22卒大学院生は就職活動において「知的好奇心」や「やりぬく力」、「自分の研究テーマに関する専門知識」をアピール
[21/11/30]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
株式会社アカリクが22卒大学院生の就職活動状況について独自調査
アカリクは全国の22年卒大学院生(アカリク会員)を対象に、就職活動の状況について調査を行いました。その結果、9月時点で修士課程大学院生の約8割、博士課程大学院生の約6割が内定を獲得しており、大学院生全体としては昨年度よりも非研究職を選択する大学院生が増加していることがわかりました。
株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 アカリク)は、アカリク登録者である大学院生79名に対して、「22年卒大学院生の就職活動状況調査」を実施しました。その結果、以下のことがわかりましたのでご報告いたします。
【結果のまとめ】
22卒の修士課程在籍者の約8割、博士課程の6割が内定を獲得済(調査時点)
昨年と比較して、修士課程・博士課程在籍者共に非研究職を希望する割合が増加
企業選びでは「業務内容」「成長できそうな環境」「研究や学びが活かせる環境」を重視
自分自身の強みとして「知的好奇心」や「やりぬく力」、「自分の研究テーマに関する専門知識」をアピール
調査概要
調査期間:2021年8月17日〜2021年9月10日
調査方法:アカリク会員へアンケートフォームをメールにて送付
調査目的:22卒大学院生の就職活動状況の実態把握
有効回答:アカリク会員の大学院生79名
※なお、21卒の調査時(2020年10月)よりも1ヶ月早く(2021年9月)22卒の調査を行っているため、卒年ごとの傾向に加え、時期の影響が含まれます。
回答者のおよそ7割が就職活動を終了、3割が就職活動中
「現在の就職活動のご状況についておしえてください」と質問したところ、「就職活動を終了している」と回答した修士課程・博士課程の学生が65.8%、「就職活動を継続している」が26.6%となりました。およそ7割の22卒の大学院生は、9月の時点で就職活動を終了していることがわかりました。
2020年10月に行った、21卒大学院生に対する同様の調査では、「就職活動を継続している」と回答した大学院生の割合は27.1%とであり、22卒と比較して0.5ポイント減少している一方、「就職活動を修了している」は69.3%と3.5ポイント上昇しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-934fdb7dcad7f1e67511-4.png ]
・就職活動を継続している:26.6%
・就職活動を終了している:65.8%
・就職活動をこれから開始する:6.3%
・その他:1.3%
修士課程在籍者は非研究職、博士課程在籍者は研究職を希望する割合が高い
「希望職種は研究職/非研究職どちらですか」と質問したところ、修士課程在籍者は「非研究職」と回答した割合が最も高く51%となりました。一方で、博士課程在籍者では「研究職」が最も高く44%となりました。研究職を目指す割合は、修士課程在籍者では1割強程度ですが、博士課程在籍者では4割以上に上ります。
21卒と比較すると、修士課程在籍者の「非研究職」希望者の割合は16.9ポイント上昇、博士課程在籍者の「非研究職」希望割合は9.6ポイント上昇していました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-a941f9bb1b662a546d84-1.png ]
■修士課程
・研究職:14.3%
・非研究職:51.0%
・どちらも:32.7%
・まだわからない:2.0%
[画像3: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-fa2dd597de16df06b08c-2.png ]
■博士課程
・研究職:44%
・非研究職:20%
・どちらも:32%
・まだわからない:4%
企業選びで重視することは「業務内容」「成長できそうな環境」「研究や学びが活かせる環境」など
「選考を受ける企業選びで重視すること、重視したことは何ですか」と質問したところ、「業務内容」と回答した大学院生の割合が20.56%、「自身が成長できそうな環境であること」が15.42%、「研究や学んできたことが活かせる環境であること」が14.49%と上位になりました。21卒の回答と比較すると、全回答結果の順位が同一であり、大学院生の企業選びの方向性は特に変化がないことがわかりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-6b9a0e99923913f78fdd-3.png ]
・業務内容:20.56%
・自身が成長できそうな環境であること:15.42%
・研究や学んできたことが活かせる環境であること:14.49%
・給与・賞与:11.68%
・会社・社員の雰囲気や魅力:9.81%
・勤務地:7.48%
・福利厚生:6.54%
・事業や会社の成長性:6.07%
・休日日数や残業時間・3.27%
・リモートワーク、時差通勤などの柔軟な働き方2.34%
・まだわからない:0.47%
・未回答:1.87%
本選考への応募社数は、修士課程在籍者に比べて博士課程在籍者は少ない
