2020年上半期スマートウォッチグローバル市場、Apple、Garmin、Huaweiが牽引し、売上は20%増加
[20/08/26]
提供元:PRTIMES
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スマートウォッチグローバル市場トップ3社で2020年上半期の売上全体の69%を占めた。
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、COVID-19が流行し、2020年上半期の出荷は、昨年と同程度に留まったにも関わらず、スマートウォッチグローバル市場は売上20%増と健全な成長を遂げたという調査結果を含むIoTサービスによる最新調査を発表致しました。
図1: スマートウォッチグローバル市場出荷額シェア 2019年上半期 vs 2020年上半期
[画像1: https://prtimes.jp/i/33140/73/resize/d33140-73-216541-1.png ]
スマートウォッチ市場の動向について、シニアアナリストのSujeong Lim氏は以下の通りコメントしています。
「COVID-19で2020年上半期に大打撃を受けたスマートフォンや、その他の多くの商品セグメントと比較して、スマートウォッチは依然として人気商材のポジションを獲得している。消費者の健康志向等の理由によりウェアラブル需要が増す中で、2020年の上半期には、4,200万台近くのスマートウォッチが出荷された。インドでは前年同期比+57%、欧州では前年同期比+9%、米国では前年同期比+5%と、COVID-19の影響が最も大きかった国々において、スマートウォッチは健全な伸びを示し、他の市場の減少を補っている。」
Lim氏はさらに下記の通り付け加えています。
「Appleが相変わらず販売ボリューム、提供価値の両方の面において、スマートウォッチ市場を支配している。Apple Watch S5モデルで大きな需要を獲得することができた為、Appleは売上において市場の半分を獲得するという記録を作った。台数ベースでは、Apple Watchは全世界で22%成長し、また、欧州と北米が2020年上半期に最も速く成長した市場となった。」
スマートウォッチ市場における競争に関して、調査担当VPのNeil Shah氏は以下の通りコメントしています。
「Huaweiは前年同期比+57%と販売台数を伸ばし、2020年上半期の出荷ベース世界第2位に躍り出た。Huaweiのスマートウォッチの中でもWatch GT2シリーズの需要は中国国内とアジアで需要が極めて大きく、出荷台数はさきほどの2つの地域で9割の伸びを示した。売上ベースで世界第2位のGarminはスポーツ好きやアスリートをしっかり獲得したことにより、続けて大きな成長を遂げた。GarminのForerunnerとFenixシリーズの需要は前年同期比+31%と健全に伸びたことにより、スマートウォッチ市場において最も広い商品ポートフォリオを揃えることができた。ちなみに、Garminの主要市場は依然として欧州と北米にある。」
急成長しているスマートウォッチメーカーに関して、Shah氏は続けて以下の通り述べています。
「Amazfit(前年同期比+51%)とXiaomi(前年同期比+47%)は、商品ラインナップを充実させ、各地域への販売チャネルを整備したことで、共に大きな伸びをみせた。中国、インド、およびその他のアジアが両社の成長戦略の主要市場である。Samsungの上半期は向かい風で停滞を余儀なくされたが、下半期に投入予定のGalaxy Watch 3である程度需要を取り戻せそうである。Fitbit、Ticwatch、Suuntoにとっては、GarminやAppleとの激しい競争に晒された上半期だったが、再び主導権を握り、秋以降のホリデーシーズンの需要を呼び込もうとしている。」
図2: スマートウォッチグローバル市場におけるベストセラー機種 2020年上半期・出荷台数ベース
[画像2: https://prtimes.jp/i/33140/73/resize/d33140-73-867598-2.png ]
スマートウォッチに関するその他の動きについて、リサーチディレクターJeff Fieldhack氏は以下の通りコメントしています。
「GoogleのWearOSはスマートウォッチ市場のおよそ10%を占め、Apple WatchOSの市場シェアを追っている。HuaweiのLite OSとAmazfitのAmazfit OSも急速に伸びている。加えて、セルラー(携帯)接続できるスマートウォッチが増えており、割合として4台に1台を上回るようになっているため、Qualcommなどチップメーカーが潤っている。心拍モニターは今やスマートウォッチのほぼ6割に搭載されている。今後の機種では、転倒検知とSpO2(酸素飽和度)測定が一般的になるだろう。この形状は、追加されたセンサーや大容量の電池の搭載に有利なため、デザインとしては、四角い形状がスマートウォッチの2/3を占めている。電池寿命とCPU性能とが飛躍的に向上しつつあり、端末が充電器に置かれたままにならず、心拍・睡眠などの継続的なモニタリングが可能になってきている。太陽光による充電の進歩も、生体センシングの向上に繋がるだろう。今後も、フィットネスや健康に重点が置かれると私たちは予想している。」
詳細なスマートウォッチの出荷データ(モデル・地域別)は、購読者の皆様へ下記リンク先にある弊社のリサーチポータルよりご提供中しています。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/Individual/2030
