スマホアプリの利用実態 実際の支払率と許容範囲に2割以上の差 = 今後の市場の可能性
[12/02/28]
提供元:PRTIMES
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株式会社ネットマイル(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:畑野仁一、以下ネットマイル)と株式会社モバイルマーケティング・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:江尻尚平、以下モバイルマーケティング・ジャパン)は、約254万名のネットマイル会員のうち「スマートフォンユーザーのみ」を囲い込んだ「スマホパネル」会員を対象に、「プライベートにおけるスマートフォン利用」に関する調査を実施しました。
今回は、スマートフォンユーザーが日常的に利用するアプリの「利用カテゴリー」、「重視するポイント」や「課金実態」にフォーカスを当て、調査・分析しており、「スマートフォンを使って」調査したデータとしては非常に珍しいものとなります。
ネットマイルとモバイルマーケティング・ジャパンは、この「スマホパネル」を活用した調査を1か月に1度定期的に実施し、企業や個人に有用なデータを社会に発信していきます。
≪トピックス≫
◆お金を支払ってでも使いたいのは「コミュニケーション」アプリ
◆「既存ユーザーの声」に影響される利用度
◆アプリの重要視ポイントは“実用性”
◆無料アプリは「消す」、有料アプリは「残す」
◆現状と許容範囲の支払いに20%以上のギャップ=市場の可能性
■お金を支払ってでも使いたいのは「コミュニケーション」アプリ
スマートフォンユーザーがプライベートで利用するアプリの種類は有料・無料関係なく「ニュース・天気予報」が最も高く8割近く。「ユーティリティ」、「コミュニケーション」、「ゲーム」がほぼ同率の約68%と続き、実用的なアプリと嗜好的アプリが混在する形で上位にあがった。
比較して、利用中の「有料」アプリについては「コミュニケーション」がもっとも高く約26%。単に利用しているものと、お金をかけてでも利用したいアプリには違いがあり、必需性だけでなくPCや他のメディアなどによる代替性も影響を受けていると考えられる。
■「既存ユーザーの声」に影響される利用度
プライベートで利用しているアプリを知ったきっかけを見てみると全体では「ランキングの上位にあった」、「レビューサイト」、「友人・知人がプレイしていた」が上位を占め、既にそのゲームをやったことがある人の経験値を見て、自身もプレイしたいか否かを決める傾向が強いことが分かる。比較して「ウェブ広告」、「テレビCM」などマス広告は10%程度以下にとどまる結果となった。
OS別に見るとiOSユーザーは「友達・知人がプレイしていた」、「twitterのつぶやき」が高く、クチコミの影響が強い傾向。AndroidOSユーザーは「テレビ番組や雑誌などの特集」、「ウェブ広告」などマスメディアの影響が強い傾向にある。
■アプリの重要視ポイントは“実用性”
アプリに対して「重視するポイント」として高く挙がったのは「利便性」と「操作性」で約65%。次いで「生活への必要性」、「価格」が続き、プライベートの利用とはいえ実用性が重視されていることが分かる。
OS別に見るとiOSユーザーは「面白いか」、「デザイン/見た目」など感性的なものを重視する傾向。比較してAndroidOSユーザーで高かった「重さ(アプリ容量)」は、所持機種の対応容量のレベルに依存していると予測される。
■無料アプリは「消す」、有料アプリは「残す」
利用しなくなったアプリを結果としてどのように扱っているかを聞いたところ、全体では「たまに使わないものを削除する」が最も多く過半数。しかし「有料アプリ」のみで見てみると「そのまま残している」がもっとも高く25%を超え、「残してアップデートもしている」人を合わせると約4割が“残す派”という結果となった。自分で一度お金を支払ったもの(アプリ)は「またいつか使うかもしれない」という気持ちから、削除することに躊躇いを感じる人が少なくないようだ。
■現状と許容範囲の支払いに20%以上のギャップ=市場の可能性
アプリに実際に支払っている/支払っても良い金額を見てみたところ、現状では約7割がアプリにまったくお金をかけていない。「月額500円以上」支払っている人については5%未満という結果となった。