「現時点で本選考に応募/エントリーした社数をおしえてください」と質問したところ、修士課程在籍者では「6~10」の割合が最も多く24.36%となりました。博士課程在籍者では「1~5」が50.65%、「6~10」が49.35%となりました。また、修士課程在籍者では20社〜30社以上にエントリーしている方が一定数いるのに対して、博士課程在籍者では10社以上に応募を行っている方はいませんでした。21卒の博士課程在籍者では、「0社」や「11以上」の回答者がいたため、22卒では応募社数の多様性が低くなっているようです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-e1a1ff285a42bd6d7622-5.png ]
■修士課程
0:6.12%
1~5:14.29%
6~10:24.49%
11~15:10.2%
26~30:6.12%
31~:10.2%
[画像6: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-4f583e64be8fff3da7f6-6.png ]
■博士課程
1~5:50.65%
6~10:49.35%
修士課程在籍者のおよそ8割、博士課程の6割が内定を獲得済
「現時点で獲得した内定(もしくは内々定)の数をおしえてください」と質問したところ、修士課程在籍者では「2」と答えた者が最も多く38.78%であり、博士課程在籍者では「1」と答えた者が最も多く、48%となりました。修士課程在籍者のおよそ8割と博士課程の6割が1社以上の内定を獲得しています。
21卒と比較すると、修士・博士ともに未だ内定獲得をしていない状態である「0社」と回答した者の割合が上昇しており、内定を獲得している者の中でも獲得数は少なくなっています(なお、21卒の調査時よりも1ヶ月早く22卒の調査を行っているため、その影響であることも考えられます)。
[画像7: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-9b5ffa0246aef861ee4d-7.png ]
修士課程
・0:20.41%
・1:20.41%
・2:38.78%
・3:10.20%
・4:6.12%
・5:2.04%
・6:2.04%
[画像8: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-71eb2d9a785bab5f4a7f-8.png ]
博士課程
・0:40%
・1:48%
・2:8%
・3:4%
長期インターンシップへの参加は少数派
「長期インターンシップ(3か月以上)の参加経験はありますか」と質問したところ、「参加経験なし」と答えた者が92.4%と、回答者の大半を占めました。大学院生にとって、長期のインターンシップに参加することは、稀なケースである事が分かります。
[画像9: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-068980d8db9024ae1f24-9.png ]
・参加経験なし:92.4%
・参加経験あり:2.5%
・参加経験なし:5.1%
研究活動で培われた汎用的能力をアピール
「就職活動中、企業にアピールした自分自身の強み(ないしそれに準ずるもの)として当てはまるもの全てにチェックをつけてください(複数チェック可)」と質問したところ「知的好奇心」と回答した者が7.01%、「やりぬく力」が6.79%、「自分の研究テーマに関する専門知識」が6.33%となりました。研究テーマに関する専門知識だけでなく、自身の好奇心を追求する力や、最後までやり遂げる力などの、「研究活動で培われた汎用的能力」が就活でのアピールポイントとなっているようです。
[画像10: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-7f7ab87460314c0f2780-10.png ]
・知的好奇心:7.01%
・やりぬく力:6.79%
・自分の研究テーマに関する専門知識:6.33%
・チームワーク:5.66%
・課題解決力:4.98%
・熱意:4.75%
・誠実性:4.75%
・科学的なものの見方や考え方:4.52%
・データの取り方・扱い方:4.07%
・リーダーシップ:3.85%
・論理的思考力:3.39%
・論理的思考力:3.39%
・柔軟性:2.94%
・英語でのコミュニケーション力:2.94%
・自己管理能力:2.71%
・プロジェクト管理能力:2.71%
・プレゼンテーション能力:2.71%
・課題設定力:2.49%
・文献の探し方:2.49%
・数理的・科学的リテラシー :2.49%
・調査能力:2.26%
・課題解決力:2.26%
・情報リテラシー:2.04%
・英語以外の外国語でのコミュニケーション力:1.81%
・自律性:1.36%
・調査能力:1.13%
・自分の研究テーマ以外に関する専門知識:1.13%
・アウトプット能力:1.13%
・自分の研究テーマに関する専門知識:0.68%
・科学的なものの見方や考え方:0.68%
・やりぬく力:0.68%
・熱意:0.45%
・自己管理能力:0.45%
・英語でのコミュニケーション力:0.45%
・プレゼンテーション能力:0.45%
・自律性:0.23%
・リーダーシップ:0.23%
・フォロワーシップ:0.23%
・データの取り方・扱い方:0.23%
