Kaspersky Labレポート:パートナーとの関係性とデジタルプライバシーに関するグローバル調査-1
[18/02/28]
提供元:PRTIMES
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世界全体の回答者の半数がデバイスのパスワードを恋人やパートナーと共有していると回答する一方、日本では17%に留まる
Kaspersky Labが日本を含む世界18カ国で実施した調査によると、約半数がアカウントやデバイスのパスワードを恋人やパートナーに教えおり、デジタルプライバシーの境界線があいまいになってきていることがわかります。また、31%がパートナーの行動をオンラインでチェックしており、二人の関係が悪化すると監視を強化する傾向も明らかになりました。
Kaspersky Labとグローバル調査会社のTolunaは、日本を含む世界18カ国18,000人の男女を対象にデジタルプライバシーに関するオンライン調査※1を実施し、恋人やパートナーとの関係性とデジタルプライバシーの境界線に関するデータを分析しました。
■約半数がパートナーにアカウントやデバイスのパスワードを共有
調査の結果、全体の80%が「カップルのそれぞれが自分のプライベート空間をオンラインでもオフラインでも持つべきだ」と答えていますが、「パートナーとの関係は自身のプライバシー以上に大切だ」との回答も70%にのぼりました。全体の半数※2は、デバイスにアクセスするためのパスワードやパスコードをパートナーに教えており、25%は「パートナーのデバイスに自分の指紋を登録している」と回答しています。多くの人がプライベート空間を持つべきと思いながらも、恋人やパートナーとは、デバイスやオンラインの境界線があいまいになってきていることが分かります。
一方日本人は、「カップルのそれぞれが自分のプライベート空間をオンラインでもオフラインでも持つべきだ」と回答した人は73%であり、日本を含む世界の結果と大差はありませんが、「パートナーとの関係は自身のプライバシー以上に大切だ」と答えた人は56%と世界の結果を下回っています。自分のアカウントのパスワードを教えている人は18%、デバイスのパスワードやパスコードをパートナーに共有している人は17%に留まり、「パートナーのデバイスに自分の指紋を登録している」人は16%でした。日本人はプライベートと交際関係との境界線を、海外よりもハッキリわけているようです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11471/73/resize/d11471-73-919242-0.jpg ]
図:パートナー間での認証情報の共有
(回答者数=世界全体18,000人、うち日本1,000人。世界全体には日本の数値も含む。設問「Q.ご自身やパートナーのデバイスやアカウントについてあてはまる項目を選択してください。」、各項目に「はい/いいえ」を単一選択、数字は各項目に「はい」と回答した人の割合)
■31%がパートナーの行動をオンラインでチェック、二人の関係が悪化すると監視も強化
自分のオンラインやデバイスにパートナーが自由にアクセスできるようになると、オンライン上での行動をさらけ出すことになり、良くも悪くも秘密が露呈することになります。
全体の33%が「どちらかが、相手が共有したくないと思うものを見た」ために口論になったことがあると答えており、オンライン上の行動に関わるプライバシーや秘密が、パートナーとの喧嘩の発端になる場合もあります。また、31%が「オンラインでパートナーの動向を追うことがよくある」と認めています。また、パートナーとの関係が上手くいってない人※3では、このようにオンラインでパートナーの行動をチェックすると回答した人の割合は40%に上昇します。
二人の関係が悪化すると、自分のオンラインでのプライバシーに対する感じ方も変わります。たとえば、「自身のオンラインでのプライバシーが危険にさらされている」と回答した人の割合は、パートナーとの関係が上手くいっていない人では31%に対し、パートナーとの関係が良好な人※4の場合は15%にすぎませんでした。
株式会社カスペルスキーのコンシューマ テクニカル エバンゲリストである保科貴大は、次のように述べています。
