QRコード決済は浸透しつつも継続使用者は約半数
[19/05/29]
提供元:PRTIMES
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- 首都圏2000名にキャッシュレス決済について調査 -
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区、代表取締役:松田 武久)は、首都圏在住の20〜69歳を対象に「キャッシュレス決済」に関する調査を実施しました。
大規模なキャンペーンで注目を集めたり、消費税増税に絡めて政府の後押しがあったりと話題のキャッシュレス決済ですが、諸外国に比べ日本のキャッシュレス比率はまだ低水準にとどまっています。普及への課題や今後の浸透度に影響を与える要素などについて調査を行いました。
■調査結果
スマホQRコード決済の所有・登録経験ありは29.2%だが、登録者の約半数が使っていない。(図1)
キャッシュレス決済方法別に所有・登録率と、「所有・登録しているが現在利用していない」という中止率をみると、カードタイプ電子マネー(Suica、PASMO、nanacoなど)の利用中止者が23%、スマホタイプ電子マネー(モバイルSuica、楽天Edy、iDなど)、QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、Apple Pay、LINE Payなど)ともに14%が利用中止者という状況でした。
登録者数に対しての中止率では、デビットカードに次いでスマホQRコード決済の中止率が高く、登録経験者の半数近くが現在使っていないという結果でした。
■R&D's View
◇QRコード決済浸透の壁
QRコード決済のアプリ登録は約3割と、ユーザー数は順調に伸びている様子です。
しかし、約半数の人が、登録しても現在使っていないという状況であり、大型キャンペーンなどお得なサービスを利用するために登録したが、「キャンペーンが終われば使わない」という声も多いようです。また、「クレジットカードで済む」という声も多く、今後の登録者数アップ、利用の定着のためにはクレジットカードとは違うなんらかの価値提供が必要です。
現段階で利用金額が多いのは30〜40代男性ですが、今後の意向やスマホを使うことを考えると、20代をキャッシュレス化させるには有効なツールであると考えられます。
◇今後の浸透率アップのために
QRコード決済のような新しいサービスが、今後広く浸透し定着するかどうかの鍵は、新しいサービスや商品を人に伝えてくれる先行層(弊社の価値観セグメントにおけるトレンドセッター・トレンドキャリア)の利用者が増え、その良さを口コミやSNSなどで拡散してくれるかにあります。
これからも様々な企業が参入してくると思いますが、ポイント還元率が高いということでは単に還元率の競争となってしまい、キャンペーンなどで登録者を増やしても継続利用してくれるのかは疑問が残ります。今後は、安全性や支払いのスムーズさの向上は当然ですが、キャッシュレス決済によって「今までの生活がこう変わる、こう良くなる」というような提案が必要と考えられます。
そのために、弊社R&Dでは先行層がどのようなことを求めているか、満たされていない欲求は何なのかなどを、キャッシュレス決済の浸透状況と合わせ引き続き調査してまいります。
■調査結果 グラフ
[画像: https://prtimes.jp/i/11405/63/resize/d11405-63-237822-0.png ]
その他の調査データとして、無料ダウンロードデータ集『キャッシュレス決済に関する調査』には、以下の内容を掲載しています。(全15ページ)
(弊社ホームページ https://www.rad.co.jp/report_list/20190529/ よりダウンロードいただけます)
現金以外に店で支払に使う方法(ネットショッピング含む)
決済方法別金額シェア 全体ベース(性・年代別)
決済方法別金額シェア QRコード決済利用者ベース(性・年代別)
現金での支払い割合(性・年代別)
将来すべての店舗や施設でキャッシュレス決済できるようになった場合の決済方法(性・年代別)
決済方法別 今後の利用意向(性・年代別)
スマホ決済トライアル状況(性・年代別)
現金以外に店で使う支払に使う方法(価値観セグメント別※)
決済方法別金額シェア(価値観セグメント別※)
先行層の求める価値観/決済方法利用理由(価値観セグメント別※)
※今回、分析で使用した価値観セグメント「ポテンシャル・ニーズ・クラスター」の詳細は、弊社ホームページ https://www.rad.co.jp/service/pncl/をご覧ください。
■調査設計■
調査目的: キャッシュレス決済の現状と今後の浸透状況・課題を把握するために実施
調査手法: インターネット調査
調査対象者:20〜69才男女
首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)在住のネットリサーチモニター
スマホ保有者
サンプル数:合計2,000s
調査実施日:2019年4月26日,27日
実施機関: 株式会社 リサーチ・アンド・ディベロプメント
■会社概要■
会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 松田 武久
資本金: 30,000千円
設立: 1968年1月17日
URL: https://www.rad.co.jp
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション、経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション
≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区、代表取締役:松田 武久)は、首都圏在住の20〜69歳を対象に「キャッシュレス決済」に関する調査を実施しました。
大規模なキャンペーンで注目を集めたり、消費税増税に絡めて政府の後押しがあったりと話題のキャッシュレス決済ですが、諸外国に比べ日本のキャッシュレス比率はまだ低水準にとどまっています。普及への課題や今後の浸透度に影響を与える要素などについて調査を行いました。
■調査結果
スマホQRコード決済の所有・登録経験ありは29.2%だが、登録者の約半数が使っていない。(図1)
キャッシュレス決済方法別に所有・登録率と、「所有・登録しているが現在利用していない」という中止率をみると、カードタイプ電子マネー(Suica、PASMO、nanacoなど)の利用中止者が23%、スマホタイプ電子マネー(モバイルSuica、楽天Edy、iDなど)、QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、Apple Pay、LINE Payなど)ともに14%が利用中止者という状況でした。
登録者数に対しての中止率では、デビットカードに次いでスマホQRコード決済の中止率が高く、登録経験者の半数近くが現在使っていないという結果でした。
■R&D's View
◇QRコード決済浸透の壁
QRコード決済のアプリ登録は約3割と、ユーザー数は順調に伸びている様子です。
しかし、約半数の人が、登録しても現在使っていないという状況であり、大型キャンペーンなどお得なサービスを利用するために登録したが、「キャンペーンが終われば使わない」という声も多いようです。また、「クレジットカードで済む」という声も多く、今後の登録者数アップ、利用の定着のためにはクレジットカードとは違うなんらかの価値提供が必要です。
現段階で利用金額が多いのは30〜40代男性ですが、今後の意向やスマホを使うことを考えると、20代をキャッシュレス化させるには有効なツールであると考えられます。
◇今後の浸透率アップのために
QRコード決済のような新しいサービスが、今後広く浸透し定着するかどうかの鍵は、新しいサービスや商品を人に伝えてくれる先行層(弊社の価値観セグメントにおけるトレンドセッター・トレンドキャリア)の利用者が増え、その良さを口コミやSNSなどで拡散してくれるかにあります。
これからも様々な企業が参入してくると思いますが、ポイント還元率が高いということでは単に還元率の競争となってしまい、キャンペーンなどで登録者を増やしても継続利用してくれるのかは疑問が残ります。今後は、安全性や支払いのスムーズさの向上は当然ですが、キャッシュレス決済によって「今までの生活がこう変わる、こう良くなる」というような提案が必要と考えられます。
そのために、弊社R&Dでは先行層がどのようなことを求めているか、満たされていない欲求は何なのかなどを、キャッシュレス決済の浸透状況と合わせ引き続き調査してまいります。
■調査結果 グラフ
[画像: https://prtimes.jp/i/11405/63/resize/d11405-63-237822-0.png ]
その他の調査データとして、無料ダウンロードデータ集『キャッシュレス決済に関する調査』には、以下の内容を掲載しています。(全15ページ)
(弊社ホームページ https://www.rad.co.jp/report_list/20190529/ よりダウンロードいただけます)
現金以外に店で支払に使う方法(ネットショッピング含む)
決済方法別金額シェア 全体ベース(性・年代別)
決済方法別金額シェア QRコード決済利用者ベース(性・年代別)
現金での支払い割合(性・年代別)
将来すべての店舗や施設でキャッシュレス決済できるようになった場合の決済方法(性・年代別)
決済方法別 今後の利用意向(性・年代別)
スマホ決済トライアル状況(性・年代別)
現金以外に店で使う支払に使う方法(価値観セグメント別※)
決済方法別金額シェア(価値観セグメント別※)
先行層の求める価値観/決済方法利用理由(価値観セグメント別※)
※今回、分析で使用した価値観セグメント「ポテンシャル・ニーズ・クラスター」の詳細は、弊社ホームページ https://www.rad.co.jp/service/pncl/をご覧ください。
■調査設計■
調査目的: キャッシュレス決済の現状と今後の浸透状況・課題を把握するために実施
調査手法: インターネット調査
調査対象者:20〜69才男女
首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)在住のネットリサーチモニター
スマホ保有者
サンプル数:合計2,000s
調査実施日:2019年4月26日,27日
実施機関: 株式会社 リサーチ・アンド・ディベロプメント
■会社概要■
会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者: 代表取締役社長 松田 武久
資本金: 30,000千円
設立: 1968年1月17日
URL: https://www.rad.co.jp
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション、経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション
≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
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<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」