「何時に食べるか」よりも「何を食べるか」が重要! 21:00以降は、「たんぱく質」より「炭水化物」がおすすめ!? 低カロリーの「夜パスタ」「夜うどん」で賢くダイエット
[11/03/02]
提供元:PRTIMES
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トレンダーズ株式会社(東京都渋谷区)は、20〜39歳の有職者女性500名に対して、「ダイエットと食生活」に関する調査をおこなった。今回の調査により、働く女性たちのダイエットの実態や、食生活の傾向が明らかになった。
・調査期間:2011年1月26日〜27日
・調査対象:20〜39歳 女性(有職者)
・調査方法:インターネット
■食事制限を伴ったダイエット、経験者の半数が「目標達成」に失敗・・・
まず、「あなたはダイエットをしたことがありますか?」と質問したところ、87%が「ある」と回答。やはり大多数の女性はダイエット経験があるようだ。また、経験者のうち「食事制限を伴ったダイエット」をしたことがあるのは89%であった。
そこで、食事制限を伴ったダイエットの結果を聞いたところ、58%が「目標を達成した」と回答した一方、42%の女性は「達成できなかった」と回答。達成できなかった理由としては、「好物が我慢できなかった」(38%)、「周囲からの食事の誘いなどが断れなかった」(22%)、「不規則な生活で食事の調整ができなかった」(15%)などが上位となった。なお、実際におこなった食事制限の方法としては、「時間が遅くなったら夕食をとらない。(33歳・メーカー)」、「炭水化物を控える。(37歳・薬剤師)」といった声が多くあがった。
■夕食をとる時間・・・理想は「18:00」、現実は「21:00以降」が3人に1人!
「夕食をとる時間」とダイエットの関係性について、女性たちはどのように捉えているのだろうか。
まず、「夕食をとる時間とダイエットの成功には関連があると思いますか?」と聞いたところ、95%の女性が「思う」と回答した。そこで、「思う」と回答した女性に、「ダイエットのためには、何時に夕食をとると良いと思うか」を聞いたところ、最も多かったのは「18:00」(46%)であった。一方で、「普段、夕食をとる時間」については、「19:00」と「20:00」が29%と同率で1位に。また、「21:00以降」と答えた女性が31%となり、3人に1人は「21:00以降」に夕食をとることが多いことがわかった。
そこで、夕食を「21:00以降」にとることについて、できれば「避けたい」と思うかを聞いたところ、94%の女性が「思う」と回答。理由としては、「栄養を使い切らないまま、体脂肪となって睡眠時に蓄積されそうだから。(36歳・秘書)」、「夕食を夜遅くにとることは太りやすいと感じるから。(30歳・事務)」など、やはりダイエットを気にした声が多くあがった。働く女性たちは、ダイエットのためにも早い時間に食事をとるほうが良いと思いつつ、21:00を超えて夕食をとることが多いようだ。
■ダイエットのために「炭水化物を制限」、女性の74%が「経験アリ」
続いて、食事制限の内容・方法として多くあがった「炭水化物」についても質問をした。
まず、「炭水化物の量が多い食事は太りやすいと思うか」と質問すると、85%が「思う」と答えた。また、「ダイエットのために、炭水化物の量を減らしたことがありますか?」と聞いたところ、74%の女性が「ある」と回答した。
実際に、炭水化物の量を制限したダイエットをした女性に、「どのような食べ物を減らすようにしたか」を聞くと、「白米。(28歳・経理)」、「パン。(33歳・メーカー)」などの主食を答える声が多く、中には「米、パンを一切食べなくなった。(33歳・事務)」という人も。
なお、「炭水化物の量を減らすことはあなたにとって大変なことでしたか?」という質問には65%が「大変だった」と回答。また、60%は、「炭水化物の量を減らすことはストレスにつながった」と答えている。炭水化物を制限したダイエットは、経験者の半数以上がストレスにつながっているようだ。
■21:00以降にとるなら「炭水化物」!? 専門家が指摘する「ダイエット」の誤解とは