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、COVID-19が流行し、2020年上半期の出荷は、昨年と同程度に留まったにも関わらず、スマートウォッチグローバル市場は売上20%増と健全な成長を遂げたという調査結果を含むIoTサービスによる最新調査を発表致しました。
図1: スマートウォッチグローバル市場出荷額シェア 2019年上半期 vs 2020年上半期
[画像1: https://prtimes.jp/i/33140/73/resize/d33140-73-216541-1.png ]
スマートウォッチ市場の動向について、シニアアナリストのSujeong Lim氏は以下の通りコメントしています。
「COVID-19で2020年上半期に大打撃を受けたスマートフォンや、その他の多くの商品セグメントと比較して、スマートウォッチは依然として人気商材のポジションを獲得している。消費者の健康志向等の理由によりウェアラブル需要が増す中で、2020年の上半期には、4,200万台近くのスマートウォッチが出荷された。インドでは前年同期比+57%、欧州では前年同期比+9%、米国では前年同期比+5%と、COVID-19の影響が最も大きかった国々において、スマートウォッチは健全な伸びを示し、他の市場の減少を補っている。」
Lim氏はさらに下記の通り付け加えています。
「Appleが相変わらず販売ボリューム、提供価値の両方の面において、スマートウォッチ市場を支配している。Apple Watch S5モデルで大きな需要を獲得することができた為、Appleは売上において市場の半分を獲得するという記録を作った。台数ベースでは、Apple Watchは全世界で22%成長し、また、欧州と北米が2020年上半期に最も速く成長した市場となった。」
スマートウォッチ市場における競争に関して、調査担当VPのNeil Shah氏は以下の通りコメントしています。
「Huaweiは前年同期比+57%と販売台数を伸ばし、2020年上半期の出荷ベース世界第2位に躍り出た。Huaweiのスマートウォッチの中でもWatch GT2シリーズの需要は中国国内とアジアで需要が極めて大きく、出荷台数はさきほどの2つの地域で9割の伸びを示した。売上ベースで世界第2位のGarminはスポーツ好きやアスリートをしっかり獲得したことにより、続けて大きな成長を遂げた。GarminのForerunnerとFenixシリーズの需要は前年同期比+31%と健全に伸びたことにより、スマートウォッチ市場において最も広い商品ポートフォリオを揃えることができた。ちなみに、Garminの主要市場は依然として欧州と北米にある。」
急成長しているスマートウォッチメーカーに関して、Shah氏は続けて以下の通り述べています。
「Amazfit(前年同期比+51%)とXiaomi(前年同期比+47%)は、商品ラインナップを充実させ、各地域への販売チャネルを整備したことで、共に大きな伸びをみせた。中国、インド、およびその他のアジアが両社の成長戦略の主要市場である。Samsungの上半期は向かい風で停滞を余儀なくされたが、下半期に投入予定のGalaxy Watch 3である程度需要を取り戻せそうである。Fitbit、Ticwatch、Suuntoにとっては、GarminやAppleとの激しい競争に晒された上半期だったが、再び主導権を握り、秋以降のホリデーシーズンの需要を呼び込もうとしている。」
図2: スマートウォッチグローバル市場におけるベストセラー機種 2020年上半期・出荷台数ベース
[画像2: https://prtimes.jp/i/33140/73/resize/d33140-73-867598-2.png ]
スマートウォッチに関するその他の動きについて、リサーチディレクターJeff Fieldhack氏は以下の通りコメントしています。
「GoogleのWearOSはスマートウォッチ市場のおよそ10%を占め、Apple WatchOSの市場シェアを追っている。HuaweiのLite OSとAmazfitのAmazfit OSも急速に伸びている。加えて、セルラー(携帯)接続できるスマートウォッチが増えており、割合として4台に1台を上回るようになっているため、Qualcommなどチップメーカーが潤っている。心拍モニターは今やスマートウォッチのほぼ6割に搭載されている。今後の機種では、転倒検知とSpO2(酸素飽和度)測定が一般的になるだろう。この形状は、追加されたセンサーや大容量の電池の搭載に有利なため、デザインとしては、四角い形状がスマートウォッチの2/3を占めている。電池寿命とCPU性能とが飛躍的に向上しつつあり、端末が充電器に置かれたままにならず、心拍・睡眠などの継続的なモニタリングが可能になってきている。太陽光による充電の進歩も、生体センシングの向上に繋がるだろう。今後も、フィットネスや健康に重点が置かれると私たちは予想している。」
詳細なスマートウォッチの出荷データ(モデル・地域別)は、購読者の皆様へ下記リンク先にある弊社のリサーチポータルよりご提供中しています。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/Individual/2030
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/