「デジタルの世界はふたりの絆を深めることに大いに役立ちますが、プライバシーの線引きが問題となることがあります。スマホのパスワードを教えることは、家の合鍵を渡すこととは異なります。そのスマホにはどれだけ多くのアカウントが登録されていますか?もし同じパスワードを使用していたら、それらすべてのカギを共有することになります。パスワードはたとえ大切な人であっても、だれかと共有するものではありません。まして使いまわすべきものでもありません。秘密も隠し事ないことが信頼につながるのでしょうか。むしろ、互いのプライバシーを尊重し合うことが相手への信頼につながるのではないでしょうか。まずはプライバシーの境界を設定することから始めてみてはいかがですか。」
本調査の詳細レポートは、こちらをご覧ください。
https://blog.kaspersky.co.jp/connected-love-privacy-report/19664/
※1 6か月以上交際をしているパートナーを持つ、世界18か国の18歳以上の男女18,000名(男性9,000名、女性9,000名)を対象。うち日本の対象者は1,000名(男性500名、女性500名)に行ったオンライン調査。実施時期は2018年1月。調査会社はToluna。
※2 自身やパートナーのデバイスやアカウントについての設問に対し「はい」と答えた人の割合。
「パートナーは私のデバイスにアクセスするためのパスワードやパスコードを知っている」52%、「パートナーのデバイスにアクセスするためのパスワードやパスコードを知っている」51%
※3 パートナーとの関係に「安定しているとは言えず、今後は未定」または「ある程度良い関係だがもっと良くできるはず」と回答した人、5,299人。
※4 パートナーとの関係に「素晴らしい関係で幸せだと感じている」または「良好な関係で満足している」と回答した人、12,488人。
■ Kaspersky Lab について
Kaspersky Labは、IT上の脅威から世界を守る「Save the World from IT threats」をミッションとするITセキュリティソリューションベンダーです。1997年の設立以来、ITセキュリティ市場におけるテクノロジーリーダーとして、大企業から個人ユーザーまで幅広いお客様に効果的なセキュリティソリューションを提供しています。また、サイバー犯罪の撲滅を目指し、インターポールをはじめとする世界中の法執行機関に対して、脅威インテリジェンスの提供や捜査への協力を積極的に行っています。事業展開は200の国と地域にわたり、ユーザーは全世界で4億人を数えます。持ち株会社は英国で登記しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11471/73/resize/d11471-73-709895-1.jpg ]
Kaspersky Labが日本を含む世界18カ国で実施した調査によると、約半数がアカウントやデバイスのパスワードを恋人やパートナーに教えおり、デジタルプライバシーの境界線があいまいになってきていることがわかります。また、31%がパートナーの行動をオンラインでチェックしており、二人の関係が悪化すると監視を強化する傾向も明らかになりました。
Kaspersky Labとグローバル調査会社のTolunaは、日本を含む世界18カ国18,000人の男女を対象にデジタルプライバシーに関するオンライン調査※1を実施し、恋人やパートナーとの関係性とデジタルプライバシーの境界線に関するデータを分析しました。
■約半数がパートナーにアカウントやデバイスのパスワードを共有
調査の結果、全体の80%が「カップルのそれぞれが自分のプライベート空間をオンラインでもオフラインでも持つべきだ」と答えていますが、「パートナーとの関係は自身のプライバシー以上に大切だ」との回答も70%にのぼりました。全体の半数※2は、デバイスにアクセスするためのパスワードやパスコードをパートナーに教えており、25%は「パートナーのデバイスに自分の指紋を登録している」と回答しています。多くの人がプライベート空間を持つべきと思いながらも、恋人やパートナーとは、デバイスやオンラインの境界線があいまいになってきていることが分かります。
一方日本人は、「カップルのそれぞれが自分のプライベート空間をオンラインでもオフラインでも持つべきだ」と回答した人は73%であり、日本を含む世界の結果と大差はありませんが、「パートナーとの関係は自身のプライバシー以上に大切だ」と答えた人は56%と世界の結果を下回っています。自分のアカウントのパスワードを教えている人は18%、デバイスのパスワードやパスコードをパートナーに共有している人は17%に留まり、「パートナーのデバイスに自分の指紋を登録している」人は16%でした。日本人はプライベートと交際関係との境界線を、海外よりもハッキリわけているようです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11471/73/resize/d11471-73-919242-0.jpg ]
