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「見える障害、見えない障害〜互いを理解するために〜」神田外語学院での講演レポート

2022年11月7日(月)〜11日(金)に「KIFL(※)学園祭2022」が開催され、特別講演企画のsession1 にて「見える障害、見えない障害〜互いを理解するために〜」をテーマに、CBSヒューマンサポート研究所所長の小倉が講演を担当しました。
※ KIFL(Kanda Institute of Foreign Languages):神田外語学院の英称




[画像1: https://prtimes.jp/i/31296/67/resize/d31296-67-bb474189844651646696-6.jpg ]




講演概要

本講演では、障害者雇用に関連した基礎知識だけでなく、日本における障害者雇用の社会課題や、社会課題に対する当社の取り組みをご紹介しました。日本の障害者雇用については、クイズ形式で学習したり、ペアゲームで支援の基本を体験していただきました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/31296/67/resize/d31296-67-a9a6e288baf3b1113e6f-0.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/31296/67/resize/d31296-67-9d7251c683e8f2832997-1.jpg ]


また、障害をどのように捉え、これに対してどのようなアプローチで障害者雇用を持続可能なものにしているのかを伝え、アプローチの手法のいくつかを体験的に学んだり、事例を交えて支援技法をご紹介しました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/31296/67/resize/d31296-67-3ce7c304755435b5bc5b-2.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/31296/67/resize/d31296-67-34ce7a76f250a10d86d1-3.jpg ]




開催への想い

今回は、これから社会人となる学生に向けて、障害者と共に働くとはどういうことなのか、障害者雇用における社会課題を身近な関心事として捉え、学生一人ひとりが社会に出ても障害者と向き合えるきっかけになればと思い、講演を担当させていただきました。

[画像6: https://prtimes.jp/i/31296/67/resize/d31296-67-4669cb7757cc4437b114-7.jpg ]




参加者の声

講演後にアンケート回答のご依頼をしたところ、17名の方からご回答を頂きました。 「講演の内容にはどのくらい満足されましたか」という問いに、「非常に満足した」〜「まったく満足しなかった」という5段階で回答いただいたところ、以下結果となりました。

[画像7: https://prtimes.jp/i/31296/67/resize/d31296-67-20ff016f77b90694dfd2-4.png ]


約94%の参加者より「非常に満足した・満足した」との回答をいただきました。これから、それぞれの質問に対するコメントをみていきます。

■「この講演では、主にどのようなことを習得しましたか」という質問に対するコメント
・障害者に対する客観的な考え方および、接し方。
・知的障害者の特徴だったり、行動分析して、解決していく方法を学ぶことが出来ました。
・障害に関する知識が増えた。弱化・強化などの話のところで出たAさんの話のように、周りが配慮としてした行動(Aさんの例では別室で休憩させる)が、Aさんのパニック行動を増やす原因になると知り、自分の、今後の人との接し方を考えさせられた。

■「講演受講後、ご自身に変化した点があればお書きください」という質問に対するコメント
・障害者の人は特別な人だという考えがあったけど、この講座を聞いて身近に感じられる同じ人なんだと思った。
・自分にはてんかんを持っている友達がいたが、自然に接しすぎて障害をもっていること自体を忘れていました。これはいい事なのか悪いことなのか分からないけれど、相手を思って接することがいちばん重要だと思いました。
・個々に適した方法で、心理学などの科学的技術を応用して支援をしている企業、会社もあることを知って、障害者雇用に対するイメージが変わりました。

■「講演全体に関するご意見・ご感想があればお聞かせください。」という質問に対するコメント
・中々こういった話を聞く機会がないので 来年社会人になるにあたりとても役立つ内容でした。
・強化、弱化の話を初めて聞き、普段からも取り入れられるようなことで実践がすぐ効きそうでわかりやすかったです。
・普段あまり障害を持った方と関わる機会がないので、今回この講演を聴き、障害についての理解を深めることができました。今後生きていく中で障害を持った方と関わることはあると思うので、今回学んだことを活かし、障害のある人もない人も全員が生きやすい世の中を作るために、小さなことでもいいから何か挑戦したいと感じました。この度は貴重な講演会を開催していただきありがとうございました。

また、講演終了後に、屋内農園型障害者雇用支援サービス IBUKIについて、「障害者にとって、農業が一番良い仕事なのですか?」という質問がありました。 その回答には以下のようにお答えいたしました。
「私たちは農業が一番良い仕事だとは思っていません。IBUKIの働き方は、働く選択肢の一つであり、色んな選択肢の中から、自分がやりたいこと、自分に合った仕事を選べる社会であることが重要だと思います。誰かにとって、その時は農業が一番やりたい仕事かもしれませんが、本人の可能性が拡張した先に、農業以外にやりたいことが見つかるかもしれません。その時は次のチャレンジを応援したいと考えています。」


最後に

神田外語学院の学生支援部の皆さま、今回はこのような貴重な講演の機会を頂戴いたしまして誠にありがとうございました。これから社会人として羽ばたいていく学生に向けて講演して欲しいというご依頼に、私たちの経験の中で役に立てる話が出来ればと思い、講演のお話を受諾させていただきました。私たちが障害者雇用の現場で学んできたことを、少しでも多くの学生の方々に知ってもらえたのであれば幸いでございます。この度はありがとうございました。

「KIFL(※)学園祭2022」とは
[画像8: https://prtimes.jp/i/31296/67/resize/d31296-67-240fb3553cbeac9f810c-5.png ]

本学園祭は、学生がさまざまな特別講演を通じてSDGsについて探究学習する「Festival Week」(11月7日(月)〜10日(木))、更にはSDGsについて探究学習をした成果を発表する「Festival Day」(11月11日(金))の2部構成になっています。Festival Weekでは、SDGsに取り組む企業・団体・個人を招請し、駐日ウクライナ特命全権大使のセルギー・コルスンスキー氏による特別講演「日本とウクライナの文化・食・観光交流の促進と相互理解」など、6つの特別講演が開催されます。Festival Dayでは、学生から寄付のあった衣服を取れ入れた「SDGsファッションショー」をはじめ、SDGsをテーマにしたアドベンチャーゲームなどを実施する「SDGsクエスト」など、4つのイベントが開催されます。本学園祭を通じて、学生がSDGsについて学び、考え、そして体験する機会を提供します。
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