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持続可能な繊維産業のエコシステム構築に向けた産学連携ワーキングループの報告書を公表

日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之、以下「日揮HD」)と帝人株式会社(代表取締役社長執行役員 内川哲茂、以下「帝人」)は、国立大学法人東京大学(総長 藤井輝夫、以下「東京大学」)と共同で、持続可能な繊維産業のエコシステム構築に向けた産学連携ワーキンググループ(以下「本WG」)における報告書をまとめましたので、お知らせします。

本WGには、発起人である日揮HD、帝人、東京大学に加え、衣料品のサプライチェーンを構成するイオン株式会社や株式会社チクマ、株式会社エアークローゼット、更には家政学の知見を有する共立女子短期大学、環境NPOのグリーン購入ネットワークも含めた計10社・団体が参画しています。

本WGは、2021年8月から2022年3月にかけて、持続可能な繊維産業のエコシステムを構築する際の課題や、これらの課題克服に向けたステークホルダー間の連携のみならず、廃棄物処理法の改定や、民間の活力を活かしてリサイクルを促進する社会システムのあり方についても協議を重ねてきました。

報告書では、繊維産業のサステナブル化における課題の中でも繊維リサイクルに着目し、実現に向けた重要課題と今後の解決策の方向性を取りまとめています。特に回収スキームを実現するための仕組み(回収選別システム、DX技術の導入、消費者への訴求の仕方など)を構築することが必要で、ひいては消費者の行動変容を促すため、ファッション業界のサステナビリティへの貢献を可視化することが求められる点を強調しています。

本WGは、2022年度において、本報告書の内容をもとに社会システムの骨子案の策定や、実際の衣類回収・リサイクル実証を通じ、民間の連携による繊維リサイクルの社会システム実現に向けた取り組みを推進していきます。

【報告書の構成】
1. はじめに:私たちが目指すファッション産業の姿
2. 関係者ワークショップによる課題抽出
3. 繊維・衣服製品循環の阻害要因
4. 繊維・衣服製品の回収システムと廃棄物処理法上の位置づけ
5. リサイクル技術
6. 提言

報告書(全文)URL:
https://exhibition.jgc.com/textile_wg_report_form

なお、本報告書については、5月16日にオンライン説明会を予定しています。
聴講を希望される方は、下記URLよりお申し込みください。

【セミナーの詳細】
内容:  「繊維・衣服の生産から流通・消費・リサイクルまでのライフサイクルを通した循環型ファッションの実現に向けて」

日時:  2022年5月16日 (月) 13:00〜15:00
講演者: 東京大学 平尾雅彦 教授
会場:  Zoom ウェビナーを使用
参加費: 無料
定員数: 200名

【申込方法】
参加をご希望の方は、以下のフォームからご応募ください。
https://exhibition.jgc.com/webinar2204
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