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今、注目されている「金融リテラシー」とは?「金融リテラシー」を身に付け、「ヒト・モノ・お金」の3つの資産を上手に形成していくことで、「人生100年時代」を自分らしく生き抜こう!




◆「金融リテラシー」とは「お金とのつきあい方、活用術」
 2022年4月の成年年齢の20歳から18歳への引下げ、高等学校学習指導要領における「金融教育」の本格的な導入、同年6月に閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」において、広く国民に金融経済教育を訴求し、全国的に実施することが国家戦略として打ち出されたことで、「金融リテラシー」に注目が集まっています。
 では、「金融リテラシー」とはどのようなことを指すのでしょうか。一般的には「金融商品やサービスの選択、生活設計などを適切に判断するために、最低限身に付けるべき金融や経済についての知識と判断力」だといわれています。お金は、それ自体が目的というよりも「個々人が個性的な人生を送るための暮らしの道具」と位置付けることができます。道具はその機能と扱い方を知れば、上手に活かすことが可能です。つまり、「金融商品やサービスといった道具を活かすための知識」が、「金融リテラシー」という言葉の本質的な意味だといえます。

◆長寿化で拡がる「人生の可能性」と「必要となる備え」
 金融リテラシーの必要性が高まってきている背景として、日本の長寿化があげられます。過去の調査結果をみると、1891〜1898年(明治24〜31年)の平均寿命は、男性が42.8歳、女性が44.3歳でした(年度に幅があるのは、公表数値が複数年の平均値であるためです)。明治時代の平均寿命は50歳にも満たなかったわけです。しかしその後、平均寿命は延びていき2020年には男性が約82歳、女性が約88歳となりました【図表1】。

【図表1】日本の長寿化
[画像1: https://prtimes.jp/i/55547/69/resize/d55547-69-9e9655332b53d0cf30b6-0.png ]

(出所)1981年〜1898年:厚生労働省「第23回生命表(完全生命表)の概況 結果の概要」、2020年:厚生労働省「令和2年 簡易生命表」より三井住友トラスト・資産のミライ研究所作成

 つまり明治時代と比べると、人生はほぼ「倍」の長さになりました。従来、時間が足りず叶わなかった夢や希望に取り組める時間が、「そこにある」時代ともいえます。その反面、人類が今まで経験してきたことのない「長寿社会」をどのように生き抜いていくかに先人の知恵はなく、みなさん一人一人が自分自身で「ライフプラン」「マネープラン」考えていくことが求められます。それを考えていくうえでは、「金融リテラシー」が必要不可欠となってきます。

◆「ライフプラン」「マネープラン」を考えるうえでのポイントは?
 まずは、「どんなことをしたいのか」「誰と一緒にしたいのか」「その実現のためにどうすればいいのか」を主体的に考えることがスタートです。現在の生活の充実とともに、10年後、20年後、そしてもう少し長めの視点を持って「ライフイベント」を想定し、さらにその実現可能性をより高めていくために、早いうちから「お金」について向き合って考えてみましょう。「早めに資産形成に取り組み、時間を味方につけることの効果」は定量面から見ても明確です【図表2】。

【図表2】早くから資産形成に取り組む効果
〈例〉毎月1万円積み立てた場合の期間ごとの資産額
[画像2: https://prtimes.jp/i/55547/69/resize/d55547-69-efb487aa4209b842e96c-1.png ]

(出所)三井住友トラスト・資産のミライ研究所作成

◆“令和”の資産形成とは?
 では、「資産形成」をしていくうえでお金だけをコツコツと貯めていけばよいのでしょうか。ミライ研では、「資産」を大きく「ヒト(人的資本)・モノ(物理的資産)・お金(金融資産)」の3つに分類し、ライフイベントの実現に向けてこの「ヒト・モノ・お金」をどのように形成していくのかの全体像をイメージすることが重要だと考えます。例えば「お金は使うけれども、大学に行って学ぶこと」、「計画的な借入れを行い、自宅を購入する」など、ヒトやモノの形成につながるお金の使い方は、生きたお金の使い方といえます。
 このように「ヒト・モノ・お金」を形成していくうえで認識しておきたいのが、必要となる支出額と手元にある金融資産との間には、時として“ギャップ”が生じるという点です。その“ギャップ”が生じるタイミングを把握し、それらを上手く埋めるためには、金融(信託)機能・サービスを適宜活用していくことが不可欠となります。そういった観点から金融(信託)機能・サービスを理解することこそが、「金融教育」に求められる「生きる力」の真の醸成につながると考え、「金融教育」をまさに今、学ばれている高校生をターゲットとした書籍を刊行いたしました。

◆健全なマネープラン策定につながる「金融リテラシー」の基本を網羅した金融教育分野の決定版書籍を刊行!
[画像3: https://prtimes.jp/i/55547/69/resize/d55547-69-6c7d399362d900d17a3a-3.jpg ]

 本書は、「ライフプラン」に対応した健全な「マネープラン」を策定する意義と目的、実践方法をお伝えしています。特に、その中で取り組む「投資」を「マネープランとしての投資」として位置付け、その考え方を網羅的にお伝えしております。
 加えて、「人生の資産」を「ヒト・モノ・お金」の3つの要素からとらえ、それらを活用しながら、「ファイナンシャル ウェルビーイング(将来のライフイベントを適切に把握し、賢い意思決定により、お金に関する不安を解消させ、未来に向けて自律的に行動できる状態)」を実現するための最高レベルのノウハウを公開しております。

解説では、高校数学などで学ぶ数式などを活用し、特に高校生のみなさんにとって「高校での学びが社会で役立つ」ことを実感いただけるよう工夫するなど、これまで高等学校の教育現場で取り組んできた出張授業の経験を余すことなく反映し編集いたしました。

学校で「金融教育」について学ぶ高校生のみなさま、指導される教諭のみなさまはもちろんのこと、人生100年時代における自分らしいミライを実現したいと考えているみなさま、それを支援するファイナンシャル・プランナーや企業・団体等の人事関連部署のみなさまにも、是非ご一読いただきたい内容になっています。

[画像4: https://prtimes.jp/i/55547/69/resize/d55547-69-da32b2c31970594e7f63-2.png ]

書籍名:安心ミライへの「金融教育」ガイドブックQ&A ――「生きる力」を育む「金融リテラシー」の基本
編著者:三井住友トラスト・資産のミライ研究所
発行:一般社団法人 金融財政事情研究会
価格:定価(本体1,800円+税) 
お求め方法:全国の一般書店で販売(オンラインストアを含む)

■記事内容に関する照会先
三井住友信託銀行 三井住友トラスト・資産のミライ研究所(丸岡)
E-MAIL : mirai@smtb.jp
資産のミライ研究所 ホームページ : https://mirai.smtb.jp/
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