「手づくり」に努めるも知識不足を自覚する母親たち 「料理はできるだけ手づくりする」90%、「食品や栄養の知識が足りない」65%
[09/11/11]
提供元:PRTIMES
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「手づくり」に努めるも知識不足を自覚する母親たち
「料理はできるだけ手づくりする」90%、「食品や栄養の知識が足りない」65%
〜幼児・小学生の母親を対象にした「食事としつけに関するアンケート2009」〜 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市)の社内シンクタンク「Benesse食育研究所」では、2009年3月に、全国の幼児(4〜6歳)・小学生(1〜6年生)の子どもをもつ母親2,781名を対象に、「食事としつけに関するアンケート2009」を実施しました。本調査は、日ごろの食事の様子とともに、親から子どもへの食文化の伝承について明らかにすることを目的にしています。主な結果は、以下の通りです。
1.日ごろの食事-7割の母親が、「ほとんど毎日」夕食を手づくりしている。
●7割が「ほとんど毎日」夕食を手づくりすると回答しており、就業状況による差は小さい(常勤63.4%、パート・アルバイト69.6%、専業主婦74.2%)。また、手づくりをする理由の第1位は「費用が安くすむから」(84.3%)で、 「家族に手料理を食べさせたい」(55.4%)も半数を超える。
●「料理はできるだけ手づくりする」は89.9%が肯定。また、「健康面に気をつけて料理をしている」(76.8%)、「買い物にマイバックを使う」(75.1%)など健康面や環境を意識しながら食事の準備が行われている。
●「毎日のメニューを考えるのがたいへん」は83.6%が、「料理のレパートリーが少ない」は72.7%が、「食品や栄養に関する知識が足りない」は64.9%が肯定しており、知識の不足を自覚している母親が多い。
2.子どもの食事-6割以上の母親が、子どもの「食事のマナーが悪い」と感じている。
●7割以上が、「食事の前にお菓子を食べない」「姿勢よく食べる」「嫌いなものを残さない」「ひじをついて食べない」をしつけたり注意したりすると回答。さまざまな食事のしつけを実践している。
●ただし、「テレビをみながら食べない」は63.9%が、「姿勢よく食べる」は39.9%が、「はしを正しくもつ」は18.9%が「していない」と回答していて、子どもが自分ではできないことも多い。
●子どもの食事についての悩み・気がかりの第1位は「食事のマナーが悪い」(64.6%)で、「食の安全性が気になる」(57.8%)も半数を超える。
3.食文化の伝承-親と料理をした経験がある母親ほど料理好きに。
●「小学生のころに家庭で出ていた食事」と「母親自身が現在出している食事」には相関がある。小学生のころ和食中心の食事だった場合、和食派41.1%に対して洋食・中華派は12.5%。
●「料理をするのが好き」という回答は、親や祖父母といっしょに料理をした経験が多い母親(「料理した群」)が70.4%なのに対して、経験が少ない母親(「料理しなかった群」)では49.5%。※多い群と少ない群に二分した。
●「子どもと料理をつくる」比率は、親や祖父母といっしょに料理をした経験が多い母親(「料理した群」)が71.2%なのに対して、経験が少ない母親(「料理しなかった群」)では58.1%。
多くの母親が、食事に対して高い意識をもち、子どもに対してもさまざまなしつけを実践しています。しかし、食に関する知識が少ないことやしつけが子どもに身についていないことなど、悩みや気がかりも抱えています。そのようななかで、親や祖父母といっしょに料理をした経験が豊富な母親ほど「料理が好き」と答えており、「子どもと料理をつくる」機会が多いこともわかりました。食事にかかわる体験は、親から子へ、子から孫へと受け継がれています。子どもが豊かな食体験を得られるようにすることの大切さが示唆される結果です。
■調査概要
調査テーマ: 幼児・小学生がいる家庭の食事、しつけ、食体験の実態
調査方法: インターネット調査
調査時期: 2009 年3 月下旬
調査対象:
4〜6 歳の未就学児と小学1〜6 年生の子どもをもつ母親2,781 名。なおサンプリングにあたり、母親の職業について、常勤:パート・アルバイト:専業主婦の割合が1:1:1 となるように抽出した。
調査項目:
家庭での食事の様子 / 食材を選ぶときの観点 / 食事に関する悩み / 食事に関する子どもへのしつけ / 母親自身の子どものときの食事体験 など
■調査データの詳細について
今回の調査データは次のサイトをご参考ください。
URL : http://www.benesse.co.jp/shokuiku/publicity/72.html
【参考資料】
Benesse食育研究所
1.概要
設立日: 2006 年4 月1 日
位置づけ:食育を専門テーマとする研究部門
所在地: 〒163-1422 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー22 階
連絡先: 電話:03-5371-1196 / FAX:03-5365-3172
2.WEB サイト
URL: http://www.benesse.co.jp/shokuiku
3.今後の活動
ベネッセ食育研究所では、今後も、時代の変化に即したテーマで、食育に関する調査や研究活動を行い、その結果を広く社会に開示することで、さまざまな方々との議論の輪を広げていきたいと考えています。
