や特許戦略を支援すると同時に、中長期的なエサ・稚エビ領域の研究開発を推進してまいります。インドネシアを代表し、東南アジア全域のエビ養殖産業の課題解決を目指すJALAと共に「サステナブルなエビの生産・販売ができる世界」の実現を加速して参ります。

※1:正式名称:「リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合」
※2:https://media-publications.bcg.com/BCG-A-Strategic-Approach-to-Sustainable-Shrimp-Production-in-Indonesia-Nov-2019.pdf より引用

■JALA Tech Pte Ltd(シンガポール/インドネシア)について

[画像3: https://prtimes.jp/i/36405/61/resize/d36405-61-809bbca57a2f26db32a1-6.png ]



設立年月:2018年5月7日
所在地:

160 Robinson Road, #14-04, Spore Business Federation CTR, Singapore
Jl. Kaliurang KM 16.3 Pakem, Sleman, D.I. Yogyakarta, 55584


代表者:Mr. Aryo Wiryawan, Ms. Liris Maduningtyas
資本金:366K USD
事業内容:エビのマーケットプレイスおよび養殖管理用ソリューションの提供
公式サイト:https://jala.tech/
出資時期:2021年11月


■リアルテックファンドについて
リアルテックホールディングス株式会社が、自社ならびに子会社の合同会社リアルテックジャパンを通じて管理運営するベンチャーキャピタルファンド。地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装に取り組んでいます。

■リアルテックホールディングスについて
リアルテックホールディングス株式会社は株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。私たちは、リアルテックの生みの親である研究者とその社会実装に命を懸ける起業家と共に、より良い未来を創造します。「リアルテック」とは、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーであり、世界を変えるのは、いつでもリアルテックであると信じています。
HP: https://www.realtech.holdings

<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田 
https://www.realtech.holdings/contact
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