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グロービス、AIラーニングシステム「GAiL」で特許取得 新しい学びの提供へAIによる記述式学習の研究開発により、社会人教育の進化が加速

株式会社グロービス(東京都千代田区、代表取締役:堀義人)は、グロービスAI経営教育研究所(GLOBIS AI Management Education Research Institute、略称GAiMERi)により研究・開発された「GAiL/ゲイル (グロービスAIラーニング、 以下GAiL)」につき、特許を取得しました。

GAiLは、学習者がオンライン上でビジネスケースを読み進めながら設問に解答すると、解答内容をAIが深層学習アルゴリズムを使った自然言語処理により解析し、個別の解答に寄り添った解説やアドバイスを表示する学習支援ツールです。これにより学習者は、これまで自動化が難しかった記述式演習問題の解答のフィードバックを、いつでもすぐに受け取ることができます。

グロービス経営大学院では、4月12日より動画とAIで学ぶMBA単位が取得できる「ナノ単科」の提供を開始しました。GAiLは、ナノ単科の学習サイクルにおける「AIによる記述式学習」に活用されています。GAiLによって学習者の解答に合わせたフィードバックを行えるようになり、一人ひとりに合わせたより深い学びの提供を可能にしました。多くの人にとって始めやすい形で、その人に合った経営の学びを提供できる画期的なAIラーニングシステムです。
≪参考≫リリース:https://www.globis.co.jp/news/release/20220412_mba.html
Webサイト:https://glob.is/3E2pCF7

今回の特許取得にあたって、プロジェクト責任者を務めるファカルティ本部長/マネジング・ディレクターの君島朋子は、以下のように話しています。
「GAiLは、AIによって学習者個々人の理解度に合わせた解説やフィードバックを出す、学習者中心の学びに向けた画期的な仕組みです。学習者個々人が自分の社会人経験を活かしながら経営を学べるよう、さらなる活用を目指していきたいと思います」

本技術が特許として認められた背景として、グロービスがこれまで経営知の教授法開発において均質化・標準化を目指し、その結果としてテクノロジーに変換可能としたことがあげられます。これは、長年のビジネススクールの運営における経験値の蓄積によって実現したものであり、経営教育の分野においてその教授法のAI化を実現したことは、世界的にも類まれな事例となります。

GAiLは、2017年2月に設立された「グロービスAI経営教育研究所」(GLOBIS AI Management Education Research Institute、略称GAiMERi)で研究・開発されました。GAiMERiは、国内最大のビジネススクールであるグロービス経営大学院、企業の人材育成や組織変革など教育現場から得られる知見と、AIをはじめとするデジタルテクノロジーや認知科学の発展がもたらすイノベーションを統合し、次世代の経営教育モデルの研究開発を推進する研究所です。所長にはグロービス経営大学院教授 鈴木健一が、アドバイザリーボードには慶應義塾大学環境情報学部 教授 ・Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト 安宅和人、東北大学大学院情報科学研究科教授 乾健太郎、東京大学大学院工学系研究科教授 松尾豊の3氏が就任しています。

グロービス経営大学院では、2016年からビジネスにイノベーションを生み出すリーダーを育成する「テクノベート*」の科目提供を開始。「テクノベート」を標榜する経営大学院として、2019年から入試の書類選考にAIを試験導入するなど、挑戦的な取り組みを行ってきました。2021年には、自社開発したAIによる自然言語テキスト解析エンジン「GAiDES (GLOBIS AI Document Evaluation System)」を搭載したレポート採点支援システムに関して、グロービス初となる特許を取得しました。今後もGAiMERiの研究を活かし、最先端のテクノロジーを活用することで、一人でも多くのビジネスパーソンに最適な学びの場を提供してまいります。
*テクノベート:テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語。
(参考リリース): https://www.globis.co.jp/news/release/20211203_globis.html

■グロービスAI経営教育研究所(略称GAiMERi)の概要
【目的】国内最大のビジネススクールであるグロービス経営大学院、企業の人材育成や組織変革など教育現場から得られる知見と、AI(人工知能)をはじめとするデジタルテクノロジーや認知科学の発展がもたらすイノベーションを統合し、次世代の経営教育モデルの研究開発を推進する。
【開設】2017年2月
【体制】
<所長>
鈴木健一 グロービス経営大学院 教授
<アドバイザリーボード>(五十音順、敬称略)
安宅和人 慶應義塾大学環境情報学部 教授 ・Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト
乾健太郎 東北大学大学院情報科学研究科 教授
松尾豊  東京大学大学院工学系研究科 教授

◇グロービス経営大学院
(日本語プログラム: https://mba.globis.ac.jp 英語プログラム: https://www.globis.ac.jp
グロービス経営大学院は、2006年の開学以来「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。日本語MBAプログラムは、東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・オンラインの6キャンパスに加え、水戸・横浜に特設キャンパスを開設。英語MBAプログラムは、パートタイム・フルタイム・オンラインを展開し、世界各国から多様な学生が集まっています。2006年開学当初78名だった入学者数は、2022年4月には日本語プログラムで1,158名に達し、日本最大のビジネススクールに成長。グロービス経営大学院は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーを育成し、テクノベート時代の世界No.1MBAを目指していきます。

◆グロービス (https://www.globis.co.jp
グロービスは1992年の設立来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内研修事業を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスのほか定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびに情報発信サイト/アプリ「GLOBIS 知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資を展開しています。

グロービス:
学校法人 グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)/英語(東京、オンライン)
株式会社 グロービス
・グロービス・エグゼクティブ・スクール
・グロービス・マネジメント・スクール
・企業内研修
・出版/電子出版
・「GLOBIS 知見録」/「GLOBIS Insights」
・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」
株式会社 グロービス・キャピタル・パートナーズ
顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司
GLOBIS ASIA CAMPUS PTE. LTD.
GLOBIS Thailand Co. Ltd.
GLOBIS USA, Inc.
その他の活動:
・一般社団法人G1
・一般財団法人KIBOW
・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント

【取材に関するお問い合わせ先】
グロービス 広報室 担当:田村菜津紀、土橋涼
E-MAIL: pr@globis.co.jp
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