主な調査・研究テーマは次の通り。
●子ども・食の基礎調査
●食の実践に関する研究
「料理はできるだけ手づくりする」90%、「食品や栄養の知識が足りない」65%
〜幼児・小学生の母親を対象にした「食事としつけに関するアンケート2009」〜 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市)の社内シンクタンク「Benesse食育研究所」では、2009年3月に、全国の幼児(4〜6歳)・小学生(1〜6年生)の子どもをもつ母親2,781名を対象に、「食事としつけに関するアンケート2009」を実施しました。本調査は、日ごろの食事の様子とともに、親から子どもへの食文化の伝承について明らかにすることを目的にしています。主な結果は、以下の通りです。
1.日ごろの食事-7割の母親が、「ほとんど毎日」夕食を手づくりしている。
●7割が「ほとんど毎日」夕食を手づくりすると回答しており、就業状況による差は小さい(常勤63.4%、パート・アルバイト69.6%、専業主婦74.2%)。また、手づくりをする理由の第1位は「費用が安くすむから」(84.3%)で、 「家族に手料理を食べさせたい」(55.4%)も半数を超える。
●「料理はできるだけ手づくりする」は89.9%が肯定。また、「健康面に気をつけて料理をしている」(76.8%)、「買い物にマイバックを使う」(75.1%)など健康面や環境を意識しながら食事の準備が行われている。
●「毎日のメニューを考えるのがたいへん」は83.6%が、「料理のレパートリーが少ない」は72.7%が、「食品や栄養に関する知識が足りない」は64.9%が肯定しており、知識の不足を自覚している母親が多い。
2.子どもの食事-6割以上の母親が、子どもの「食事のマナーが悪い」と感じている。
●7割以上が、「食事の前にお菓子を食べない」「姿勢よく食べる」「嫌いなものを残さない」「ひじをついて食べない」をしつけたり注意したりすると回答。さまざまな食事のしつけを実践している。
●ただし、「テレビをみながら食べない」は63.9%が、「姿勢よく食べる」は39.9%が、「はしを正しくもつ」は18.9%が「していない」と回答していて、子どもが自分ではできないことも多い。
●子どもの食事についての悩み・気がかりの第1位は「食事のマナーが悪い」(64.6%)で、「食の安全性が気になる」(57.8%)も半数を超える。
3.食文化の伝承-親と料理をした経験がある母親ほど料理好きに。
●「小学生のころに家庭で出ていた食事」と「母親自身が現在出している食事」には相関がある。小学生のころ和食中心の食事だった場合、和食派41.1%に対して洋食・中華派は12.5%。
●「料理をするのが好き」という回答は、親や祖父母といっしょに料理をした経験が多い母親(「料理した群」)が70.4%なのに対して、経験が少ない母親(「料理しなかった群」)では49.5%。※多い群と少ない群に二分した。
●「子どもと料理をつくる」比率は、親や祖父母といっしょに料理をした経験が多い母親(「料理した群」)が71.2%なのに対して、経験が少ない母親(「料理しなかった群」)では58.1%。
多くの母親が、食事に対して高い意識をもち、子どもに対してもさまざまなしつけを実践しています。しかし、食に関する知識が少ないことやしつけが子どもに身についていないことなど、悩みや気がかりも抱えています。そのようななかで、親や祖父母といっしょに料理をした経験が豊富な母親ほど「料理が好き」と答えており、「子どもと料理をつくる」機会が多いこともわかりました。食事にかかわる体験は、親から子へ、子から孫へと受け継がれています。子どもが豊かな食体験を得られるようにすることの大切さが示唆される結果です。
■調査概要
調査テーマ: 幼児・小学生がいる家庭の食事、しつけ、食体験の実態
調査方法: インターネット調査
調査時期: 2009 年3 月下旬
調査対象:
4〜6 歳の未就学児と小学1〜6 年生の子どもをもつ母親2,781 名。なおサンプリングにあたり、母親の職業について、常勤:パート・アルバイト:専業主婦の割合が1:1:1 となるように抽出した。
調査項目:
家庭での食事の様子 / 食材を選ぶときの観点 / 食事に関する悩み / 食事に関する子どもへのしつけ / 母親自身の子どものときの食事体験 など
■調査データの詳細について
今回の調査データは次のサイトをご参考ください。
URL : http://www.benesse.co.jp/shokuiku/publicity/72.html
【参考資料】
Benesse食育研究所
1.概要
設立日: 2006 年4 月1 日
位置づけ:食育を専門テーマとする研究部門
所在地: 〒163-1422 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー22 階
連絡先: 電話:03-5371-1196 / FAX:03-5365-3172
2.WEB サイト
URL: http://www.benesse.co.jp/shokuiku
3.今後の活動
ベネッセ食育研究所では、今後も、時代の変化に即したテーマで、食育に関する調査や研究活動を行い、その結果を広く社会に開示することで、さまざまな方々との議論の輪を広げていきたいと考えています。
主な調査・研究テーマは次の通り。
●子ども・食の基礎調査
●食の実践に関する研究