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「病気と闘う経験、強みやスキルに」〜IBD(炎症性腸疾患)患者の当社代表・長井が、就職活動に臨む患者様にキャリア形成の考え方などを伝えました〜

企業の採用、人材育成を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区)の代表取締役・長井亮は11月26日、潰瘍性大腸炎の当事者として、世界最大級のヘルスケアカンパニー ジョンソン・エンド・ジョンソングループの医薬品部門であるヤンセンファーマ株式会社(本社:千代田区、以下ヤンセン)主催のイベントで、就職活動に臨むIBD患者の学生様に、病気とキャリアを両立するヒントに関して話をしました。このイベントは、ヤンセンが2019年より始めた「IBDとはたらくプロジェクト」の一環。長井は「難病のリスクと闘う経験は、強みやスキルとして前向きに伝えることができる」と自身の経験から伝えました。




イベント概要


イベント名:「働くことが楽しみになるイベント〜就活生・はたらき始めの皆さんへ〜」
日程:2023年11月26日
場所:WeWork 品川(東京都港区高輪4-10-18 京急第1ビル 13F)
主催:ヤンセンファーマ株式会社
参加者:就職活動を意識し始めたIBD患者の学生様
講演者:下記のメンバーでパネルディスカッションをしました。
IBDがご専門の江崎幹宏・佐賀大学医学部教授(消化器内科)
IBD患者で、キャリアコンサルタントの当社代表・長井
IBD患者の方2名(司会者も含む)

IBD(Inflammatory Bowel Disease:炎症性腸疾患)とは


潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症が起きることで、慢性的な腹痛や下痢などを繰り返す原因不明の病気で、国の難病に指定されています。主にクローン病と潰瘍性大腸炎を指し、患者様は外出先でトイレに行きたくなる、腹痛で動けなくなるなど日常生活で不安や悩みに直面します。近年、患者様の数は増加傾向にあり、国内にクローン病約7万人、潰瘍性大腸炎約22万人がいるとされます[i]。10〜20代の若年層に発生しやすい傾向があります[ii]。
IBDとはたらくプロジェクト


難病を抱えながら自分らしく働くことが、当たり前になってほしいとの思いから2019年5月、ヤンセンファーマ株式会社が立ち上げたIBDの疾患啓発活動です。就職活動で企業に病気を伝えると不利になると恐れたり、職場の理解不足で離職に至ったりするなど、当事者にとって、病気と仕事の両立は大きな課題です。プロジェクトではこうした問題に向き合い、社会・企業の理解を促進することで、働きやすい環境作りを目指しています。
?特設サイト https://www.ibd-life.jp/project/hataraku/

「病気に向き合う経験、スキルや強みに」当社・長井の話


潰瘍性大腸炎を発症したのは、大学受験浪人中の1994年5月です。誰しも一時的な腹痛や便意に悩むことはあると思いますが、それが慢性的に起きる病気です。日常生活を送れなくなり、勉強にも支障を来しました。

大学では空手部に所属したものの、体育会系特有の飲み会、ハードな練習との両立には不安が付きまといました。就職活動でも、難病を抱えていると選考中の企業に打ち明けるとどのように受け止められるのか、内定承諾後も何をどこまで開示するべきなのか、戸惑ったように思います。

あれから20年以上たち、キャリアコンサルタントの資格を取得、2009年から企業の採用や人材育成を支援する会社を経営しています。周囲に打ち明けられず、悩む人も多いでしょう。しかし、発想を変えることでこれまで病気と向き合い培ってきた考え方・ものの見方は、自分のビジネスの強みにもなると気づきました。

例えば、仕事先やオフィスでトイレの場所を予め確認するなど、健康な方が気付かない当事者の視点で物事に配慮できることもそうですし、そもそも自分の身に突然起きた病気にどう対処し、どんなリスクを想定して
生活してきたのか。一連の出来事に対する対処自体が「危機管理」のスキルと言えるかもしれません。

仮に選考に落ちても、病気だから不合格になったと捉えるのではなく「自分のタイプが、もともと会社に雰囲気に合わなかったのかな」と考える程度で構わないと私は思います。昨今はリモートワークなどで働き方の多様化が進み、自分の症状に合わせて、自分らしく働ける選択肢が広がっています。

社会や企業の正しい理解、適切な支援が必要なのはもちろんですが、病気を卑下することなく、自分が闘っている経験を開示することを試みてほしいと願います。それが、社会を動かす力にもなると信じます。が闘っている経験を開示することを試みてほしいと願います。それが、社会を動かす力にもなると信じます。

長井亮(ながい りょう)プロフィール


[画像: https://prtimes.jp/i/12430/74/resize/d12430-74-beeb095fb8ff7a32ff2a-0.png ]

1999年、青山学院大学経済学部卒。株式会社リクルートエイブリック(現リクルート)に入社。 連続MVP受賞などトップセールスとして活躍後、2009年に人材採用支援会社、株式会社アールナインを設立。 2,000社以上の経営者・採用担当者、5,000人以上の就職・転職の相談実績を持つ。北陸学院大学で非常勤講師を務めるなど全国で学生・働く人、経営者に 年約100回のキャリア・採用・育成・定着に関する講演、研修も行う。 キャリア形成に対する啓蒙活動及びキャリア・スペシャリストの普及を図る、一般社団法人国際キャリア・コンサルティング協会の代表理事として、 人材プロフェッショナルの育成にも取り組む。


[i]難治性炎症性腸管障害に関する調査研究(鈴木班) http://www.ibdjapan.org/patient/pdf/01.pdf
[ii] 難病情報センターhttps://www.nanbyou.or.jp/entry/62

■株式会社アールナイン 会社概要
〜人が介在することで、【活き生き】と働ける世界を〜
採用、人材育成、社員の定着など企業が抱える様々な課題を、人事・採用・教育など各分野で豊富な経験を持つ当社の人材プロフェッショナル(約1,450名)が介在して解決。個人や組織の選択肢や可能性が広がるよう支援します。企業の悩みに合わせたサービス提供で2009年の設立以来、約630社の取引実績があります。
社 名:株式会社アールナイン(R09) https://r09.jp/
代 表:長井 亮(ながい りょう)
設 立:2009 年 7 月 10 日
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目17番 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5F
事業内容:採用コンサルティング、採用実務アウトソーシング、社外面談代行、教育研修
国際キャリアコンサルティング協会運営(https://icca-japan.or.jp/
T E L:03-6205-4499 /F A X:03-6800-2033
E -MAIL:r09-press@r09.jp
<当社の事業内容について>
近年、企業に代わって外部のプロが採用を担う採用代行(RPO)が広がっています。人事担当者のマンパワー
不足、採用業務の複雑化、より客観的に人材を見極められる第三者の視点を求める需要などが背景にあります。当社は、キャリアコンサルタントの資格や企業人事などの経験を持つ社外の業務委託「パートナー」と連携し、法人の採用、人材育成、従業員定着を総合的に支援しています。いつでもご取材ください。
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