コーン・フェリー、雇用の多様化に伴うモチベーションの変化をグローバルで調査
[24/06/27]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
米国CEOの71%がインポスター症候群を経験
グローバルな組織コンサルティングファームのコーン・フェリー(NYSE:KFY|コーン・フェリー・ジャパン 東京都千代田区 代表:滝波純一)は、雇用の多様化に伴うモチベーションの変化を調査。その結果、米国CEOの71%がインポスター症候群を経験しているなど、シニア・マネジメント層は自らの指導力に対して自信を失っていることが分かりました。
インポスター症候群とは、自身の能力を過小評価したり、疑いを持ったりする感情のことです。実際には、コーン・フェリーが世界の従業員10,000人を対象に調査を実施したところ、あらゆる階層の従業員が自信の欠如や不安感を抱えていることが判明しました。
コーン・フェリーのコンサルティング部門の最高経営責任者(CEO)Mark Arianは、次のように語っています。「従業員の変動するニーズに常に応えようとすることは、雇用主にとって永遠の課題です。従業員はこれまで以上に雇用主に手助けや配慮を求めるようになっていますが、もし雇用主側が自らの指導力に不安を感じているのであれば、それは会社全体のモチベーション低下の先行指標となります」。
調査結果レポートでは、現在の職務の魅力から、従業員が職務において優れた成果を発揮する理由まで、雇用のあらゆる段階とレベルにおいて従業員の感情に影響を与える要素を調査しています。主要なポイントは以下の通りです。
トップは孤独だ:あらゆる肩書きや報酬レベルの従業員が、仕事に対する疑念に苦しんでいることがデータで示されましたが、中でも興味深いのはCEO(71%)やその他の上級管理職(65%)を含むシニア・マネジメント層が、若手一般職(33%)よりもインポスター症候群の兆候を示す傾向が強いということです。CEOの85%が、就任前は自身の職務遂行能力に自信を持っていると回答したものの、いざ職務に就いて難題に直面すると自信を喪失することがあるようです。
若手一般職は職場に自分の居場所を見つけられていない:シニア・マネジメント層が自己肯定感に悩む一方で、若手一般職は組織の中で自分の居場所を見つけられずにいます。これらの従業員の半数以上は、一般的に、個人的な問題や精神的な健康やウェルビーイングを含む労働環境に関して上司に相談することをためらっています。つまり、職場においてありのままの自分ではいられず、半数以下(49%)は同僚に対しても素の自分を出せていません。当然のことながら、若手一般職の仕事に対するモチベーションは低下しており、CEOの85%に対し、58%しか与えられた仕事以上のことに取り組もうという意欲がありません。
雇用安定性と柔軟性が人材を惹きつけ、報酬が定着の原動力となる:従業員は職務の柔軟性をますます重視するようになっており、柔軟性(33%)、手厚い報酬(31%)、高い雇用安定性(26%)がエンゲージメントの重要な要因となっています。特に報酬は多くの従業員にとって引き続き重要で、2/3(66%)が希望する給与が支払われるのであれば嫌な仕事でも続けたいと答えています。この傾向はシニア・マネジメント層ではさらに増加し、CEOの74%、シニア・エグゼクティブの78%が、希望する給与が支払われるのであれば嫌な職務でもとどまると答えています。
労働者はAIの影響について不安を感じている:年齢を問わず、働き手はAIが日々の仕事に与える影響について戸惑っています。従業員の2/3(66%)は新興テクノロジーが及ぼしうる影響についてポジティブに感じていますが、同時に半数以上(55%)は今後3年以内に自分の役割がAIやその他の新興テクノロジーに取って代わられることを懸念しています。
世界の従業員のモチベーションに関するレポート「ワークフォース2024グローバル・インサイト・レポート」のフルバージョンは2024年夏頃に発表予定です。
■調査方法
コーン・フェリーは、米国、英国、ブラジル、中東、オーストラリア、インドという6つの主要市場において、新入社員から最高経営責任者(CEO)まであらゆるレベルのプロフェッショナル10,000人を対象にアンケート調査を実施しました。
※本リリースは2024年6月6日に米国にて英語で発行された以下プレスリリースの抄訳です。
https://www.kornferry.com/about-us/press/71percent-of-us-ceos-experience-imposter-syndrome-new-korn-ferry-research-finds
コーン・フェリーについて
コーン・フェリーは、米国ロサンゼルスに本社を置くグローバルな組織コンサルティングファームです。クライアントの組織設計、適材適所を支援し、社員の処遇・育成・動機付けといった課題についてもコンサルテーションを提供します。さらに、専門性を高めることによる人材のキャリアアップを支援します。
メディアの方からの本件についてのお問い合わせ先:
コーン・フェリー・ジャパン株式会社 マーケティング マネジャー 松田清史
