アイリス所属AIエンジニアが北米放射線学会主催のKaggleコンペティションで世界2位入賞
[24/10/29]
提供元:PRTIMES
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Kaggle最上位ランク「Grandmaster」有安が9枚目の金メダルを取得
AI医療機器を開発するアイリス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沖山翔、以下アイリス)に所属するAIエンジニアの有安祐二(以下:有安)が、Googleが運営する世界最大のAIコンペプラットフォームKaggleにてGoldメダルを受賞したことをお知らせします。有安は2023年3月にKaggle最上位のランクである「Grandmaster」に認定、本年4月の4位入賞に続き、9枚目のGoldメダル(※1)の受賞となります。
Kaggleは、世界中のデータサイエンティストが企業などのホストが出す課題に対して、構築するモデルの精度を競い合う国際的なコンペティションプラットフォームで、オンライン上でさまざまな課題のコンペティションが開催されています。
今回は人工知能を使用して腰椎MR画像から5つの腰椎変性疾患の分類と検出を支援するKaggleコンペティション ”RSNA 2024 Lumbar Spine Degenerative Classification”(北米放射線学会が米国神経放射線学会(ASNR)の協力のもと主催)において(※2)、世界中から1,874チームが参加する中、アイリスのAIエンジニアの有安が所属するチームが2位入賞を果たし金メダルを獲得しました。
現在アイリスには、世界でも346名しかいないKaggle Grandmaster(※3)(Competitions)が2名(有安含む)在籍しています。
アイリスでは、AIチームメンバーのKaggleへの参加を積極的に支援しています。業務時間の20〜40%をKaggleへの参加に充てることを推奨しており、優秀なエンジニアが自身の技術力を上げるモチベーションになるだけでなく、Kaggleを通じて得た幅広い知見を社内で共有し、日頃の開発業務にその知見を活かすことで、医療分野のAI開発事業や製品をグロースさせることに繋がっています。
今後もKaggleへの参加支援を通じて、多くの優秀なAIエンジニアが技術研鑽し、事業成長につながる仕組みと組織体制を構築していきます。
■有安 祐二のコメント
日頃専門として取り組んでいる医療画像の分野で、高精度なAIを開発できたことを大変嬉しく思います。今回開発したモデルが実際の医療現場で役立つことを心から願っています。
また、今回の開発研究過程で得られた最先端の技術知見を、医療現場の課題解決に活かせるよう、これからも努力を続けてまいります。
■CTO福田 敦史のコメント
近年、LLM(Large Language Model)やVLM(Vision Language Model)などの急速な進化によって、多くのAIタスクについて、学習を全くすることなく、非エンジニアであっても、高い精度を達成できるようになりました。
一方で、医療画像は依然として非常に扱いが難しく、特に今回のような腰椎MR画像から、腰椎変性疾患の分類と検出を行うという、特異性が極めて高いタスクに関しては、汎用のLLM / VLMで解くことは困難であり、熟練のAIエンジニアの勘に基づく、ハイパーパラメータの設定や、高度なドメイン知識に基づく最適な前処理やモデル選定、アンサンブル学習に関する豊富な知識が不可欠で、学習工程における人間の役割は、依然非常に大きな割合を占めています。
今回、有安が世界2位に入賞できたのも、これまで数多くの医療画像解析AIに関するKaggle Competitionで一流のエンジニアと切磋琢磨する中で得られた知識や経験が存分に活かされた結果だと考えています。
弊社アイリスの事業も、喉画像をAIで解析し、様々な疾患の可能性を予測することを目指していますが、有安が今回のKaggle Competitionで得られた知見も、今後の弊社のプロダクト開発に間違いなく大きな力をもたらしてくれると確信しています。
■Kaggleとは
Kaggle(カグル)とは、Google社が運営し世界各国のデータサイエンティストが登録・参加する最大規模のデータサイエンティストコミュニティ・機械学習コンペティションプラットフォームです。Kaggle上にはNASA(アメリカ航空宇宙局)やCERN(欧州原子核研究機構)、マイクロソフトなどの世界的企業・政府機関から投げかけられるデータ・課題が集まり、世界中のデータサイエンティストが競い合いながら解析に挑み英知を共有しています。医療分野では製薬大手のメルク社が創薬コンペティションを開催するなど盛んに活用されており、分野全体に技術革新をもたらしています。
https://www.kaggle.com/
■採用情報
AI技術を活用し、専門医の持つ診察技術を全世界で共有することで、医療を人類の共有資産として育てていく未来を一緒に創っていただけるメンバーを募集しています。
https://aillis.jp/recruit
※注釈
(1)https://www.kaggle.com/yujiariyasu
(2)RSNA 2024 Lumbar Spine Degenerative Classification | Kaggle
(3)https://www.kaggle.com/rankingsのデータを元に当社が確認する限りの情報(2024年10月28日現在)
■アイリスについて
「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」をミッションに掲げ、2017年に創業。現役医師である代表・沖山をはじめ、医療従事者、厚生労働省・経済産業省ほかの行政出身者、AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルが揃い、深層学習技術(AI技術)を活用し、医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。
【会社概要】
・会社名:アイリス株式会社
・代表取締役:沖山翔
・事業内容:AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及び研究開発
・設立:2017年11月
