【岡山県】備前刀の魅力を世界へアピール!東京にて、セミナーを開催しました!
[17/08/04]
提供元:PRTIMES
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講演名:岡山のものづくりの原点"備前刀"の魅力と見方 講師:林原美術館 主任学芸員 植野哲也氏 2017年8月2日(水) 外務省飯倉公館(東京都港区麻布台)にて
近年、日本刀は国内ではオンラインゲーム「刀剣乱舞」が火付け役となり、日本刀に興味をもつ女性ファンが急増しました。また、海外では「サムライソード」(Samurai Sword)と呼ばれ、外国人の間でも日本刀がブームとなっています。岡山県の長船(おさふね)は日本刀の一大生産地で、岡山の「備前刀」は国宝や重要文化財に指定されている刀の約半数を占めています。セミナーでは、この「備前刀」の歴史や鑑賞の仕方といった刀の魅力についてご紹介した他、実際に真剣の重さを体験したり、甲冑や兜を着用して写真撮影ができる催しも開催しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-651670-1.jpg ]
セミナーの内容を少しだけお伝えします・・
現在、日本において日本刀は美術品としての所持が認められており、太刀、刀、脇指、短刀、薙刀、槍 などの種類があります。
現在約280万口登録されており、そのうち約半数が備前刀だといわれています。
それらの中で国宝に指定されている刀剣は111口あり、55口、いわゆる半分が備前刀です。
質、量ともに世界一の日本刀生産王国なのが岡山県なのです。
日本国内において、日本刀を制作するためには刀匠の資格が必要です。現在全国で刀匠と呼ばれる方々は約300名その内、日本刀制作だけで生活できている刀匠はその内の2割ほどといわれています。基本的に刀匠が年間制作可能な数は刀や太刀などは24口です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-303370-5.jpg ]
日本刀の見方〜〜
愛刀家や研究者は日本刀を見て、いつ、どこで、誰が製作したものかを鑑定していきます。
日本刀の見所として、刀身の「姿」を最初に見ます。それは、時代によって刀身の姿が変わっているからです。
大きく二つにわけると、 この三つの戦乱の激しい時代は刀身の幅が広く、切先が大きくなり、見た目にも怖そうになります。反対に平和な時代の刀身は元の幅が広く、先にむかってほっそりとなり、たおやかに見えます。
日本刀の姿はその時代の需要と流行にあわせて変化しているため、刀身の姿をみるとおよその作られた時代がわかります。
そのあと、鋼そのものの色や、鍛肌というものをみて作られた場所や流派を想定します。
最後に刃文という刀身にまっすぐであったり、嵐の波のようであったり、雲海のように見える刃文をみます。
姿で時代を、鋼で流派をと段々的を絞っていき、最後の刃文で誰が作ったかと鑑定していきます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-749554-4.jpg ]
日本の伝統工芸技術の結晶〜〜
さてこの美しい日本刀はこの刀身を作る刀匠だけではできません。古来よりそれぞれのパーツを作る専門の人たちの分業で、制作されてきました。しかも木工や金工、漆芸、染織など陶芸以外の日本の伝統工芸のほぼすべてが詰まっているのが日本刀です。ここまで完成するのには約1年かかります。個性のある刀身にあわせて一振りずつ作りこんでいるからです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-255919-0.jpg ]
これらの職人が常時いて、古式鍛錬が定期的に見ることが出来るのは、全国でも、岡山県瀬戸内市にある備前長船刀剣博物館しかありません。ちなみに見学だけでなく刀の注文もできます。海外からのツアーも多く立ち寄られる人気スポットです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-907642-2.jpg ]
備前長船刀剣博物館
〒701-4271 瀬戸内市長船町長船966番地
電話:0869-66-7767 FAX:0869-66-7971
ホームページ http://www.city.setouchi.lg.jp/token/
さらに・・・
岡山県立博物館では、2017年9月8日(金)〜10月15日(日)まで、「備前刀-日本刀の王者」と題した、平安時代から現代まで、国宝5口・重要文化財11口を含む、名品84口を展示する大備前刀展を開催します。
[画像6: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-734613-3.jpg ]
岡山県立博物館
〒703-8257 岡山市北区後楽園1番5号
電話:086-272-1149 FAX:086-272-1150