・アウトプット能力:0.23%
・未回答:0.90%
6割以上が就職活動に難しさを感じている
「22年卒での就職活動に難しさを感じましたか」と質問したところ、「とても感じた」と回答した者が24.1%、「感じた」は41.8%でした。回答者の6割以上が就職活動に難しさを感じています。
21卒と比較すると、「とても感じた」が3.4ポイント上昇、「感じた」が6.1ポイント上昇し、「あまり感じなかった」は6.3ポイント減少、「全く感じなかった」が5.6ポイント減少しました。
[画像11: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-d07a4ee84b517aa693a8-11.png ]
・とても感じた:24.1%
・感じた:41.%
・あまり感じなかった:26.6%
・全く感じなかった:2.5%
・未回答:5.1%
まとめ
今回、22卒のアカリク会員(修士・博士大学院生)を対象に就職活動の状況について調査をいたしました。その結果、2021年9月時点で22卒の修士課程在籍者の約8割、博士課程の6割が内定を獲得しており、また昨年と比較して修士課程・博士課程在籍者共に非研究職を希望する割合が増加していることがわかりました。また、昨年度と比較して就職活動に難しさを感じている大学院生の割合が増加していることから、「就職活動の難しさを受けて、非研究職種へと志望を変更している」大学院生の姿がうかがえる結果となりました。
また、企業選びでは「業務内容」「成長できそうな環境」「研究や学びが活かせる環境」を重視する点は昨年度と変化がなく、今回初めて追加した「自分自身の強み」に関しては、「知的好奇心」や「やりぬく力」、「自分の研究テーマに関する専門知識」をアピールしていることがわかりました。今後はこの「大学院生が考える自身の強み」が企業側にどのように受け取られ、どのように評価に影響するのかが重要な論点となると考えられます。
アカリクについて
アカリクは「知恵の流通の最適化」というコーポレートミッションのもと、大学院生や研究者の方々のキャリア支援を行っています。高度研究機関である大学院・その他研究機関において日々産み出される「知恵」を広く社会・産業界につなぐことで価値を創出し、「知恵の流通」の最適化に貢献していくことを目指しています。研究に関わる事業を多方面で展開することで、日本の研究レベルが上がり、大学院生のキャリア選択肢が増え、さらには研究者を目指す人が増えることで優秀な研究者が増え、世の中の企業活動が活発化し、ユニークなサービスがたくさん産み出されていく…そんな世界のプラットフォームになることを目指しています。
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役社長 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。
アカリクは全国の22年卒大学院生(アカリク会員)を対象に、就職活動の状況について調査を行いました。その結果、9月時点で修士課程大学院生の約8割、博士課程大学院生の約6割が内定を獲得しており、大学院生全体としては昨年度よりも非研究職を選択する大学院生が増加していることがわかりました。
株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 アカリク)は、アカリク登録者である大学院生79名に対して、「22年卒大学院生の就職活動状況調査」を実施しました。その結果、以下のことがわかりましたのでご報告いたします。
【結果のまとめ】
22卒の修士課程在籍者の約8割、博士課程の6割が内定を獲得済(調査時点)
昨年と比較して、修士課程・博士課程在籍者共に非研究職を希望する割合が増加
企業選びでは「業務内容」「成長できそうな環境」「研究や学びが活かせる環境」を重視
自分自身の強みとして「知的好奇心」や「やりぬく力」、「自分の研究テーマに関する専門知識」をアピール
調査概要
調査期間:2021年8月17日〜2021年9月10日
調査方法:アカリク会員へアンケートフォームをメールにて送付
調査目的:22卒大学院生の就職活動状況の実態把握
有効回答:アカリク会員の大学院生79名
※なお、21卒の調査時(2020年10月)よりも1ヶ月早く(2021年9月)22卒の調査を行っているため、卒年ごとの傾向に加え、時期の影響が含まれます。
回答者のおよそ7割が就職活動を終了、3割が就職活動中
「現在の就職活動のご状況についておしえてください」と質問したところ、「就職活動を終了している」と回答した修士課程・博士課程の学生が65.8%、「就職活動を継続している」が26.6%となりました。およそ7割の22卒の大学院生は、9月の時点で就職活動を終了していることがわかりました。
2020年10月に行った、21卒大学院生に対する同様の調査では、「就職活動を継続している」と回答した大学院生の割合は27.1%とであり、22卒と比較して0.5ポイント減少している一方、「就職活動を修了している」は69.3%と3.5ポイント上昇しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-934fdb7dcad7f1e67511-4.png ]
・就職活動を継続している:26.6%
・就職活動を終了している:65.8%
・就職活動をこれから開始する:6.3%
・その他:1.3%