一方で「支払っても良い金額/月」を見ると約6割はお金をかけても良いと回答。「月額500円以上」支払っても良い人は2割を超える。この差があるという事実は、ユーザーにとってまだお財布の余裕があり、アプリの魅力さえ伝われば市場の可能性が広がっているということに他ならない。今後どのようなアプリが登場し、人々に認められていくかが注目される。
【プライベート利用のアプリと利用理由】
ATOK(日本語文字入力アプリ)
Twitterでの投稿やメモ、予定の入力など全てで使うので、結果的に一番使うことになる。(AndroidOS、男性/20代)
ウェザーニューズタッチ(気象情報全般)
地震や天気がテレビよりも、早く正確に確認出来る。(AndroidOS、男性/50代)
家計簿アプリ
家計簿、カレンダー共にノートよりも楽ですぐ入力できることに魅力があり、集計なども一目で分かるのが助かります。(AndroidOS、女性/30代)
Sleep Cycle(目覚まし時計アプリ)
目覚めが良く、睡眠時間が記録できるため。(iOS、男性/30代)
クックパッド(レシピ検索)
パソコンより手軽で料理本がわりにキッチンで使いやすいから。(iOS、女性/40代)
Instagram(画像加工/SNS)
写真の加工が面白く、気軽に公開できる。(iOS、男性/40代)
アンケート結果の詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/index.html
【調査概要】
○テーマ : プライベートにおけるスマートフォン利用に関する調査
○調査対象: 「スマホパネル」
(株式会社ネットマイル社パネルよりスマートフォンユーザーのみ抽出)
○調査地域: 全国
○調査期間: 2012年1月31日〜2012年2月3日
○調査手法: スマートフォン調査
○有効回答数: 953サンプル
年代 : 20代以下11.4%、30代39.2%、40代34.3%、50代以上15.0%
性別 : 女性31.0%、男性69.0%
OS : AndroidOS 53.1% iOS 46.9%
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ネットマイル
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-4
麹町鶴屋八幡ビル 8F
Tel:090-1842-4674 press@netmile.co.jp
担当: 井上
株式会社モバイルマーケティング・ジャパン
〒108-0073 東京都港区三田4-1-30 慶通ビル4F
Tel:03-6802-7901
info@mobilemarketing.jp
担当: 遠藤、丸山
今回は、スマートフォンユーザーが日常的に利用するアプリの「利用カテゴリー」、「重視するポイント」や「課金実態」にフォーカスを当て、調査・分析しており、「スマートフォンを使って」調査したデータとしては非常に珍しいものとなります。
ネットマイルとモバイルマーケティング・ジャパンは、この「スマホパネル」を活用した調査を1か月に1度定期的に実施し、企業や個人に有用なデータを社会に発信していきます。
≪トピックス≫
◆お金を支払ってでも使いたいのは「コミュニケーション」アプリ
◆「既存ユーザーの声」に影響される利用度
◆アプリの重要視ポイントは“実用性”
◆無料アプリは「消す」、有料アプリは「残す」
◆現状と許容範囲の支払いに20%以上のギャップ=市場の可能性
■お金を支払ってでも使いたいのは「コミュニケーション」アプリ
スマートフォンユーザーがプライベートで利用するアプリの種類は有料・無料関係なく「ニュース・天気予報」が最も高く8割近く。「ユーティリティ」、「コミュニケーション」、「ゲーム」がほぼ同率の約68%と続き、実用的なアプリと嗜好的アプリが混在する形で上位にあがった。
比較して、利用中の「有料」アプリについては「コミュニケーション」がもっとも高く約26%。単に利用しているものと、お金をかけてでも利用したいアプリには違いがあり、必需性だけでなくPCや他のメディアなどによる代替性も影響を受けていると考えられる。
■「既存ユーザーの声」に影響される利用度
プライベートで利用しているアプリを知ったきっかけを見てみると全体では「ランキングの上位にあった」、「レビューサイト」、「友人・知人がプレイしていた」が上位を占め、既にそのゲームをやったことがある人の経験値を見て、自身もプレイしたいか否かを決める傾向が強いことが分かる。比較して「ウェブ広告」、「テレビCM」などマス広告は10%程度以下にとどまる結果となった。
