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住友三井オートサービス 日本初、運転者の安全走行運転を支援する高度な「予防安全、衝突防止補助システム」(商品名:モービルアイ)を、6月より順次、自社の社有車への装着を開始します。




住友商事株式会社の事業会社、住友三井オートサービス株式会社(本社 東京都新宿区、社長 佐藤 誠)は、日本で初めて、自社が保有する社有車(200台)に順次、安全走行運転を支援する車載システムを装着していきます。今回搭載するシステムは予防安全システム業界をリードするMobileye(モービルアイ)社(本社 オランダ、社長 ジブ・アビラム)が開発した製品で、衝突の危険性や意図せぬ車線逸脱の危険性を認知し、運転者に知らせることでより安全で快適な運転を支援し、社会的な要請である交通の安全とエネルギー消費の低減をはかることを目的としています。

業務用のリース業界においては、従来運行管理的な側面に力点が置かれていましたが、当社ではさらに1歩進めて、ドライバーの安全運転を支援し、衝突の危険性を軽減すると同時に、運行コストを少しでも低減したいというニーズに積極的に答えて行くことを目指しています。
今後、同システムのリースユーザーニーズへの活用用途拡大を視野にいれ、自社活用による試行・検証を先行実施してまいります。

当社は、EVをはじめとした環境志向の車両普及に向けた活動に加えて、事故ゼロのクルマ社会の未来へ向けた取り組みにも注力してまいります。


【新システムの概要】

1.期待される導入効果

1)運転マナーの向上(ブレーキング、方向指示の使い方、前方注意)
2)衝突とそれにかかわるトータル的なコストの低減
3)運転動作解析やトレーニングのツールとしての使用
4)安全運転による燃費改善期待
5)安全運転による環境への配慮


2.今回導入するシステムの特徴

1)歩行者衝突警報(歩行者と自転車(夜間除く))
2)前方車両衝突警報(自動車、トラック、バイク)
3)車線逸脱警報
4)前方車間距離警報(自動車、トラック、バイク)
今回採用したシステムの最大の特徴は、単眼カメラとモービルアイ社の画像認識処理用チップ“EyeQ2チップ”で高度な画像認識を瞬時に行い、前方車両までの車間距離、歩行者までの距離、相対速度、車線までの距離を用いて状況に応じた適切な警報を発する点です。警報を発するタイミングは対象物との距離と相対的な速度によってダイナミックに変化するよう構成されています。


3.システムコンポーネント構成

1)ビジョンセンサーユニット
・高ダイナミックレンジCMOSセンサー/レンズ
・SeeQ2(Image Processing Board)
・高品質なオーデイオ・アラート(音量調節可能)機能
2)アイウオッチディスプレイ(EyeWatch-Display)
・視覚警報、システム調整機能
3)カーアダプター(Car Adaptor)
・車両信号変換機能搭載、電源

なお、本システムは以下のアプリケーションとの連動が可能となっています。

1)高度なイベントデータ記録
2)GPS搭載による車両トラッキング
3)運行管理システムへの展開

Mobileye N.V社について
設立は1999年。本社はオランダ。イスラエルのR&D部門は世界でトップクラスの技術陣と規模を持つ。合衆国、キプロス、日本に事業会社を設立している。画像認識をベースとした予防安全の分野では草分け的な存在で、BMW,VOLVOを始めとして多くの欧米自動車メーカーに採用実績を持つ。
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