「夜遅い食事」や「炭水化物」の摂取は太りやすいと感じている女性が多いことがわかった本調査。今回の調査結果について、フードコンサルタントで、女子栄養大学教員の浅尾貴子氏にコメントをいただいた。
●今回の調査結果について
『調査結果を見ると、「夜遅い食事は太りやすい」と認識している方が多い一方で、働く女性の多くが、実際には21:00以降の食事をしているのが現状のようです。夕食をとるタイミングが遅くなってしまうことで、結局何を食べたら良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。』
●夜遅くの食事について
『1日に必要なカロリー数を超えて、夜遅くに多くのエネルギーを摂取すれば必ず太りますので、まずは、1日のトータルのエネルギーコントロールが大切です。
しかし、だからといって、夕食を抜く(食事回数を減らす)ことは、体脂肪を蓄えやすくするのでよくありません。1日に必要なカロリーをオーバーしない範囲で、規則正しい食事(朝昼夜の3食食べること)を心がけましょう。
夜遅くの食事は胃腸への負担が大きくなり安眠を妨げてしまいますが、食事をとってから寝るまでに3時間ほどあければ、何時に食べたとしても特に大きな差はありません。また、「睡眠に入るまでに、その日に摂取した1日のカロリー(エネルギー)をすべて消費しなければいけない」と考えている人もいるようですが、それは間違いです。寝ている間にもカロリー(エネルギー)は消費しますので、1日のトータルのエネルギー消費量が摂取量を上回っていなければ、睡眠時までにカロリーを消費しきれなかったからといって、太る原因にはなりません。
調査結果のように夕食を毎日「18:00」にとることは、働く女性にとってはあまり現実的ではないと思います。「何時に食べるか」よりも、「何を食べるか」のほうが重要です。』
●忙しい女性におすすめのカロリーコントロール術について
『「炭水化物は太りやすい」と考えている女性が多いようですが、何か特定の食べ物をとることで太るということはありません。
特に、夜遅くに食事をとる場合には、胃腸を早く通過させる、消化の良いものを選ぶことが重要なので、意外かもしれませんが、炭水化物はおすすめです。逆に、油脂などは控えたほうがベターです。
そして、カロリー(エネルギー)をコントロールできる食事がベストといえますので、炭水化物中心のカロリーコントロール食がおすすめといえます。カロリー(エネルギー)コントロールがうまくできれば、忙しくて食事が遅くなりがちな女性でも、十分にダイエットをすることが可能です。最近は、安全で美味しい加工食品なども登場していますので、それらを上手に取り入れるのも良いかもしれません。』
■ 低カロリー化主食商品がぞくぞく登場・・・「夜パスタ」や「夜ラーメン」も!
浅尾氏へのインタビューから、21:00以降の時間帯に夕食をとることが多い人でも、食事内容に気をつければ、十分にダイエットは可能だということがわかった。また、調査で「太るイメージが強い」と思われていた炭水化物は、意外にも「夜遅くの食事」としては、カロリーをとり過ぎさえしなければ、消化を助けるため望ましい食事といえることもわかった。
そんな中、メーカー各社からは、さまざまな種類の低カロリー化主食商品が登場している。中には、「パスタ」や「ラーメン」など、ダイエットの敵と思われているような食べ物も出ているようだ。
低カロリーで手軽、さらに美味しい食品がぞくぞく登場している現在。2011年は、忙しく働く女性たちの中で、夕食に低カロリーの炭水化物をとる「夜パスタ」や「夜ラーメン」などがブームになるかもしれない。
※浅尾 貴子(あさお・たかこ)氏プロフィール
フードコンサルタント、女子栄養大学教員。管理栄養士として健康やダイエット分野のweb・テレビ・雑誌等のメディアでも活躍中。早稲田大学エクステンションセンターの講師でもある。女子栄養大学栄養学部卒業後、早稲田大学大学院商学研究科修了(経営管理修士、MBA)。
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トレンダーズ株式会社 http://www.trenders.co.jp
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