「歯周病発見AIアプリケーション」が厚生労働省「歯周病等スクリーニングツール開発支援事業」に選定
[23/10/03]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が開発を進めている「歯周病発見AIアプリケーション」が、厚生労働省の主導する「歯周病等スクリーニングツール開発支援事業」※1(以下、本事業)に選定されました。
歯周病は、心疾患や脳卒中のリスク因子、糖尿病の悪化因子としても知られていますが、自覚症状が少なく、 対象者自身では発見しにくい疾患で、重症化を防ぐには早期発見・早期治療が重要とされています。
しかし、歯周病検診の受診率は低く、歯周病の罹患率の高さに対する改善が課題となっています。この課題解決に向け、東北大学大学院歯学研究科と共同開発中の「歯周病発見AI」※2を用いて、スマートフォンやタブレットで 歯ぐきを撮影した画像から歯周病に罹患している可能性を簡易に判定する「歯周病発見AIアプリケーション」※3 (以下、本アプリケーション)を歯周病スクリーニングツールとしてドコモが実用にむけた実証を行います。
本事業は、2023年8月18日(金)から2024年3月29日(金)の期間で、本アプリケーションに歯ぐきを撮影しやすいように補助する機能や、歯周病の早期発見・早期治療に繋げるために利用者へ提示するメッセージを入れ替える機能などを追加開発し、より簡易的かつ受診勧奨効果の高い歯周病スクリーニングツールをめざして改良を行います。
また、本アプリケーションで撮影された画像の品質や搭載されたAIの判定精度の検証を、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づく倫理審査委員会による承認のもと、臨床研究として行います。
本アプリケーションの主な利用シーンとして、医科の健診会場に訪れた受診者に対し、会場に設置したタブレットを使い、歯周病罹患可能性を判定する健診利用を想定しております。富山県歯科医師会協力のもと、実証フィールドとして富山県下の自治体を予定しております。住民のみなさまに本アプリケーションを体験いただき、簡易に歯周病の罹患可能性の把握ができるかの検証を通して、実用化をめざします。
ドコモは2022年2月に「第二種医療機器製造販売業」の許可を取得、「医療機器製造業」を登録し、医療機器プログラムの開発体制を既に構築しております※4。今後は、本事業への参画をはじめ、本アプリケーションの医療機器承認取得をめざし、厚生労働省が検討を進めている国民皆歯科健診や歯科健診の機会拡大等の実現に貢献してまいります。
※1 スクリーニングとは、特定の疾病の可能性がある人とない人にふるい分けることを指します。「歯周病等スクリーニングツール開発支援事業」は、自治体や職域等において、簡易に歯周病等の歯科疾患のリスク評価が可能で、歯科医療機関への受診につなげることができるツールを、医療機器または体外診断用医薬品として承認をめざす企業等の研究・開発を支援することを目的としています。
※2 報道発表資料 「東北大学とドコモ、歯周病発見AIの共同研究を開始」
https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2019/02/21_00.html
※3 本アプリケーションは開発中の段階であり、医療機器承認取得前の技術です。
※4 報道発表資料 「AI技術を活用した医療サービスの提供に向けて第二種医療機器製造販売業の許可を取得」
https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2022/02/16_01.html
「歯周病発見AIアプリケーション」について
1.概要
タブレットやスマートフォンで歯ぐきを撮影した画像から、歯周病発見AIにより歯周病に罹患している可能性を判定し、判定結果に応じて歯科医療機関への受診勧奨を行うスクリーニングツールです。本アプリケーションによる判定結果のみで確定診断を行うことは目的としていません。
[画像1: https://prtimes.jp/i/118641/76/resize/d118641-76-90ac2340cf2880cf3f79-0.png ]
2.利用イメージ
[画像2: https://prtimes.jp/i/118641/76/resize/d118641-76-7bf122bb216f0d463484-1.png ]
歯周病は、心疾患や脳卒中のリスク因子、糖尿病の悪化因子としても知られていますが、自覚症状が少なく、 対象者自身では発見しにくい疾患で、重症化を防ぐには早期発見・早期治療が重要とされています。
しかし、歯周病検診の受診率は低く、歯周病の罹患率の高さに対する改善が課題となっています。この課題解決に向け、東北大学大学院歯学研究科と共同開発中の「歯周病発見AI」※2を用いて、スマートフォンやタブレットで 歯ぐきを撮影した画像から歯周病に罹患している可能性を簡易に判定する「歯周病発見AIアプリケーション」※3 (以下、本アプリケーション)を歯周病スクリーニングツールとしてドコモが実用にむけた実証を行います。
本事業は、2023年8月18日(金)から2024年3月29日(金)の期間で、本アプリケーションに歯ぐきを撮影しやすいように補助する機能や、歯周病の早期発見・早期治療に繋げるために利用者へ提示するメッセージを入れ替える機能などを追加開発し、より簡易的かつ受診勧奨効果の高い歯周病スクリーニングツールをめざして改良を行います。
また、本アプリケーションで撮影された画像の品質や搭載されたAIの判定精度の検証を、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づく倫理審査委員会による承認のもと、臨床研究として行います。
本アプリケーションの主な利用シーンとして、医科の健診会場に訪れた受診者に対し、会場に設置したタブレットを使い、歯周病罹患可能性を判定する健診利用を想定しております。富山県歯科医師会協力のもと、実証フィールドとして富山県下の自治体を予定しております。住民のみなさまに本アプリケーションを体験いただき、簡易に歯周病の罹患可能性の把握ができるかの検証を通して、実用化をめざします。
ドコモは2022年2月に「第二種医療機器製造販売業」の許可を取得、「医療機器製造業」を登録し、医療機器プログラムの開発体制を既に構築しております※4。今後は、本事業への参画をはじめ、本アプリケーションの医療機器承認取得をめざし、厚生労働省が検討を進めている国民皆歯科健診や歯科健診の機会拡大等の実現に貢献してまいります。
※1 スクリーニングとは、特定の疾病の可能性がある人とない人にふるい分けることを指します。「歯周病等スクリーニングツール開発支援事業」は、自治体や職域等において、簡易に歯周病等の歯科疾患のリスク評価が可能で、歯科医療機関への受診につなげることができるツールを、医療機器または体外診断用医薬品として承認をめざす企業等の研究・開発を支援することを目的としています。
※2 報道発表資料 「東北大学とドコモ、歯周病発見AIの共同研究を開始」
https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2019/02/21_00.html
※3 本アプリケーションは開発中の段階であり、医療機器承認取得前の技術です。
※4 報道発表資料 「AI技術を活用した医療サービスの提供に向けて第二種医療機器製造販売業の許可を取得」
https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2022/02/16_01.html
「歯周病発見AIアプリケーション」について
1.概要
タブレットやスマートフォンで歯ぐきを撮影した画像から、歯周病発見AIにより歯周病に罹患している可能性を判定し、判定結果に応じて歯科医療機関への受診勧奨を行うスクリーニングツールです。本アプリケーションによる判定結果のみで確定診断を行うことは目的としていません。
[画像1: https://prtimes.jp/i/118641/76/resize/d118641-76-90ac2340cf2880cf3f79-0.png ]
2.利用イメージ
[画像2: https://prtimes.jp/i/118641/76/resize/d118641-76-7bf122bb216f0d463484-1.png ]