ホームページ
http://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kenhaku/hakubu.htm
近年、日本刀は国内ではオンラインゲーム「刀剣乱舞」が火付け役となり、日本刀に興味をもつ女性ファンが急増しました。また、海外では「サムライソード」(Samurai Sword)と呼ばれ、外国人の間でも日本刀がブームとなっています。岡山県の長船(おさふね)は日本刀の一大生産地で、岡山の「備前刀」は国宝や重要文化財に指定されている刀の約半数を占めています。セミナーでは、この「備前刀」の歴史や鑑賞の仕方といった刀の魅力についてご紹介した他、実際に真剣の重さを体験したり、甲冑や兜を着用して写真撮影ができる催しも開催しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-651670-1.jpg ]
セミナーの内容を少しだけお伝えします・・
現在、日本において日本刀は美術品としての所持が認められており、太刀、刀、脇指、短刀、薙刀、槍 などの種類があります。
現在約280万口登録されており、そのうち約半数が備前刀だといわれています。
それらの中で国宝に指定されている刀剣は111口あり、55口、いわゆる半分が備前刀です。
質、量ともに世界一の日本刀生産王国なのが岡山県なのです。
日本国内において、日本刀を制作するためには刀匠の資格が必要です。現在全国で刀匠と呼ばれる方々は約300名その内、日本刀制作だけで生活できている刀匠はその内の2割ほどといわれています。基本的に刀匠が年間制作可能な数は刀や太刀などは24口です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-303370-5.jpg ]
日本刀の見方〜〜
愛刀家や研究者は日本刀を見て、いつ、どこで、誰が製作したものかを鑑定していきます。
日本刀の見所として、刀身の「姿」を最初に見ます。それは、時代によって刀身の姿が変わっているからです。
大きく二つにわけると、 この三つの戦乱の激しい時代は刀身の幅が広く、切先が大きくなり、見た目にも怖そうになります。反対に平和な時代の刀身は元の幅が広く、先にむかってほっそりとなり、たおやかに見えます。
日本刀の姿はその時代の需要と流行にあわせて変化しているため、刀身の姿をみるとおよその作られた時代がわかります。
そのあと、鋼そのものの色や、鍛肌というものをみて作られた場所や流派を想定します。
最後に刃文という刀身にまっすぐであったり、嵐の波のようであったり、雲海のように見える刃文をみます。
姿で時代を、鋼で流派をと段々的を絞っていき、最後の刃文で誰が作ったかと鑑定していきます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-749554-4.jpg ]
日本の伝統工芸技術の結晶〜〜
さてこの美しい日本刀はこの刀身を作る刀匠だけではできません。古来よりそれぞれのパーツを作る専門の人たちの分業で、制作されてきました。しかも木工や金工、漆芸、染織など陶芸以外の日本の伝統工芸のほぼすべてが詰まっているのが日本刀です。ここまで完成するのには約1年かかります。個性のある刀身にあわせて一振りずつ作りこんでいるからです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-255919-0.jpg ]
これらの職人が常時いて、古式鍛錬が定期的に見ることが出来るのは、全国でも、岡山県瀬戸内市にある備前長船刀剣博物館しかありません。ちなみに見学だけでなく刀の注文もできます。海外からのツアーも多く立ち寄られる人気スポットです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-907642-2.jpg ]
備前長船刀剣博物館
〒701-4271 瀬戸内市長船町長船966番地
電話:0869-66-7767 FAX:0869-66-7971
ホームページ http://www.city.setouchi.lg.jp/token/
さらに・・・
岡山県立博物館では、2017年9月8日(金)〜10月15日(日)まで、「備前刀-日本刀の王者」と題した、平安時代から現代まで、国宝5口・重要文化財11口を含む、名品84口を展示する大備前刀展を開催します。
[画像6: https://prtimes.jp/i/23972/70/resize/d23972-70-734613-3.jpg ]
岡山県立博物館
〒703-8257 岡山市北区後楽園1番5号
電話:086-272-1149 FAX:086-272-1150
ホームページ
http://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kenhaku/hakubu.htm