新型コロナウイルスに不安を感じる一方で、治験への協力意欲は依然高い。治験参加者への新型コロナウイルスに関する影響調査
[20/04/28]
提供元:PRTIMES
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3Hクリニカルトライアル株式会社(東京都豊島区、代表取締役:滝澤 宏隆、以下3H)は、新型コロナウイルスが治験参加にどのような影響がでているか、自社で運営する医療情報サイト「生活向上WEB」「オンコロ」「RareS.(レアズ)」を通して、全国2,523名に対して実態調査を実施し、そのうち、治験参加者1,255名の回答をまとめました。
■調査背景
新型コロナウイルスにより医療施設の状況は、過酷さを増しており、他の疾患患者が十分な治療を受けられないといったことが問題視されています。新薬開発においても新型コロナウイルスに対する新薬開発が急ピッチで進む一方で、他疾患の臨床試験・治験が中断や計画を延期するなどといった影響も出ています。そこで今回、新型コロナウイルスが新薬開発に協力する被験者にどのような影響を与えているかを調査しました。
■調査概要
調査内容:治験参加者への新型コロナウイルス影響調査
調査対象:過去に治験に参加した方及び、現在治験に参加中の方 (有効回答数:1,255名)
実施時期:2020年4月16日〜2020年4月20日
調査手法:「生活向上WEB」「オンコロ」「RareS.(レアズ)」でのインターネット調査
■調査結果
Q.この「コロナウイルス問題下」において、臨床試験(治験等)に新たに参加したいと思いますか。※現在参加中の方は、仮に参加していなかった時を想定してご回答ください。
※「現在、治験に参加中の方」「過去に治験に参加した方」:n=1255
[画像1: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-594186-0.jpg ]
治験への参加意欲が高い回答者が多数を占めるが、限られた人数で行われる治験において、2割を超える方が参加に後ろ向きとなっているという結果は、影響が少ないとは言えない。
Q.この「コロナウイルス問題下」において、臨床試験(治験等)への参加を継続したいと思いますか。
※「現在、治験に参加中の方」:n=185
[画像2: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-614858-1.jpg ]
8割以上が継続を希望しており、辞退したいという意識変容は2割を下回っている。
内、とても継続したい、やや継続したいと回答した方の理由 (複数回答)
※n=157
[画像3: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-558980-2.jpg ]
内、とても辞退したい、やや辞退したいと回答した方の理由 (複数回答)
※n=28
[画像4: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-148778-3.jpg ]
継続を選択した回答者は、経済的な面や治療、社会貢献的な側面が重視されている結果となった。一方で、辞退を選択した回答では「院内感染への不安」、「非常事態宣言」が大きな要因となっている。
また、選択項目になかったため集計することはできないが、病院までの移動での感染を不安視するコメントも複数見られた。
Q. この機会に、どのような臨床試験の「あり方」があればよいと思いますか。(複数回答可)
※「現在、治験に参加中の方」「過去に治験に参加した方」:n=1255
[画像5: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-711401-4.jpg ]
アプリやチャット、治験薬の配送など遠隔的な手段は高評価となった。一方で医療従事者の自宅への訪問はその他に比べて低い評価となった。
■考察
治験に参加中の被験者や治験の参加経験がある回答者は、治験に関する知識もあり、今の状況においても治験を中断したいという意識変容が起こっている割合は、多くなかった。また感染リスクを抑える遠隔的な手法に関しても高い評価となった。
定性のコメントにおいては、感染防止の観点で治験継続に後ろ向きな意見もあったが、自身の感染ではなく、感染させてしまうのではという周りへの配慮からの意見なども見られた。
また新型コロナウイルスに対しての新薬開発に貢献したいという声も多数寄せられた。
がんの治験参加者は、治験中止が自身の命に関わってくるといった意見やその他にも治療薬の開発が遅れることを懸念する声などもあった。
医薬品開発においては、Patient Centricityや患者・市民参画などの重要性が高まる中、患者・被験者の声も踏まえ、この危機をどのように乗り越えていくか検討する必要があると思われる。
■3Hクリニカルトライアルについて