図:パートナー間での認証情報の共有
(回答者数=世界全体18,000人、うち日本1,000人。世界全体には日本の数値も含む。設問「Q.ご自身やパートナーのデバイスやアカウントについてあてはまる項目を選択してください。」、各項目に「はい/いいえ」を単一選択、数字は各項目に「はい」と回答した人の割合)
■31%がパートナーの行動をオンラインでチェック、二人の関係が悪化すると監視も強化
自分のオンラインやデバイスにパートナーが自由にアクセスできるようになると、オンライン上での行動をさらけ出すことになり、良くも悪くも秘密が露呈することになります。
全体の33%が「どちらかが、相手が共有したくないと思うものを見た」ために口論になったことがあると答えており、オンライン上の行動に関わるプライバシーや秘密が、パートナーとの喧嘩の発端になる場合もあります。また、31%が「オンラインでパートナーの動向を追うことがよくある」と認めています。また、パートナーとの関係が上手くいってない人※3では、このようにオンラインでパートナーの行動をチェックすると回答した人の割合は40%に上昇します。
二人の関係が悪化すると、自分のオンラインでのプライバシーに対する感じ方も変わります。たとえば、「自身のオンラインでのプライバシーが危険にさらされている」と回答した人の割合は、パートナーとの関係が上手くいっていない人では31%に対し、パートナーとの関係が良好な人※4の場合は15%にすぎませんでした。
株式会社カスペルスキーのコンシューマ テクニカル エバンゲリストである保科貴大は、次のように述べています。
「デジタルの世界はふたりの絆を深めることに大いに役立ちますが、プライバシーの線引きが問題となることがあります。スマホのパスワードを教えることは、家の合鍵を渡すこととは異なります。そのスマホにはどれだけ多くのアカウントが登録されていますか?もし同じパスワードを使用していたら、それらすべてのカギを共有することになります。パスワードはたとえ大切な人であっても、だれかと共有するものではありません。まして使いまわすべきものでもありません。秘密も隠し事ないことが信頼につながるのでしょうか。むしろ、互いのプライバシーを尊重し合うことが相手への信頼につながるのではないでしょうか。まずはプライバシーの境界を設定することから始めてみてはいかがですか。」
本調査の詳細レポートは、こちらをご覧ください。
https://blog.kaspersky.co.jp/connected-love-privacy-report/19664/
※1 6か月以上交際をしているパートナーを持つ、世界18か国の18歳以上の男女18,000名(男性9,000名、女性9,000名)を対象。うち日本の対象者は1,000名(男性500名、女性500名)に行ったオンライン調査。実施時期は2018年1月。調査会社はToluna。
※2 自身やパートナーのデバイスやアカウントについての設問に対し「はい」と答えた人の割合。
「パートナーは私のデバイスにアクセスするためのパスワードやパスコードを知っている」52%、「パートナーのデバイスにアクセスするためのパスワードやパスコードを知っている」51%
※3 パートナーとの関係に「安定しているとは言えず、今後は未定」または「ある程度良い関係だがもっと良くできるはず」と回答した人、5,299人。
※4 パートナーとの関係に「素晴らしい関係で幸せだと感じている」または「良好な関係で満足している」と回答した人、12,488人。
■ Kaspersky Lab について
Kaspersky Labは、IT上の脅威から世界を守る「Save the World from IT threats」をミッションとするITセキュリティソリューションベンダーです。1997年の設立以来、ITセキュリティ市場におけるテクノロジーリーダーとして、大企業から個人ユーザーまで幅広いお客様に効果的なセキュリティソリューションを提供しています。また、サイバー犯罪の撲滅を目指し、インターポールをはじめとする世界中の法執行機関に対して、脅威インテリジェンスの提供や捜査への協力を積極的に行っています。事業展開は200の国と地域にわたり、ユーザーは全世界で4億人を数えます。持ち株会社は英国で登記しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11471/73/resize/d11471-73-709895-1.jpg ]