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富士通とLPI-Japan、「PostgreSQL」技術者育成におけるパートナーシップを締結

〜「富士通ミドルウェアマスター」にLPI-Japanの「OSS-DB技術者認定試験」を採用〜

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下、富士通)と、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(本部:東京都港区、理事長:成井弦、以下、LPI-Japan)は、このたび、業務システムにおいて採用が進んでいるオープンソースソフトウェア(以下、OSS)のデータベースの一つである「PostgreSQL(注1)」の技術者育成に向けてパートナーシップを締結しました。
LPI-Japanは、OSS/LinuxなどのIT技術者の技術力の認定制度を中立公正な立場で運営するNPO法人です。富士通は、LPI-Japanと連携し、富士通のミドルウェア関連の技術者認定制度「富士通ミドルウェアマスター」の資格試験の一部に、基準のRDBMS(注2)として「PostgreSQL」を採用しているLPI-Japanの「OSS-DB技術者認定試験 Silver(以下、OSS-DB Exam Silver)」を取り入れ、4月1日より試験の申し込みを開始します。




今回の連携により、「OSS-DB Exam Silver」に合格することで、「富士通ミドルウェアマスター」の一つとして「PostgreSQL」の導入・運用が可能な技術者を認定する新しい資格「FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard」とLPI-Japanの「OSS-DB Silver」の2つの資格を同時に取得することが可能になります。
富士通とLPI-Japanは、本連携を通じて双方の資格認定者を増加させることで、ニーズが高まるOSSデータベース技術者の技術力向上に貢献していきます。

本リリースは富士通からも配布しております。
LPI-JapanのURL: http://oss-db.jp/news/press/20170331_01.shtml
富士通のURL: http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/03/31-1.html

【 背景 】
 近年、デジタル革新を実現するSoE(注3)領域に向けて、企業のIT投資が業務効率化から事業拡大のための投資へと移り、今までの事業モデルが大きく変わってきています。こうした中、インターネットを通じて取り扱うデータ量は急速に拡大しており、OSSデータベースの活用が拡大しています。OSSデータベースの中でも「PostgreSQL」は、多くの企業において採用が進む一方で、導入や運用が可能な専門技術者が不足しているため、その育成が急務となっています。
 このような課題に対応するため、富士通とLPI-Japanは、富士通の提供する「富士通ミドルウェアマスター」にLPI-Japanの「OSS-DB Exam Silver」を採用し、双方の資格認定者の増加によって「PostgreSQL」技術者のスキル向上や活躍の場の拡大を目指します。

【 概要 】
1.富士通のミドルウェア技術者認定資格 「富士通ミドルウェアマスター」について
「富士通ミドルウェアマスター」は、富士通のミドルウェア製品を扱う技術者を対象に様々な試験を実施することで、その合格者に対し富士通が資格を認定する制度で、「データベース」、「アプリケーション基盤」、「運用管理」、「セキュリティ」、「クラウド」、「モバイル」、「セールス」の7分野の資格があります。富士通のミドルウェアの構築・運用に必要なスキル・技術力向上の推進を目的に2002年より認定を開始し、現在約4万人の認定者を輩出しています。
 今回、「富士通ミドルウェアマスター」の「データベース」の資格試験に、LPI-Japanの「OSS-DB Exam Silver」を採用し、以下の資格を新設します。
(1)「FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard」
  資格取得条件:「OSS-DB Exam Silver」の合格
  認定者:「PostgreSQL」を基にシステムの設計・開発・導入・運用が可能な技術者
(2)「FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Enterprise」
  資格取得条件:「OSS-DB Exam Silver」の合格+富士通のe-learning受講
  認定者:「PostgreSQL」に富士通の技術を組み込み設計・開発・導入・運用ができる技術者
[画像1: https://prtimes.jp/i/1271/75/resize/d1271-75-816041-0.jpg ]

2.LPI-Japan の「OSS-DB技術者認定試験」について
[画像2: https://prtimes.jp/i/1271/75/resize/d1271-75-526183-1.jpg ]

 本認定試験は、LPI-Japanが2011年7月1日より実施している、OSSデータベースに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に中立的な立場で認定するIT技術者認定試験です。本試験は、「PostgreSQL」を基準のRDBMSとして採用しています。
 「PostgreSQL」の基本的な設計・開発・導入・運用ができる技術者を認定する「OSS-DB Exam Silver」、「PostgreSQL」を用いた大規模なデータベースシステムの改善・運用管理・コンサルティングが可能な技術者を認定する「OSS-DB Exam Gold」の2種類の試験があり、「OSS-DB Exam Silver」に合格することによって「OSS-DB Silver」、さらに「OSS-DB Exam Gold」に合格することによって「OSS-DB Gold」の資格を取得できます。

【 今後の展開 】
 富士通は、本連携を通じて「PostgreSQL」技術者の育成を強化し、富士通グループ全体で、2018年3月末までに「OSS-DB Exam Silver」の合格者が1,000名規模に増えることを見込んでいます。
 富士通とLPI-Japanは、今後も「PostgreSQL」を始めとしたOSSの技術開発やその普及に取り組み、OSSの発展に貢献していきます。

【 商標について 】
記載されている製品名などの固有名詞は、各法人の商標または登録商標です。

【 注釈 】
(注1)PostgreSQL:
カリフォルニア大学バークレー校で開発されたデータベースシステム「POSTGRES」を元に、PostgreSQL Global Development Groupによって開発・維持されているOSSのデータベース。
(注2)RDBMS:
Relational Database Management Systemの略。リレーショナルデータベースを管理するためのソフトウェアの総称。
(注3)SoE:
System of Engagementの略。お客様のビジネスプロセス革新や新ビジネス創造などのデジタル革新を実現するシステム。

【 関連リンク 】
・「富士通ミドルウェアマスター」について:
 http://www.fujitsu.com/jp/products/software/resources/mwmaster/
・デジタル革新を支えるOSSデータベース新製品「Enterprise Postgres」を販売開始
 (2016年11月11日 富士通プレスリリース):
 http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/11/11.html
・LPI-JapanのOSS-DB 技術者認定試験について:
 http://oss-db.jp/
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