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【命を守るクラウドファンディング】アフガニスタンでいま起きていること:退避の現状

 認定NPO法人REALs(Reach Alternatives)(東京都新宿区・理事長:瀬谷ルミ子、以下REALs)は、アフガニスタンで命の危険にある人への国外退避・保護の支援のために、クラウドファンディング「アフガニスタンから、命を守れる場所へ -国外退避・保護支援」を本日開始しました。2022年9月21日(水)から11月18日(金)までの間で、300万円を目標に支援を募ります。
 アフガニスタン政府の事実上の崩壊から1年。アフガニスタンではいまも命を脅かされている人たちが国外退避や保護を求めています。その間に起きたウクライナ危機などの影響もあり、アフガニスタンへの国際社会の関心が薄れるなか、現地での迫害は厳しさを増しています。各国によるアフガニスタン人の受け入れプロセスも停滞するなか、いまも多くの人が命の危険にさらされています。
(プロジェクトURL:https://congrant.com/project/reals/5377




[画像1: https://prtimes.jp/i/6416/65/resize/d6416-65-4e9b1108b24df52352db-0.jpg ]



アフガニスタン国外退避・保護と国際情勢の今

 2021年8月のカブール陥落から1年。ウクライナをはじめとする新たな危機の勃発により、国際社会の目が離れるなかで、アフガニスタンではいまも多くの人が命の危険にさらされています。「女性の権利を主張した」「外国の組織で働いていた」などの理由でタリバンから脅迫される、あるいは殺害予告を受けている人もいます。命の危険から国外退避を求める人たちにとって、現在の国際情勢は以下のような影響を与え、退避の実現を難しくしています。

抑止力としての国際社会の目が離れるなかでのタリバンによる弾圧
 アフガニスタンへの国際社会の関心が薄れるなか、タリバンによる弾圧が続いています。脅迫や殺害予告に加え、身を隠している人たちを追い詰める家宅捜査などが行われています。アフガニスタン国内での政治・経済状況の混乱が続き、深刻な食料危機が発生するなか、経歴や出身を理由に命の危険にさらされている人たちの状況は、危機の勃発から時間が経つにつれてより厳しくなってきています。
 タリバンによる弾圧を受けている人のなかには、外国と関係する仕事をしていた人、日本含めた外国の元留学生がいます。また、旧政府職員、元治安関係者、国内で活躍していたアーティストやミュージシャン、特定の民族や地域の出身者など、国外にはつてを持たない人たちも多くいます。
 アフガニスタン国内に目を向け、命の危険に直面している人たちを守るための支援をすることがいま必要とされています。

退避の受け入れを表明していた国での相次ぐ手続きの変更や遅延
 アフガニスタン人の退避受け入れを表明していた国での、受け入れ手続きの変更や遅延が相次いでおり、退避が実現するまでに必要な期間が長期化しています。アフガニスタン国内で身を隠す生活が長引くことにより、身の危険があるだけでなく、多くの人が疲弊し、心に深い傷を負っています。
 無事にアフガニスタンを出ることができても、退避の受け入れが確定するまでの間、中継地点となる国で待たされる人も増えています。中継地点となる国で待っている間の強制送還を防ぐための手続きや生活支援、子どもたちの教育支援のニーズが増大しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/6416/65/resize/d6416-65-c59773d47aa185ed5708-3.jpg ]

写真:(左)経由地となる国で、REALsが退避者に提供した住居の一室, (右)REALsの通学支援を受けて、経由地で現地の学校に通う子どもたち


REALsの国外退避・保護支援のこれまで

 REALsは昨年、現地からのSOSの声を受けて国外退避・保護の緊急支援を開始しました。支援を求める一人ひとりと連絡を取り合い、各国の有志や政府機関との連携により、支援を実施しています。結果として、これまでに246人の退避が実現し、476人に保護支援を提供しています。

 REALsの退避・保護活動はすべて、寄付により実現しています。これまでREALsのアフガニスタン緊急支援にご支援をいただいた方は、2,410人にも上ります。支援を待つ人たちは命の危険のなかで、世界から忘れられていくことに恐怖を感じています。自分の安全を気にかけてくれる人がいるということ自体が生きていく力になったという声を、たくさんの退避者からいただいています。
※数字はすべて9月14日現在


クラウドファンディングへのご支援によりできること

 現在、1人あたりの退避支援に平均で約15万円、アフガニスタンや中継地点での1カ月間の保護支援に約1.1万円がかかります。目標金額300万円の達成により、約100人の命と安全を守ることができます。
※上記の金額・人数は現在までの退避・保護支援にかかった費用からの推定です。
実際の費用は退避先、待機期間、また為替相場の変動などの影響により、個々のケースで異なります。


クラウドファンディング概要

・タイトル「アフガニスタンから、命を守れる場所へーアフガニスタン国外退避・保護支援」
・URL:https://congrant.com/project/reals/5377
・目標金額:300万円
・募集期間:2022年9月21日(水)〜2022年11月18日(金)
・資金使途:
1.退避支援
・退避手段・ルートの確保、退避のサポート(陸路・空路)
・査証(ビザ)取得、受け入れ国の承諾取得支援
2.保護支援
・安全対策、隠れ家となるシェルターの提供、医療支援、通信手段の確保
・中継地点で退避を待つ間の生活支援、教育支援、心のケア
3.現地への送金手数料

※すべてのご支援を退避・保護支援に活用するため、リターンは設定していません。
ご支援をいただいた皆さまには、お礼状と報告書のご送付にて、ご支援により生み出された成果をお届けいたします。
※本クラウドファンディングへのご支援は寄付金控除の対象となります。


REALsとは


[画像3: https://prtimes.jp/i/6416/65/resize/d6416-65-911ff210d8079c6e6f52-4.png ]

REALsは争い予防に取り組む認定NPO法人です。現在の活動地は、アフガニスタン、シリア、トルコ、南スーダン、ソマリア、ケニアです。REALsは紛争やテロなどの争いを防ぎ、人と人が共存できる社会の実現を目指しています。争いの当事者となった人たちが、主体的に問題の予防や解決に取り組んでいけるように、REALsは現地での人材育成や争い予防のしくみづくり、社会のネットワーク構築などを行っています。アフガニスタンでは過去に、地雷撤去、除隊兵士の社会復帰、女性の自立支援活動なども行いました。
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