修士課程在籍者は非研究職、博士課程在籍者は研究職を希望する割合が高い
「希望職種は研究職/非研究職どちらですか」と質問したところ、修士課程在籍者は「非研究職」と回答した割合が最も高く51%となりました。一方で、博士課程在籍者では「研究職」が最も高く44%となりました。研究職を目指す割合は、修士課程在籍者では1割強程度ですが、博士課程在籍者では4割以上に上ります。
21卒と比較すると、修士課程在籍者の「非研究職」希望者の割合は16.9ポイント上昇、博士課程在籍者の「非研究職」希望割合は9.6ポイント上昇していました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-a941f9bb1b662a546d84-1.png ]
■修士課程
・研究職:14.3%
・非研究職:51.0%
・どちらも:32.7%
・まだわからない:2.0%
[画像3: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-fa2dd597de16df06b08c-2.png ]
■博士課程
・研究職:44%
・非研究職:20%
・どちらも:32%
・まだわからない:4%
企業選びで重視することは「業務内容」「成長できそうな環境」「研究や学びが活かせる環境」など
「選考を受ける企業選びで重視すること、重視したことは何ですか」と質問したところ、「業務内容」と回答した大学院生の割合が20.56%、「自身が成長できそうな環境であること」が15.42%、「研究や学んできたことが活かせる環境であること」が14.49%と上位になりました。21卒の回答と比較すると、全回答結果の順位が同一であり、大学院生の企業選びの方向性は特に変化がないことがわかりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-6b9a0e99923913f78fdd-3.png ]
・業務内容:20.56%
・自身が成長できそうな環境であること:15.42%
・研究や学んできたことが活かせる環境であること:14.49%
・給与・賞与:11.68%
・会社・社員の雰囲気や魅力:9.81%
・勤務地:7.48%
・福利厚生:6.54%
・事業や会社の成長性:6.07%
・休日日数や残業時間・3.27%
・リモートワーク、時差通勤などの柔軟な働き方2.34%
・まだわからない:0.47%
・未回答:1.87%
本選考への応募社数は、修士課程在籍者に比べて博士課程在籍者は少ない
「現時点で本選考に応募/エントリーした社数をおしえてください」と質問したところ、修士課程在籍者では「6~10」の割合が最も多く24.36%となりました。博士課程在籍者では「1~5」が50.65%、「6~10」が49.35%となりました。また、修士課程在籍者では20社〜30社以上にエントリーしている方が一定数いるのに対して、博士課程在籍者では10社以上に応募を行っている方はいませんでした。21卒の博士課程在籍者では、「0社」や「11以上」の回答者がいたため、22卒では応募社数の多様性が低くなっているようです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-e1a1ff285a42bd6d7622-5.png ]
■修士課程
0:6.12%
1~5:14.29%
6~10:24.49%
11~15:10.2%
26~30:6.12%
31~:10.2%
[画像6: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-4f583e64be8fff3da7f6-6.png ]
■博士課程
1~5:50.65%
6~10:49.35%
修士課程在籍者のおよそ8割、博士課程の6割が内定を獲得済
「現時点で獲得した内定(もしくは内々定)の数をおしえてください」と質問したところ、修士課程在籍者では「2」と答えた者が最も多く38.78%であり、博士課程在籍者では「1」と答えた者が最も多く、48%となりました。修士課程在籍者のおよそ8割と博士課程の6割が1社以上の内定を獲得しています。
21卒と比較すると、修士・博士ともに未だ内定獲得をしていない状態である「0社」と回答した者の割合が上昇しており、内定を獲得している者の中でも獲得数は少なくなっています(なお、21卒の調査時よりも1ヶ月早く22卒の調査を行っているため、その影響であることも考えられます)。
[画像7: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-9b5ffa0246aef861ee4d-7.png ]
修士課程
・0:20.41%
・1:20.41%
・2:38.78%
・3:10.20%
・4:6.12%
・5:2.04%
・6:2.04%
[画像8: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-71eb2d9a785bab5f4a7f-8.png ]
博士課程
・0:40%
・1:48%
・2:8%
・3:4%
長期インターンシップへの参加は少数派
「長期インターンシップ(3か月以上)の参加経験はありますか」と質問したところ、「参加経験なし」と答えた者が92.4%と、回答者の大半を占めました。大学院生にとって、長期のインターンシップに参加することは、稀なケースである事が分かります。
