前立腺がん患者さん向け 診察時コミュニケーションサポートツール「腺ノート」(せんノート)を12月15日より順次提供開始
[15/12/15]
提供元:PRTIMES
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〜医師‐患者の意識調査結果から、患者さんと医師とのコミュニケーションを図ることの重要性が判明〜
ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ブルース・グッドウィン、
以下ヤンセン)は、12月15日から、前立腺がん患者さんやご家族と、医師との診察時コミュニケーションサポートツール、「腺ノート」(せんノート)の提供を開始します。「腺ノート」は、パソコン、スマートフォンアプリ、手書き記録用紙でQOL(Quality of Life)に関わる体調や症状、服薬状況などを記録したものが、グラフ形式のレポートとしてまとめられるもので、診察時の医師とのコミュニケーションをサポートします。
日本での前立腺がんの罹患者数は2010年で64,934人、2011年は78,728人と年々増加傾向にあり、2020年には罹患者数が肺がんに次いで2番目になると予測されています※1 。前立腺がんは、その進行が遅いことが多く、術後の定期的な観察が重要で、長期間にわたり経過観察を要します。その中で、現在ではPSA(prostate specific antigen= 前立腺特異抗原)値を重要な指標として用いています。
一方で、前立腺がんでは長期にわたり病気と向き合うことから、患者さんが以前と変わらぬ生活を送りながらQOLを維持することが重要です。
しかしながら、QOL(Quality of Life)を含むPRO(Patient Reported Outcome;患者報告アウトカム)は、近年重要視されているにも関わらず、実際の診療現場において、長期に渡ってその変化を患者さん自身で医師へ的確に説明することが難しいのが現状です。
ヤンセンファーマが実施した「前立腺がんの薬物治療における医師-患者間のギャップ調査」※2では、半数を超える医師が、医師と患者間でよりコミュニケーションがとれていたら治療が変わっていたと感じた経験があると回答していることからも、患者さんと医師とのコミュニケーションを図ることの重要性が判明しました。
これらの医師と患者間のギャップを埋めるために開発された「腺ノート」は、日々の体調や、服薬状況などの記録を簡単につけることができ、患者さんご自身の状態をグラフ形式のレポートで分かりやすく振り返ることができます。限られた診療時間の中で、 医師や看護師に対して現在の状況を的確に効率よく伝えることのできるコミュニケーションツールとしてご使用いただけます。ツールは、アンドロイドおよびアップルのアプリからダウンロードでき、デジタル機器(パソコン/スマートフォン)で使用できますが、患者さんのライフスタイルに合わせて選択できるよう紙手帳も用意しています。
ヤンセンファーマは引き続き、前立腺がん患者さんに「腺ノート」を活用いただくことで受診時の医師とのコミュニケーションをより円滑に図り、前立腺がん治療に取り組むことができるよう、患者さんのQOLにも貢献できるよう尽力してまいります。
■ツール開発の監修
横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 部長 上村 博司 先生より
今回の調査でわかったことは、医師の方がもう少し診療時間を割いて治療の説明や患者さんの状態を把握したいと思っていることです。また、患者さんが主治医を信頼していることがアンケートの結果から伺えますが、医師としては看護師や薬剤師からの説明も必要と考えているようです。治療上の患者さんの心配は、日常生活に影響する症状が上位を占めており、医師との意識の違いが判りました。「腺ノート」のようなツールを用いて、患者意識を把握できるようになれば、現状より強い信頼関係を構築でき、患者さんに合った治療法を決定できると思います。
今回の調査では、患者さんよりも医師の方が診療時間の短さを感じているという現状がみえてきます。今回の「腺ノート」が、診察時間のコミュニケーション促進の一助となり患者さんのQOL向上に貢献してゆくことを期待しています。
腺友倶楽部(前立腺がん患者と家族の会)会長 武内 務さんより
患者さんが医師に正しく自分の症状や変化を具体的に話すことは難しいことです。その中で「腺ノート」 は細かい変化を可視化できるので、伝えたいことを簡単に、しかも的確に伝えるツールとして、役に立ってくれると思っています。
以上
※1 地域がん登録全国推計値 地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年〜2011年)より
※2 ヤンセンファーマ株式会社「前立腺がんの薬物治療における医師-患者間のギャップ調査」
調査期間:2015年10月21日(水)〜10月23日(金)
調査対象者:10名以上の前立腺がん患者(一次ホルモン療法以降の患者を含む)を診療している泌尿器科医師および、前立腺がん患者(一次ホルモン療法以降)
サンプル数 :医師120人 / 患者105人
手法:インターネット調査
■基本情報
サービス名称: 腺ノート
提供会社: ヤンセンファーマ株式会社
監修: 横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 部長 上村 博司 先生 腺友倶楽部(前立腺がん患者と家族の会)会長 武内 務さん
制作・運営: 株式会社ウェルビー
利用方法:<パソコン等からインターネットサイトで利用> URL https://sennote.welby.jp/
<スマートフォンアプリで利用> Google Play (Android)または、App Store (iPhone)からアプリをダウンロード(近日中に公開予定)