・本社所在地:〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 八重洲セントラルタワー7階
・企業URL:https://aillis.jp/
AI医療機器を開発するアイリス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沖山翔、以下アイリス)に所属するAIエンジニアの有安祐二(以下:有安)が、Googleが運営する世界最大のAIコンペプラットフォームKaggleにてGoldメダルを受賞したことをお知らせします。有安は2023年3月にKaggle最上位のランクである「Grandmaster」に認定、本年4月の4位入賞に続き、9枚目のGoldメダル(※1)の受賞となります。
Kaggleは、世界中のデータサイエンティストが企業などのホストが出す課題に対して、構築するモデルの精度を競い合う国際的なコンペティションプラットフォームで、オンライン上でさまざまな課題のコンペティションが開催されています。
今回は人工知能を使用して腰椎MR画像から5つの腰椎変性疾患の分類と検出を支援するKaggleコンペティション ”RSNA 2024 Lumbar Spine Degenerative Classification”(北米放射線学会が米国神経放射線学会(ASNR)の協力のもと主催)において(※2)、世界中から1,874チームが参加する中、アイリスのAIエンジニアの有安が所属するチームが2位入賞を果たし金メダルを獲得しました。
現在アイリスには、世界でも346名しかいないKaggle Grandmaster(※3)(Competitions)が2名(有安含む)在籍しています。
アイリスでは、AIチームメンバーのKaggleへの参加を積極的に支援しています。業務時間の20〜40%をKaggleへの参加に充てることを推奨しており、優秀なエンジニアが自身の技術力を上げるモチベーションになるだけでなく、Kaggleを通じて得た幅広い知見を社内で共有し、日頃の開発業務にその知見を活かすことで、医療分野のAI開発事業や製品をグロースさせることに繋がっています。
今後もKaggleへの参加支援を通じて、多くの優秀なAIエンジニアが技術研鑽し、事業成長につながる仕組みと組織体制を構築していきます。
■有安 祐二のコメント
日頃専門として取り組んでいる医療画像の分野で、高精度なAIを開発できたことを大変嬉しく思います。今回開発したモデルが実際の医療現場で役立つことを心から願っています。
また、今回の開発研究過程で得られた最先端の技術知見を、医療現場の課題解決に活かせるよう、これからも努力を続けてまいります。
■CTO福田 敦史のコメント
近年、LLM(Large Language Model)やVLM(Vision Language Model)などの急速な進化によって、多くのAIタスクについて、学習を全くすることなく、非エンジニアであっても、高い精度を達成できるようになりました。
一方で、医療画像は依然として非常に扱いが難しく、特に今回のような腰椎MR画像から、腰椎変性疾患の分類と検出を行うという、特異性が極めて高いタスクに関しては、汎用のLLM / VLMで解くことは困難であり、熟練のAIエンジニアの勘に基づく、ハイパーパラメータの設定や、高度なドメイン知識に基づく最適な前処理やモデル選定、アンサンブル学習に関する豊富な知識が不可欠で、学習工程における人間の役割は、依然非常に大きな割合を占めています。
今回、有安が世界2位に入賞できたのも、これまで数多くの医療画像解析AIに関するKaggle Competitionで一流のエンジニアと切磋琢磨する中で得られた知識や経験が存分に活かされた結果だと考えています。
弊社アイリスの事業も、喉画像をAIで解析し、様々な疾患の可能性を予測することを目指していますが、有安が今回のKaggle Competitionで得られた知見も、今後の弊社のプロダクト開発に間違いなく大きな力をもたらしてくれると確信しています。
■Kaggleとは
Kaggle(カグル)とは、Google社が運営し世界各国のデータサイエンティストが登録・参加する最大規模のデータサイエンティストコミュニティ・機械学習コンペティションプラットフォームです。Kaggle上にはNASA(アメリカ航空宇宙局)やCERN(欧州原子核研究機構)、マイクロソフトなどの世界的企業・政府機関から投げかけられるデータ・課題が集まり、世界中のデータサイエンティストが競い合いながら解析に挑み英知を共有しています。医療分野では製薬大手のメルク社が創薬コンペティションを開催するなど盛んに活用されており、分野全体に技術革新をもたらしています。
https://www.kaggle.com/
■採用情報
AI技術を活用し、専門医の持つ診察技術を全世界で共有することで、医療を人類の共有資産として育てていく未来を一緒に創っていただけるメンバーを募集しています。
https://aillis.jp/recruit
※注釈
(1)https://www.kaggle.com/yujiariyasu
(2)RSNA 2024 Lumbar Spine Degenerative Classification | Kaggle
(3)https://www.kaggle.com/rankingsのデータを元に当社が確認する限りの情報(2024年10月28日現在)
■アイリスについて
「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」をミッションに掲げ、2017年に創業。現役医師である代表・沖山をはじめ、医療従事者、厚生労働省・経済産業省ほかの行政出身者、AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルが揃い、深層学習技術(AI技術)を活用し、医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。
【会社概要】
・会社名:アイリス株式会社
・代表取締役:沖山翔
・事業内容:AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及び研究開発
・設立:2017年11月
・本社所在地:〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 八重洲セントラルタワー7階
・企業URL:https://aillis.jp/