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【2022年保育現場調査】3割超の保育士から、マスク着用により、「子どもとのコミュニケーションが不十分」と悩みの声 昨対比3.4ポイントアップ

〜マスク生活で培った保育士の工夫多数、「喜怒哀楽に合わせて声を使い分けている」「ボディーランゲージを多用する」など〜

 子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」を運営する株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)は、現役保育士95名を対象に、【定点調査2022】マスク着用による保育の変化にまつわる調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。尚、本調査は2021年に発表した同内容の調査(※)の定点観測調査です。





調査サマリー


[画像1: https://prtimes.jp/i/43389/80/resize/d43389-80-ae2734361db19f0150bc-3.jpg ]




調査概要

調査概要:【定点調査2022】マスク着用による保育の変化にまつわる調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー(R)?」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年8月29日〜同年9月2日
有効回答:現役保育士95名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

※比較調査:2021年8月18日〜2021年8月25日|「マスク着用による保育の変化にまつわる調査|https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000043389.html

≪利用条件≫
1 情報の出典元として「子ねくとラボ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://konnect-labo.jp/


保育士の95.8%が、保育園で「マスク」を着用

 「Q1.お勤めの保育園ではマスクを着用していますか。」(n=95)と質問したところ、「している」が95.8%、「していない」が4.2%という回答となりました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/43389/80/resize/d43389-80-03177c4671f680e889eb-1.jpg ]

・している:95.8%
・していない:4.2%


マスク着用による保育上の懸念、「表情が伝わらない」が64.8%で最多

 Q1で「している」と回答した方に、「Q2.保育中にマスクを着用することで生じる、問題や懸念と考えることを教えてください。(複数回答)」(n=91)と質問したところ、「表情が伝わらないため子どもが表情から感情を学びとることができない」が64.8%、「口の動きがわからないことで言語面での成長に影響がありそう」が53.8%、「読み聞かせなどの際に声が通りにくく、子どもたちが上手く聞き取れていない」が44.0%という回答となりました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/43389/80/resize/d43389-80-f6bbf94497b9a178527d-2.jpg ]

・表情が伝わらないため子どもが表情から感情を学びとることができない:64.8%
・口の動きがわからないことで言語面での成長に影響がありそう:53.8%
・読み聞かせなどの際に声が通りにくく、子どもたちが上手く聞き取れていない:44.0%
・昼食時に咀嚼方法を学ぶことができない:33.0%
・その他:6.6%
・特にない:6.6%


他にも「子どもも保育者も共に息苦しさがある」や「危険なことなど即座に伝わりにくい」などの心配も

 Q1で「している」と回答した方に、「Q3.Q2で回答した内容以外にマスク着用で生じる問題や懸念があれば教えてください。(自由回答)」(n=91)と質問したところ、「子どもも保育者も共に息苦しさがある」や「危険なことなど即座に伝わりにくい」など60の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・49歳:子どもも保育者も共に息苦しさがある。
・29歳:大きい声を出さないと通りにくいため、危険なことなど即座に伝わりにくい。
・36歳:声が通らないので、大きな声を出しすぎて喉の痛みが頻繁にある。
・48歳:外遊びの時は、暑さでムレる。
・40歳:夏場は特に自分が苦しくなり、子どもから一瞬目を離してしまうことがある。
・36歳:熱中症。
・57歳:コミュニケーションが取れない。
・49歳:リズム楽器を演奏する際の呼吸のタイミング。


31.9%が、マスクを着用した上での子どもとのコミュニケーションについて「不十分」と悩みを実感

 「Q4.マスクを着用したうえで子どもたちと十分にコミュニケーションがとれていると思いますか。」(n=91)と質問したところ、「とても思う」が11.0%、「やや思う」が57.1%という回答となりました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/43389/80/resize/d43389-80-ee97fedfcba1fd2820bf-5.jpg ]

・とても思う:11.0%
・やや思う:57.1%
・やや思わない:28.6%
・全く思わない:3.3%


コミュニケーションの工夫として、約半数が「喜怒哀楽に合わせて声を使い分けている」と回答

 「Q5.あなた自身もしくはあなたの職場では新型コロナウイルスの感染予防を行ったうえでどのようなコミュニケーション上の工夫をしていますか。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「喜怒哀楽に合わせて声を使い分けている」が46.3%、「ボディーランゲージを多用することで感情を伝えている」が33.7%という回答となりました。

[画像5: https://prtimes.jp/i/43389/80/resize/d43389-80-605c731952695a066ff4-0.jpg ]