<手書き記録用紙> 医療機関等にて専用の「記入用紙キット」を入手
※いずれの場合も、株式会社ウェルビーが運営する「Welby ID」への会員登録が必要となります。
利用料金: 無料
ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ブルース・グッドウィン、
以下ヤンセン)は、12月15日から、前立腺がん患者さんやご家族と、医師との診察時コミュニケーションサポートツール、「腺ノート」(せんノート)の提供を開始します。「腺ノート」は、パソコン、スマートフォンアプリ、手書き記録用紙でQOL(Quality of Life)に関わる体調や症状、服薬状況などを記録したものが、グラフ形式のレポートとしてまとめられるもので、診察時の医師とのコミュニケーションをサポートします。
日本での前立腺がんの罹患者数は2010年で64,934人、2011年は78,728人と年々増加傾向にあり、2020年には罹患者数が肺がんに次いで2番目になると予測されています※1 。前立腺がんは、その進行が遅いことが多く、術後の定期的な観察が重要で、長期間にわたり経過観察を要します。その中で、現在ではPSA(prostate specific antigen= 前立腺特異抗原)値を重要な指標として用いています。
一方で、前立腺がんでは長期にわたり病気と向き合うことから、患者さんが以前と変わらぬ生活を送りながらQOLを維持することが重要です。
しかしながら、QOL(Quality of Life)を含むPRO(Patient Reported Outcome;患者報告アウトカム)は、近年重要視されているにも関わらず、実際の診療現場において、長期に渡ってその変化を患者さん自身で医師へ的確に説明することが難しいのが現状です。
ヤンセンファーマが実施した「前立腺がんの薬物治療における医師-患者間のギャップ調査」※2では、半数を超える医師が、医師と患者間でよりコミュニケーションがとれていたら治療が変わっていたと感じた経験があると回答していることからも、患者さんと医師とのコミュニケーションを図ることの重要性が判明しました。
これらの医師と患者間のギャップを埋めるために開発された「腺ノート」は、日々の体調や、服薬状況などの記録を簡単につけることができ、患者さんご自身の状態をグラフ形式のレポートで分かりやすく振り返ることができます。限られた診療時間の中で、 医師や看護師に対して現在の状況を的確に効率よく伝えることのできるコミュニケーションツールとしてご使用いただけます。ツールは、アンドロイドおよびアップルのアプリからダウンロードでき、デジタル機器(パソコン/スマートフォン)で使用できますが、患者さんのライフスタイルに合わせて選択できるよう紙手帳も用意しています。
ヤンセンファーマは引き続き、前立腺がん患者さんに「腺ノート」を活用いただくことで受診時の医師とのコミュニケーションをより円滑に図り、前立腺がん治療に取り組むことができるよう、患者さんのQOLにも貢献できるよう尽力してまいります。
■ツール開発の監修
横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 部長 上村 博司 先生より
今回の調査でわかったことは、医師の方がもう少し診療時間を割いて治療の説明や患者さんの状態を把握したいと思っていることです。また、患者さんが主治医を信頼していることがアンケートの結果から伺えますが、医師としては看護師や薬剤師からの説明も必要と考えているようです。治療上の患者さんの心配は、日常生活に影響する症状が上位を占めており、医師との意識の違いが判りました。「腺ノート」のようなツールを用いて、患者意識を把握できるようになれば、現状より強い信頼関係を構築でき、患者さんに合った治療法を決定できると思います。
今回の調査では、患者さんよりも医師の方が診療時間の短さを感じているという現状がみえてきます。今回の「腺ノート」が、診察時間のコミュニケーション促進の一助となり患者さんのQOL向上に貢献してゆくことを期待しています。
腺友倶楽部(前立腺がん患者と家族の会)会長 武内 務さんより
患者さんが医師に正しく自分の症状や変化を具体的に話すことは難しいことです。その中で「腺ノート」 は細かい変化を可視化できるので、伝えたいことを簡単に、しかも的確に伝えるツールとして、役に立ってくれると思っています。
以上
※1 地域がん登録全国推計値 地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年〜2011年)より
※2 ヤンセンファーマ株式会社「前立腺がんの薬物治療における医師-患者間のギャップ調査」
調査期間:2015年10月21日(水)〜10月23日(金)
調査対象者:10名以上の前立腺がん患者(一次ホルモン療法以降の患者を含む)を診療している泌尿器科医師および、前立腺がん患者(一次ホルモン療法以降)
サンプル数 :医師120人 / 患者105人
手法:インターネット調査
■基本情報
サービス名称: 腺ノート
提供会社: ヤンセンファーマ株式会社
監修: 横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 部長 上村 博司 先生 腺友倶楽部(前立腺がん患者と家族の会)会長 武内 務さん
制作・運営: 株式会社ウェルビー
利用方法:<パソコン等からインターネットサイトで利用> URL https://sennote.welby.jp/
<スマートフォンアプリで利用> Google Play (Android)または、App Store (iPhone)からアプリをダウンロード(近日中に公開予定)
<手書き記録用紙> 医療機関等にて専用の「記入用紙キット」を入手
※いずれの場合も、株式会社ウェルビーが運営する「Welby ID」への会員登録が必要となります。
利用料金: 無料