[画像9: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-068980d8db9024ae1f24-9.png ]
・参加経験なし:92.4%
・参加経験あり:2.5%
・参加経験なし:5.1%
研究活動で培われた汎用的能力をアピール
「就職活動中、企業にアピールした自分自身の強み(ないしそれに準ずるもの)として当てはまるもの全てにチェックをつけてください(複数チェック可)」と質問したところ「知的好奇心」と回答した者が7.01%、「やりぬく力」が6.79%、「自分の研究テーマに関する専門知識」が6.33%となりました。研究テーマに関する専門知識だけでなく、自身の好奇心を追求する力や、最後までやり遂げる力などの、「研究活動で培われた汎用的能力」が就活でのアピールポイントとなっているようです。
[画像10: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-7f7ab87460314c0f2780-10.png ]
・知的好奇心:7.01%
・やりぬく力:6.79%
・自分の研究テーマに関する専門知識:6.33%
・チームワーク:5.66%
・課題解決力:4.98%
・熱意:4.75%
・誠実性:4.75%
・科学的なものの見方や考え方:4.52%
・データの取り方・扱い方:4.07%
・リーダーシップ:3.85%
・論理的思考力:3.39%
・論理的思考力:3.39%
・柔軟性:2.94%
・英語でのコミュニケーション力:2.94%
・自己管理能力:2.71%
・プロジェクト管理能力:2.71%
・プレゼンテーション能力:2.71%
・課題設定力:2.49%
・文献の探し方:2.49%
・数理的・科学的リテラシー :2.49%
・調査能力:2.26%
・課題解決力:2.26%
・情報リテラシー:2.04%
・英語以外の外国語でのコミュニケーション力:1.81%
・自律性:1.36%
・調査能力:1.13%
・自分の研究テーマ以外に関する専門知識:1.13%
・アウトプット能力:1.13%
・自分の研究テーマに関する専門知識:0.68%
・科学的なものの見方や考え方:0.68%
・やりぬく力:0.68%
・熱意:0.45%
・自己管理能力:0.45%
・英語でのコミュニケーション力:0.45%
・プレゼンテーション能力:0.45%
・自律性:0.23%
・リーダーシップ:0.23%
・フォロワーシップ:0.23%
・データの取り方・扱い方:0.23%
・アウトプット能力:0.23%
・未回答:0.90%
6割以上が就職活動に難しさを感じている
「22年卒での就職活動に難しさを感じましたか」と質問したところ、「とても感じた」と回答した者が24.1%、「感じた」は41.8%でした。回答者の6割以上が就職活動に難しさを感じています。
21卒と比較すると、「とても感じた」が3.4ポイント上昇、「感じた」が6.1ポイント上昇し、「あまり感じなかった」は6.3ポイント減少、「全く感じなかった」が5.6ポイント減少しました。
[画像11: https://prtimes.jp/i/17667/79/resize/d17667-79-d07a4ee84b517aa693a8-11.png ]
・とても感じた:24.1%
・感じた:41.%
・あまり感じなかった:26.6%
・全く感じなかった:2.5%
・未回答:5.1%
まとめ
今回、22卒のアカリク会員(修士・博士大学院生)を対象に就職活動の状況について調査をいたしました。その結果、2021年9月時点で22卒の修士課程在籍者の約8割、博士課程の6割が内定を獲得しており、また昨年と比較して修士課程・博士課程在籍者共に非研究職を希望する割合が増加していることがわかりました。また、昨年度と比較して就職活動に難しさを感じている大学院生の割合が増加していることから、「就職活動の難しさを受けて、非研究職種へと志望を変更している」大学院生の姿がうかがえる結果となりました。
また、企業選びでは「業務内容」「成長できそうな環境」「研究や学びが活かせる環境」を重視する点は昨年度と変化がなく、今回初めて追加した「自分自身の強み」に関しては、「知的好奇心」や「やりぬく力」、「自分の研究テーマに関する専門知識」をアピールしていることがわかりました。今後はこの「大学院生が考える自身の強み」が企業側にどのように受け取られ、どのように評価に影響するのかが重要な論点となると考えられます。
アカリクについて
アカリクは「知恵の流通の最適化」というコーポレートミッションのもと、大学院生や研究者の方々のキャリア支援を行っています。高度研究機関である大学院・その他研究機関において日々産み出される「知恵」を広く社会・産業界につなぐことで価値を創出し、「知恵の流通」の最適化に貢献していくことを目指しています。研究に関わる事業を多方面で展開することで、日本の研究レベルが上がり、大学院生のキャリア選択肢が増え、さらには研究者を目指す人が増えることで優秀な研究者が増え、世の中の企業活動が活発化し、ユニークなサービスがたくさん産み出されていく…そんな世界のプラットフォームになることを目指しています。
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役社長 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。