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Craif、国立がん研究センター東病院と2つの共同研究を開始

Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀬 隆一、以下Craif)は、国立研究開発法人国立がん研究センター(所在地:東京都中央区、理事長:中釜 斉、以下国立がん研究センター)と共同研究契約を締結しました。本契約の締結により、Craifと国立がん研究センター東病院(病院長:大津 敦、研究責任者:国立がん研究センター東病院 副院長/呼吸器内科 後藤 功一)は「肺がんにおける周術期個別化医療の確立を目指した遺伝子スクリーニングと微小残存病変のモニタリングのための多施設共同前向き観察研究(LC-SCRUM-Advantage/MRD)」、及び「肺がん患者における尿中 microRNA 解析の検討」に向けた共同研究を開始します。


2つの研究について

1. 肺がんにおける周術期個別化医療の確立を目指した遺伝子スクリーニングと微小残存病変のモニタリングのための多施設共同前向き観察研究(LC-SCRUM-Advantage/MRD)
 LC-SCRUM-Advantage/MRDでは、手術予定の早期非小細胞肺がんの遺伝子解析を行い、早期非小細胞肺がんにおける遺伝子変化の特徴を明らかにし、手術前後の個別化医療の確立を目指します。また、肺がんの治療中および治療後に、定期的に血中循環腫瘍DNA(ctDNA)や尿中microRNA(miRNA)解析を行い、微小残存病変(MRD)の評価が、肺がん治療後の再発や治療効果予測につながるかどうか検討します。

2. 肺がん患者における尿中 microRNA 解析の検討
 肺がんは、近年の年齢調整死亡率の年次推移は、男女ともに減少していますが、年間約7 万人が死亡している予後不良な疾患です。肺がん患者の予後改善には早期診断が重要と考えられていますが、感度の優れた診断バイオマーカーの開発には至っていません。この研究では、肺がん患者の保存尿を用いて、LC-SCRUM-Advantage/MRDと同様のmiRNA 解析を行い、尿中miRNAの長期安定性について検討すると共に、miRNA 解析結果と臨床情報との関連性についても検討します。


Craifについて

 Craifは、2018年5月創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。日本が誇る素材力を用いて尿からマイクロRNAを網羅的に捕捉し、AI(人工知能)を組みあわせて医療に応用することで、がん領域を中心に、疾患の早期発見や個別化医療を実現するための次世代検査開発に取り組んでいます。医療・ヘルスケア領域において世界をリードする企業・組織との協業を通じて、当社のビジョンである“人々が天寿を全うする社会の実現”を推進いたします。詳細については、https://craif.com/をご覧ください。
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