Tel: 070 3193 6371(携帯)/E-mail: kiyofumi.matsuda@kornferry.com
グローバルな組織コンサルティングファームのコーン・フェリー(NYSE:KFY|コーン・フェリー・ジャパン 東京都千代田区 代表:滝波純一)は、雇用の多様化に伴うモチベーションの変化を調査。その結果、米国CEOの71%がインポスター症候群を経験しているなど、シニア・マネジメント層は自らの指導力に対して自信を失っていることが分かりました。
インポスター症候群とは、自身の能力を過小評価したり、疑いを持ったりする感情のことです。実際には、コーン・フェリーが世界の従業員10,000人を対象に調査を実施したところ、あらゆる階層の従業員が自信の欠如や不安感を抱えていることが判明しました。
コーン・フェリーのコンサルティング部門の最高経営責任者(CEO)Mark Arianは、次のように語っています。「従業員の変動するニーズに常に応えようとすることは、雇用主にとって永遠の課題です。従業員はこれまで以上に雇用主に手助けや配慮を求めるようになっていますが、もし雇用主側が自らの指導力に不安を感じているのであれば、それは会社全体のモチベーション低下の先行指標となります」。
調査結果レポートでは、現在の職務の魅力から、従業員が職務において優れた成果を発揮する理由まで、雇用のあらゆる段階とレベルにおいて従業員の感情に影響を与える要素を調査しています。主要なポイントは以下の通りです。
トップは孤独だ:あらゆる肩書きや報酬レベルの従業員が、仕事に対する疑念に苦しんでいることがデータで示されましたが、中でも興味深いのはCEO(71%)やその他の上級管理職(65%)を含むシニア・マネジメント層が、若手一般職(33%)よりもインポスター症候群の兆候を示す傾向が強いということです。CEOの85%が、就任前は自身の職務遂行能力に自信を持っていると回答したものの、いざ職務に就いて難題に直面すると自信を喪失することがあるようです。
若手一般職は職場に自分の居場所を見つけられていない:シニア・マネジメント層が自己肯定感に悩む一方で、若手一般職は組織の中で自分の居場所を見つけられずにいます。これらの従業員の半数以上は、一般的に、個人的な問題や精神的な健康やウェルビーイングを含む労働環境に関して上司に相談することをためらっています。つまり、職場においてありのままの自分ではいられず、半数以下(49%)は同僚に対しても素の自分を出せていません。当然のことながら、若手一般職の仕事に対するモチベーションは低下しており、CEOの85%に対し、58%しか与えられた仕事以上のことに取り組もうという意欲がありません。
雇用安定性と柔軟性が人材を惹きつけ、報酬が定着の原動力となる:従業員は職務の柔軟性をますます重視するようになっており、柔軟性(33%)、手厚い報酬(31%)、高い雇用安定性(26%)がエンゲージメントの重要な要因となっています。特に報酬は多くの従業員にとって引き続き重要で、2/3(66%)が希望する給与が支払われるのであれば嫌な仕事でも続けたいと答えています。この傾向はシニア・マネジメント層ではさらに増加し、CEOの74%、シニア・エグゼクティブの78%が、希望する給与が支払われるのであれば嫌な職務でもとどまると答えています。
労働者はAIの影響について不安を感じている:年齢を問わず、働き手はAIが日々の仕事に与える影響について戸惑っています。従業員の2/3(66%)は新興テクノロジーが及ぼしうる影響についてポジティブに感じていますが、同時に半数以上(55%)は今後3年以内に自分の役割がAIやその他の新興テクノロジーに取って代わられることを懸念しています。
世界の従業員のモチベーションに関するレポート「ワークフォース2024グローバル・インサイト・レポート」のフルバージョンは2024年夏頃に発表予定です。
■調査方法
コーン・フェリーは、米国、英国、ブラジル、中東、オーストラリア、インドという6つの主要市場において、新入社員から最高経営責任者(CEO)まであらゆるレベルのプロフェッショナル10,000人を対象にアンケート調査を実施しました。
※本リリースは2024年6月6日に米国にて英語で発行された以下プレスリリースの抄訳です。
https://www.kornferry.com/about-us/press/71percent-of-us-ceos-experience-imposter-syndrome-new-korn-ferry-research-finds
コーン・フェリーについて
コーン・フェリーは、米国ロサンゼルスに本社を置くグローバルな組織コンサルティングファームです。クライアントの組織設計、適材適所を支援し、社員の処遇・育成・動機付けといった課題についてもコンサルテーションを提供します。さらに、専門性を高めることによる人材のキャリアアップを支援します。
メディアの方からの本件についてのお問い合わせ先:
コーン・フェリー・ジャパン株式会社 マーケティング マネジャー 松田清史
Tel: 070 3193 6371(携帯)/E-mail: kiyofumi.matsuda@kornferry.com