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『J-KISSと連動したトークン付与覚書』の雛形を4者で共同公開

Skyland Ventures(本社:東京都渋谷区、パートナー・CEO:木下慶彦、以下SV)は、Web3時代におけるトークン投資に際して、国内法人として設立されたスタートアップを主な対象とする『J-KISSと連動したトークン付与覚書』の雛形を・Infinity Ventures Crypto(IVC)、Headline Asia、Skyland Ventures、増島 雅和氏の4者にて共同で公開したことをお知らせします。




◆J-KISSと連動したトークン付与覚書とは

J-KISSと連動したトークン付与覚書とは、将来的なトークン発行を予定する国内スタートアップが、日本国内のVCから資金調達を受ける際に使用することができる契約雛形です。
Web3ビジネスを標榜する起業家が、Coral Capitalが公開した、日本国内で最も一般的に使用されている「誰もが自由に使えるシード投資のための投資契約書」J-KISS で資金調達する際に、簡易覚書を投資家と締結することで、将来トークンを発行をした際に一定比率のトークンを投資家に提供することを約束することで、Web3スタートアップを日本で素早く立上げるために必要な資金を調達することができます。J-KISSは、そのまま用いることで、設立間もないスタートアップが契約作成費用を節約して資金を調達することができる書式ですが、覚書は、このコンセプトをWeb3スタートアップにも応用することができます。今回は、そのVer1.0の公開になります。

◆世界のWeb3におけるスタートアップ投資の契約

世界のWeb3におけるスタートアップ投資の契約においては
1.Y Combinatorの作成したSAFE(Simple Agreement for Future Equity)の書式

2.The SAFT Projectの作成したSAFT(Simple Agreement for Future Token)の書式

3.SAFE+トークンワラント*の書式

*ワラントとは購入できる権利のことを指し、トークン購入の権利
などの形態があります。皆さんご案内のとおり、現在、日本の法人では税務・会計上トークン発行が容易ではありませんが、取扱いの改善が議論の俎上にのぼっております。そこで、将来的にネットワークのパブリックローンチを目指す日本のWeb3スタートアップとその投資家のための書式として、今回のトークン付与覚書を公開しています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/8324/68/resize/d8324-68-23617d54d660b3938b3a-0.png ]



◆J-KISSと連動したトークン付与覚書の雛形とJ-SAFTプロジェクト
J-KISSと連動したトークン付与覚書 Ver1.0 https://docs.google.com/document/d/1okTJebHI8sXNadLx64_pJN4tyKxqlKoS/edit
本日(2021/4/28)発表した雛形は、Ver1.0のオープンソースとして多くのスタートアップ・VCの方々の意見や実際の利用事例やトークン投資の経験・知見を持つ方からのフィードバックを受けて、さらなるブラッシュアップを目指しています。
また、今回の書類公開を皮切りに、トークンそのものへの投資を実現する日本版SAFT(J-SAFT)の作成・公開を目指しています。

今後、トークン投資に関心のある投資家・事業会社は今回の書式を共同公開したメンバーもしくは info@skyland.vc へお問い合わせください。

◆J-SAFT公開の背景と暗号資産市場におけるスタートアップ
2022年4月時点において、日本国内ではWeb3(Crypto・NFT・Blockchain)領域のスタートアップの資金調達事例は数えるほどしかない現状にありますが、グローバルでは以下のチャートのように、2021年4Qでは$10B以上・500件以上のスタートアップがVCからの資金調達を受けています。
この世界に著しく出遅れた日本の状況を鑑みて、日本から世界レベルのクリプト・ブロックチェーンスタートアップを輩出するためには、トークン発行による資金調達を実現する投資手法の開発が喫緊の課題です。本プロジェクトは、このような日本の課題を解決するために立ち上げられました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/8324/68/resize/d8324-68-a74494d37047f42ba996-1.png ]



◆J-KISSと連動したトークン付与覚書を共同開発したVC・弁護士からのコメント

[画像3: https://prtimes.jp/i/8324/68/resize/d8324-68-69ed6c14a52e10672151-2.png ]



弊社はここ一年で約150社のクリプト系スタートアップにトークン出資していますが、日本企業がトークンを使った資金調達を行うハードルが高く、結果的に、弊社クリプトファンドの日本出資先は全体の1割以下となっています。

このような現状を打破したく、弊社は出資先と共に規制当局と会話したり、日本人チームが海外でトークンを発行できるように支援したり、日本のWeb3.0エコシステムの底上げのために様々な努力をしています。その一環として、トークン付与覚書の共同公開にも参画させて頂きました。これを機に、日本におけるトークンを使った資金調達やトークン発行が活発になることを期待しています。
Headline Asia/ Infinity Ventures Crypto (IVC)

Partner 田中 章雄 Senior Associate 林 政泰


[画像4: https://prtimes.jp/i/8324/68/resize/d8324-68-5a7b1660d61f5ead725b-4.png ]



Skyland Venturesでは2021年後半〜2022年初頭にかけてWeb3(Crypto・NFT・Blockchain)分野への投資を積極的に実行してきました。多数のスタートアップと議論する中で、世界では一般的に使用されているSAFE(Y Combinatorの作成した投資契約雛形)やSAFT(SAFEのトークン版)のような雛形書類が日本では全く普及していないことに気付き、この度、今回の契約書を作成しました。また、2021-2022年の海外スタートアップにおけるWeb3スタートアップの活躍を見ると、向こう10-20年に渡り、日本のWeb3スタートアップの成長可能性は疑う余地がありません。日本からも世界的なスタートアップを輩出するために、今回のトークン付与覚書を通じた投資を積極的に行って行きたいと思います。
Skyland Ventures パートナー/CEO 木下慶彦


[画像5: https://prtimes.jp/i/8324/68/resize/d8324-68-ec7d887fbce1ee86471a-3.png ]



トークンを用いた資金調達手段として、海外ではSAFTが知られていますが、日本のVC(投資事業有限責任組合)にとって、そのままでは日本法人に投資することはできないといわれています。このたび、日本のWeb3スタートアップが将来のトークン発行を約束することで資金調達する手法を開発したいとの相談をいただき、プロジェクトに参画することとしました。第一弾として、これまで日本で行われてきた、エクイティ出資に際してスイートナーとしてトークンの無償交付を約束する実務を反映し、これをJ-KISSに接続することで、シード段階のWeb3スタートアップがネットワークを開発する資金を調達することができる簡素な覚書を開発しました。
エクイティを差し出すことなくトークンそのもので調達できる姿があるべきWeb3企業だと思いますので、J-SAFTの開発に向けて引き続きプロジェクトを支援していきたいと思います。

増島 雅和(森・濱田松本法律事務所 パートナー)


◆About Skyland Ventures
Skyland Ventures (SV) は、シードスタートアップ投資をメインに行うベンチャーキャピタル(VC)ファンドです。 “The Seed Maker. & Unlearning.”をミッションに掲げ、テクノロジー産業に大きなインパクトを与えるスタートアップへのシードマネーを提供するエクイティ投資・トークン投資を行っています。これまで日本国内のスタートアップを中心に120社超へ投資済。 2022年以降は、Web3 (Crypto・NFT・Blockchain)のスタートアップへの投資にフォーカスしている。
URL:http://skyland.vc
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