OS別に見るとiOSユーザーは「友達・知人がプレイしていた」、「twitterのつぶやき」が高く、クチコミの影響が強い傾向。AndroidOSユーザーは「テレビ番組や雑誌などの特集」、「ウェブ広告」などマスメディアの影響が強い傾向にある。
■アプリの重要視ポイントは“実用性”
アプリに対して「重視するポイント」として高く挙がったのは「利便性」と「操作性」で約65%。次いで「生活への必要性」、「価格」が続き、プライベートの利用とはいえ実用性が重視されていることが分かる。
OS別に見るとiOSユーザーは「面白いか」、「デザイン/見た目」など感性的なものを重視する傾向。比較してAndroidOSユーザーで高かった「重さ(アプリ容量)」は、所持機種の対応容量のレベルに依存していると予測される。
■無料アプリは「消す」、有料アプリは「残す」
利用しなくなったアプリを結果としてどのように扱っているかを聞いたところ、全体では「たまに使わないものを削除する」が最も多く過半数。しかし「有料アプリ」のみで見てみると「そのまま残している」がもっとも高く25%を超え、「残してアップデートもしている」人を合わせると約4割が“残す派”という結果となった。自分で一度お金を支払ったもの(アプリ)は「またいつか使うかもしれない」という気持ちから、削除することに躊躇いを感じる人が少なくないようだ。
■現状と許容範囲の支払いに20%以上のギャップ=市場の可能性
アプリに実際に支払っている/支払っても良い金額を見てみたところ、現状では約7割がアプリにまったくお金をかけていない。「月額500円以上」支払っている人については5%未満という結果となった。
一方で「支払っても良い金額/月」を見ると約6割はお金をかけても良いと回答。「月額500円以上」支払っても良い人は2割を超える。この差があるという事実は、ユーザーにとってまだお財布の余裕があり、アプリの魅力さえ伝われば市場の可能性が広がっているということに他ならない。今後どのようなアプリが登場し、人々に認められていくかが注目される。
【プライベート利用のアプリと利用理由】
ATOK(日本語文字入力アプリ)
Twitterでの投稿やメモ、予定の入力など全てで使うので、結果的に一番使うことになる。(AndroidOS、男性/20代)
ウェザーニューズタッチ(気象情報全般)
地震や天気がテレビよりも、早く正確に確認出来る。(AndroidOS、男性/50代)
家計簿アプリ
家計簿、カレンダー共にノートよりも楽ですぐ入力できることに魅力があり、集計なども一目で分かるのが助かります。(AndroidOS、女性/30代)
Sleep Cycle(目覚まし時計アプリ)
目覚めが良く、睡眠時間が記録できるため。(iOS、男性/30代)
クックパッド(レシピ検索)
パソコンより手軽で料理本がわりにキッチンで使いやすいから。(iOS、女性/40代)
Instagram(画像加工/SNS)
写真の加工が面白く、気軽に公開できる。(iOS、男性/40代)
アンケート結果の詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/index.html
【調査概要】
○テーマ : プライベートにおけるスマートフォン利用に関する調査
○調査対象: 「スマホパネル」
(株式会社ネットマイル社パネルよりスマートフォンユーザーのみ抽出)
○調査地域: 全国
○調査期間: 2012年1月31日〜2012年2月3日
○調査手法: スマートフォン調査
○有効回答数: 953サンプル
年代 : 20代以下11.4%、30代39.2%、40代34.3%、50代以上15.0%
性別 : 女性31.0%、男性69.0%
OS : AndroidOS 53.1% iOS 46.9%
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ネットマイル
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-4
麹町鶴屋八幡ビル 8F
Tel:090-1842-4674 press@netmile.co.jp
担当: 井上
株式会社モバイルマーケティング・ジャパン
〒108-0073 東京都港区三田4-1-30 慶通ビル4F
Tel:03-6802-7901
info@mobilemarketing.jp
担当: 遠藤、丸山