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「バリアフリー地図/ナビ」機能における車いすユーザー移動経路表示の精度向上

〜Universal MaaSでは快適にストレスなく移動可能なバリアフリールートナビの実現を目指します〜





「空港アクセスナビ※1」の「バリアフリー地図/ナビ」機能に活用されている車いすユーザーの移動履歴と、地図データをマッチング処理することにより、バリアフリールートを地図上で表現しました。
「バリアフリー地図/ナビ」とは、車いすユーザーの移動履歴やバリアフリースポット情報※2などの確認が可能なサービスで、Universal MaaS※3のコンセプトや過去3年間に渡る実証実験結果から考案されました。
精度向上により、「バリアフリー地図/ナビ」機能を利用する車いすユーザーへ、より快適でストレスのない移動のサポートが可能となります。

 全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上慎一、以下「ANA」)、一般社団法人WheeLog (所在地:東京都千代田区、代表理事:織田友理子、以下「WheeLog」)、株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:高山善司、以下「ゼンリン」)、株式会社ゼンリンデータコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:清水辰彦、以下「ゼンリンデータコム」)は、この度、「バリアフリー地図/ナビ」機能にて活用されている車いすの移動履歴と、ゼンリングループが保有する地図データ(歩行者ネットワークデータ)とのマッチング処理を実施し、実際に車いすユーザーが移動したルート表示の精度を向上(正規化)しました。

 2021年9月より、ANAの経路検索サービス「空港アクセスナビ」の徒歩区間における「バリアフリー地図/ナビ」機能の運用を開始しております。本機能では、車いすで実際に走行したルート・利用したスポットなどの表示を移動参考情報として提供しておりますが、GPSの測位精度の誤差によりルート表示に課題がありました。今後は、正規化データの検証と精度向上を行い、正規化後のルート情報を用いたバリアフリールートのナビ(検索・案内)機能及び地図データの拡充により、車いすユーザー向けルート情報の実現に向け取り組んでまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/67172/66/resize/d67172-66-f444d8226e7e2e011bb0-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/67172/66/resize/d67172-66-1524a983557c6f83d01b-1.jpg ]

 本件は、国土交通省「令和3年度日本版MaaS推進・支援事業」に採択されたUniversal MaaSの実証実験の一環として行ったものです。ANA、WheeLog、ゼンリン、ゼンリンデータコムをはじめとしたUniversal MaaSのパートナー各社は、これまで交通事業者、自治体、大学などと連携し、何らかの理由で移動にためらいのあるお客様(移動躊躇層)に提供する移動サービスの実証実験を行ってまいりました。今後もこの結果を踏まえて、他エリアでも検証を行い、移動躊躇層が抱えている課題に対し、利用者と自治体・地域・事業者の視点による解決を目指すとともに、全てのお客様が快適にストレスなく移動可能な社会を目指し、サービス向上に努めていきます。

■各社のこれまでのMaaS・Universal MaaSの取り組み
<ANA>
 飛行機をご利用される全てのお客様へ、幅広く交通機関と連携したユニバーサル&シームレスな移動をご提供し、価値の高いサービスも付加しながら、安全に、楽しく移動できる社会の実現に貢献することを目的に、「空港アクセスナビ」や「そらたび検索」、「Universal MaaS」などの企画・開発・推進に取り組んでいます。
<WheeLog>
 「車いすでもあきらめない世界」の実現を目指し、みんなでつくるバリアフリーマップ「WheeLog!」のサービスを提供しています。車いすで実際に訪問した場所や通った道のバリアフリー情報をユーザー自身がスマホアプリに投稿し、障がい者や高齢者、ベビーカー利用者などの移動に困難を抱える方向けにバリアフリー情報を発信しています。
<ゼンリングループ>
 すべての人々の快適な移動を実現するシームレスな移動社会を目指し、バリアフリーナビゲーション機能開発を推進すると共に、新しい地図データベース「Mobility based Network(モビリティ ベースド ネットワーク)」(※4)における駅や空港等の交通結節点のデータ拡充を行い、更なるバリアフリーサービスへの貢献を目指します。

■「バリアフリー地図/ナビ」機能の利用方法
空港アクセスナビのご利用方法(https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/airport-access/howto.html#afterbooking)に沿って、空港アクセスナビの条件入力画面に遷移後、以下手順にてご利用ください。
1.条件入力画面における、検索オプションで「バリアフリー情報」を選択し設定してください。
2.検索結果画面における、徒歩シーンに表示された「地図/ナビ」を選択し利用規約に同意してください。
3.「地図/ナビ」画面における、「使い方」を参照しご利用ください。
[画像3: https://prtimes.jp/i/67172/66/resize/d67172-66-cc4f8d7e76609a2b7ceb-2.jpg ]

(※1)「空港アクセスナビ」は、航空券をご予約のお客さま向けのサービスで、経路検索機能にご予約された航空便の運航情報とターミナルや搭乗口、保安検査場などのロケーション情報を付加したANA独自のサービスです。詳細は右記URLよりご覧ください。
URL:https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/airport-access/
(※2)一般社団法人WheeLog「みんなでつくるバリアフリーマップ『WheeLog!アプリ』」(https://wheelog.com/hp/app)地図上における車いす走行ログ・バリアフリースポット情報などのバリアフリー情報を利用しています。
(※3)Universal MaaSとは、障がい者、高齢者や訪日外国人など、何らかの理由で移動にためらいのあるお客さまが快適にストレスなく移動を楽しめる移動サービスです。交通事業者、自治体、大学の連携により、シームレスな移動体験を実現します。
詳細は、右記公式ウェブサイトを参照ください。URL: https://universal-maas.org/
(※4)「Mobility based Network」は、自動車用ネットワーク、鉄道路線、駅構内通路、歩行者用ネットワークなど、移動に必要なあらゆるネットワークを組み込み、各ネットワークが交通結節点(各種の交通手段が結節する場所)で接続する、MaaSに最適化された地図データベースです。
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