・喜怒哀楽に合わせて声を使い分けている:46.3%
・ボディーランゲージを多用することで感情を伝えている:33.7%
・表情が見えるようにマスクではなく終日透明なフェイスシールドを使っている:11.6%
・昼食時にマスクではなく透明なフェイスシールドに変え、咀嚼方法を見せている:11.6%
・その他:4.2%
・特にない:28.4%


他にも「表情で感情を伝えるのではなく、言葉でもしっかりと思いや気持ちを伝える」や「イラストを用いた説明を増やし、視覚からの学びを促す」という工夫も

 「Q6.Q5で回答した内容以外にコミュニケーション上で工夫していることがあれば教えてください。(自由回答)」(n=95)と質問したところ、「表情で感情を伝えるのではなく、言葉でもしっかりと思いや気持ちを伝える」や「イラストを用いた説明を増やし、視覚からの学びを促す」など42の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・49歳:表情で感情を伝えるのではなく、言葉でもしっかりと思いや気持ちを伝える。
・45歳:イラストを用いた説明を増やし、視覚からの学びを促すようにしている。
・41歳:目で表情を伝える。
・48歳:声のトーンを上げる。
・57歳:絵カードなどを利用する。
・33歳:子どもとの目線を合わせてコミュニケーションを取るよう以前より心掛けている。
・34歳:声を出して笑ったり、オーバーリアクションをする。
・31歳:なるべくゆっくり話す。


表情が伝わらないことで生じた問題、「乳児の発語が遅くなっている気がする」や「保護者の顔を覚えられない」など

 「Q7.マスクで表情が伝わらないことで実際に生じた問題があれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=95)と質問したところ、「乳児の発語が遅くなっている気がする」や「保護者の顔を覚えられない」など50の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・52歳:保護者の顔を覚えられない。
・38歳:歌を歌っていても口を動かすことが伝わらない。
・45歳:乳児の発語が遅くなっている気がする。保護者とのコミュニケーションが難しい。
・40歳:0歳児への食事指導がむずかしい。もぐもぐは言葉だけではなかなか伝わらない。
・50歳:悲しそうな顔など、微妙な表情を伝えたい時にうまく伝わりにくい。
・57歳:注意しても、ケロっとしている。こちらも疲れて話す気がなくなる。
・33歳:口や鼻、歯を教えることが難しい。


まとめ

 今回は、現役保育士95名を対象に、【定点調査2022】マスク着用による保育の変化にまつわる調査を実施しました。

 まず、マスク着用による問題や懸念について伺うと、前年と同じく「表情が伝わらない」が64.8%で最多でした。これは、昨年に引き続き、マスクを着用した上での子どもとのコミュニケーションが「不十分」と、約3割の保育士が実感していることからも読み取れます。

 そこで、実施しているコミュニケーションの工夫について伺うと、約半数が「喜怒哀楽に合わせて声を使い分けている」ことが分かり、他にも「表情で感情を伝えるのではなく、言葉でもしっかりと思いや気持ちを伝える」や「イラストを用いた説明を増やし、視覚からの学びを促す」など、多くの保育士がさまざまな工夫を凝らしている実態が明らかになりました。

 脱マスクが少しずつ浸透する中、保育現場での脱マスクはまだまだ難しい現状が明らかになりました。待機児童のゼロ化が進む一方、保育利用児童数の減少により保育現場は様々な課題を抱えてることになりました。ですが、何よりも子どもたちの健全な育成を目指す姿勢とプロ意識の高さが改めて伺えた調査となりました。


「子ねくとラボ」について


[画像6: https://prtimes.jp/i/43389/80/resize/d43389-80-84b629fa65908eb5b684-4.png ]

「子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。

事業名   :子ねくとラボ
事業責任者 :末廣 剛
URL   :https://konnect-labo.jp/
サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス
       ・保育施設向け研修&巡回サービス
       ・保育専門実証実験 コーディネートサービス
       ・スタートアップ支援サービス


会社概要

会社名  :株式会社 明日香
設立   :1994年8月30日
代表取締役:萩野 吉俗
所在地  :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F
事業内容 :■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)
      ■自治体と連携した子育て支援事業
       (児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)
      ■保育に関わる人材の派遣・紹介(保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)
      ■居宅訪問型子育て支援
       (ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、自治体の委託業務)
      ■臨時保育室の設置・運営(イベント時保育サービス)
      ■保育に関わる人材の教育(研修会、講演会、各種セミナーの開催)
      ■新規保育事業の開発及びコンサルティング
URL   :https://www.g-asuka.co.jp/
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