3Hクリニカルトライアルは、人(Human)の健康(Health)と幸せ(Happiness)をつなぐライフサイエンスグループである3Hグループにおいて、主にヘルスケアメディアの運営と10年以上の臨床試験・治験支援を行ってきたノウハウをベースに医療と最新のテクノロジーを融合した「ヘルステック」を活用したソリューションを提供しています。詳しくは、https://3h-ct.co.jp/をご覧ください。
■調査背景
新型コロナウイルスにより医療施設の状況は、過酷さを増しており、他の疾患患者が十分な治療を受けられないといったことが問題視されています。新薬開発においても新型コロナウイルスに対する新薬開発が急ピッチで進む一方で、他疾患の臨床試験・治験が中断や計画を延期するなどといった影響も出ています。そこで今回、新型コロナウイルスが新薬開発に協力する被験者にどのような影響を与えているかを調査しました。
■調査概要
調査内容:治験参加者への新型コロナウイルス影響調査
調査対象:過去に治験に参加した方及び、現在治験に参加中の方 (有効回答数:1,255名)
実施時期:2020年4月16日〜2020年4月20日
調査手法:「生活向上WEB」「オンコロ」「RareS.(レアズ)」でのインターネット調査
■調査結果
Q.この「コロナウイルス問題下」において、臨床試験(治験等)に新たに参加したいと思いますか。※現在参加中の方は、仮に参加していなかった時を想定してご回答ください。
※「現在、治験に参加中の方」「過去に治験に参加した方」:n=1255
[画像1: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-594186-0.jpg ]
治験への参加意欲が高い回答者が多数を占めるが、限られた人数で行われる治験において、2割を超える方が参加に後ろ向きとなっているという結果は、影響が少ないとは言えない。
Q.この「コロナウイルス問題下」において、臨床試験(治験等)への参加を継続したいと思いますか。
※「現在、治験に参加中の方」:n=185
[画像2: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-614858-1.jpg ]
8割以上が継続を希望しており、辞退したいという意識変容は2割を下回っている。
内、とても継続したい、やや継続したいと回答した方の理由 (複数回答)
※n=157
[画像3: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-558980-2.jpg ]
内、とても辞退したい、やや辞退したいと回答した方の理由 (複数回答)
※n=28
[画像4: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-148778-3.jpg ]
継続を選択した回答者は、経済的な面や治療、社会貢献的な側面が重視されている結果となった。一方で、辞退を選択した回答では「院内感染への不安」、「非常事態宣言」が大きな要因となっている。
また、選択項目になかったため集計することはできないが、病院までの移動での感染を不安視するコメントも複数見られた。
Q. この機会に、どのような臨床試験の「あり方」があればよいと思いますか。(複数回答可)
※「現在、治験に参加中の方」「過去に治験に参加した方」:n=1255
[画像5: https://prtimes.jp/i/13827/80/resize/d13827-80-711401-4.jpg ]
アプリやチャット、治験薬の配送など遠隔的な手段は高評価となった。一方で医療従事者の自宅への訪問はその他に比べて低い評価となった。
■考察
治験に参加中の被験者や治験の参加経験がある回答者は、治験に関する知識もあり、今の状況においても治験を中断したいという意識変容が起こっている割合は、多くなかった。また感染リスクを抑える遠隔的な手法に関しても高い評価となった。
定性のコメントにおいては、感染防止の観点で治験継続に後ろ向きな意見もあったが、自身の感染ではなく、感染させてしまうのではという周りへの配慮からの意見なども見られた。
また新型コロナウイルスに対しての新薬開発に貢献したいという声も多数寄せられた。
がんの治験参加者は、治験中止が自身の命に関わってくるといった意見やその他にも治療薬の開発が遅れることを懸念する声などもあった。
医薬品開発においては、Patient Centricityや患者・市民参画などの重要性が高まる中、患者・被験者の声も踏まえ、この危機をどのように乗り越えていくか検討する必要があると思われる。
■3Hクリニカルトライアルについて
3Hクリニカルトライアルは、人(Human)の健康(Health)と幸せ(Happiness)をつなぐライフサイエンスグループである3Hグループにおいて、主にヘルスケアメディアの運営と10年以上の臨床試験・治験支援を行ってきたノウハウをベースに医療と最新のテクノロジーを融合した「ヘルステック」を活用したソリューションを提供しています。詳しくは、https://3h-ct.co.jp/をご覧ください。