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ダムや、河川、湖、貯水池の分析に。水域の変化を表すデータから土地を評価できるWebGISサービス『天地人コンパス WaterWatch α』を開発。アカウント登録の必要なく無料で利用可能

無料、かつ、アカウント登録なしで利用可能

JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都中央区 代表取締役 櫻庭康人)は、水域の変化を表すデータから土地を評価できるWebGISサービス『天地人コンパス WaterWatch α』の提供を開始しました。天地人コンパス WaterWatch αは、無料、かつ、アカウント登録なしでご使用いただけます。

URL:
https://waterwatch.compass.tenchijin.co.jp/map




[画像1: https://prtimes.jp/i/45963/76/resize/d45963-76-d0ed2946c7642f24cd0f-0.jpg ]

『天地人コンパス WaterWatch α』とは


天地人コンパスは、地球観測衛星の宇宙ビッグデータをはじめとする様々なデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行う土地評価サービスです。農業生産から都市開発まで、様々な目的に合わせてカスタマイズすることが可能となっており、ビジネスにおいて最適な土地を宇宙から見つけられます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/45963/76/resize/d45963-76-e7dbe1273eea76bcdb58-0.png ]

世界中のどんな地域でも比較できるので、農業分野での栽培適地、および、栽培に適した品種をお探しの企業や農家、再生可能エネルギーの活用をお考えの企業、海外に移住を考えられている方まで、幅広く活用いただいています。

天地人コンパス WaterWatch αは、東南アジアでの洪水被害に注目したエンジニアインターン生が中心となり開発されました。洪水被害を最小限に抑えるためには、ダムの維持管理の効率性を高め、水資源の有効な利用に繋げることが重要なため、ダムの維持管理の効率を挙げるシステムの必要性を感じました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/45963/76/resize/d45963-76-4ac7a3d39e41aa86e109-0.png ]


本サービスでは、指定した水域の時系列の水域面積割合の変化を表示することが可能です。表示されたグラフのプロット上を選択すると、ほぼタイムラグ無しで日付と面積割合、その時の水域面積の画像が表示され、基準となる水域面積とどのくらい異なるかを判断できます。

現在、日本の128箇所のダムの管理は、政府直轄事業者や地方自治体、電気事業者および一部の民間企業が行っており、データの活用が難しいという現状がありますが、衛星データを活用することで、過去の水域面積情報を取得し、継続的な変化を追うことや遠隔地の水域を一括でモニタリングすることが期待されており、効率化が見込まれます。

以下に、本サービスの活用案についてご紹介します。

1.ダム流入量予測システムの精度向上

東南アジアでは、大規模な降雨による洪水が頻発しており、最近は日本でも同じような状況が起きています。衛星データからの水位情報を活用することで、ダムからの水の放出量の判断のサポートが可能となり、ダム管理会社の人手不足解消やリモート管理推進に貢献することが期待されます。

2.水量予測によるハザードマップ作成、船の航行安全確認、水質管理

本サービスでは、水域面積のモニタリングを行いますが、過去の水量のデータを取得し解析することで天候によって左右される水量の予測が可能になると期待されています。この技術を活用し、洪水によって危険になる場所を把握するためのハザードマップや船が航行できる水量があるかを確認するシステム、農業や浄水場での水質管理などの活用方法が可能となります。

柔軟な活用法でSDGsに貢献

本サービスは水域面積の分析をするだけでなく、幅広い持続可能な開発に貢献することができます。水資源という切り口から、インフラや生物多様性、脱炭素や農業など様々な分野と組み合わせ、より効率的な事業開発を目指します。

天地人コンパス WaterWatch α 搭載の水域データは今後随時更新・追加していく予定です。生物多様性、エネルギー、防災など、幅広い視点で、関心ある水域やニーズをぜひお寄せいただけますと幸いです。


天地人コンパス WaterWatch α の開発に関わったメンバーのコメント



エンジニア・庄 晋太郎
天地人コンパス WaterWatch α の開発にあたり、衛星画像の解析を担当しました。本サービスでは、Web上で簡単に水域を選んで、面積の変化を追ったり、周辺の衛星画像を見たりできます。衛星データの強みを活かし、広範囲に分布する水域を見比べたり、過去に遡って変化を追ったりできるのがユニークな点です。同じ目線で見れば変化の少ないように感じる河川や湖、貯水池であっても、衛星と同じ上空からの目線で見てみると、自然や人間の営みによって時々刻々と変化していることに気づいていただけると思います。周囲の環境や季節変化などとともに、ぜひ身近な水域の移ろいをWatchしてみてください。

国際事業開発・浅羽 慶太郎
天地人コンパス WaterWatch α の海外営業にあたり、本サービスがどのようなニーズにお応えできるか調査を進めています。海外の国によっては、洪水の1要因である(ダム等の)水域が、国境の向こう側の隣国沿いにある場合があります。また国によっては、大河の下流に位置する事でその恩恵を受けているのですが、その上流にあるダムの運用に影響を受ける場合もあります。これらのように、他国の水域も定期的にモニタリングできることが本サービスの強みであると思います。水域近辺の土地開発・不動産のリスク管理、ダム等水域の維持・管理にもお役に立てるのではないかと調査を進めています。

天地人コンパス


天地人コンパスは、地球観測衛星のビッグデータをはじめとする様々なデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行う土地評価サービスです。農業生産から都市開発まで、様々な目的に合わせてカスタマイズすることが可能となっており、ビジネスにおいて最適な土地を宇宙から見つけることができます。

これまで、宇宙から稲の栽培環境をモニタリングし、より美味しいお米の栽培を目指す「宇宙ビッグデータ米」プロジェクトや、キャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクト、複数の土地の類似性を気象の観点から評価するプロジェクトなどにサービスを活用してきました。

衛星データというと、多くの方が衛星から撮影した写真を思い浮かべると思います。衛星から撮影した画像は代表的な衛星データではありますが、天地人コンパスは、降水量などの気象情報や、3Dマップに代表される地形情報、赤外線によって観測される地表面温度なども世界中のあらゆる場所で取得可能です。

また、天地人コンパスでは、お客さまが元々お持ちの地上データや、実績データなどを重ね合わせて、複合的に分析することもできます。

利用方法
『天地人コンパス』フリープラン
・料金:無料
・対応言語:日本語、英語
・対応ブラウザ:Google Chromeを推奨、PCのみ対応
・『天地人コンパス』フリープラン
https://tenchijin.co.jp/compass/
・天地人コンパス WaterWatch α
https://waterwatch.compass.tenchijin.co.jp/map

■株式会社 天地人 会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階 THE E.A.S.T. 日本橋一丁目 ROOM13
代表者:代表取締役 櫻庭康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
サイトURL:https://tenchijin.co.jp/

文章 / 寺田胡桃
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